475
本日更新5回目です。
《フレンド登録者からメッセージが2件あります》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》
《『黒曜』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『クーチュリエ』がレベルアップしました!》
《『クーチュリエ』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『ペプチド』がレベルアップしました!》
《『ペプチド』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『守屋』がレベルアップしました!》
《『守屋』のステータスを確認して下さい》
ログインしました。
メッセージ、それにポータルガードのレベルアップですか。
まあ召魔の森にいるんですけどね。
そのポータルガードの面々は?
全員、HPバーは全快ではあるが、MPバーの消耗があるようです。
狩りは大変だったんだろうか。
昨日の様相ではオレ的に温いんだが。
おっと。
久重には朝食を頼もう。
メイン食材はトナカイ肉だ。
料理を待つ間、ポータルガードの面々のステータスの確認をしましょう。
それにメッセージもだ。
昨日、試作した金縁亀の強短弓は?
もう少し、養生させておこう。
黒曜 マギミミズクLv12→Lv13(↑1)
器用値 25
敏捷値 50(↑1)
知力値 37
筋力値 25(↑1)
生命力 24
精神力 38
スキル
嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 夜目 奇襲 危険察知
天耳 魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
火属性 風属性 水属性 氷属性
クーチュリエ 真魔蜂女王Lv11→Lv12(↑1)
器用値 37
敏捷値 60(↑1)
知力値 31(↑1)
筋力値 15
生命力 30
精神力 15
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 養蜂 建築 広域探査 夜目
強襲 危険察知 空中機動 追跡 誘引 猛毒 麻痺 魅了
使役
ペプチド デモンズスコルピオンLv11→Lv12(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 42
知力値 12
筋力値 41
生命力 40
精神力 13(↑1)
スキル
鋏撃 針撃 堅守 回避 振動感知 気配遮断 隠蔽
登攀 奇襲 致死毒 暗闇 闇属性 火耐性 風耐性
土耐性 水耐性 毒耐性 ブレス耐性
守屋 バイオロイドLv4→Lv5(↑1)
器用値 54(↑1)
敏捷値 19(↑1)
知力値 32
筋力値 22
生命力 20
精神力 21
スキル
手斧 弓 回避 木工 石工 農作 造林 牧畜 調教
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[微]
火属性 土属性 水属性 木属性
確認終了。
では次だ。
メッセージには期待がある。
そう、新装備だ!
『かなりの難物だったけど、ダイヤ2個の加工は出来ました。午前中まで、静かなる竹林にいます』
最初のメッセージはマルグリッドさんでした。
そして添付されているのは加工されたであろうダイヤだ。
台座にちゃんと嵌っている。
【素材アイテム】ダイヤモンド 品質B レア度8 重量0+
最も硬い物質で金剛石とも呼ばれる宝石の原石。
その多くは無色。透明度等、様々な基準により品質が変動する。
その希少価値以上に高値で取引される事も珍しくない。
[カスタム]
台座に呪符紋様『籠目』が刻まれている。
オーバル・ブリリアントカットで加工済。
2つ並んだダイヤモンドだが、見事な輝きを見せているた。
現物じゃなくても分かる。
これは期待していい。
『因みにこの2個を加工しただけで種族レベルが2つ、【宝飾】【彫金】【水魔法】が3つレベルアップしてました!』
何?
そんなに経験値を稼げる物なのか?
恐るべしダイヤモンド。
それだけに期待が大きい。
では次だ。
メッセージはサキさんからです。
装備、ですよね?
『お任せ装備ですが仕上がりました。午前中はずっと静かなる竹林にいます』
やった!
新装備でどれ程の防御力向上があるかな?
更に先へと進む上で大きな力になるだろう。
魔人の拠点攻略に近付いたかもしれない。
『量が量なので、先に精算結果を付記します。余った皮は買取りで計算してあります』
ほう。
先に精算、してくれていたのですね?
でもね。
さすがに持ち出しであるようだ。
しかも魔水晶で4個。
微妙に多い。
いや、魔水晶は十分にあるんですけどね。
拠点強化に使う事を考えると余裕は欲しいのです。
金縁亀の弓シリーズ、売るかな?
【木工】をレベルアップさせる為に作ったようなものであるが、売り物には十分になる。
精算が大変そうだから売っていないだけだ。
売ろう。
元々、それも念頭に置いて作ったんだしな。
倉庫に行こう。
ついでだ。
《アイテム・ボックス》に収納してあるアイテムも少し整理して、売ろうかな?
倉庫で金縁亀の弓を長短も含めて回収する。
そして売り物を回収しようとしたんだが。
ルチルクォーツはまあいい。
紅水晶に黄水晶、それに煙水晶といった水晶類は売ろう。
皮も牙もレア度低めの物は売っていい。
針に翼は矢の素材だしいいか。
だが。
古代石柱が、減っている?
恐らく発掘したから減ったのだろう。
珪化木が増えているのだし。
これも半分は売っていい。
いやいやいやいや。
そうじゃなくて!
石版が増えている。
塔の石版。
それに審判の石版だ。
古代石柱から発掘したのだろう。
誰が?
守屋か、スーラジか、久重か。
誰なのかは分からないが、いい仕事だ!
《塔の石版の追加は強化した塔が4つ、必要となります》
《塔の石版の強化になりますと、完成した塔が最低でも4つ必要となります!》
《現在、完成した塔は3つ、建設中の塔は1つとなります》
塔の石版も2つ増えたし、追加しようとしたら拒否です。
まだ4つ目の塔は建設中であるらしい。
これは仕方ないな。
後回しだ。
静かなる竹林に跳ぼう。
そうそう、ポータルガードはどうする?
守屋、スーラジ、久重はここの管理をさせておきたいのだが。
少しの間、交代させておこうかな?
いや。
家畜の世話もあるし、止そう。
管理人不在は危険だ。
装備を受け取ったらここに戻って装備させましょう。
こればかりは仕方ない、
《アイテム・ボックス》の整理をしていたら結構時間が経過してました。
食事は既に出来上がっていたようです。
久重はトナカイ肉をどう料理したのか?
シンプルに焼いたようにしか見えない。
だがこの肉、どうも燻煙してあるようだ。
中までしっかりと火は通っていながら、表面は燻煙でいい感じの風味が出ている。
燻煙、だよな?
そんな事もするようになったのか?
材料はどこから調達したのか、ツッコミたい。
いや、この森であれば色々と出来るのだろう。
鶏卵も普通に出てくるし。
そのうち、牛乳も提供されておかしくない。
いや、食生活が豊かになるのはいい事だ。
オレには出来ない芸当だし、任せるしかない。
その手助けで拠点の強化は出来るだけ進めておくべきだろう。
では。
静かなる竹林に行こう。
布陣は?
新装備を受け取る面々がいい。
ヘザー、ナイアス、モジュラス、清姫、折威にしました。
着替えを直視したら危ない面々ですけど、そこは仕方ない。
サキさん達に着替えはお任せなのだし。
それにまだテロメアにロジットだっている。
危険だ。
着替えは、危険だ。
出来るだけ、避けるべきだろう。
静かなる竹林に到着。
その様子は?
変わっていない。
変わっていないのだが。
プレイヤーの行動が変わっている。
ユニオン編成しかいない。
なんとまあ。
魔人だけではなく、レムトを襲撃した魔物も各所で出現しているそうですけど。
中々、大変そうです。
オレも大変だ。
スタッグドラゴンとか。
ダークサンタとか。
いや、サンタは何かが違うけどさ。
「ども、受け取りに来ました」
「ああ、キースさん」
いつもの場所で店番はリックとヘルガ、それに初見の生産職もいるようだが。
何やら視線がオレに向いていない。
ああ、そうか。
オレの周囲にいるのは?
ヘザー、ナイアス、モジュラス、清姫、折威だ。
モジュラスも清姫も人間形態のままで。
目立ち過ぎるのは良くない。
だが。
これでは何か下心があるように見えるかもな。
ハーレム状態だし。
「サキさん達はあの建屋の中です」
「ども」
リックが指し示すのは新しく作られたらしい建屋だ。
中々、手が込んでいる。
何しろこの静かなる竹林、竹製で作られた仮小屋が多い有様なのだが。
その建屋だけは石で組んである。
立派なものだ。
このエリアポータルはかつてキムクイ・スレイブに蹂躙された場所ではある。
今やその爪痕を探す事の方が難しいだろう。
リックとヘルガに目礼を残すと、その建物に入るのだが。
ある予感がする。
その予兆は、匂いだ。
何の料理だろうか?
朝食はもう済ませてあるというのに、食欲がそそられる。
一体、何だ?
「あ、キースさん!」
「レムト以来ですね」
「ああ、そうだな」
アデル、それにイリーナがいた。
そして春菜に此花もいる。
その周囲には召喚モンスターも何匹か。
結構、賑やかだな!
そこにヘザー達まで加わるのだが、大丈夫か?
「うわ!デーモン!」
「白娘子って?」
「アラクネの上位種?」
「テルキーネス?」
ありゃ。
そりゃあ分かるよね?
「いらっしゃい。何だか楽しそうな感じになってるじゃないの?」
「えー」
フィーナさんの表情は笑顔。
素敵な、笑顔。
でも目が笑ってないです。
誤解だ!
ハーレム状態を楽しむ余裕なんてありませんよ?
匂いの源が判明しました。
ミオが煎餅を焼いていたのだ!
無論、それだけでこの匂いになる筈も無い。
醤油だ。
これは、醤油の匂いだ!
ついに生産職がこの世界に醤油を?
見事としか言いようが無い!
「本格的な醸造は始めているんですか?」
「まだよ。まだ試作段階」
「お味噌もあるよ!」
「鰹節も海苔も試作が進んでるわよ?」
「おおおおおおおお」
思わず声が漏れます。
衣食住は基本だ。
そこから逃れる事は不可能なのだ。
「装備の受け取りじゃなかったの?」
「多分、そうよね?」
マルグリッドさんにサキさんだ。
ああ、そうか。
そう言えば、そうでした。
「納豆もあるよ!」
「それ、やめて!」
フィーナさんは納豆が嫌いなのかね?
オレは好きです。
ご飯のお供の定番ですよ!
しかしこれは大失敗だ。
朝食は既に済ませてあるのです。
いや。
食いたい。
それでも、食いたい。
「試食、します?」
「いいんですか?」
新装備の受け取り?
うん。
用件はその筈。
でもこれに抗えるものではなかった。
「この娘達の着替え、終わったわよ?」
「ぶも」
「食べながら話すのは止めた方がいいわよ?」
いかん。
止まらんぞ!
白い飯に納豆。
納豆は一気にかき混ぜて、最後に風味付けで醤油を少し垂らしてある。
薬味でネギは入れていない。
敢えて、入れない。
オレの正面にはフィーナさんが座っているのだが、宇宙人を見てるような視線が飛んでくる。
旨いですよ、ご飯に納豆。
納豆を食っているオレとの会話はそんなに苦痛ですか?
「貴方の分の装備、確認しなくていいのかしら?」
「信じてますから」
召喚モンスター達の新装備への切り替えは順調に進んでいる。
アデル、イリーナ、春菜、此花は積極的に手伝ってます。
装備に、ではなく召喚モンスターに興味があるのは明らかだ。
「キースさんトコの召喚モンスってどうなってるんです?」
「レベルが見えていない子までいるし!」
アデルの視線の先にはテロメアがいる。
既に新装備に切り替え終えているようだ。
昼間ではあるが建物の中である。
少しは平気だろうけど、長く召喚させたままなのも良くない。
帰還させましょう。
「全て披露するのも難しいかな?」
「えー」
「見たい!見たい!」
「装備の切り替えが終わったら他の召喚モンスターも見せていいけどね」
「おお!」
「見たい!見たい!」
そうか。
そんなに見たいか。
ならば交換条件だ。
「一緒に来るか?ちょっと攻略が滞っていて困っている場所があるんだが」
「えっ」
「攻略が、滞っている?」
「キースさんが、ですか?」
何だろう。
そんなに驚く事はないでしょうに。
「何事?」
「魔人の拠点です」
「えっ」
「はい?」
ああ、そうか。
そう言えば何も話してませんでしたね。
「話せる範囲で、聞かせてくれる?」
「はあ」
フィーナさん、顔が近い!
サキさんも、マルグリッドさんもだ。
どうしたんでしょ?
「イベントが終わってくれないと困るのよね」
「やはり終わってないんですね?」
「まあ今の状況ではそう考えるしかないものね」
いや、困った顔も素敵ですよ、皆さん。
そう思ってしまいましたが口に出さずに済みました。
「レムトに出現した魔物ですか。各所に出現してるみたいですが」
「まだ延々と狩ってるけけど、終わりが見えないのよねー」
「突破口が欲しい所なの。魔人の拠点って、解決の糸口になりそう?」
「どうでしょうね」
いや、あの戦力ですよ?
師匠達でもどうにか出来るとは思えませんけど。
ま、一通り話はしてみようかね?
「8マス先の拠点って」
「行けなくはないでしょうね」
「でも例のドラゴンもいるってどうなの?」
「各所の魔人を狩り尽くすのがクリア条件かもよ?」
色んな意見が飛び交う中、ようやく装備の確認だ。
サキさんの隣には言祝がいる。
その防具となる革鎧一式は、ヘザー、テロメア、折威と共通の仕様になる。
曰く、軽量化バージョンなのだそうです。
【防具アイテム:革鎧】怒炎蛇竜の革鎧+ 品質B+ レア度8
Def+35 重量6+ 耐久値550 破壊力低減-1
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮製の革鎧。革製でありながら高い性能を誇る。
主にブレス攻撃に対する耐性に優れている。
※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+2判定
【耐麻痺】スキル+1判定、【耐暗闇】スキル+1判定
[カスタム]
内張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収及び耐性強化用。
「これで、軽量化バージョンですか?」
「かなりの代物でしょ?でも貴方の奴はもっと凄いわよ?」
それはそれは。
期待していいのでしょうかね?
【防具アイテム:革鎧】怒炎蛇竜の革鎧+ 品質B+ レア度9
AP+22 Def+48 重量14+ 耐久値760 破壊力低減-2
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮製の革鎧。革製でありながら高い性能を誇る。
主にブレス攻撃に対する耐性に優れている。
※【跳躍】スキル+1判定、【軽業】スキル+1判定
【ダッシュ】スキル+1判定、【耐久走】スキル+1判定
※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+2判定
【耐麻痺】スキル+1判定、【耐暗闇】スキル+1判定
[カスタム]
中張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収及び耐性強化用。
内張りに幻跳馬の皮を用いている、衝撃吸収用。
両肩に老蠍獅子の皮を用いている。
両肩に亜氷飛竜の爪の一部を用いている。ショルダータックル対応。
オレ用の革鎧でこれだ。
やや重たくなっているけど、気にならない。
恐るべき強化になってます。
言祝の鎧と同様、その表皮はムシュフシュから剥いだ怒炎蛇竜の皮のままだ。
細かな黒い鱗で覆われている。
その色相は光沢のない黒。
渋い。
実に渋いぞ!
護鬼、鞍馬、赤星の装備はサイズが異なる程度で同一仕様であるようだ。
逢魔、それにナイアス、モジュラス、清姫、ロジット用の装備はジャケット状になる。
両肩の部分が省略されているだけのようだ。
だが。
戦鬼の場合は大きく異なっているようです。
【防具アイテム:革鎧】怒炎蛇竜の革鎧+ 品質B+ レア度9
AP+25 Def+50 重量52+ 耐久値880 破壊力低減-3
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮製の革鎧。革製でありながら高い性能を誇る。
主にブレス攻撃に対する耐性に優れている。
※【跳躍】スキル+1判定、【軽業】スキル+1判定
【ダッシュ】スキル+1判定、【耐久走】スキル+1判定
※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+2判定
【耐麻痺】スキル+1判定、【耐暗闇】スキル+1判定
[カスタム]
中張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収及び耐性強化用。
内張りに幻跳馬の皮を用いている、衝撃吸収用。
両肩に亜氷飛竜の爪を用いている。ショルダータックル対応。
「重たくないですか?」
「多分。でも問題ないと思うわよ?」
戦鬼用の革鎧はその大きさだけでも驚異的だ。
どんだけの素材を消費したんだか。
実際、戦鬼が装備した所とか、迫力が凄い。
鬼。
まさに、鬼。
いや、元々は名前が戦鬼だから似合ってますけどね。
【防具アイテム:小盾】怒炎蛇竜の小盾+ 品質B+ レア度8
Def+55 重量4+ 耐久値700 破壊力低減-2
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮から作られた盾。硬革加工済み。
[カスタム]
内張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収用。
盾は全員分、同一仕様だ。
ま、面倒が無くていい。
ヘザーやテロメアでも扱える重量で収まっているのであれば護鬼や赤星でも問題は無い筈だ。
しかし凄いな、これ。
でもオレは盾は使いませんよ?
逃げの姿勢が身に沁みてしまってはいけませんからね。
腕カバーやブーツ類も鎧と同様、相応に強化されている。
戦鬼の場合はどれも規格外ですけどね。
十分です。
それにこんなのまであった。
【防具アイテム:服】怒炎蛇竜のコート 品質B レア度8
Def+22 重量3+ 耐久値350
ブレス耐性[中] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[微]
怒炎蛇竜の毛皮製のコート。柔軟に仕上げてある。
「これは?」
「最初の試作品で流用したの。まあオマケかしらね」
「はあ」
オマケ?
これ、4着もあるんですが。
ナイアスに使わせてもいいかな?
いや、オレが使ってもいい。
雨除けのコートにしてはかなりの性能になってますけどね。
キュアノスの装備に使えるかもしれないが、気に入らないかもしれない。
何しろ、真っ黒なのだ。
イメージも大切ですよね?
だが、まだまだ。
装備品はまだあったりします。
【装備アイテム:鞍】幻跳夢馬の鞍 品質B+ レア度7
重量6+ 耐久値450
回避判定上昇[小]
幻跳馬の皮の上に幻夢馬の皮を貼り合せた鞍。
皮は柔らかく仕上げてあり乗りやすい。
芯地は交換が可能で手入れも簡単である。
※【馬術】スキル+3判定、馬上行動プラス判定上昇[中]
馬上行動マイナス判定軽減[中]
[カスタム]
馬装具の一部に戦争馬のコードバンを使用。
パナール用の鞍だ。
基本は蒼月と同一仕様だが、大きさはかなり違う。
大きい。
そしてパナールの装備はこれだけではないのだ。
【防具アイテム:垂帯】怒炎蛇竜の垂帯+ 品質B レア度8
Def+35 重量10+ 耐久値650 破壊力低減-1
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮製の垂帯。硬革製で比較的軽く高い性能を誇る。
主にブレス攻撃に対する耐性に優れている。
※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+2判定
【耐麻痺】スキル+1判定、【耐暗闇】スキル+1判定
[カスタム]
内張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収及び耐性強化用。
パナールの首元から下へと垂らすだけの装備だ。
前脚の膝関節辺りまで、カバーしてます。
同様に尻から後脚にも同様の垂帯がある訳だ。
これは有難い。
突撃する際、パナールは自らの体を傷つけているような所もあるのだ。
これで少しでもダメージが軽減出来るだろう。
【防具アイテム:面当】怒炎蛇竜の面当+ 品質B レア度8
Def+25 重量4+ 耐久値450 破壊力低減-1
ブレス耐性[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
怒炎蛇竜の皮製の面当。革製でありながら高い性能を誇る。
主にブレス攻撃に対する耐性に優れている。
※【耐毒】スキル+3判定、【耐即死】スキル+2判定
【耐麻痺】スキル+1判定、【耐暗闇】スキル+1判定
[カスタム]
内張りに老蠍獅子の皮を用いている、衝撃吸収及び耐性強化用。
馬にとっては兜に相当する面当でこの性能か。
これ、いいな。
でも蒼月には似合いそうもない。
何しろ衝角生成で干渉しそうだし。
ま、今の所は困っていないし、問題は無い。
「じゃあこの子の蹄鉄も渡しておくわね」
「はい」
マルグリッドさんが見せたのは蹄鉄。
その筈だ。
蒼月の物に比べたらかなり大きい。
それはそうだろう。
パナールときたら農耕馬みたいな体格なのだ。
同じサイズでは有り得ない。
「それではこれが最後かしらね?」
「ダイヤ、ですね」
「首飾りにセットしたらきっと驚くわよ?」
マルグリッドさんの笑顔は何か意味ありげなんですが。
何があるんでしょう?
台座に組み込まれたダイヤは決して大きな粒ではない。
アレクサンドライトよりもやや小さいだろう。
それでも何か、より大きな効果があるんだろうか?
ミズリル銀の首飾りを外して机上に置く。
宝石の組み換えはマルグリッドさんにお願いしましょう。
さあ。
どんな感じになりますかね?
【装飾アイテム:首飾り】ミスリル銀の首飾り+ 品質B+ レア度7
M・AP+43 重量1+ 耐久値300
ミスリル銀の玉鎖で作られた首飾り。頑強さを重視した構造となっている。
魔法発動用に強化されている。
[カスタム]
アクアマリンを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
ダイヤモンドを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
アレキサンドライトを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
サファイアを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
ルビーを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
トパーズを嵌め込んだ台座を連結して強化してある。
※回復呪文効果が増、全耐性効果が大上昇、呪文のMP消費が減
宝石の特殊効果を強化、呪文射程が中上昇、呪文効果が中上昇
技能補正強化
「ミスリル銀を玉鎖で作成するのって結構大変だったわよ?」
「玉鎖?」
「格闘戦をするなら編鎖じゃ心許無いもの。これなら修復も楽な筈」
いや。
それは確かに有難いんですがね。
全耐性効果が大上昇?
ダイヤモンドの効果、ですよね?
「でもいいのかしらね?杖で組み込んだらもっといい修正値になると思うの」
「その杖で殴って大丈夫ですか?」
「それ、本気?」
うん。
からかわれているのは分かってますけどね。
この心尽くしは有難いな。
オレの戦闘スタイルを知っているからこその配慮だ。
ああ、そうだ。
ルベルとキュアノスの装備もどうにかしたいな。
「マルグリッドさんに相談もあるんですが」
「え?追加発注?」
「少々、お待ちを。実際に見て貰った方がいいと思うので」
「もしかして、新しい召喚モンスター用かしら?」
「ええ、そうです」
では。
新装備を終えた戦鬼達を全て帰還させました。
ルベルとキュアノスを召喚する。
「えっと、キースさん?」
「新しい子ってその」
「ああ。フェアリープリンセスにニュンペー、だな」
「はい?」
今の間は、何だ?
おかしいかな?
普通に経験値を積ませて、クラスチェンジしたんですけど。
マルグリッドさんにはルベルとキュアノスの装備を依頼しました。
ルベルの場合は腰ベルト。
その実態は小さめの腕輪って所になる筈だ。
キュアノスの場合は指輪です。
その戦闘スタイルからして、首飾りよりも有利だからだ。
確か、キュアノスは武器を扱うスキルがない。
妥当でしょう。
そして、金策だ。
魔水晶で支払う代わりに色々と売る事で補填しました。
水晶類、鉄重石、怒炎蛇竜の皮に老蠍獅子の皮。
そして金縁亀の弓シリーズも何張か。
「むしろこっちが支払わないといけない量よ?しかも魔水晶で、10個以上なんだけど?」
「でも手元に持っていても活かしようもないので売りたいんですが」
「一括で精算は無理!時間が掛かると思うけど、いい?」
「お任せします」
実際、まだ召魔の森にはまだ売れるアイテムはある。
金縁亀の弓はまだ残っているのだ。
愚者の石版も今の所は使う予定はないから売ってもいいのです。
フィーナさんの事だ。
きっと他の生産職の面々に物資を分ける形で精算するのだろう。
以前にも同様の事はあったからな。
それでも当座の精算で支払われたのは魔水晶で6個でした。
十分な数だろう。
では。
ここを辞去して狩りに行こう。
新たな装備の具合を確かめたい。
それが終わったら守屋達にも新装備を与えないといけないな。
「この子達の狩りの様子が見たい!」
そう言い出したのはアデルでした。
ほう。
そうか。
そんなに見たいのか?
「お邪魔でなければ、ですけど」
そう念押しするイリーナもどこかおかしい。
ルベルを見る目付きだ。
明らかに興奮している。
「いいのかな?普段は8マス先で狩りをしているんだが、それでもいいのか?」
「な、なんとか付いて行きます!」
「ど、どうにか」
春菜と此花は?
両者とも、躊躇する様子もあったんだが。
「私達も、同行したいです!」
「ダメでしょうか?」
「いや。ユニオンを組めばどうにかなると思うぞ?」
そう。
彼女達もまた相応の戦力を保持している。
現時点では魔人の拠点を攻略するには戦力が不足しているのだ。
攻略するにはより経験値の稼げる狩り場も欲しい。
例えば、9マス先だ。
8マス先に初めて進んだ時の事を思い出してしまう。
生半可な難易度ではなくなる可能性がある。
少しでも戦力が欲しいのだ。
「ま、いきなり難しい場所で狩りをするのは大変だからな。段階を踏むか」
「そうして頂けると助かります」
「私達はまだペガサスもヒッポグリフもいませんし」
安堵の表情を浮かべるアデル達。
おいおい。
オレは無理だと思えるような事を強制したりしないぞ?
出来る、と思える事をやらせたりはするけど。
さすがに現時点でキムクイ辺りといきなり戦闘をさせるような真似はしません。
安心するがいい。
「じゃあ跳ぼう。一旦、パーティを組むか」
「はい!」
「了解しました」
「最初は騎乗戦からにしよう。適当な相手に心当たりがあるしな」
そう。
彼女達の種族レベルは?
アデルとイリーナは32だ。
春菜と此花は30になってます。
結構、伸び悩み?
特にアデルとイリーナは足踏みしてるみたいだな。
まあいい。
すぐにクラスチェンジする事だろう。
装備
五鈷杵×6 摩尼宝剣×1 降魔宝剣×4
金剛秘剣×3 倶利伽羅剣×4 胎蔵秘刀×3
玻璃光刀×2 瑠璃光刀×3 修羅刀×5
虚空蔵槍×2
護霊樹の杖×1 珪化木の杖+×2
雪劣竜の杖+×2 裁きの杖×1
珪化木のトンファー+×2 雪劣竜のトンファー+×2
呵責の捕物棒×1
双角猛蛇の投槍+×2 双角猛蛇の長槍+×1
獅子賢者の騎士槍+×1 亜氷飛竜の騎士槍+×1
亜氷飛竜のパイク+×1 腐劣竜のメイス+×1
獅子賢者のフルーレ+×1 亜氷飛竜のエストック+×1
獅子賢者のククリ刀+×2 劣剣竜の小刀+×2
呪魔蛇の小剣+×1
守護宝鎚×2 双珠竪杵×2 三叉戟×3 劣竜戟+×1
怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+×1 従魔蠍の隠し爪×2
雪豹のバグナグ×2
怒炎蛇竜の革鎧+ほか(New!)
呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 風天羂索×3
幻夢馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×1
召喚モンスター
黒曜 マギミミズクLv12→Lv13(↑1)
器用値 25
敏捷値 50(↑1)
知力値 37
筋力値 25(↑1)
生命力 24
精神力 38
スキル
嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 夜目 奇襲 危険察知
天耳 魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
火属性 風属性 水属性 氷属性
クーチュリエ 真魔蜂女王Lv11→Lv12(↑1)
器用値 37
敏捷値 60(↑1)
知力値 31(↑1)
筋力値 15
生命力 30
精神力 15
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 養蜂 建築 広域探査 夜目
強襲 危険察知 空中機動 追跡 誘引 猛毒 麻痺 魅了
使役
ペプチド デモンズスコルピオンLv11→Lv12(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 42
知力値 12
筋力値 41
生命力 40
精神力 13(↑1)
スキル
鋏撃 針撃 堅守 回避 振動感知 気配遮断 隠蔽
登攀 奇襲 致死毒 暗闇 闇属性 火耐性 風耐性
土耐性 水耐性 毒耐性 ブレス耐性
守屋 バイオロイドLv4→Lv5(↑1)
器用値 54(↑1)
敏捷値 19(↑1)
知力値 32
筋力値 22
生命力 20
精神力 21
スキル
手斧 弓 回避 木工 石工 農作 造林 牧畜 調教
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[微]
火属性 土属性 水属性 木属性
召魔の森 ポータルガード
黒曜、ティグリス、テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、守屋、スーラジ、久重
同行者
アデル&イリーナ&春菜&此花




