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 ポーションの作成である。

 但し、今回は昨日と同様に品質高めのものを意識して作成しようと思う。

 更なる品質向上。

 だがその前に実験である。


 錬金術のメイキングリストも別の仮想ウィンドウで準備しておく。

 短縮再現はよく使っているのだが、他のメイキング技能は使っていない。

 でも現時点で使えそうなものはある。

 実験してこなかっただけだ。

 今日は少しでもいいから試してみたい。


 さて。

 ポーションの作成手順の確認である。



 1.傷塞草を乳鉢で擂り潰す。

 2.水で溶いて抽出する。

 3.固形物を濾紙で濾し取る。

 4.抽出液を熱して5分ほど沸騰させる。

 5.常温に冷やす。

 6.液体をギルド指定の瓶に入れる。



 ここで品質向上の効果があるのかどうか、まずは基準となる物を決めておく事にする。

 傷塞草5本でポーション10本分を作成した。

 品質Cで全部は揃わず、品質C+が1本混じっていた。


 そして次は錬金術のメイキング技能を試してみよう。

 

 破砕。

 最初の工程は傷塞草を乳鉢で擂り潰す作業だ。

 これを破砕を用いて粉々にしてみる。

 傷塞草を入れた乳鉢の上に手をかざしてメイキング技能の破砕を使ってみる。

 MPは僅かに消費し、5本分の傷塞草が粉末状になった。


 よし、次だ。

 粉末をそのまま水に溶いて抽出させる。


 次に濾過。

 横から手をかざしてメイキング技能の濾過を使ってみる。

 手のひらの下に粉末状の固体が降り積もっていく。

 おっと。

 後でこれは回収しておくか。


 その後の手順は一緒である。

 さあどうだ?

 すると品質C+でほぼ揃っていた。

 1本だけ品質B-まである。


 なにこれ、凄くいいじゃないの。

 調子に乗って更に10本、いってみよう。

 今度はフィジカルエンチャント・アクアを掛けた状態で作成してみる。

 相乗効果があればいいのだが。



 ありませんでした。

 良く考えたら最も器用値が関わる作業工程を錬金術で代替してるのだから当たり前だ。

 頭悪いな、オレ。


 結局、明日の為に準備するポーションはこれで揃ってしまっている。

 本当にバカだな。

 回復丸も作っておく。



【回復アイテム】回復丸 継続回復[微] 品質B+ レア度3 重量0+

 飲めば継続的にHPを回復する丸薬。継続時間は概ね10分。

 呪文のリジェネレートと同様の効果となる。

 ※連続使用不可。クーリングタイムは概ね20分。



 妙に品質がいいのが1個出来ていた。

 これが何を意味するのか。

 品質B+とか。

 フィジカルエンチャント・アクアで底上げがあったとはいえ高すぎないか?

 

 むう。

 少し検証が必要だろう。


 さて、と。

 プレイヤー・キラーの件だ。

 もう夜も遅いがフィーナさんの所とアデルとイリーナにはそれとなく警告は出しておくか。

 メッセージで簡単ではあるが報告しておく。

 スクショも添付しておいた。

 まあ死に戻った奴はまた変装したりするんだろうが。


 次に掲示板全体で検索をかけた。

 PK遭遇報告書、というスレッドを見つける。

 何故かそこだけが匿名扱いになっていた。


 うん?

 ああ、成程ね。

 報復の可能性を少しでも緩和する施策なのかな?

 いや、オレの場合は既に返り討ちにしちゃってるし、拠点もバレているんだが。

 それにさほどレスが進行している気配は感じない。

 明確にPKに遭遇した、と報告している例が少ないのだ。

 でもまあ先達の書き込みもあることだし、その書式に沿っておこうか。



 作業場で荷物を整理して明日に備え、地上の家のベッドのある部屋に転がり込む。

 ヴォルフ達を帰還させ、装備を脱ぎ捨てるとベッドに潜り込んだ。

 明日はレムトに行く。

 馬の残月と鷹のヘリックスを少し構ってやらないといけないな、と思いながらログアウトした。







 ログインした時、まだ家の周囲は真っ暗であった。

 いや、様子がおかしい。

 雨だ。

 雨なのだ。

 移動予定日に雨とか。


 とりあえずメッセージをアデルとイリーナに出しておく。

 フィーナさんとサキさんにも今日レムトに向かう事を伝えておこう。


 さて。

 家の一階におりるとメタルスキンが掃除をしていた。

 一応、礼儀として一礼すると、丁寧に一礼を返された。

 しかも完璧。

 礼法でも修めているんだろうか。

 ちょっとビビった。



 雨の中でも移動するとなれば馬の残月は欠かせない。

 そして鷹のヘリックスもだ。

 同時召喚の3匹目は悩んだが、フクロウの黒曜を召喚する。

 理由は単純で迷宮で使っていないからだ。

 さて。

 コートを羽織って残月に跨る。


 オレのコートの両脇にモコモコとした感触が。

 ヘリックスも黒曜も雨を避けようと必死である。

 さすがに今日の雨では飛ぶのも厳しいようだ。



 レギアスの村に到着。

 いや、酷い旅程であった。

 普段から通り慣れてる街道も水溜りで通り難い事この上なかったのだ。

 それほどに今日の雨が強い。

 魔物とも遭遇すれど皆パッシブであった。

 あのはぐれ馬とも遭遇したんだがパッシブである。

 こっちもスルーした。

 こんな重馬場で駆けっこなんてしたら残月も潰れかねない。


 優香の屋台裏に辿り着くと生き返った気分だった。

 一応、雨避けのテントがあるからな。

 雨が路面をたたく音は途切れる事がない。



「おはようございます。生憎の天気ですね」


「おはようございます。助かりますよ」


 優香とあいさつを済ませる。

 リックと不動は雨対策なのか、露店の陳列を変えているようだ。

 いや、露店は事実上撤収するのかもしれない。


「お邪魔かな?」


「そうでもないです。すぐに終わります」


「屋台は大丈夫?」


「今日は鉄板で焼く料理はなしです。煮物メインですね」


 そして手渡される料理。

 ラタトゥイユ?

 この世界ではオリーブオイルが数多く使われているようなので、今まで見なかったのが逆に不思議だ。

 軽く焼いてあるバケット2切れと一緒に頂く。

 うむ。

 実に旨いな。

 そして食べ終わってから【鑑定】を忘れている事に気がつく。

 まあ旨かったしいいか。



 どうやら露店の方は撤収のようだ。

 商品を器用に荷馬車に積み終えたリックと不動も朝食にありついている。

 そのまま雑談しながら待っていたら、コートを被った物体が3つ、屋台裏のテントに飛び込んできた。

 アデルとイリーナ、そしてレン=レンだった。


「「「おはようございます」」」


 あいさつもそこそこに雨に濡れた体を気にする3人だ。

 朝食を摂る合間に確認だけはしておく。


「予定通りレムトには行くからな」


「あー」


「雨ですか」


 途端に憂鬱そうな顔になる2人だが。

 雨で客が減ってしまう方がもっと憂鬱だと思うぞ?

 まあ冒険者なら雨も関係なしに狩りに出掛けるだろうが。


「キースさん、PKに遭遇した一件ですが」


「うん」


「キースさんの書き込みも見ました。βでもいた存在ですから驚きはないんですが、遂にって感じですね」


「βでの様子はどうだったのかな?」


「私もβでは3度ほど遭遇して2度は逃げた口ですね。1度は完璧にやられちゃいましたけど」


「どういった被害が?」


「あ、やっぱり知らなかったですか。フィーナさんから教えておけって言われてますよ」


「それは助かります」


 ありゃ。

 先手を打たれてましたか。


 そこからは全員からオレがレクチャーを受ける羽目になった。

 何気にアデルとイリーナも把握しているのだから、どっちがサモナーの先輩なんだか。


 短い時間で把握したのは以下の点だ。



 1.PK行為が成功したPKキャラクターはプレイヤーからランダムでアイテムやお金を奪う事になる。


 2.PKキャラクターはPK行為を成功させて職業レベルがアップすることで奪う量が増えていく。


 3.噂レベルであるが、β版の最終局面では特定のアイテムを狙って強奪する技能があった。


 4.プレイヤー側にも【保護】技能があり一定確率でアイテム強奪を防ぐことが可能。


 5.β版では【保護】技能はPK行為で死に戻ったキャラクターは無条件で取得可能になっていた。


 6.PK行為に失敗するとPKキャラクターはランダムでアイテムやお金を失う事になる。


 7.PK失敗のデスペナルティはより厳しい。PKキャラの放免もできるがキッチリ殺しておけが基本。


 8.β版ではリベンジの応酬で荒れた時期もあった。PK行為に関してここの運営は基本的に非介入。


 9.町や村といった場所でのPK行為は犯罪であり、NPCからも攻撃対象にされる可能性が高い。



 いやはや。

 殺伐としたものだ。


「私が掲示板で書き込んだ内容は?」


「見ました。あれでいいと思います。私は事前に情報貰ってたんでキースさんって分かりましたよ」


「報復、あると思います?」


「しつこく狙ってくる事はありえます。まあPK行為に遭遇する危険性は誰にでもありますし」


「気にし過ぎでも仕方ない部分はありますね」


「それだけにパーティを組む事でリスクを低くしてやるのが大事になる、と」


 アデルの口調が真剣だ。

 そう。

 サモナーはソロが前提みたいな職業になる。

 不安にもなるだろうな。


 でもオレの経験からすると、召喚モンスターには危険を察知する能力に秀でたものもいる。

 これも工夫次第なんだろうな。



 朝食代はキッチリ支払って屋台を辞去する。

 雨の中、アデルとイリーナが召喚するのは1匹づつにするようだ。

 馬のまーちゃんに蛇のトグロだ。

 移動するだけだしそれでもいいか。

 鞍を渡して装着する間、アデルが何度も天を仰いでいた。

 気持ちは分かる。

 でも悪い事ばかりではない。

 街道沿いであれば魔物もそう襲ってこないだろう。


 ある意味、冒険者としては経験値を稼げないと嘆くべきなんだろうけどな。

 ものは考えようだ。



 そして予想通り、強い雨の中では魔物の方から襲ってくる事はなかった。

 一回も魔物と戦わずにレギアスの村からレムトの町まで一気に来てしまっている。

 途中で追い越したパーティもすれ違ったパーティも普段よりもかなり少なかった。

 まあこの雨だし。



 レムトの町中も人通りが少なかった。

 天気のせいもあるのだろうが、陰鬱な印象は拭えない。

 それはそれとして、フィーナさんの露店を探そうか。



 意外に露店には人が群がっていた。

 マーカーからしてNPCが殆どなのだが、少数のプレイヤーもいる。

 NPCが買い求めているのは鶏肉や羊肉のようだ。

 プレイヤーが買っているのは主に矢のようである。

 本当に何でも扱って売れるものは何でも売ろうって感じだ。


 ミオの屋台も盛況である。

 雨なのに。

 いや、どうやらプレイヤーが買い求めているのは縞野兎の肉を使った料理のようだ。

 以前も見たつくね串。

 あれは支援効果がある奴だ。

 そりゃプレイヤーが買い込んでいくって。

 いずれもこの場所ですぐに食べずに仕舞い込んでしまう。



「「おっす!」」


「おっす!」


 アデルとイリーナのあいさつがミオ化してきていた。

 レイナ化するよっかいいけど。


「朝飯は?」


「優香ちゃんの所でたべちゃった」


「むー」


 いや、同じプレイヤーズギルドの仲間なんだしいいじゃないの。

 どうやら今日の料理を食べさせて味自慢をしたかったようだ。



「あら。待ってたわ」


「ども。受け取りに来ました」


 サキさんがテーブルの上に並べているのはブーツだ。

 そして鞍もある。



【装備アイテム:鞍】野生馬の鞍 品質C+ レア度3

 重量3 耐久値120

 野生馬の皮製の鞍。皮は柔らかく乗りやすい。芯地は交換が可能で手入れも簡単である。

 ※【馬術】スキル+1判定、馬上行動プラス判定上昇[微]

   馬上行動マイナス判定軽減[微]



 【鑑定】してみたが、鞍の性能は最初に作って貰ったものと変わっていないようだ。

 ブーツもメッセージで見た通りの出来のようである。


 早速、残月に装備させてみた。

 使用感はまあ後でのお楽しみだ。


 アデルとイリーナもブーツを装備して具合を確かめている。


「どうだ?」


「いい感じです」


「うひょー」


 アデルがピョンピョン跳ねながら奇声を上げている。

 まあ、その、テンションが高いのね。


「革鎧はもうちょっとかかるわね。もう1日はかかるかしらね」


「楽しみ!」


「助かります」


「革兜もね」


「「え?」」


「貴方達、小さいからそんなに手間でもないのよ?」


「そういえば」


「頭のサイズ、測って貰ってたっけ」


 おいおい。

 大サービスですよ、サキさん。


「そうだ、これも出しておきます」


 思い出した。

 ギンケイの卵を全部取り出して机に並べていく。


「なかなかね」


「はあ」


「聞いてるわよ?森の奥で色々と持ち帰っているようだし」


「まあ程々にですよ」


「でも間違いなく攻略の先頭になってるじゃないの」


「それは偶然だと思いますけど」


「それにPKに遭遇して返り討ちとはね」


「それこそ偶然ですよ」


 狙ってませんから。

 流されるままに行動してるだけですから。



「お待たせ」


 フィーナさんが接客をレイナに任せてこっちに来た。

 何やら嬉しそうではあるが。


「昨夜は全員、なんとか人魂のイベントはクリアしたわ」


「おめでとうございます」


「でも互いに戦ったイベントモンスターが違ってたのよね」


「へえ」


「得た称号は似たようなものだったけど。私とミオは『秩序を目指す者』だったわ」


「私は『中庸を望む者』でした」


「レイナとサキが『秩序を望む者』だったわ」


「色々ありそうですね」


「ええ。『自由を望む者』『自由を目指す者』も多いようね」


「ほう」


「中庸、というのは聞かないわね」


 そんなものでしょうか。

 風見鶏。

 蝙蝠。

 どっちつかずの存在ってある意味嫌われますけど、気楽だと思うのですよ。

 両側から色々と言われますけど。


「例の危険そうな名前のキノコの件、まだ未確認だけど情報があるわ」


「未確認?」


「薬師経由。どうやらMPの回復アイテムに使えるそうよ」


 へえ。

 そういえばやたらと高い値段でマナポーションが売られている。

 それも冒険者ギルド限定でだ。

 宿屋に泊まる方が遥かに安いのだから見向きもしてこなかったな。


「じゃあマナポーションの作成に使えそうですね」


「栽培できたら、の話よ、それ」


「アレは犯罪にならないんですかね?」


「ちょっと躊躇する話になりそうよ」


「そういえば今まではどうやって材料を確保してたんでしょう?」


「港町から不定期で入手してたとしか分かってないわね」


 おおう。

 何やら怪しい雰囲気がプンプンと匂って来る。

 犯罪の匂い?


「ファーマシストなら仲間内で何人もいるから裏は取れると思うわ」


「マジックマッシュルームは薬師の領分ですか」


「間違いないわ」


「しかし厄介な物が流通してるんですね」


「そうね。噂では錬金術師や薬師の作成するアイテムには毒物も使われる事もあるそうだし」


「それはまた」


 そういう事もあるかもしれない。

 毒と薬はある意味表裏一体だ。

 師匠の家にはさほど危険な物は見当たらない。


 いや。

 苦悶草があった。

 それに傷塞草だってその成分の一部は毒と言えなくもない。

 要するに用途に悪意が宿っているかどうかって事になるだろう。


 

「私達も明後日にはレギアスの村に移動ね。PKにも気をつけて集団行動は必須だわ」


「ま、それは初日からずっと警戒してたけどねー」


「ねえフィーナ、私はいいけどレイナは早めに行きたがるんじゃないかしら?」


「サキは革鎧作成が中途半端になるでしょ?それに私は港町との交易班も待たないと」


「まだ未確認だけどこの雨が鬼門ね」


「今日は荷物が届かないかも知れないわね」


「まあ攻略は生産職の本領じゃないわ。急がなくていいわよ」


 で、そのレイナなんだが。


「接客終わった!交代交代!」


「フィーナ、私がやっておくわ」


 サキさんと入れ替わりでレイナ参上である。


「PK返り討ちとはまた派手な活躍だね!」


「派手?」


「まあ存分にゲームを楽しんでいるって事!」


 そんなものなんだろうか。


「まあ無事だったからいいじゃない。それにしても」


 フィーナさんの目付きがいつもと違う。

 狂気を感じる。


「私だったら二度とPKなんてしたくなくなるような目に逢わせるのに」


「フィ、フィーナってば、そんなの貴方が悪落ちしちゃうって!」


「冗談よ」


「冗談に聞こえない!」


 うむ。

 オレにも冗談に聞こえなかった。


「恐らくβ版でも要望があったのがPK関連だったと思うんだけど」


「システム的に変更があったのかが気になる!」


「今の所、変更があったように見えないわね」


「そもそもPK行為が易々と横行する状況にないよー」


「ミオ、油断はダメよ」


 フィーナさん、またおっかないです。

 ミオがなんか本気で怖がってるし。



「この話はここまでにしましょ。愉快な話じゃないし」


「そ、そうよね!」


「じゃあキース、精算しておきましょうか」


 サキさんとレイナが交代で椅子に収まる。

 そして。

 アデルとレイナのトークがスタートした。

 この手の会話はヒアリングも厳しい。

 イリーナはあまり会話に参加しないのだが、絶妙のタイミングで会話に割って入ってるし。

 どうなっている?



「毎度あり。サキも中々いい感じでレベルアップしてるみたいだし有難いわ」


「こちらこそ」


 精算を済ませて立ち上がろうとしたんだが。

 まだトークを続けているアデルとレイナ。

 なんとかイリーナへの目配せが通じて、その場を辞去することができた。



「キースさん、冒険者ギルドに用事ですか?」


「まあね」


 イリーナの質問を右から左に受け流すと、残月を馬留めに繋いでおく。

 雨避けはあるんだが、多少は降り込んでくるようだ。

 すまんが耐えてくれ。


 アデルとイリーナを連れてギルドの建物の中に入るが、かなり閑散とした印象がある。

 雨で業務も暇になるものなのかね?


 いつもの中年男性職員さんが窓口にいたので、ギルド長に取り次ぐようにお願いしてみた。


「あー今ですか。先客がいるんですが」


「それではもう少し時間を置いて来ましょうか?」


「いえ。いい機会ですからギルド長の部屋に行きましょう。そろそろ切り上げて貰おうと思ってましたし」


「はあ」


 意味が分からない。

 でも職員さんの顔付きは真剣だ。


 職員さんに促されてギルド長の部屋の前に来た。

 ギルド長の部屋の扉を職員さんがノックすると返事を待たずに扉を開けた。


 何か、言い合う声が響いていた。

主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv6

職業 サモナー(召喚術師)Lv5

ボーナスポイント残16


セットスキル

杖Lv4 打撃Lv3 蹴りLv3 関節技Lv3 投げ技Lv3

回避Lv3 受けLv3 召喚魔法Lv6

光魔法Lv3 風魔法Lv4 土魔法Lv3 水魔法Lv3

火魔法Lv2 闇魔法Lv2

錬金術Lv3 薬師Lv3 ガラス工Lv3

連携Lv5 鑑定Lv5 識別Lv5 看破Lv1 耐寒Lv2

掴みLv4 馬術Lv4 精密操作Lv4 跳躍Lv1

耐暑Lv3 登攀Lv1


装備 カヤのロッド 野兎の胸当て+シリーズ 雪猿の腕カバー 

   野生馬のブーツ+ 雪猿の革兜 背負袋

   アイテムボックス×2


所持アイテム 剥ぎ取りナイフ


称号 老召喚術師の弟子(仮)、森守の証、中庸を望む者


召喚モンスター

ヴォルフ ウルフLv5 お休み

残月 ホースLv3

ヘリックス ホークLv3

黒曜 フクロウLv3

ジーン バットLv3 お休み

ジェリコ ウッドゴーレムLv2 お休み


同行者

アデル&まーちゃん

イリーナ&トグロ

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