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332

平常運転なう。

《フレンド登録者からメッセージがあります》



 ログインしました。

 時刻は午前5時50分。

 メッセージは鈴原からだった。

 まさか、もう出来たの?



『装備が出来上がりました。本日午前中までなら水霊の島でお渡しできます。明日以降でしたら返信願います』


 やっぱりか。

 つか出来上がるの、早いよね?

 何かあったんだろうか?



 ま、それは行ってみたら分かる事だ。

 まずは朝食だな。

 文楽を召喚しましょう。

 如意宝珠が生み出した魔石を回収して、と。


 余った時間はどうしようか?

 対戦にしよう。

 魔物相手の戦闘は悪くはない。

 だが、人型の相手をするというのは一種独特なのだ。

 現実とより繋がっている感じがする。

 単にそれだけなんですけどね。

 問題は相手だ。

 護鬼と鞍馬にしましょう。

 無論、1対2だ。

 いい感じでオレも苦戦するだろう。

 木剣を使わせるとはいえ、緊張感がないとね?






 朝稽古代わりの対戦を終えると食事を摂りながら対戦を思い返す。

 クラスチェンジして、何か変わったかな?

 良く分からない。

 調子が良くなっているのは間違いないんだが。


 武器を使っての近接戦闘は?

 変わらない。

 素手だとどうか?

 変わってない。


 変わった、としたら召喚モンスターの方だ。

 召喚モンスター同士の連携は前々から自然と良くなっていく傾向であったが。

 最近は明らかに良くなってる気がする。

 特に比較対象するようなものはないんですけどね。


 1対2の対戦で5戦して2勝3敗だった。

 むう。

 召喚モンスター同士の連携のせい?

 いやいや、オレもまだまだ修行が足りない。



 正直に言うと?

 単に負け越しが悔しいだけだったりします。



 では、移動だな。

 ヘザー、蒼月、スパッタ、折威、イグニスにしました。

 空中で大規模な群れと戦闘をする事が前提だ。

 行き来するだけで時間は短くともいい経験値稼ぎになっている。

 アイテムは全く稼げないけどね。





 だが、その目論見は半分は外れたかな?

 天気はいい。

 それに反して魔物の姿は少なめだ。

 なんとなく、理由が分かる気もする。


 その原因は海面にあった。

 何隻かの船が航行している。

 目指す方角はそれぞれ違っているのだが、その幾つかに何かが集っているように見えた。

 魔物に襲われている、という事なのだろう。

 以前、船に乗っていた時にも襲われましたっけ。


 まあ邪魔してはいけませんな。

 お互いがんばりましょう。

 こっちはこっちで目の前の魔物を排除するだけだ。

 目指せ、水霊の島!










《只今の戦闘勝利で【精密操作】がレベルアップしました!》



 時刻は午前8時20分。

 水霊の島に到着するまでにこれだけがレベルアップしました。

 やはり獲物が少なかったのか。


 まあいい。

 アプネアとアウターリーフの装備を受け取ったらどうする?

 海中を、それに海上を、より高速で移動が可能だろう。

 行動範囲が広がる。

 その意味は大きい。


 陸上移動で馬を入手した時のように。

 空中移動でペガサスを入手した時のように。


 その真価はどんなものになるかな?







「現物はこんな感じになりました」


「ほう」


 鈴原は見せてくれたのは2組のベルト装具一式だ。

 重量のある方がアプネア用なのだろう。



【装備アイテム:ベルト】亜氷飛竜のベルト 品質C+ レア度6

 重量1+ 耐久値300

 亜氷飛竜の皮で加工されたベルト。硬い最表皮の層を削いである。

 しなやかで丈夫、僅かに伸縮がある。

 簡易的な鞍として使える。

 ※【馬術】スキル+1判定、馬上行動プラス判定上昇[微]

   馬上行動マイナス判定軽減[微]



【装備アイテム:ベルト】亜氷飛竜のベルト 品質C+ レア度6

 重量3+ 耐久値400

 亜氷飛竜の皮で加工されたベルト。硬い最表皮の層を削いである。

 しなやかで丈夫、僅かに伸縮がある。

 簡易的な鞍として使える。

 ※【馬術】スキル+1判定、馬上行動プラス判定上昇[微]

   馬上行動マイナス判定軽減[微]



 簡易的な鞍、とあるが明確に座れる場所がある訳ではないようだ。

 掴まる為の取っ手があるというだけに過ぎない。

 でもそれで十分。



「馬装具のハミに相当するものはありません。くつわに相当する装具と手綱はあります」


「口の開閉は大丈夫?」


「構造は無口に近いですけど干渉はしない筈です」


「サイズ調整は出来る?」


「多少は出来ます」


 それは有難い。

 召喚モンスターにはレベルアップで大きくなる例があったりするからな。

 徐々に大きくなっているものだから気が付くと大きくなってたりするし。

 レベルアップの度に装備を新調するのは大変なのだ。



「で、表面の皮を使ってこんなのが出来てます」


 そう言って渡されたアイテムがあります。

 こんなのですけど。



【防具アイテム:服】亜氷飛竜のコート 品質C+ レア度5

 Def+8 重量1 耐久値200 ブレス耐性[中]

 亜氷飛竜の皮製のコート。ブレス攻撃に耐性がある。

 ※【耐寒】スキル+2判定



 ほう。

 防寒着にもなりそう?

 持ってみた感じではレインコートみたいだが。



「では装着してみましょう」


 港の一角でアプネアとアウターリーフが互いに軽くじゃれあっていたんだが。

 鈴原はそれには気にせず、泳ぎながら装着をしていく。

 器用なものだ。



「こっちに来て何か収穫はあったかな?」


「ボチボチですかね」


 装着の様子を見ながらカヤと雑談です。

 それとなくE4マップでエリアポータルがあった事を話しておく。

 一瞬、驚きの表情。

 だがすぐに苦笑に変わったようだが。



「いや、もっと早くこっち側に来て欲しかったなあ」


「東にですか?」


「西方面に比べたらまるで攻略が進んでないからねえ」


 済みません。

 かなり東の方へ吹っ飛んでます。

 稼げそうなマップはまだ1つだけですけど。



「終りましたよ!」


 鈴原が海から声をかけてきていた。

 装着し終えたようです。

 その姿は?

 ベルトはやや濃い色合いの茶色でアプネアが装着すると実に映える。

 アウターリーフではそう目立たない。



「乗る時はこんな感じですかね」


「ほう」


 鈴原も出来を確かめるかのようにアプネア、アウターリーフに乗って見せた。

 確かに蒼月に騎乗するのとはまるで違う。

 乗る、というより掴まっている、というのが近い。

 少なくとも片手でしっかりと体を固定する必要はありそうだ。




「キュキュ?」


「キュケッ!」


 2匹が不思議そうに鳴く。

 うん。

 特に不快そうな様子は見せない。

 大丈夫、かな?


 早速、試してみたい。

 だがここではなくE4マップに戻ろう。

 楽しみだ。

 本当に、楽しみだ。



 カヤに精算をして貰うと移動だ。

 布陣を戻してE2を目指す。

 試したい。

 早く試したい。


 鳥の魔物達が邪魔だが気にならない。

 空飛ぶ手首も気にしない。

 期待感がそれだけ高いのでした。











《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 E4マップへの帰り道では魔物の襲来が多かった。

 その回数も群れの規模もだ。

 何故なんだろうか?

 海上を行き来する船の姿が少ないせいかな?

 まあどれも漏れなく経験値にしましたけど。


 折威のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しよう。



 折威 サキュバスLv4→Lv5(↑1)

 器用値  7

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 25

 筋力値  7

 生命力  7

 精神力 27(↑1)


 スキル

 飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]

 変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性



 折威ってば言祝に追い付いちゃったよ!

 ここまで結構出番が多かったのも確かなんだけどさ。

 戦い方がMPバーを気にせず全力全開なのも影響してるのかな?

 ま、言祝のレベルアップがあるまでは出番が減ると思うけどね。



 そろそろ、巨岩のある島が近い。

 さあ、お楽しみはここからだ。





 島へと降りると浅瀬で布陣を変更だ。

 リグ、ナイアス、ストランド、アプネア、アウターリーフ。

 移動するのも効率が上がりそうだ。

 で、どっちから乗ろうか?

 アプネアからだな。



 騎乗してみる。

 アプネアには背ビレがない。

 まずは安全策、両手でしがみつくようにしてみましょう。

 あぶみに相当する場所に両足を引っ掛ける。

 おお。

 前傾姿勢になっていい感じ?

 まあそれは海に出たら分かる事だな。





 これは困った。

 楽しいのだ!

 漁をする事を忘れてどこまでも泳がせてみたい。

 そんな感じがする。


 同じ海の風景の筈なのに新鮮だ。

 海面を滑るように行くのもいい。

 海中を行くのはもっといい。

 当然だがオレを乗っけるとアプネアの泳ぐ速度は遅くなってしまう筈だが。

 アプネアはそう大して気にしないようだ。

 まだ浅瀬であるのだが、より沖に出るのが楽しみになってくる。


 それに新発見?

 海面近くを泳いでいると、拳闘シャコやグレーターカルキノスは襲って来なくなる。

 全部、パッシブだ。

 まあ当たり前なんだが。

 いや、本当に今更でした。




 では、次だ。

 アウターリーフに騎乗してみる。

 騎乗位置は?

 問題なさそうです。

 だが、別の問題がありました。


 アウターリーフは海面近くを泳ぐ際、飛び跳ねたがるのだ。

 もしかして、はしゃいでる?

 多分、そうだろう。

 それにその勢いが半端ないのも困る。

 下手するとオレも振り落とされかねない。


 駿河、それに野々村。

 これに乗ってたのかよ!




 まあ慣れてしまえばいいんですがね。

 騎乗しながらの戦闘は少し、いや、かなり難易度は高そうだ。

 そう。

 水中でも騎乗戦、やりたいのです。

 だがここで選択肢がある。


 アプネアであれば騎乗は比較的楽だろう。

 だが体は大きいし、獅子賢者の騎士槍では間合いが短すぎる。

 かといって水中で亜氷飛竜の騎士槍はどうなんだろう?

 間合いだけを重視するなら亜氷飛竜のパイクでもいいのかもしれない。

 何がいいんだか、全然分からん!


 アウターリーフはアプネアよりも速い。

 ダイナミックな機動力がある。

 それだけにオレが乗りこなせるのかが心配だ。

 本当に心配だ。


 こうなったら色々と試すしかない。

 グレーターカルキノス辺りを相手に水中機動戦、やってみますかね?







 うん。

 色々と試しましたよ?

 試したんだが。

 どうもしっくりこない。

 何故ならば、楽勝過ぎてつまらないのだ!


 どうもいけない。

 グレーターカルキノスは間違いなく、テイラーよりも格上の魔物だろう。

 大型のカニな訳だが。

 その鋏の攻撃範囲は当然、限られている。

 パイクの長さがあれば一方的に攻撃出来てしまう。

 それがつまらない。

 支援呪文でディフェンス・フォールを掛けて一方的に突く。

 それだけで、詰む。



 うん。

 つまらん。

 実につまらんぞ!


 まあそこはスルーしておくとして。

 アプネアの場合はパイクの間合いの長さを活かすのがいいようだ。

 ではアウターリーフはどうでしょう?






 ダイナミック?

 確かに。

 しかし水中でありながら突撃出来るとは思わなかったけどな!

 これはこれでアリなんだろう。

 でもね。

 途中でファンブルして獅子賢者の騎士槍を落としてしまいました。

 それも何度も。


 いかん。

 地上で言えば完全に暴れ馬だよ!

 抑制がまるで効かないのも痛い。

 駿河も野々村もよく平気でいられるな!


 これは少し難易度が高そうだ。

 鍵になるのは【掴み】だろうか?

 片手で体を固定するのが難しい。

 リグも手伝ってくれているのだが、それでも難しい。

 両手で固定したら全く問題は無いんだが、それだと武器が持てないんだよな。

 呪文攻撃だけならどうにか出来そうなんだけどね。



 そしてこの両者に騎乗していると、共通していい事もあった。

 ダウジングだ。

 その探索範囲が広がってくれる分、効率はいい。

 レッドコーラルが凄い勢いで増えていく。

 アプネアもアウターリーフも器用に拾ってきてくれるのもいい。


 いいぞ。

 オレの中で物欲ががががが。

 これは逃す手はない。



 暫くはアプネアに騎乗してみよう。

 そして南洋真珠と南洋黒真珠を狙う。

 おっと。

 その前に少し早いけど昼食にしておこうかな?

 インスタント・ポータルを使いましょう。

 昼食後は真珠狩りのついでに騎乗に慣れるようにしたい。







 昼食は簡単に済ませて元の布陣に。

 時刻は午前11時50分。

 たっぷりと時間はある。

 夕方までにせめて1個。

 いや、2個。

 いやいやいや、幾つあってもいい。

 欲しい物は欲しいのであった。

 飽きる程、取れたらいいかな?






 辻斬タチウオ Lv.4

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:水中



 少し沖合いに出たらこんなのがいました。

 太刀魚、となると?

 そう。

 美味しい魚なんだよな。

 小骨があるのが玉に瑕なんだが。



 そうじゃなくて。

 太刀魚の刀だ。

 その素材があると思われる。




 楽勝か?

 いや、こいつってば全身が刀そのものみたいな奴だった!

 こっちの攻撃の半分以上が弾かれている。

 危ない。

 特に体当たりはヤバいな。


 太刀魚はアプネアの放った泡に突っ込んでしまい、混乱した所でナイアスが頭を槍で貫いて仕留めました。

 そう。

 長柄の武器だと小さな的を相手に戦うのは難しい。

 亜氷飛竜のパイクはいい武器だが、こういった数字に表れない所はオレ自身がカバーするしかないな。

 難しい。

 大型の魔物を相手にするのとはまだ違った難しさがある。



【素材アイテム】辻斬タチウオの刃 品質C+ レア度5 重量0+

 辻斬タチウオの皮が硬化したもの。非常に薄く切れ味は鋭い。

 取り扱いには注意を要する。



 やっぱり持ってた。

 しかし、あれだな。

 的が小さいだけに水中での機動戦闘に慣熟するにはいい相手かも?

 動きもストランドと変わらない速さがあるし。

 経験値的には分からないが、アイテムが剥げるのではあれば文句はない。

 文句は無いのだが。

 残念ながら、真珠狙いの深度としてはやや深いのです。

 ま、襲ってくるようなら狩る程度ですね。


 沖合いにはもっと魚型の魔物がいそうだ。

 今はまだいいです。

 遠慮しましょう。

 今は真珠だ真珠!









 水中砂殿のある島の海域をずっと周回してたんですが。

 南洋黒真珠1個追加です。

 でもね。

 2周目ではさすがにアコヤ貝もレッドコーラルも激減です。

 仕方ない。

 隣の島へと移動だな。






 特攻シイラ Lv.5

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:水中



 いた。

 資料にあった通りだ。

 その数は3匹。

 アプネアやアウターリーフに比べたら明らかに小さい。

 でも普通に魚としてみたら間違いなく大型魚だな。

 頭が丸みを帯びていて大きくなっている。

 太刀魚は白銀に輝く魚体で綺麗だったが、こっちも負けていない。

 上半分は青緑に輝いている。

 おっと、いけね。

 資料によると、あれで体当たりをしてくるそうですが。

 果たしてどんな感じですかね?





 心配ありませんでした。

 このシイラ、やたらと速かった。

 いや、これまでに海中で遭遇した魔物の中で間違いなく一番速い。

 だが単純な突撃だけなのだ。

 直撃コースを避けたらいいのです。

 アプネアに騎乗しているから楽々回避しているようなものだ。

 オレだけならば簡単に直撃されているだろう。

 水中は油断ならんな。


 特攻シイラ相手にストランドが器用にカウンターで噛み付いて毒を与えている。

 ナイアスも避けながら槍で反撃を加えていた。

 問題なのはオレ自身だけだったみたいです。


 残念なのはアイテムだ。

 剥げないようなのです。

 アプネアもアウターリーフも死体には見向きもしない。

 ふむ。

 ダメか。



 資料によれば、沖合いで最も警戒すべきなのは突撃カジキらしい。

 オレはまだ見掛けただけで戦闘はしていないんだが。

 楽しみである。







 隣の島でも真珠狙いで一周。

 範囲を広げてもう一周。

 そしてまた隣の島へ。

 これを繰り返してました。


 ダウジングで一度通過した場所は拾える確率が極端に悪くなるのだから仕方ない。

 欲しい物は欲しいのです。

 魔物との戦闘機会が減っているのと引き換えだ。

 その成果は?

 十分にあっただろう。


 夕方までに本日2個目、3個目、4個目と拾ってます。

 トータルで南洋真珠の白が3個、金色が2個、南洋黒真珠は4個。

 いいペースかな?

 多分、いいペースなのだろう。

 だがオレ自身も含めて、召喚モンスターのレベルアップがずっとないのだ。

 分かっている。

 これは引き換えなのだから。


 でも戦闘もやっておきたいのでした。

 剛亀やテイラーも活躍させたい。

 夕食後は海中で漁をしようかな?





 美しい夕焼けを西に見ながら一番近くにあった小さな島に上陸する。

 そしてインスタント・ポータルを展開した。

 アプネアを帰還させて文楽を召喚、食事の用意をさせておいて、と。

 周囲を確認しよう。


 この島、極端に小さい。

 島というか岩礁です。

 でも食事をするにはいい場所だったかな?

 周囲を見渡せる。


 ここからだと南側に島影は見えない。

 北側には1つ見えるだけだ。

 どうやら西側はエリアポータルがある方向のようだ。

 広域マップで見るとやや東側に移動してきているようです。

 ふむ。

 資料も見直してみる。

 過去にヴォジャノーイが出現したのはもっと東の先だろうか?

 そこまでは幾つかの島が連なっているようです。

 浅瀬はまだまだ多いと見ていいだろう。



 海岸線に船の影がゆっくりと動いている。

 ほう。

 西へと向かっているようだ。

 このマップもいずれは船が多数、行き来するようになるのかね?

 先が楽しみではありますな。




 夕食は海鮮三昧。

 それはいいとして。

 夜も漁だ。

 行き先は東で。

 布陣は?

 変更しましょう。

 リグ、テイラー、ストランド、アプネア、アウターリーフだ。

 急ぐ事はない。

 ダウジングの効率は悪くなるだろうが気にしない。

 ここからは戦闘メインです。

 オレも前衛に出るつもりだ。

 まあ防御はリグにお任せなんですけどね。


 ナイアスは外さざるを得ない。

 夜だと鑑賞するのが難しいからだ。

 やはり昼の陽光の元でないと、ね?










《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アウターリーフ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 時刻は午後7時30分。

 どうも嫌な感じがする。

 魔物のレベルが上がってきている気がするのだ。

 いや、感覚的なもので根拠はないんだが。

 その一方でカルキノスも増え始めている。

 その数は多い。

 まあ卵が剥げるからまだいいんだけどね。

 何故か気になる。


 アウターリーフのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 アウターリーフ ブラックドルフィンLv1→Lv2(↑1)

 器用値 14

 敏捷値 32(↑1)

 知力値 16

 筋力値 10

 生命力 15(↑1)

 精神力 11


 スキル

 噛付き 回避 水中機動 跳躍 半水棲 夜目 呪音

 振動感知 追跡 水属性



 その一方でダウジングが自重しない。

 絶好調だ。

 レッドコーラルに限って、だけどな!














《只今の戦闘勝利で【水泳】がレベルアップしました!》



 時刻は?

 午後10時ちょうどです。

 かなり長い間、マグネティック・コンパスに従い東に向かっているのだが。

 大丈夫か?

 気になるのは海流だ。

 気がつくと深場になってたりして困る。

 その逆で極端な浅瀬になってたりもします。


 コール・モンスターで魔物の分布も見るのだが、それだけで地形を推察するのは困難だった。

 まあ、いいさ。

 1個だけだが南洋真珠も確保したし。

 戦闘も昼間とは比較にならない数をこなしている。

 この調子でいい。


 出来れば今夜のうちに南洋真珠か南洋黒真珠を。

 1個だけ。


 1個でいいのだ!
















《只今の戦闘勝利で【潜水】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アプネア』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 時刻は午後11時40分。

 ここで区切ろう。

 調子はいいんだが、日常は変えない方がいい。

 遅刻しちゃうしね。


 アプネアのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。



 アプネア ベルーガLv2→Lv3(↑1)

 器用値 14(↑1)

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 16

 筋力値 14

 生命力 18

 精神力 10


 スキル

 噛付き 回避 水中機動 半水棲 夜目 呪音

 振動感知 追跡 風属性 水属性



 そう。

 調子は良かったのだ。

 2個追加出来たのだから!


 ここまでのトータルは?

 南洋真珠の白が4個、金色が3個、南洋黒真珠は5個。

 いいぞ。

 これはどんな装備にするのがいいのかな?

 水属性とは相性がいいという事は承知している。

 やはりナイアスだな。

 どこまで強化出来る装備になるのかね?

 ま、そこはマルグリッドさんにお任せだろうか?

主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv34

職業 アークサモナーLv1(大召喚魔法師)

ボーナスポイント残 30


セットスキル

剣Lv14 両手槍Lv14 馬上槍Lv15 棍棒Lv14 刀Lv15

刺突剣Lv13 捕縄術Lv12 投槍Lv12 ポールウェポンLv11

杖Lv25 打撃Lv22 蹴りLv22 関節技Lv22 投げ技Lv22

回避Lv22 受けLv22

召喚魔法Lv34 時空魔法Lv22 封印術Lv16

光魔法Lv21 風魔法Lv21 土魔法Lv21 水魔法Lv21

火魔法Lv21 闇魔法Lv21 氷魔法Lv20 雷魔法Lv20

木魔法Lv20 塵魔法Lv20 溶魔法Lv20 灼魔法Lv20

英霊召喚Lv2

錬金術Lv17 薬師Lv11 ガラス工Lv9 木工Lv13

連携Lv23 鑑定Lv23 識別Lv24 看破Lv7 耐寒Lv13

掴みLv21 馬術Lv22 精密操作Lv24(↑1)ロープワークLv11

跳躍Lv14 軽業Lv14 耐暑Lv14 登攀Lv12 平衡Lv15

二刀流Lv20 解体Lv20 水泳Lv12(↑1)潜水Lv12(↑1)投擲Lv14

ダッシュLv15 耐久走Lv15 隠蔽Lv7 気配遮断Lv7

身体強化Lv22 精神強化Lv22 高速詠唱Lv23

魔法効果拡大Lv22 魔法範囲拡大Lv22

耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv9

耐混乱Lv8 耐暗闇Lv7 耐気絶Lv10

耐魅了Lv2 耐毒Lv7 耐沈黙Lv5 耐即死Lv3


召喚モンスター

アプネア ベルーガLv2→Lv3(↑1)

 器用値 14(↑1)

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 16

 筋力値 14

 生命力 18

 精神力 10

 スキル

 噛付き 回避 水中機動 半水棲 夜目 呪音

 振動感知 追跡 風属性 水属性


折威 サキュバスLv4→Lv5(↑1)

 器用値  7

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 25

 筋力値  7

 生命力  7

 精神力 27(↑1)

 スキル

 飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]

 変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性


アウターリーフ ブラックドルフィンLv1→Lv2(↑1)

 器用値 14

 敏捷値 32(↑1)

 知力値 16

 筋力値 10

 生命力 15(↑1)

 精神力 11

 スキル

 噛付き 回避 水中機動 跳躍 半水棲 夜目 呪音

 振動感知 追跡 水属性


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