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 砂浜でインスタント・ポータルを展開。

 スパッタを帰還させて文楽を召喚、昼飯の準備をして貰っている間、貰ったマップ情報を見てました。

 中々、面白い。

 特に海中に潜んで渦を生じている魔物の出現地点はあちこちにマーキングされていた。

 その魔物とは?

 ヴォジャノーイです。

 オレも以前、戦った相手だ。

 あちこちで悪さをしているようだな?

 レムトから4マスまでのマップでは掃討が進んでいるようで、最近の遭遇や撃破情報は5マス先に広がっている。


 そしてまだ見ていない魔物の情報もある。

 沖合いで遭遇する魔物だ。

 突撃カジキ。

 一時期、所有していた槍の素材になった奴だ。

 それに特攻シイラに辻斬タチウオ。

 まだ遭遇情報が少ないが、フライマンタもいると言う。

 そして人喰いサメだ。



 他にも亡霊船イベント時にはクラゲやイソギンチャクも大量発生したようです。

 海だけに色々といそうだな。


 島の情報はまだ少ない。

 それに島それぞれに棲息する魔物には若干の差があったりもするようだ。


 目に付く所では?

 E3マップの島にマーシュタートルがいるらしい。

 そしてE4マップで既に馴染みとなっているカニ情報やシャコ貝、拳闘シャコの情報もあった。


 そして南側の海は?

 南側の海は海流がそこそこにあり、攻略がまだ進んでいないようである。

 漁村ネーメまでは船で行き来はしているようだが、そこから先はまだこれから、といった所か?

 そしてネーメの沖にある島には人魚が出現する。

 その性格はかなり悪質なようだが。


 北はどうか?

 北側では比較的シースネークが多いようだ。

 水蛟もいるそうですが、どうも遭遇するのに法則性が見出せないのが現状のようです。

 そして北側では攻撃性の高いイルカがいるらしい。


 全部、一気に試してみるのは難しいな。

 まあ空を進める事でもあるし、E4マップで経験値を稼げている。

 無理して全部、回る事もないか。


 それにだ。

 あのドラゴンのいる場所の周辺も気になる。

 まだスノーワイバーンとしか戦っていないが、地上の様子はどうなっているだろうか?

 この所、海中戦闘が中心で、移動のついでに空中戦闘もしているが。

 地上戦もしておきたい。

 夜はあっちへ跳んで戦ってみようかな?

 ヴォルフを始め、活躍させておかないと。

 召喚モンスターの数が多いと悩ましい。

 悩ましいのです。




 食事を手早く済ませると布陣変更だ。

 まずは、アプネアの戦力向上を目指そう。

 クラスチェンジ先には当然だが興味がある。

 駿河、それに野々村はブラックドルフィンを選んでいる。

 だがドルフィンのクラスチェンジ先はもう1つあるそうなのだ。

 敏捷性で劣るようなので、2人共選択はしなかったそうですが。

 ベルーガ。

 いや、シロイルカと言えばいいのかな?

 そっちもあるそうです。


 次に【召喚魔法】がレベルアップしたら、水中対応の召喚モンスターを加えたい。

 悩むのはマーメイドにするか、イルカにするかだったりする。

 駿河、野々村は悩まなかったようだが。


 イルカ、追加してみようか?

 それがいいかもしれない。

 つか【召喚魔法】が2つレベルアップしたら両方追加したらいいんだけどね。

 水中でも移動が楽になってくれたら助かります。



 おっと。

 布陣だ布陣!

 リグ、ナイアス、テイラー、ストランド、アプネアだ。

 やはり予備戦力に剛亀しかいないのが苦しいな。

 まあこのマップであればそう心配はないかもしれないが。



 だが。

 海中で確認してみたが、この島では様相が少し違っているようだ。

 カルキノスは少ない。

 グレーターカルキノスは更に少ない。

 だが拳闘シャコが砂浜近くにまで来ている。

 ノコギリザメもいるがそう多くない。

 シャコ貝は?

 あれはコール・モンスターでは引っ掛からない。

 仕方ないな。

 戦うしかあるまい!









《只今の戦闘勝利で【潜水】がレベルアップしました!》



 拳闘シャコへの対応は?

 リグに頼るしかなかった。

 いいジャブなんてレベルじゃない。

 全部、必殺のストレートの威力がある。


 昨日もリグの生体アーマーは活躍し、何回も直撃を緩和してくれたものだが。

 さすがに全身をカバーしきれる程ではない。

 だからこそ、工夫がいる。

 最初から攻撃を受ける体勢で正面をオレとリグが受け持つ。

 その姿勢は半身、そして腰を落としてジリジリと近寄ったんだが。

 これが上手くいった。

 オレの趣味ではないのだが、これは仕方がない。

 効果的なのは認めるしかなかった。


 どうにか出来そう?

 問題は完全にクリア出来ている訳ではない。

 特に加締シャコ貝。

 踏み抜いてしまえば唯では済むまい。

 水底近くを足を付けずに泳いでいたら問題はないんだが。


 さて。

 どうにかこの海の魔物相手に対応が出来そうかな?

 では、夕刻まで漁を続けよう。











《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『テイラー』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 昨日はステータス異常を喰らったテイラーだが、ここまで順調である。

 まあ問題になりそうなのは拳闘シャコだけだった訳で、そこさえクリア出来れば順当だ。

 頼れる前衛である事は変わりない。


 テイラーのステータス値で既に上昇しているのは生命力です。

 もう1ポイント分のステータスアップは敏捷値にしよう。



 テイラー カルキノスLv4→Lv5(↑1)

 器用値 11

 敏捷値 12(↑1)

 知力値  6

 筋力値 36

 生命力 31(↑1)

 精神力  6


 スキル

 鋏撃 水棲 水属性 土耐性



 そして仕留めたノコギリザメからはこんな代物が剥げました。



【素材アイテム】鋸鮫の角 原料 品質C+ レア度4 重量1 

 ソウシャークの角。両側に連続した鋭い突起がある。



 なんだろう。

 武器、というよりも何かの道具になりそうな雰囲気があるな。

 しかしノコギリザメはここで何匹仕留めたっけ?

 【解体】もそこそこレベルが上がってきているというのに剥げる確率が低すぎる。

 どうにかならないものか?


 アコヤ貝はそう苦労しない。

 巨蟹の卵も同様だ。

 後はグレーターカルキノスと拳闘シャコが何を持っているか、なんですけど。

 いや、本当に何か剥げるのかな?











《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アプネア』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 時刻は?

 午後5時10分です。

 夕飯時には間に合った、かな?


 アプネアのステータス値で既に上昇しているのは知力値です。

 もう1点のステータスアップは少し悩んで筋力値を指定しよう。



 アプネア ドルフィンLv6→Lv7(↑1)

 器用値 12

 敏捷値 24

 知力値 16(↑1)

 筋力値 13(↑1)

 生命力 13

 精神力 10


 スキル

 噛付き 回避 水中機動 半水棲 夜目 振動感知 追跡

 水属性



 そろそろ戻ろうか?

 隣の島まで、水中を移動しよう。

 漁もついでにやります。

 夕飯の後は巨岩で跳んだ先に挑戦したい。

 アプネアのクラスチェンジは明日以降のお楽しみにしましょう。









《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【水泳】がレベルアップしました!》



 巨岩のある島に到着。

 海中移動、しかも途中で結構深い場所も踏破してみたんですが。

 やっぱり、海流に流されているようです。

 目標地点に修正するのにかなり泳がされました。


 その上で砂浜の手前でカルキノスの大集団に遭遇。

 もうね。

 レベルアップがあったからいいけどさ。

 島によって魔物の分布が極端な気がする。





 インスタント・ポータルを展開して夕食の準備だ。

 アプネアを帰還させて文楽を召喚する。

 ついでだ。

 短い時間になるが、対戦もさせておこう。

 テイラーとストランドはそのまま、リグとナイアスは帰還させておく。

 召喚するのは剛亀、そしてペプチドだ。

 テイラーとペプチド、剛亀とストランドで組んでタッグ戦でやって貰おうか。


 オレはどうするか?

 亜氷飛竜の針、それと爪だ。

 亜氷飛竜の爪は太い。

 そのまま殴打武器に、となるとピックみたいな武器になるだけで、今のオレの技能では扱いきれそうにない。

 先に加工するなら、針だ。

 しかもお手軽に出来る形にしてみよう。





 作ってみた。

 フルーレにしては長い代物になるとは思ったが、これは想定外かな?



【武器アイテム:刺突剣】亜氷飛竜のエストック+ 品質B- レア度6

 AP+27 M・AP+0 破壊力2+ 重量3+ 耐久値280

 魔力付与品 敏捷遅延異常発生[中] 毒異常発生[小]

 亜氷飛竜の針を用いたエストック。両手で使用する武器。

 刃がなく斬る事はできない。エストックとしてはやや重めである。

 ダメージだけでなく敏捷性を阻害する毒を与える事がある。

 [カスタム]

 柄に地獄の閂を用いており魔法発動にはほぼ寄与しない。



 仕上がったその武器は確かに片手で扱うには長すぎた。

 まるで槍だ。

 こう言ってはアレだが、尖った性能になるな、これ。

 槍と違って払う攻撃が有効じゃない分、懐に飛び込まれたら大きな隙を生むだろう。

 両脇に壁役でもいないと不安で使えないんじゃないかな?


 こうなると興味が出てくる。

 槍の形で作ったらどうなるんだろう?

 短槍サイズにはどう調整してもならない。

 長槍、しかもかなりの長物になるのは確実だ。



 まあ、その確認はいずれやってみよう。

 今は食事が先だ。




 食事を摂り終えた。

 では巨岩から転移してあの竜のいる谷へ行こう。

 地上戦闘もやっておかないと、鈍ってしまいそうですしね。

 布陣はどうするか?

 スノーワイバーンと戦っているものの、他の魔物とは遭遇していない。

 ここは手を抜けないだろう。


 ヴォルフ、護鬼、戦鬼、獅子吼、テロメアで。

 空中担当が例えスノーワイバーンでも対抗は十分に可能だろう。





 巨岩に手を当ててみる。

 師匠の真似だが、次の瞬間には例の谷に到着。

 いや、本当に呆気ないな!


 視野の確保はフラッシュ・ライトで確保するとして。

 谷の奥にはドラゴンが鎮座している筈だ。

 近寄るのは止そう。



 そうなると自然。向かう先は反対側になる訳だ。

 谷を降りて行く。

 方位は?

 マグネティック・コンパスによると、北だ。

 王城のある方とは真逆になる。


 さあ。

 ここはドラゴンの巣のある場所のお膝元な訳だが。

 何がいますかね?





 意外にも魔物がいない。

 その気配もなかった。

 コール・モンスターでもスノーワイバーンが遠くにいるのを確認できるだけだ。


 移動するに従い、谷の幅は広がっていく。

 緩やかな坂道が続く。

 肌寒さがあったんだが、今は感じない。

 標高が低くなっている、というよりも風が収まっているからだろう。


 崖の下のような場所に出た。

 広域マップではほぼN2E12の中央。

 そして目の前にあるのは、彫像。

 そしてあの人魂だった。


 おい。

 待て待て!

 ここってそういう場所なのか?




 回避、出来るか?

 いや、それも消極的に過ぎる。

 今までもチャレンジしてきたのだ。

 避けて通るなんて、とんでもない!


 ここは可能な限り、呪文の強化はしておこう。

 何が出現するのか、分かったものではない。


 準備は?

 完了している。

 マナポーションでMPバーも回復して8割近くになっている。

 オレも得物は珪化木の杖で挑もう。

 そして近付いてみた。

 さあ、来い!




《竜に挑む者は愚かである》


《愚か故に挑むのであろう》


《死に抗う者もまた愚かである》


《愚か故に永遠を望む》


《ここは竜の巣であり揺り篭》


《そして竜の許しなく歩みを止める事など出来ない》


《我等に勝利したならば休息を許そう》



 ところで近くで見る彫像の姿は?

 小さな複数のドラゴンが絡みつくような意匠です。

 まさか。


 まさかね。



 そんな訳、ないよね?






 ストーンゴーレム・オブ・レッサードラゴン ???

 イベントモンスター 魔物

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 レッサードラゴンだ。

 やっぱりドラゴン繋がりか。

 その姿形はレッサードラゴンそのものだ。

 いや、ゴーレムなんですけどね。

 どうやって動いているんだか。


 だが現れたのはこいつだけではない。

 お供もいるようです。



 パイロキメラ ???

 イベントモンスター 魔物

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ダークキメラ ???

 イベントモンスター 魔物

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 フラッシュキメラ ???

 イベントモンスター 魔物

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ラーヴァキメラ ???

 イベントモンスター 魔物

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 おい。


 おいおいおいおい。


 待て待て待て待て!

 とんでもない相手なんじゃないの?


 パイロキメラ。

 その姿は見た事がある。

 獅子の頭の左側は山羊。

 右側は何かの鳥。

 そして獅子吼よりも確実に大きい。


 間違いなく、格は上だろう。


 ダークキメラは鳥の代わりにコウモリの頭が付いている。

 フラッシュキメラは両脇の頭がどちらも山羊だ。

 ラーヴァキメラは鳥の代わりに小型のドラゴンのような頭が付いてますけど。

 キメラは4種で合計4匹か。


 ヤバい。

 ヤバい雰囲気しかしない。

 数ではこっちが上回っているが、果たして数の有利で戦力差は埋まるのか?



「真闘気法!」「ブレス!」「メディテート!」「インテリジェンス・アタック!」




 どれほどの強敵なのか?

 戦ってみなければ分からない。

 いつもの事だ。

 ヴォルフが迂回しながら牽制の動きを見せている。

 テロメアも空へ。

 オレの右には戦鬼。

 左に獅子吼。

 後方で護鬼が弓矢で支援。


 護鬼の放つ矢が手前にいたダークキメラに吸い込まれていく。

 命中。

 多少はHPバーが減ったようだが。

 効いている、よね?


 テロメアが豪炎を放つ。

 全ての魔物に浴びせられたのだが。

 効いている。

 だがこれも僅かなものだ。


 ヤバい?

 ヤバいよね?


 オレが最初に選択した呪文は?

 保険だ。

 だがそれが良かったのだろう。



「ディメンション・ミラー!」


 魔物達が一斉にブレス攻撃を浴びせてきていた。

 4匹のキメラも。

 そしてストーンゴーレム・オブ・レッサードラゴンもだ。


 攻撃は全て跳ね返した。

 そのブレスをまともに喰らっても魔物のHPバーは1割も減らない。

 特にドラゴン。

 ゴーレムだと効きにくそうだよね?



 いかん。

 これはいかん。

 次に選択したのは?

 アレだ。

 アレしかなかった。


 手前にいるダークキメラに杖で攻撃を加える。

 ここは手数で勝負。

 尻尾の蛇の攻撃を凌いだのはいいが、コウモリの頭が襲い掛かってくる。

 回避。

 だが続いて獅子の頭だ。

 杖で受けたはいいが、杖を吹き飛ばされてしまった。

 背中のトンファーを手にする余裕もない。

 素手でどうにか凌ぐより他なかった。


 間に合え。

 間に合ってくれ!





「剣豪降臨!」


 ごっそりとオレのMPバーが減る。

 一気に半分以下へ。

 何かが、起きている。

 その筈だ。

 だが確認している余裕などない。

 目の前のダークキメラの繰り出す連続攻撃を凌ぐので精一杯だ。


 左から別のキメラ。

 ラーヴァキメラ、か?

 いかん。

 あれまで相手には出来るのか?

 後退してもブレスや特殊攻撃が放たれるだろう。

 これ以上の攻撃を凌ぐのは無理か?



 ラーヴァキメラがこっちに来ない。

 何かと争っている気配?

 急に伏せの姿勢に。

 いや、前脚が両断されているようだ。


 そしてオレの目の前にいるダークキメラにも変化がある。

 コウモリの頭の付け根に槍らしき物が突き刺さっていた。

 獅子の頭も、山羊の頭もオレの目の前から離れていく。

 距離を置いたのか?

 いや、逃げた?




 ??? ???

 英霊 ???

 ??? ???



 ??? ???

 英霊 ???

 ??? ???



 ??? ???

 英霊 ???

 ??? ???




 オレの目の前に英霊達が立っていた。

 その数、3名。

 頭上には緑のマーカー。

 そして頭上にある数字がカウントダウンされていく。

 残り300って所か?

 時間はまだたっぷりと残っている。


 間に合った。

 どんな英霊であるのかは分からないが、間に合った。

 今度はこっちが攻勢に出るべきだろう。



 オレの手に得物はない。

 腰にある独鈷杵を抜く時間も惜しい。

 目の前の魔物を、排除せねば!


 前進。

 そして次の手を使った。



「ブーステッドパワー!」


 英霊も加わっている。

 打てる手は打った。

 ではどうする?

 戦い続ける、

 それしかない!







 目の前のダークキメラはオレと英霊の1人でどうにか仕留めきった。

 つかさ。

 この英霊様、凄いよ!

 得物は槍なんだが、ザクザクといった感じでダークキメラに穂先が吸い込まれていく。

 オレの与えているダメージもあるんだが、明らかに英霊が与えている量の方が大きい。

 間違いない。

 でもね。

 ダークキメラはオレが仕留めました。

 英霊様が相手でもこれは譲れん。


 その槍使いの英霊の姿は?

 武士?

 多分、そうだろう。

 槍は十字槍。

 しかもかなりの長柄だった。

 あんなのを軽々と使っているとか、半端ないよ!

 体格はオレとそう変わらないのに!



 残り2名の英霊は?

 1名は修験者の格好だった。

 得物は恐らくは短刀。

 だが身のこなしが尋常ではない。

 まるで風のような速さ。

 まるで水のように澱みがない。

 それでいてラーヴァキメラに撃ち込まれていく手数ときたら、まるで目で追えない。

 何者なのか?

 天狗の仮面を装着していて表情は完全に見えなかった。



 もう1名は刀で戦っていた、

 その姿は僧侶。

 戦鬼が殴り飛ばしたパイロキメラの後脚をあっさりと両断するとか、どうなってるの?

 重心の位置がまるでブレていない。

 それでいて足の運びも流れるかのようだ。

 返す刀で獅子の喉元にも追撃。

 手数は天狗面の英霊よりも少ないのだが、これもまた恐るべき技量だ。

 いかん。

 弟子入りしたくなる。



 オレだって負けていられない。

 レッサードラゴンの形をしたゴーレムに挑む。

 ヴォルフがHPバーを削られながらも牽制攻撃を続けて時間を稼いでくれている。

 無駄にしてはならない。


 槍の英霊もオレに続く。

 ドラゴンの口が、開いた。

 ブレスだ。

 ブレス攻撃が、来る!

 その口の中に槍の穂先が吸い込まれていく。

 このゴーレムはその名前の通り、岩で出来ていると思われるが。

 あっさりと貫いてしまった。

 与えたダメージよりもブレス攻撃をそれで封じてしまった事が脅威だ。

 どんだけ強いんだよ!





 最後に残ったのはやはりこいつになったか。

 ストーンゴーレム・オブ・レッサードラゴン。

 キメラ4匹とは比較にならないタフネスぶりだ。

 だがそのHPバーはもう2割を切った。

 優勢?

 それは間違いない。

 しかしオレが懸念していた事態がついに訪れた。


 英霊3人の姿が消えていく。

 いかん。

 まだ、仕留め切れていない!


 英霊の姿が消えて暫く経過すると、オレのブーステッドパワーが切れた。

 まずいか? 

 いや、呪文が使えるようになった、と前向きに考えよう。


 だが。

 ここまで効いていた召喚モンスター達の攻撃があまり効かなくなってきている。

 英霊召喚の支援効果、クリティカルがあったのだろう。

 英霊が消えてからはドラゴンのHPバーの減りが明らかに鈍っている。

 ここからはガチ勝負か?


 いや。

 数はこっちが有利。

 魔物の動きはそう極端に速くはない。

 ブレス攻撃はもう飛んで来ないようだ。


 地道に、召喚モンスターの支援を続けながら、HPバーを、削れ!

 オレのMPバーはもう残り少ない。

 そろそろマナポーションのクーリングタイムが経過するだろう。

 どうにかMPバーを繋いでいけるだろうか?

 そして。

 MPバーが途切れる前までに仕留められるだろうか?

 やってみなければ分からない。

 ここからもまた長い戦いになりそうだ。












《竜に挑む者は愚かである》


《だがそれは愚かであるのか、勇気であるのか》


《死に抗う者もまた愚かである》


《だがそれは愚かであるのか、本能であるのか》


《この地の竜に挑むなかれ、それは死を意味する》


《そして竜の許しを得るには試練を乗り越えよ》


《代償なくしては何も得られぬのだから》



 はい。

 終わりましたか?

 終わった、よな?

 うん。

 終わった!


 思わずその場で倒れこんじゃいました。

 いや、さすがに死ぬかと思ったよ!



《N2E12のエリアポータルを開放しました!》

《ボーナスポイント3点が加算されます。合計で27ポイントになりました》

《只今の戦闘勝利で【剣】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【英霊召喚】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【打撃】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【蹴り】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【関節技】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【投げ技】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【回避】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【受け】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【跳躍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【軽業】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【ダッシュ】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐久走】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐混乱】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐暗闇】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐気絶】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐毒】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》

《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》



 長い。

 インフォが、長い!

 ああ、もう何が何やら。

 だがインフォがあるって事は勝ったという事だよな?


 戦闘も長かった。

 英霊がいなくなってからが、長かったのだ。

 肩ベルトと腰ベルトに念の為に用意してあったマナポーションはない。

 そしてオレのMPバーは現在、1割ないのだ。

 

 恐ろしい相手だった。

 ストーンゴーレム・オブ・レッサードラゴン、か。

 もう一度戦う機会はあるかな?

 今度は最初から雪獣のメイスを使いますから!


 英霊召喚の影響なのか、大苦戦したのにボーナスポイントが比較的少ないようだが。

 まあいいさ。

 生き残っているのだし。



 基礎ステータス

 器用値 22

 敏捷値 22

 知力値 32

 筋力値 22(↑1)

 生命力 22(↑1)

 精神力 32



《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で29ポイントになりました》



 これでいい。

 次もどうするかは決めてある。

 とりあえず、休みたい。

 でもこうなるっていうのは読めてたけどな!



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヴォルフ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 そうさ。

 読めてましたよ!


 ヴォルフのステータス値で既に上昇しているのは器用値です。

 珍しいな。

 もう1点のステータスアップはやや悩んだが、知力値を指定しました。



 ヴォルフ シルバーウルフLv4→Lv5(↑1)

 器用値 16(↑1)

 敏捷値 38

 知力値 16(↑1)

 筋力値 26

 生命力 26

 精神力 15


 スキル

 噛付き 疾駆 裂帛 霊能 隠蔽 追跡

 夜目 気配遮断 自己回復[微] 魔法抵抗[微]



 うん。

 このパターンは読めてる。

 当然、こうなるよね?



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『護鬼』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ふう。

 そうだよな。

 英霊召喚の影響はどうだったんだろうか?

 どれ程の経験値が削れているのか?

 知りたい気もする。

 知りたくないような気持ちもある。

 惜しいかって?

 死に戻りしなかった方が断然いいよ!


 護鬼のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しておこう。



 護鬼 夜叉Lv2→Lv3(↑1)

 器用値 25

 敏捷値 23(↑1)

 知力値 18

 筋力値 25(↑1)

 生命力 25

 精神力 18

 スキル

 弓 手斧 剣 棍棒 刀 小盾 受け 回避 隠蔽

 夜目 気配遮断 光属性 闇属性



 護鬼の装備は目に見えて消耗している。

 待っててくれ。

 修復はインフォが全部、終わってからだ!



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『戦鬼』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ま、これも順当だよな?

 英霊がいなくなってからは一番奮戦していたのも間違いない。

 戦鬼には自己回復がある。

 しかもオレの呪文の支援もあったんだが。

 現時点で戦鬼のHPバーは4割を切っている。

 無論、防具も修復の必要があるだろう。


 戦鬼のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。

 もう1点のステータスアップは生命力にしておこう。



 戦鬼 オーガLv2→Lv3(↑1)

 器用値 16

 敏捷値 27

 知力値  6

 筋力値 39(↑1)

 生命力 39(↑1)

 精神力  6


 スキル

 打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技

 関節技 裂帛 自己回復[小]



 さすがにここで終了か?

 そんな事はなかった。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『獅子吼』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 これは想定外?

 いや、有り得るとは思っていた。

 だがやはり驚きはある。

 もっと時間が掛かると思っていたんだが。


 獅子吼のステータス値で既に上昇しているのは筋力値であった。

 もう1点のステータスアップは敏捷値にしてみましょう。



 獅子吼 キメラLv7→Lv8(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 18

 筋力値 27(↑1)

 生命力 30

 精神力 16


 スキル

 噛付き 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目 気配遮断

 捕食融合 毒 ブレス 光属性 火属性



 テロメアは?

 さすがにないよな。

 ないようです。

 ここまで来ると残念ですね。



《プレイヤーがクラスチェンジ条件をクリアしました!》

《クラスチェンジは別途、ステータス画面から行って下さい》



 おい。

 最後の最後で一番の驚愕なインフォが追加ですけど!






 地面に座り込んでステータス画面を見る。

 クラスチェンジ先は?



 アークサモナー(大召喚魔法師)

 その他



 その他は?

 無論、選択する気は全くない。

 でも一応は見ておくべきかな?



 『その他』を選択してみる。

 様々な職業が表示されてくる訳だが。


『これらの職業はグランドサモナーの上位職ではありません。クラスチェンジ後は技能等にペナルティがあります』


 ふむ。

 まあそうですよね?

 リストも他の基本職だろう。



 ファイター

 アルケミスト

 ファーマシスト

 ウッドワーカー

 グラスワーカー

 ソーサラー


 ソルジャー

 ランサー

 セイバー

 スティンガー

 トルーパー

 グラップラー

 捕縛師

 メイジ

 護法呪禁師

 エレメンタル・ソーサラー『時空』

 エレメンタル・ソーサラー『光』

 エレメンタル・ソーサラー『闇』

 エレメンタル・ソーサラー『火』

 エレメンタル・ソーサラー『風』

 エレメンタル・ソーサラー『土』

 エレメンタル・ソーサラー『水』

 エレメンタル・ソーサラー『塵』

 エレメンタル・ソーサラー『灼』

 エレメンタル・ソーサラー『溶』

 エレメンタル・ソーサラー『雷』

 エレメンタル・ソーサラー『氷』

 エレメンタル・ソーサラー『木』



 そんな事はなかった。

 なんだってこんなにあるんだ?

 全部選択肢からは外しますけどね。



 では本題です。

 アークサモナーってどうなりますかね?



 種族 人間 男 種族Lv34

 職業 グランドサモナーLv20→アークサモナーLv1(New!)


 基礎ステータス

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 23(↑1)

 知力値 34(↑2)

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 34(↑2)



【アークサモナー】

 大召喚魔法師。グランドサモナーの上位職。

 召喚魔法のスペシャリスト。



 むう。

 何が変わるんだろうか?

 その辺りの説明が足りない。

 困るんですよ、運営さん!


 とりあえず、全部のデータをハードコピーしておいて、と。

 選択するのは当然だが、アークサモナーです。

 何故かと言えば、やっぱりサモナーだし!




 さて。

 どうしよう?

 時刻は午後8時40分。

 戦闘も長かったが、インフォの後始末も結構時間が掛かってしまったかな?

 オレのMPバーは1割とない。

 テロメアもさすがにゴーレムからはMPを吸収出来なかったようで、枯渇寸前だ。

 獅子吼もMPバーは殆どないも同然。

 ステータス異常がないのが不思議な程なのだ。

 これ以上の無理はいけない。


 つか時間的にはもっと粘れると思うけど、今日はここでログアウトしましょう。

 とてもじゃないが狩りを続ける気分になれない。


 でも装備の修復だけはしておこうか。

 MPバーは残り少ないのだが。

 今日のうちにやっておいた方が絶対にいい。






《これまでの行動経験で【錬金術】がレベルアップしました!》



 ああ、もう!

 装備の修復には途中から魔石まで使っちゃったよ!

 仕方がないんだ。

 オレのMPバーに余裕がなさ過ぎる。


 ああ、もう今日は色々と考えるのが億劫になってきた。

 早めにログアウトしてしまおう。

主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv34(↑1)

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv20→アークサモナーLv1(大召喚魔法師)(New!)

ボーナスポイント残 29


セットスキル

剣Lv14(↑1)両手槍Lv13 馬上槍Lv14 棍棒Lv14 刀Lv14

刺突剣Lv12 捕縄術Lv12 投槍Lv11 ポールウェポンLv11

杖Lv25(↑1)打撃Lv22(↑1)蹴りLv22(↑1)関節技Lv22(↑1)

投げ技Lv22(↑1)回避Lv22(↑1)受けLv22(↑1)

召喚魔法Lv34(↑1)時空魔法Lv22 封印術Lv16

光魔法Lv20 風魔法Lv21(↑1)土魔法Lv20 水魔法Lv20

火魔法Lv20 闇魔法Lv21(↑1)氷魔法Lv19 雷魔法Lv20(↑1)

木魔法Lv19 塵魔法Lv20(↑1)溶魔法Lv20(↑1)灼魔法Lv19

英霊召喚Lv2(↑1)

錬金術Lv17(↑1)薬師Lv11 ガラス工Lv9 木工Lv13

連携Lv23 鑑定Lv23 識別Lv23 看破Lv7 耐寒Lv12

掴みLv21 馬術Lv22 精密操作Lv23 ロープワークLv11

跳躍Lv14(↑1)軽業Lv14(↑1)耐暑Lv14 登攀Lv12 平衡Lv14

二刀流Lv19 解体Lv19 水泳Lv9(↑1)潜水Lv8(↑1)投擲Lv13

ダッシュLv14(↑1)耐久走Lv14(↑1)隠蔽Lv7 気配遮断Lv7

身体強化Lv21 精神強化Lv22 高速詠唱Lv22

魔法効果拡大Lv21 魔法範囲拡大Lv21

耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv9

耐混乱Lv8(↑1)耐暗闇Lv7(↑1)耐気絶Lv10(↑1)

耐魅了Lv2 耐毒Lv4(↑1)耐沈黙Lv5 耐即死Lv3


装備

独鈷杵×1 三鈷杵×2 摩尼宝剣×2 玻璃光刀×2

虚空蔵槍×2 護霊樹の杖×1

呵責の杖×2 珪化木の杖+×2 呵責のトンファー×2

珪化木のトンファー+×3 呵責の捕物棒×1 ダツ顎の槍+×1

白象の長槍+×1 白象の投槍×2 獅子賢者の騎士槍+×2

雪獣のメイス×1 獅子賢者のフルーレ+×2

亜氷飛竜のエストック+×1(New!)

獅子賢者のククリ刀+×2 ダツ顎の投槍×1

守護宝鎚×1 宿曜弓×1 金剛戟×1

怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+×1

斑雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×1

殺人蠍の隠し爪×1 雪豹のバグナグ×2

草原獅子のバグナグ×1 牛馬の革鎧+ほか

エインヘリャルの腕カバー×2 天斑馬のミサンガ×1

呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 獄卒の黒縄×1

戦争馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2



基礎ステータス

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 23(↑1)

 知力値 34(↑2)

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 34(↑2)



召喚モンスター

ヴォルフ シルバーウルフLv4→Lv5(↑1)

 器用値 16(↑1)

 敏捷値 38

 知力値 16(↑1)

 筋力値 26

 生命力 26

 精神力 15

 スキル

 噛付き 疾駆 裂帛 霊能 隠蔽 追跡

 夜目 気配遮断 自己回復[微] 魔法抵抗[微]


護鬼 夜叉Lv2→Lv3(↑1)

 器用値 25

 敏捷値 23(↑1)

 知力値 18

 筋力値 25(↑1)

 生命力 25

 精神力 18

 スキル

 弓 手斧 剣 棍棒 刀 小盾 受け 回避 隠蔽

 夜目 気配遮断 光属性 闇属性


戦鬼 オーガLv2→Lv3(↑1)

 器用値 16

 敏捷値 27

 知力値  6

 筋力値 39(↑1)

 生命力 39(↑1)

 精神力  6

 スキル

 打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技

 関節技 裂帛 自己回復[小]


テイラー カルキノスLv4→Lv5(↑1)

 器用値 11

 敏捷値 12(↑1)

 知力値  6

 筋力値 36

 生命力 31(↑1)

 精神力  6

 スキル

 鋏撃 水棲 水属性 土耐性


獅子吼 キメラLv7→Lv8(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 18

 筋力値 27(↑1)

 生命力 30

 精神力 16

 スキル

 噛付き 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目 気配遮断

 捕食融合 毒 ブレス 光属性 火属性


アプネア ドルフィンLv6→Lv7(↑1)

 器用値 12

 敏捷値 24

 知力値 16(↑1)

 筋力値 13(↑1)

 生命力 13

 精神力 10

 スキル

 噛付き 回避 水中機動 半水棲 夜目 振動感知 追跡

 水属性


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― 新着の感想 ―
ここでクラスチェンジすかw 読者も驚きです
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