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《フレンド登録者からメッセージがあります》
ログインしたのは午前5時50分。
今日は襲撃、ないよな?
ないようです。
周囲には、プレイヤーがたくさんいる。
ここは城郭の一番外側と思われるのだが。
修復が進んでいるな。
明らかに進んでいる。
惜しいな。
最初から静かなる竹林ではなく、ここで迎撃出来るのであれば別の戦い方が出来たんじゃね?
さて。
メッセージは誰からだろう?
なんとフィーナさんでした。
『夕闇城の中央の塔にいます。出来れば顔を出して貰えたら助かります』
ふむ。
それはいいとして。
食事だけは済ませて行こうかな?
文楽を召喚して食事の用意をして貰おう。
そう、文楽に作って貰うのって久し振りな気がする。
闘牛肉もまだあって良かった。
本当に、良かった。
「キース!こっちだよ!」
塔の下が総本部か。
いや、違うな。
生産職の重鎮が揃っているからそう見えるだけだ。
「ども、おはようございます」
「朝食は?」
「済ませてきてますので」
優香の申し出は有難いのですが。
甘えすぎると文楽の料理を食べる機会が減っちゃうんですよ。
現在、召喚しているのはヴォルフとヘリックス。
そしてオレの後方に残月、そして鞍馬。
残月と鞍馬には装備を頼めるか、相談したかったんだが。
フィーナさんはこっちの用件を優先させてくれたようです。
有難い。
「この子の面当て?」
「ええ、それも革鎧みたいな奴がいいですね」
「動画で見たけど、確かにあった方がいいのかも?」
「時間は掛かりそうですか?」
「さすがに特注だから。サイズ測るわね」
だが。
サキさんはサイズを測る前に残月を撫で回してますよ?
残月もおとなしいものだ。
その鼻面を押し付けて、撫でるのを催促しているようです。
何を甘えているのか。
オレがやったら垢BANの危機だぞ?
鞍馬の装備は?
レイナが見繕ってくれた定番の雪獣人の小盾。
ジルドレが見繕ってくれた定番の鋼の直剣。
まあ定番になりますな。
出来合いだどどうしてもそうなる。
精算する物はそうないので当然貨幣の出番になった訳だが。
貨幣のディネで支払うのも久し振りな気がする。
でも大量の貨幣に嫌な顔もされなかった。
どうも取引そのものが多過ぎて貨幣が足りないんだとか。
全部、貨幣で払いました。
まあ軽くなったと思っておこう。
「で、こっちの用件なんだけど」
「はあ」
「最初に動画を見た時はビックリしたわよ?何なの、あれ?」
最初は何故か呆れ声。
いえ。
長い話になるんですがそれは。
どうも逃げられそうにない。
お世話になってますし。
「無理じゃないかもしれないけど、無茶は駄目よ?」
「はあ」
「助かってはいるけど、アレって傍目には無茶よ?」
説教とは違った。
ここまでのイベント進行で色々と騒ぎがあるようです。
そう。
ブーステッドパワーです。
そして突撃の様子がちょっとアレなようだ。
ま、それはそれとして。
情報も概略、得ている。
今日を含めて丸2日は各所でレベルアップに励んで良し、という事らしい。
キムクイ・スレイブが夕闇城に到達するのは?
早くとも3日、掛かりそうとの事だ。
その間、魔人狩りをしても良し。
実際、数多くのプレイヤーが魔人狩りを楽しんでいるようだ。
アデルやイリーナ達、サモナーも各所で狩りを始めているようだ。
マルグリッドさんも昨日まで戦闘に参加していて、宝飾関係の作業はようやく本格化。
レイナ達を始め生産職も得られたアイテムを用いて武器等の製造に入っているそうで。
ここ、夕闇城は急速に拠点化が進んでいるようだ。
まさに城。
ここを防御の要としていかに活用できるか?
そこに勝機があるものと思いたい。
携帯食、それに野菜類も買い足した。
忘れ物はない?
ないな。
では。
オレはどうする?
ある考えが頭にある。
魔人狩りも悪くないが、戦力は既に数多く投入されているのでは、ね。
向かう先は、南。
そう。
エリアポータルの解放だ。
ボーナスポイント、足りない!
全然足りないのだ。
狙うべきは【英霊召喚】である。
当然だが移動用の布陣を組む。
ヴォルフ、残月、ヘリックス、クーチュリエ、逢魔である。
W4マップは一気に駆け抜けますよ?
急がないと、先を越されますから!
W4マップの魔物にも強者はいる。
パンツァーライノだ。
その戦いはどんなものになるのか?
ブーステッドパワーを使って、どつき合いです。
そんなバカな!
だが。
そのどつき合いで残月が勝るのです。
しかも、真正面で。
側面を衝いたら目も当てられません。
まさか一撃で仕留めるとは思いませんでした。
いやはや、これはマズいな。
楽勝に過ぎる。
早くS1W4に行かないと!
強敵がいてくれると思いたい。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『逢魔』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前9時10分。
戦闘をこなしながらの移動だが、順調そのものだ。
そして逢魔もレベルアップ。
出足好調なのも間違いない。
逢魔のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1ポイントは器用値にしておこう。
逢魔 ウェアウルフLv3→Lv4(↑1)
器用値 16(↑1)
敏捷値 32(↑1)
知力値 25
筋力値 16
生命力 18
精神力 16
スキル
打撃 回避 噛付き 疾駆 威嚇 反響定位
追跡 自己回復[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
変身 時空属性 光属性 闇属性 火属性
逢魔は?
交代させよう。
逢魔は帰還させ、極夜を召喚する。
もうちょっとでS1W4に突入出来るだろう。
さあ、その様子は?
まさか。
こんなバカな。
S1W4マップに突入して目にしたものは?
そこは湿地ですらない。
沼地であったのだ。
ムツゴロウはどこ?
気分はそんな感じでした。
諦めようか?
だが待て。
空を飛べばいいんじゃない?
その前にコール・モンスターで周囲を確認する。
いる。
アルゲンタヴィス、レベル高め。
それも2羽か3羽で小さな群れを作っているようだ。
空はダメか。
危険すぎる。
ヘリックスもクーチュリエも高度を上げさせるのは控えよう。
探索範囲が狭くなるのは痛いが、あの魔物を刺激するのは避けたい。
空はダメ。
かと言って沼地を行くのはさすがに遠慮したい。
どうにか出来ないものか?
途方に暮れるとはこの事だ。
沼地に対応出来そうな召喚モンスターならいるんだが。
オレ自身は対応できない。
いや。
待てよ?
強引だが試してみるか?
MPバーは?
全快に近い。
マナポーションは?
消費してはいるが、まだまだ余裕はある。
まずは呪文の効果を見てからだな。
「アイス・フィールド!」
何だ?
この呪文は範囲指定がある。
選択肢は3つ。
全周囲、半径約90メートル。
前方90度の扇型、半径約180メートル。
そして幅約5メートル、長さ約5,000メートル。
その範囲の表面を凍結させるらしい。
時間にして180分。
おい。
氷の通路、作れちゃうんじゃないの?
全部、順番に試してみた。
沼地であれ、普通の地面であれ、凍結。
ガチガチだ。
沼地上で、残月が乗っても大丈夫!
だがツルツル。
ツルツルなのだ。
つまりこの呪文も必要なのか。
「スケーティング!」
残月で駆ける事は出来なかった。
感覚が違う、という事もあるのだが。
踏み抜きそう。
沼地の表面を覆う氷の厚みはそこそこあるようだが、残月の重量を支えるには不足のようだ。
そこは仕方ないか。
走ろう。
いやいやいやいや。
この場合は滑ろうかな?
布陣は変更した。
ヴォルフ、残月、極夜は帰還させた。
剛亀、テイラー、ストランドを召喚する。
沼地は大丈夫?
剛亀はのっそりと沼地に入ると意外な速度で這い回る。
テイラーは沼地にダイブすると、これもまた這い回る。
すぐに剛亀に追いついてしまった。
ストランドは体を回転させて泥塗れになった。
平気?
平気なのか?
平気なのであった。
オレが見たかったムツゴロウとはまるで違うけどな!
ストランドはまるでウナギだ。
そして剛亀、テイラー以上に生き生きとしている。
そうそう。
本格的に水中戦闘ってここの所はやってないしな。
たまにはこういうのもいいか。
でもね。
ナイアスとアプネアは止めておきましょう。
水中対応ではあるのだが、泥塗れになるのは慎んだ方がいい。
では、出発だな。
ヘリックス、剛亀、テイラー、クーチュリエ、ストランドの布陣だ。
普段見ないな、こんな布陣。
連携は?
まあ戦闘をこなせばどうにかなる。
そうそう。
魔物に何がいるのか、それも問題だよね?
オレも得物は珪化木の杖にしておく。
カルキノス Lv.8
魔物 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:水中、地上 水属性
お前は知っているぞ?
ついでに上位の奴も知っている。
だが、2匹か。
2匹、なんだよな?
対戦でテイラーともやってるし、戦えると思います。
こっちのカルキノスであるテイラーではレベルで敵わない?
だが呪文で強化してある。
圧倒的優勢は望めないが、劣勢になるとは思えない。
仲間もいるしな。
ディフェンス・フォールにオフェンス・フォール。
所々でグラビティ・バレットで体勢を崩しつつ、杖で殴る。
殴る。
殴り続ける。
それでどうにかなったんだが、さすがに強固な装甲だな!
呪文で低下しているとはいえ、やや手間でした。
まあ勝利は半ば確信してましたけど。
もう1匹も正面から剛亀が挑み、テイラーが後方から抑え込み、ストランドが絡みつく。
ヘリックスとクーチュリエは空中から援護。
1対5で奮戦するも、撃沈。
合掌。
しかし傍目には怪獣戦争みたいで正直引く。
問題は?
何がこいつから剥げるかなんですが。
2匹から1つだけだった。
【素材アイテム】巨蟹の卵 原料 品質C+ レア度4 重量1
カルキノスの卵。ピンボール大で通常は加熱して食用にする。
珍味として人気は高い。
おい。
食材にしか見えないぞ!
とはいえ貰える物は貰うんですけど。
食材、結構。
来るがいい。
読めているぞ?
次はカニ味噌だろう?
そうに違いない!
オオカブトガニ Lv.3
魔物 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:水中、地上 水属性
天然記念物を魔物にしていいのか?
まあいいんだろう。
それにしても、デカい。
幅だけならテイラーを超えている。
そしてその装甲は厄介に見える。
3匹いるのも厄介だ。
攻撃方法?
体当たりだ。
それだけ。
だがあのサイズで結構素早い。
避けるのをしくじったら大変そうだ。
だがこれもカルキノス相手にするのと同じだ。
殴る。
殴るのだ。
そうすべきです。
どうにか3匹を屠った。
カルキノスより手間取った理由も明らかだ。
戦闘中も回復してたのです。
対処はし易いんだが、これだけは厄介だな。
だがまだお楽しみがある。
何が剥げるか?
【素材アイテム】甲蟹の甲羅 原料 品質C+ レア度5 重量3
オオカブトガニの甲羅。軽くて丈夫。
自己修復する特性を持つ。
こっちの方が間違いなく役に立ちそうだな。
3匹狩って1個か。
【解体】さん、もっと働いていいのよ?
先を急ごう。
南へ、走れ!
コール・モンスターで周囲の確認もしておく。
新たに遭遇した奴はどれも認識できるようだ。
良かった。
問題は?
間違いなくアルゲンタヴィスだ。
まだ襲われていないから助かっているが。
だが。
まだ新たな魔物がいた!
そいつは奇襲をしかけてきやがりましたよ?
魁偉ワラスボ Lv.3
魔物 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:水中、地中 水属性
ワラスボ?
見た目はアレなんだが美味しいんだよな。
いや、そうじゃなくてだな。
再度言おう。
見た目は、アレだ。
実物そのままで完全に魔物です。
それでいてサイズは大型のヘビ。
どうなんだ、これ?
1匹だけなのは助かった?
いや、ストランドがいて助かった。
こいつ、所々で逃げるのだ。
しかも泥の中に。
剛亀もテイラーも捕らえられなかったが、ストランドが噛み付いた挙句、巻き付いて動きを止めていた。
いや、互いに巻き付いてる?
どっちがどっちを締め上げているんだか、これじゃ分からんな!
だがこれは好機だ。
テイラーが頭を抑え付けて剛亀が胴体を抑え込む。
オレは?
その頭を殴るだけで済みました。
意外に簡単に詰んだ。
だがこいつは奇襲してきたようなんだが。
ヘリックスは気が付いていなかった。
それにコール・モンスターで確認してもまるで引っ掛からない。
罠専用みたいな奴だな。
それ以上にアイテムが剥げないというのが何とも。
色んな意味で嫌な相手だな!
移動を続けよう。
問題は?
ある。
というよりも懸念がある。
アルゲンタヴィスだ。
アレは4マス先のマップで遭遇した相手だった。
N2W2だったか?
ややレベルが高めなのが気になる。
そして何故か、ここにもレッサーグリフォンがいるんだが。
しかも3頭。
まさか。
魔人か?
だが連中はこっちに来る気配はない。
空中から見てアイス・フィールドの痕跡を認識出来ないんだろうか?
沼地の中に島が浮いているかのような場所もあった。
アイス・フィールドを伸ばして上陸してみる。
ちゃんと地面だ。
だが小さい。
中継ポータルではないが、休憩所?
インスタント・ポータルを展開できそうではあるが。
今は止そうか。
面倒そうな奴がいる。
移動優先で行こう。
アイス・フィールドとスケーティングを継ぎ足しながら先を急ぐ。
剛亀、テイラー、ストランドの移動速度は?
多分、オレが沼地を移動するよりも確実に速い。
というか彼らの場合、こういった場所に適応しているのだろう。
剛亀も地上と変わらない速度を保っている。
テイラーとそう変わらない。
そこが助かる。
ではオレはどうか?
スケーティングの効果もあって剛亀やテイラーよりも速く移動する事は可能だろう。
だが、凍った表面は均一ではない。
危うくアイス・フィールドで凍りついた通路幅を外れそうになったし。
あまり速度を上げるのは、危険だ。
泥塗れになるぞ!
移動速度は程々に、剛亀とテイラーに合わせました。
ところでストランドは?
速い。
地の利を得たような感じがする。
ただ、これだけは言いたい。
跳ねるのはいいけど、離れた場所でやりなさい!
泥が飛んでくる!
戦闘もこなしながら騙し騙し移動してきたんだが。
ついに捕捉されたか?
アルゲンタヴィスだ。
それも、2羽。
アルゲンタヴィス Lv.7
魔物 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:空中
さすがにデカい!
レッサーグリフォンが小物に見える程なのだが。
但し、こいつの空中での機動力はそう高くないと思う。
滑空して迫ってくる姿は猛禽の持つ恐ろしさが滲み出ている。
狩人。
空の捕食者の貫禄十分である。
だが。
こっちも以前、アルゲンタヴィスと戦った頃より強くなっている筈だ。
それを証明して見せよう!
「グラビティ・プリズン!」
ヘリックスとクーチュリエの攻撃で体勢を崩した所にこの呪文だ。
効いたか?
目に見える形で戦果はあった。
沼地に墜落。
泥塗れだ。
低空でオレを狙っていたのが運の尽き、であろうか?
早速、ストランドが襲っている。
剛亀とテイラーも向かっていた。
あれは任せていられる。
もう1匹が来る!
「ソーン・フェンス!」
今度は壁だ。
まともに突っ込んで挙句の果てに突っ切ってしまった。
全身はズタズタ。
既に魔物のHPバーも2割削れている。
ヘリックス、クーチュリエ、そしてオレの追撃が入る。
無論、飛ばせてはいけない。
その為には翼を破壊するのが手っ取り早い訳だが。
いかんな。
距離がある!
足場はアイス・フィールドの影響で滑っている。
オレが捕捉する前に魔物が空中に舞い上がる。
翼を砕くのは失敗だ。
「ブランチ・バインド!」
今度は木の枝を伸ばして拘束を図る。
時間稼ぎだ。
本命は、こっち!
「グラビティ・プリズン!」
地面に縫い付けると杖を持って襲い掛かる。
そして、殴る。
殴る。
殴り続ける。
何だか楽しくなってきた!
一方的に殴り続けてどうにか始末した。
オレはノーダメージ。
ヘリックスもクーチュリエもまったく問題なし。
うん?
沼地に落ちた奴はどうした?
そいつは既に沼地の中で事切れていたようです。
魔物の死体を牽引してくる剛亀とテイラー、それにストランド。
さすがだ。
空中の魔物も沼地で抑え込んでしまえば無力化は簡単だっただろう。
彼らもまた、無傷。
恐ろしい事に、最初に遭遇した時は死に戻るかと思えた魔物がこれだよ!
そして得られたアイテムは魔晶石1個。
そう。
1個だ。
【解体】は本調子には程遠いようだ。
なんとかこのマップでの戦闘にも目処が立ったか?
あとは移動さえなんとか出来ればいいんですが。
こればかりはどうしようもない。
地道に、行こう。
《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》
《【杖】武技のインテリジェンス・アタックを取得しました!》
《只今の戦闘勝利で【耐久走】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
好調続きだったが、アルゲンタヴィス3羽はさすがにキツかった。
鉤爪に何度か引っ掛けられてしまい、結構なダメージを喰らっている。
だがそれでも収支はプラスだろう。
色々とレベルアップしている。
そして何やら武技も得ている。
インテリジェンス・アタック?
説明によれば、知力値を基準に攻撃力を発揮するのだとか。
ふむ。
確かに、役に立ちそうではある。
だがブーステッドパワーのインパクトには遠く及ばない気がする。
それに杖じゃないと発揮できないようでは使うのも限定的だし。
だが。
現状では有難いかな?
武技や呪文を一定時間使えなくなるというブーステッドパワーの縛りはそれなりにキツいのだ。
攻撃で底上げが出来るのは有難いと思うべきだろう。
ところで。
3羽から何も剥げなかったとか、どうなっているんだ?
時刻は?
午前11時30分。
そろそろ昼食を考えなければなるまい。
だがエリアポータルにはまだ遠そうなのだ。
レッサーグリフォンは?
いる。
3頭だけだ。
こっちの探知できる範囲にいたりいなかったりするんだが、いる。
かなりの高確率で魔人付きだと思うんだが。
仕方ない。
ここは携帯食で賄っておこう。
S1W4マップの中央までが遠い。
あと半分の地点にはもう少し掛かるか?
このペースではエリアポータルに到達するのは午後3時を過ぎそうな予感がする。
まあこのままでいいか?
狩りそのものは順調。
インテリジェンス・アタックも試したが、やはりブーステッドパワーに及ばないようだ。
今はインテリジェンス・アタックの方が使い勝手がいい。
儲けた、と思えばいいさ。
そうなると魁偉ワラスボの奇襲だけが厄介だ。
どうしても、最初の一撃を避けるのは難しい。
半分は喰らっているだろう。
だが倒すのはそう難しくはないのであった。
妥協できる。
いや待て。
妥協できるか!
こいつはまだアイテムを残してくれない。
全く、困ったものだ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv31
職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv17
ボーナスポイント残 1
セットスキル
剣Lv12 両手槍Lv12 馬上槍Lv12 棍棒Lv13 刀Lv13
刺突剣Lv11 捕縄術Lv11 投槍Lv9 ポールウェポンLv8
杖Lv23(↑1)打撃Lv20 蹴りLv20 関節技Lv20 投げ技Lv20
回避Lv20 受けLv20
召喚魔法Lv31 時空魔法Lv19 封印術Lv13
光魔法Lv19 風魔法Lv19 土魔法Lv19 水魔法Lv19
火魔法Lv19 闇魔法Lv19 氷魔法Lv17 雷魔法Lv18
木魔法Lv18 塵魔法Lv17 溶魔法Lv18 灼魔法Lv18
錬金術Lv15 薬師Lv10 ガラス工Lv8 木工Lv12
連携Lv22 鑑定Lv22 識別Lv22 看破Lv7 耐寒Lv9
掴みLv18 馬術Lv19 精密操作Lv21 ロープワークLv11
跳躍Lv11 軽業Lv11 耐暑Lv13 登攀Lv12 平衡Lv13
二刀流Lv18 解体Lv18 水泳Lv6 潜水Lv6 投擲Lv11
ダッシュLv11 耐久走Lv12(↑1)隠蔽Lv7 気配遮断Lv7
身体強化Lv20 精神強化Lv20 高速詠唱Lv20
魔法効果拡大Lv20(↑1)魔法範囲拡大Lv20(↑1)
耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv6
耐混乱Lv4 耐暗闇Lv4 耐気絶Lv8
耐魅了Lv1 耐毒Lv3 耐沈黙Lv3
召喚モンスター
逢魔 ウェアウルフLv3→Lv4(↑1)
器用値 16(↑1)
敏捷値 32(↑1)
知力値 25
筋力値 16
生命力 18
精神力 16
スキル
打撃 回避 噛付き 疾駆 威嚇 反響定位
追跡 自己回復[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
変身 時空属性 光属性 闇属性 火属性




