295
悩む事なんてなかった。
一番ネックだったのはオレだったのだ。
反省しないといかんな。
ジェリコと戦鬼の戦う姿を見ていて気付かされたのだ。
質量兵器。
オレの得物にもあるじゃない！
そして雷文とモジュラスの戦う姿からも。
毒だ。
毒だって使い様ではないか！
そんなこんなで、戦い方を変えてみました。
レッサーグリフォン3頭と魔人3名のパターンではこれまで通り。
地上に降りてからは金剛戟を使う。
レッサーグリフォン相手にはこれまで通り、間合いの長さを活かす。
そしてスヴァジルファリ・スレイブ3頭と魔人3名、それにガルムの群れが加わるパターン。
金剛戟は使わず、雪獣のメイスと獅子賢者のフルーレの変則二刀流だ。
考えてみたら、樹上で魔人が襲来するまでの短い時間で得物の交換は余裕で行える。
わざわざガルムのような機動力の高い相手に手数で不利な金剛戟を使う事なんかないのだ。
雪獣のメイスであれば一発でガルムを仕留める事も容易い。
手数を活かすなら獅子賢者のフルーレだ。
毒による状態異常。
そして麻痺の状態異常。
確率は高いとは言えないが、戦闘に寄与するのもまた間違いない。
全く。
どうして悩んでいたんだか。
バカバカしくなってきた。
戦闘終了すると、キムクイ・スレイブとの距離を出来るだけ保つように移動する。
そしてインスタント・ポータルを展開。
傾向は掴めていた。
当然だが、近寄るほどに魔人の襲来してくる間隔は短い。
たまにガルムだけでなく、トライホーンリザードも来る事がある。
これがまた面白い。
厄介だが、面白いのだ。
どうもこの魔物、仲間を呼んでいるようなのだ。
最後に残ったトライホーンリザードが何かの振動を発していたんだが。
これが仲間を呼ぶ合図であるようなのだ。
この謎の行動をさせる事なく倒すと魔物の追加はない。
これは、使える。
ガルムの数が少ないと、戦い足りなくなる事があるのだ。
あの魔人が率いる魔物の群れにはコール・モンスターが効かない。
魔物の位置は確認できるが、呼び寄せる事が出来ないのだ。
代わりにこいつを使えるか？
使えるかも？
試してみた。
《只今の戦闘勝利で【刺突剣】がレベルアップしました！》
《【刺突剣】武技のボンナバンを取得しました！》
《【刺突剣】武技のボンナリエールを取得しました！》
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
戦闘そのものは順調。
だが一旦区切った理由には訳があった。
レベルアップしているけど、言祝だ。
MPバーは1割を切っている。
残念だがここまでだな。
言祝のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。
もう1点は生命力を指定しておこう。
言祝 インキュバスLv1→Lv2（↑1）
器用値 7
敏捷値 26（↑1）
知力値 26
筋力値 5
生命力 6（↑1）
精神力 28
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
変化 時空属性 光属性 闇属性 風属性
では交代だ。
言祝は帰還させてヘザーを召喚する。
時刻は午後4時20分。
この戦闘方法、昼間のうちは問題ないようなんだが。
夜だとこれ、どうなんだろう？
夜、しかもここは森なのだ。
魔物の援軍の全容は掴み難くなるだろう。
心構えが違ってくる。
そこはリスクとして抱え込まなければなるまい。
困った事だ。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『雷文』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
今度は意図して戦闘を中断した訳ではない。
トライホーンリザードが仲間を呼んでいるのに援軍が来なかったのだ。
見捨てられたの？
いや、どうもこの仲間を呼ぶ能力にも限界があるらしい。
そう考えれば納得出来る。
キムクイ・スレイブの歩みは確かに遅いものではあるが、遠ざかっているのも確かだ。
しまった。
長時間の戦闘を繰り広げている間に距離が広がってしまっていたようだ。
雷文のステータス値で既に上昇しているのは筋力値だ。
もう1点のステータスアップは器用値を指定する。
雷文 鵺Lv2→Lv3（↑1）
器用値 13（↑1）
敏捷値 25
知力値 13
筋力値 29（↑1）
生命力 25
精神力 13
スキル
噛付き 威嚇 危険察知 匂い感知 熱感知 夜目
気配遮断 捕食融合 毒 雷属性
では布陣も少し見直そう。
今日も大活躍のモジュラスだがここまでだな。
MPバーは1割程になっている。
糸を用いた罠が支援の選択肢になくなるのは痛いが、これは仕方ない。
無理はさせられないからな。
そして雷文も帰還だ。
レベルアップもした、というのもあるが、やはりMPバーに余裕がない。
ここで区切ろう。
召喚したのは？
テイラー、そしてペプチドにしてみた。
ジェリコ、戦鬼と合わせて前衛が多くなるように見えるが、これはこれでアリだろう。
どうせキムクイ・スレイブの動きは遅い。
追跡するのにも余裕がある。
そしてインスタント・ポータルを用いての奇襲にしても機動力はさほど必要としない。
ところで、刺突剣の武技、ボンナバンとボンナリエールだが。
ボンナバンは前へと一気に飛ぶ武技。
ボンナリエールはその逆で、後ろへと一気に飛ぶ武技であった。
攻撃は伴わない、一種の歩法であった。
使えないかって？
そこはそれ、使い様だと思うのだ。
間合いを一気に詰める、一気に外す、というのはそう簡単ではないからだ。
集団戦よりも1対1で使えそうな感じがする。
時刻は午後6時20分。
意図的にキムクイ・スレイブとの距離を広げた状態で戦闘を終えている。
インスタント・ポータルを使わず、アデルとイリーナが作ってくれていた唐揚げとパンで夕食を摂る。
そしてすぐさま移動。
だが。
すぐには追い付けなかった。
グレートモールに連続で遭遇してしまったのだ。
ついでに返り討ちにするのは当然だが。
魔人狩りがメインなのは変わりはない。
だからこそ困る事は困るのだが、宝石が剥げるのだ。
美味しい。
むしろこっちに食指が動く。
キムクイ・スレイブの後ろを追い掛けるの、やめちゃおうか？
そんな誘惑ががががががが。
いかん。
足が遅いとはいえ、キムクイ・スレイブがW5マップに行ってしまいそうだ。
追わないと、ね？
スケルトンファイター Lv.8
魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ
戦闘位置：地上 闇属性
スケルトンソーサラー Lv.8
魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ
戦闘位置：地上 闇属性 土属性
スケルトンハンター Lv.8
魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ
戦闘位置：地上 闇属性
あれ？
W6マップにこんなのがいたのね？
今まで遭遇しなかったのは何でだろうか？
しかも見えている奴だけで20匹以上。
アンデッド軍団？
結構、ヤバいか？
迷う暇はない。
サンシフィティ・アンデッドを選択して実行しながら雪獣のメイスを構える。
さて。
相手はアンデッド、しかもスケルトン系の魔物だ。
久しぶりにメイスで砕きましょうかね？
淡々とぶん殴る。
メイスならそれが良く似合うだろう。
この魔物相手に現在の布陣は果たしてどうか？
幸か、不幸か。
両方だな。
ジェリコ、戦鬼はアンデッドとの相性は悪くない。
殴って砕く。
それで済む。
だがテイラーだと微妙だ。
その鋏で動きを止める事は出来るし、骨そのものを砕く事もあるんだが。
止めを刺すまでの手順に手間取ってしまう。
頭部と胸部にある人魂を散らさないと、延々と回復し続けるのだ。
そしてペプチドだと完全に相性が悪い。
毒が効かないから当たり前だ。
鋏にしてもテイラーよりもパワーで劣るものだから骨を砕くのも一苦労である。
ヘザーは？
特殊能力を発揮して岩塊を撃ち込んでダメージを重ねている。
完全に力押しだ。
不利でもないが、有利でもない。
微妙だ。
それにしても、だ。
後衛に位置するスケルトンソーサラーとスケルトンハンターが厄介だ。
前衛にいるスケルトンソルジャーが邪魔だからだ、
ま、当たり前なんですがね。
そこでこのメイスですよ！
火魔法の全体攻撃呪文を使うのもいいんだが、ここはこれで。
キムクイ・スレイブに従う魔物の群れを刺激したくないのだ。
だから、殴る。
自己修復？
してます。
でも気にしない。
奈落とは違い、装備がそう良い代物ではないようだ。
装備とか関係なしに殴ってもダメージは通る。
骨もいい感じで砕けているしな。
気にならない。
オレの周囲でジェリコと戦鬼が黙々とスケルトン共を潰している。
そう。
潰してます、文字通りに。
気にしてなんかいられない。
メイスを振るのだ。
無心に。
ただただ殴るだけでいい。
オレもジェリコと戦鬼を見習うべきである。
潰せ！
そしてオレは考えるのを止めた。
《只今の戦闘勝利で【棍棒】がレベルアップしました！》
《称号【ウェポンマスタリー】を得ました！》
《称号【ウェポンマスタリー】と称号【格闘王】が揃いました！》
《おめでとうございます！称号【バトルパラノイア】を得ました！》
《共通武技のブーステッドパワーを取得しました！》
ああ。
何かインフォが来てるな。
ちょっと待っててね。
思考が戻ってこないのです。
考えるのを止めた影響かな？
何か奇妙なインフォのようなんだが。
我に返った。
ナニコレナニガオキタンデスカ？
いかん。
思考回路がおかしくなっとる。
確認しよう。
ウェポンマスタリーって？
称号だ。
ウェポンエキスパートに上書きされている？
格闘師範が格闘王に上書きされたのと一緒か。
そしてバトルパラノイアなんですが。
こっちはバトルホリックに上書きされているようなんですけどね。
パラノイアって。
誰が偏執狂だよ！
そして武技も追加されているようです。
ブーステッドパワー？
説明文は簡単なものでした。
一時的に知力値は半減し、減った分の値が筋力値にプラスされる。
生命力と精神力を基準とするレジスト判定にプラスの効果。
そして武技発動中、そのプレイヤーは他の武技も呪文も使えない、と。
無論、対象は使用者本人だけだ。
この武技の効果、継続する時間は基本的に種族レベルに依存するようです。
目安は種族レベル1につき約10秒。
オレの場合は？
300秒、つまり約5分って事か。
危険だ。
これ、狂戦士モードじゃないの？
使ってみて試してみたいが、今は止そう。
危険だ。
武技を使うにしても他の武技も呪文も使えないのではリスクも高い。
だが。
知力値が半減するんだよな？
オレの場合は知力値が32であるから16になる。
そしてその16の数字の分、筋力値に上乗せか。
オレの筋力値が20であるから36になるのか。
そしてこのブーステッドパワー、事前に使った他の武技や呪文の効果も有効であるとしたら？
重ね掛けが有効だと、どうなる？
美味しい？
これ、美味しい、のか？
良く分からんな。
やはり一回、試すべきなのか？
いかん。
夜の闇の中にキムクイ・スレイブの姿が消えて行ってしまう。
あの足が遅い移動要塞との距離がもうあんなに？
どんだけ時間を浪費してたんだ、オレ！
スケルトン共は何を残したのか？
相変わらず、魔石だ。
クラスチェンジ前は何を残してましたか？
確か、魔石だ。
武装もあるのだが、どれも性能も低くてボロボロなのもクラスチェンジ前と変わっていない。
ダメだこりゃ。
魔石で妥協するしかないのか？
5個拾えたから妥協できるか？
気分的に収支はマイナスだ。
いかんいかん。
色々と課題が生じたように思うが、ここは狩りを優先で。
追跡しよう。
キムクイ・スレイブはゆっくりとした速度でW5マップに侵入しようとしているようだ。
いや、もう侵入したか？
コール・モンスターで確認してみたら、マップの境界で行軍は停止しているようである。
時刻は午後7時50分か。
どんだけ行軍速度遅いのよ？
このペースではレムトまで到達するとして、何日掛ける気なのか？
気の長い侵略行動もあったものだ。
キムクイ・スレイブが行軍を停止した地点はマップの境界辺りだ。
境界といえば。
川沿いにある塔はどうなったかな？
破壊されたようではあるんだが。
それに川だ。
川があるのだ。
イルカを召喚するのもいいんじゃないかな？
召喚モンスターの枠は1つ余らせてあるのだ。
この状況では東の海にいつ行けるか、知れたものではない。
つかイルカを鍛えるにはいずれ東へ行かないとダメなんですけどね。
そうだな。
それでも加えておこうか。
忘れてしまいそうだから、加えておいていいだろう。
時刻は？
午後8時40分だ。
魔人襲来はいいんだが、その直後にスケルトンの群れとか酷い！
しかもこの群れの規模は大きいようです。
森の中だし、見えていないアンデッド共のマーカーは見えている以上に多い筈だ。
「ブーステッドパワー！」
酷いついでに得たばかりの武技、ブーステッドパワーを使ってみた。
どう見ても戦闘が長引くのが目に見えている。
そういう規模のスケルトンの群れだったのだ。
《只今の戦闘勝利で【ダッシュ】がレベルアップしました！》
戦闘終了。
途中で武技のブーステッドパワーの効果が途切れたのは分かっていた。
その頃には概ね、スケルトン軍団は砕かれた骨と化していたが。
で、試してみた結果は？
忘れてしまいたい。
そんな感じだ。
確かに、強くなってくれるのだろう。
だがその感覚は大きく変わってしまい、違和感が凄まじいのです。
コントロールも効いているようで効いていないような感触。
まるで別の世界にいるような感じになる。
いや、ここはゲーム世界であり、そこでプレイしているんだけどさ。
どうしよう？
もう少し、試してみるか？
今度は魔人の率いる魔物の群れを相手にしてみるのもいいかもしれない。
当然、地上戦力である事が望ましい。
スヴァジルファリ・スレイブに騎乗する魔人、それに率いられたガルム。
トライホーンリザードがいたらもう最高だ。
どこまでステータスの強化が進むのか、想像は出来る。
でもやっぱり実際にどうなるかは実践してみないと、な？
だが。
中々、踏み切れない。
レッサーグリフォン3頭と魔人3名の組み合わせでは戦闘時間は短く、勿体無い。
こいつらでは、ダメだ。
まさに貧乏性。
それにブーステッドパワーに気をとられてしまい、確認してなかったのだが。
闘気法の武技が真闘気法になっている。
これもまた酷い。
闘気法は概ね、全ステータスを2割ほど底上げする武技であるのだが。
これはそれ以上であるらしいのだ。
恐ろしくて検証していないけど。
どうせだし、ブーステッドパワーと併せて検証したい。
ところで。
このブーステッドパワーという武技、発動中は他の武技は使用不可である。
呪文も同様だ。
インスタント・ポータルを用いた奇襲の場合、呪文が困る。
待ち時間があるため、全ての呪文の強化は掛かっていない事も多い。
いつ襲ってくれるのか、読めないからだ。
使う順番を間違えてはいけない。
呪文の強化、真闘気法の後にしないといけない。
しかし、検証するにしても適当な相手がいないといけないんだが。
地上戦力である事が望ましい。
かと言って、アンデッドの群れは遠慮したい。
効果が良く分からないからだ。
時刻は午後9時30分。
その機会が来たのかもしれない。
魔人共だ。
スヴァジルファリ・スレイブが3頭、そして魔人が3名騎乗している。
ガルムも中々の数が率いられているようだ。
そして都合がいい事に、トライホーンリザードも1匹。
よし。
こいつ等にしよう。
だが先ずは奇襲で魔人を仕留めるけどね。
そこの手順は変えない。
そこから先は？
検証、としよう。
無論、奇襲前には時間が許す範囲で呪文による強化は行う。
複数を強化できるから効率はいい。
それでも全てを召喚モンスターにまで行き渡らせるのは至難だ。
戦闘中に行う事も多い。
だから、仮想ウィンドウにオレのステータスを常時表示して、動画で記録する事にした。
ログアウト前に確認したらいいのです。
いちいち仮想ウィンドウをハードコピーして保存とか、面倒だ。
では。
狩りますか。
まずは魔人だな。
いいですか、皆さん。
トライホーンリザードは半殺しで留めるのです。
仲間を呼ぶまで待つのです。
呼んでも来ないようなら始末なさい。
新たなトライホーンリザードが追加されたら、半殺しの方は始末して良し！
何かに似てますね、この指示って。
そうだ。
鮎の友釣りだな。
鮎か。
いいよね、鮎って。
《只今の戦闘勝利で【投擲】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『戦鬼』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
うむ。
戦鬼もクラスチェンジへもう一歩か。
このまま連戦させよう。
戦鬼のステータス値で既に上昇しているのは筋力値だ。
もう1点のステータスアップは生命力を指定する。
戦鬼 レッサーオーガLv10→Lv11（↑1）
器用値 15
敏捷値 24
知力値 6
筋力値 33（↑1）
生命力 33（↑1）
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技
関節技 自己回復[微]
だが終わらない。
インフォは自重しないのでした。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『テイラー』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
今度はテイラーです。
まさに自重してないな！
テイラーのステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。
もう1ポイント分のステータスアップは筋力値にする。
テイラー カルキノスLv2→Lv3（↑1）
器用値 10
敏捷値 10
知力値 6
筋力値 36（↑1）
生命力 30（↑1）
精神力 6
スキル
鋏撃 水棲 水属性 土耐性
インフォは？
終わりません。
いや、その理由はオレのせいですけどね。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ペプチド』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
何故、オレのせいなのか？
調子に乗って魔物を呼び寄せさせながら戦闘を継続してたのです。
動画？
ああ、そういえば30分しか記録できないんでしたっけ。
相当前に止まっていたようで、途中で警告画面が出てましたな。
ペプチドのステータス値で既に上昇しているのは器用値だ。
もう1ポイント分のステータスアップは筋力値を指定する。
ペプチド デザートスコルピオンLv2→Lv3（↑1）
器用値 21（↑1）
敏捷値 17
知力値 7
筋力値 21（↑1）
生命力 21
精神力 7
スキル
鋏撃 針撃 回避 気配遮断 隠蔽 奇襲
猛毒 火耐性
トライホーンリザードはいいな。
いい友達が多くて素敵だ。
まあその友達と纏めて狩った訳ですが。
周囲は死屍累々。
アイテムを剥ぐのも大変だ。
そう。
これを失念していたのでした。
恐ろしい事に、剥ぎ取り作業中にツインホーンリザードに襲われる始末だ。
それが止めになった。
魔物の死体は1時間ほどで消えるのです。
そう。
最初のうちに屠った魔物の死体は次々と消えてしまう。
待て。
待ってくれ！
確かに、得られるアイテムはガルムから得られる魔石ばかりだが。
もしかして、レアがあるかも知れないじゃないですか！
無念。
ツインホーンリザードから肉を剥ぐ事で妥協するよりないか。
時刻は？
午後10時50分だ。
少し早いが、狩りはここで中止しよう。
動画も確認しておきたいからな。
いや、まだすべき事もある。
イルカだ。
ドルフィンだ。
W5マップとW6マップの境界付近には川がある筈だ。
ここからならばそう遠くあるまい。
とは言っても時間に余裕はない。
急いで移動しよう。
待て待て、布陣は見直すべきだ。
移動するには都合が悪いメンバーもいる。
探索能力の高い召喚モンスターがいないとグレートモールの罠に嵌まる可能性もあるのだ。
落ち着け、オレ。
変更後の布陣は？
ヴォルフ、戦鬼、ヘザー、テロメア、逢魔です。
では、急ぐぞ？
短い距離ではあるが、フォレスト・ウォークも使って森を移動する。
それにキムクイ・スレイブと従軍している魔物の群れからは離れておきたい。
急げ。
急げ！
《これまでの行動経験で【耐久走】がレベルアップしました！》
ようやく川だ。
時刻は？
午後11時40分。
かなり時間を浪費してしまった。
いや、浪費には当たらないかな？
途中で遭遇したグレートモールがいけない。
宝石が剥げる。
そういう魔物なのだ。
2匹ほど相手をしていたら遅れてしまった。
そして思惑通りに宝石を剥いでいるのだから時間は無駄になってない。
浪費ではない。
断じて、浪費では、ない！
これだけは強弁しておきたいのです。
では。
召喚出来るようになってかなり時間は経過しているが、イルカを召喚するか。
ヘザーを帰還させ、30行目の最後の枠を埋める。
召喚可能なモンスターの候補リストに変化はない。
リストの一番下、ドルフィンを選択する。
アプネア ドルフィンLv1（New！）
器用値 12
敏捷値 20
知力値 14
筋力値 8
生命力 12
精神力 10
スキル
噛付き 回避 半水棲 夜目 振動感知 追跡
水属性
【ドルフィン】召喚モンスター 戦闘位置：水中
中型の水棲哺乳類。攻撃手段は噛み付きと体当たり。
体格は人間よりもやや小さい。
かなり長い時間、呼吸なしに水中活動が可能。
ふむ。
こんな感じなのね？
見た目は完全にイルカです。
そして行動もだ。
やたらとなついてくるのです。
実にフレンドリーですな。
まあそれはいいんですがね。
本来であれば、広い海で泳がせてあげたいものです。
それはナイアスを始めとした面々もなのですが。
いずれ、東方面に行ったら活躍して欲しいものだ。
その前に。
イベント、片付けておかないとな？
アプネアは帰還させて、と。
リターン・ホームで静かなる竹林へと跳ぶ。
ああもう！
日付を跨ぎそうになっている！
諦めた。
諦めました。
ブーステッドパワーの効果を確認するの、明日にしよう。
朝食を摂るついでに見ていたらいい。
今日のうちに、というのもアリだが、明日は大規模な集団戦があると思うのだ。
本来は早めにログアウトしておきたかったのだが。
思わぬ事が起きてしまい、何かが狂ってしまっているかのようだ。
戦果は？
十分にあったと思う。
でもね。
色々と残念な結果でもあったと思う。
未だに冷静な判断が下せないでいる。
オレにしか行動の責任の所在がないのは明白なのだ。
全ては明日だ。
明日以降、挽回出来るようにしましょう。
ここは前向きに考えておく事だ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv30
職業 グランドサモナー（召喚魔法師）Lv16
ボーナスポイント残 9
セットスキル
剣Lv12 両手槍Lv12 馬上槍Lv11 棍棒Lv13（↑1）刀Lv13
刺突剣Lv11（↑1）捕縄術Lv11 投槍Lv8（↑1）ポールウェポンLv7
杖Lv22 打撃Lv20 蹴りLv20 関節技Lv20 投げ技Lv20
回避Lv20 受けLv20
召喚魔法Lv30 時空魔法Lv18 封印術Lv12
光魔法Lv18 風魔法Lv18 土魔法Lv18 水魔法Lv18
火魔法Lv18 闇魔法Lv18 氷魔法Lv17 雷魔法Lv17
木魔法Lv17 塵魔法Lv17 溶魔法Lv17 灼魔法Lv17
錬金術Lv14 薬師Lv10 ガラス工Lv8 木工Lv12
連携Lv21 鑑定Lv21 識別Lv21 看破Lv7 耐寒Lv9
掴みLv18 馬術Lv19 精密操作Lv20 ロープワークLv11
跳躍Lv11 軽業Lv11 耐暑Lv12 登攀Lv11 平衡Lv11
二刀流Lv18 解体Lv18 水泳Lv6 潜水Lv6 投擲Lv10（↑1）
ダッシュLv11（↑1）耐久走Lv11（↑1）隠蔽Lv6 気配遮断Lv6
身体強化Lv19 精神強化Lv19 高速詠唱Lv20
魔法効果拡大Lv19 魔法範囲拡大Lv19
耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv6
耐混乱Lv4 耐暗闇Lv4 耐気絶Lv8
耐魅了Lv1 耐毒Lv3
称号
老召喚術師の高弟 森守の紋章 中庸を知る者
海魔討伐者 鍾乳洞踏破の証 墓守の紋章
瑠璃光の守護者 呪文図書館 格闘王
ウェポンマスタリー（New！）バトルパラノイア（New！）
召喚モンスター
戦鬼 レッサーオーガLv10→Lv11（↑1）
器用値 15
敏捷値 24
知力値 6
筋力値 33（↑1）
生命力 33（↑1）
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技
関節技 自己回復[微]
テイラー カルキノスLv2→Lv3（↑1）
器用値 10
敏捷値 10
知力値 6
筋力値 36（↑1）
生命力 30（↑1）
精神力 6
スキル
鋏撃 水棲 水属性 土耐性
ペプチド デザートスコルピオンLv2→Lv3（↑1）
器用値 21（↑1）
敏捷値 17
知力値 7
筋力値 21（↑1）
生命力 21
精神力 7
スキル
鋏撃 針撃 回避 気配遮断 隠蔽 奇襲
猛毒 火耐性
雷文 鵺Lv2→Lv3（↑1）
器用値 13（↑1）
敏捷値 25
知力値 13
筋力値 29（↑1）
生命力 25
精神力 13
スキル
噛付き 威嚇 危険察知 匂い感知 熱感知 夜目
気配遮断 捕食融合 毒 雷属性
言祝 インキュバスLv1→Lv2（↑1）
器用値 7
敏捷値 26（↑1）
知力値 26
筋力値 5
生命力 6（↑1）
精神力 28
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
変化 時空属性 光属性 闇属性 風属性
アプネア ドルフィンLv1（New！）
器用値 12
敏捷値 20
知力値 14
筋力値 8
生命力 12
精神力 10
スキル
噛付き 回避 半水棲 夜目 振動感知 追跡
水属性
