290
ちょっと増量ちう
《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》
《【ポールウェポン】武技の殴突断を取得しました!》
白象の長槍の2本目は作業が滞っている。
まあ予備にするつもりの装備であるし、完成は先でいいんですが。
魔人の襲来が短い間隔であるのだ。
嬉しい一方で作業の中断が頻繁になると、溜まってくるものがある。
そこはそれ、奇襲で発散するんですがね。
そんなこんなで、狩りを続けていたのですが。
遂にある異変が起きた。
隷獣・外法蛇亀の上空で旋回していたレッサーグリフォンの姿がない。
本当に、ない!
他の隷獣・外法蛇亀を中心とした群れもいるのだし、油断は出来ないが。
これはゆっくりと木工作業が出来そう?
いや、そうじゃない。
目的が違ってるよ。
それに時間もある。
時刻は午前11時30分。
少し早いが食事にしてみるか?
ここはゆっくりと食事は摂らず、携帯食で済ませる。
『では私達は今のうちにログアウトしておきます』
『キースさん、ついにあの大物かな?かな?』
「状況次第でそうなるかな?まあ無茶はするもんじゃないからな」
『やっぱり自重してない!』
あれ?
アデルの今の発言は冗談だったのか?
状況次第であの巨大な隷獣・外法蛇亀と戦う、という意味にも成り得る返答だったか。
うん。
オレもそこまで戦闘狂ではない!
勝ち目のない戦いは嫌いですから!
インスタント・ポータルでオレ1人、白象の長槍を仕上げる。
よし。
1本目と同じ出来で作り上げましたよ?
《これまでの行動経験で【木工】がレベルアップしました!》
レベルアップもしましたか。
いい調子だ。
早速、白象の長槍を手に持って振って見る。
やはり、重いな。
片手で扱うには呪文の強化が必須になるだろう。
それでも有効に扱えるかは微妙かな?
やはり槍は両手で持つべきなのだ。
投槍や馬上槍のような使い方は別にして。
まあいいか。
これは予備なのだ。
《アイテム・ボックス》に放り込んでおこう。
代わりに手にするのはダツ顎の投槍だ。
見本のつもりが、結構使い込んでいる。
穂先のダツ顎は幾つ交換しただろうか?
便利な武器なのは確かなんだが、そこだけが面倒なのだ。
目標は白象の牙で投槍だ。
無論、軽くしたいのであるが、白象の牙だけで重量3+なのだ。
白象の牙を削ったり切ったりするつもりもない。
軽く出来る部分は柄だけです。
それだって際限なく軽く出来る訳ではない。
握りやすい太さが要る。
投げやすいバランスも必要だ。
つまり柄の長さも要る。
どうするか?
考えているうちにアデルが戻ってきました。
そしてイリーナも。
作業は中断、だな。
「では布陣変更で近寄ってみますか?」
「だな。但し逃げる事を前提にしよう。騎乗戦のつもりで」
「了解!」
「森を利用して近寄るからな。鷹系は使わず梟系にしておけよ?」
「分かりました」
では。
オレも布陣を変更しよう。
ヴォルフ、残月、黒曜、リグ、ナイアスとしました。
1匹相手でも大群相手でも、呪歌や呪曲の効果はそう大きく変わらない。
いや。
大群相手であるほど、その波及効果は高いと思えるのだ。
一旦、逃げる事が前提である。
保険は掛けておきたい。
アデルの布陣は?
ホワイトホース、ホワイトウルフ、ミスティックアイ、金毛狐、銀毛狐。
毛皮率、高いな!
まあアデルらしいけどな。
イリーナの布陣は?
バトルホース、オオフクロウ、ピクシー、スライム、マーメイドである。
支援中心になるようだな。
これはこれでアリだろう。
では、早速仕掛けて見よう。
こっちの機動力は相応に高い。
一撃離脱。
目標とする戦果は何か?
情報だ。
魔物の群れを近くで見極めておく事は無駄にはなるまい。
だが呪文の強化はより念入りにしておくべきだ。
騎馬3頭にはフォレスト・ウォークも使っておこう。
では。
行くぞ!
森の中を疾駆する。
これまでになく、隷獣・外法蛇亀の姿が大きく見える。
『近くなってきたよ!』
『キースさん!そろそろ動画録画を!』
「おっと、そうだな」
いけね。
後で検証できるように記録する事にしてたんだっけ?
忘れる所でした。
それはそれとして。
隷獣・外法蛇亀の足元で群れを成している魔物の識別もトライしておこう。
まずは一番の大物からだな。
隷獣・外法蛇亀 ???
イベントモンスター ??? ???
??? ???
やはり【識別】で見えるのは名前だけか。
頭の上に魔人っぽいのがいるようだが、こっちは【識別】できない。
では、足元にいる奴はどうだ?
オブシディアンビースト Lv.1
イベントモンスター 魔物
討伐対象 アクティブ
??? ???
属性までは見えないか。
だが別の大物はどうだろう?
トライホーンリザード Lv.1
イベントモンスター 魔物
討伐対象 アクティブ
??? ???
ヤバい。
ツインホーンリザードも大きな魔物だったが、こいつもだ!
隷獣・外法蛇亀がやたらとデカいから小さく見えるだけだ!
救いはそんなに数がいない事だが。
他に魔物は?
小型の奴がいる。
小型、というのは周囲の魔物に比べての話なんだが。
ガルム Lv.2
魔物 討伐対象 アクティブ
??? ???
これはまだ戦いやすい相手かな?
十二神将の所で戦った事があるヘルハウンドにも似ている。
だがレベルの高い個体もいるようだ。
下はレベル1、数は少ないが、上はレベル5もいるな。
だが。
これだけは困る。
数が多い!
圧倒的だ!
それに問題が他にもある。
こいつ等、速いんですよ。
「右に転進だ!逃げるぞ!」
『は、はい!』
『ワンちゃん達が追っ掛けて来るよ!』
「適当に引き剥がして始末する!大丈夫、いける!」
大丈夫!
トレインついでに数を減らしてやれ!
ワンちゃん達、か。
ガルムがワンちゃん。
やたらと凶悪なんですが、いいのか?
ガルムの群れは森の中を凄い勢いで追撃しに来ている。
森に隠れてそのマーカーは半分も見えていないと思うのだが。
それでも、真っ赤だ。
真っ赤なのだ。
これまでもこういった光景は見た事がある。
アリが集ってくる所とか。
だが。
こいつ等はこれまでの魔物と比べようがないほどに、速い。
森の中を疾駆する残月達だって、速いんだが、追い付いてくる勢いなのだ。
地の利でも向こうにある?
多分そうだろうな。
ナイアスの歌声が響く。
イリーナ配下のマーメイド、ティアの歌声も重なった。
体が弛緩しそうになる安らかな歌。
だが別の歌声も聞こえてくる。
何だ?
インサニティバード Lv.9
イベントモンスター 魔人 ???
??? ???
ビーストマスター Lv.3
イベントモンスター 魔人 ???
??? ???
スヴァジルファリ・スレイブ Lv.3
イベントモンスター 魔物 ???
??? ???
なんとまあ。
騎乗して魔人が追ってくる。
インサニティバードの歌は勇ましく森の中を響いていた。
歌と歌の対決か。
数で言えばこっちが有利なんだろうけどな。
どうも戦況はこっちに不利です。
ガルムの群れが再びこっちに迫ろうとしている。
クソッ!
半分程、眠りそうな雰囲気だったのに!
ナイアスの歌が切り替わる。
今度は勇ましい。
味方を鼓舞するあの歌だ!
ティアの歌声との合唱になった。
ガルムの群れの先頭にビーストマスターが騎乗するスヴァジルファリ・スレイブ。
呪文はその真正面に仕掛けた。
「ソーン・フェンス!」
蔦の壁にまともに突っ込んだ。
蔦に絡んで魔人が落ちたのだろう。
壁を突っ切って転がったのはスヴァジルファリ・スレイブだけだ。
足止めだからそれでいい。
ついでに何匹ものガルムが足止め出来たようだ。
それでも赤いマーカーで目の前が真っ赤です。
どんだけの魔物の数なんだか。
『全然、減りません!』
「西へ!魔人さえ落とせば何とかなる!」
『やってるけど、木が邪魔!』
それは確かに言えるな。
森の中で追い掛けてくるスヴァジルファリ・スレイブ。
それを駆るインサニティバード。
かなり難敵のようだ。
次のソーン・フェンスは何とジャンプして飛び越えてしまったのだ!
何それ。
後背に魔物の群れ。
多少は減った筈だが減ってるように見えない。
どうする?
こうなったら逃げながら魔物を撃ち減らしに行くだけだ。
「狼は遠距離攻撃出来る奴に切り替えろ!」
『あの数を相手にまともに戦闘するんですか?』
「攻撃して減らさないといずれ詰む!」
チェンジ・モンスターでヴォルフと交代でヘザーを召喚する。
アデルのホワイトウルフはピクシーに。
イリーナのオオフクロウもシルキーに。
問題はあの数を相手にMPバーが続くかどうかだ。
攻撃呪文を選択して実行しながら思う。
どうしてこうなった?
《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『残月』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
言葉はない。
勝利?
確かに勝利だ。
だが目の前に転がっている死体は少ない。
どれほどの数を仕留めたのかも分かっていないのだ。
コール・モンスターで周囲を確認してみるが、追っ手はもういない。
魔人のインサニティバードもいない。
途中で歌は聞こえてこなくなったから、脱落したか仕留めたと思われる。
確認は無理だ。
スヴァジルファリ・スレイブの死体もないようだ。
以下同文。
仮想ウィンドウに警告画面が出ているのは知ってた。
動画が規定時間に達した事をしらせるメッセージのようだ。
いらんわ!
そうそう、残月のレベルアップもあったな。
残月のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1ポイントは知力値にしよう。
残月 ホワイトホースLv10→Lv11(↑1)
器用値 9
敏捷値 29
知力値 9(↑1)
筋力値 29
生命力 30(↑1)
精神力 8
スキル
踏み付け 疾駆 耐久走 奔馬 蹂躙 蹴り上げ
騎乗者回復[微] 魔法抵抗[微] 光属性
ようやく一息つけるかな?
ところで。
周囲に幾つかあるガルムの死体からは何が剥げるだろうか?
イリーナには連絡を任せておいて、オレとアデルで剥いでみたんだが。
得られたのは魔石だ。
オレは5頭から1個。
アデルは5頭から2個。
割りに合わない!
絶対にだ!
現在の布陣は?
残月、黒曜、リグ、ヘザー、ナイアスとなっているのですがね。
黒曜、ヘザー、ナイアスのMPバーときたらもう大幅に減らしてしまっている。
マナポーションを与えるか?
魔石を消費してでもMPバーを回復させるか?
いや、メンバーの交代で賄おう。
『消耗しちゃいましたね』
『これからどうします?』
「魔人を狩る。アレが見えるか?」
オレの視線は南を向いている。
そこにいるのは?
先刻の隷獣・外法蛇亀を超える威容を持つ存在。
キムクイ・スレイブとそれに従う魔物の群れだ。
無論、レッサーグリフォンらしき影も見えている。
現在の時刻は午後1時20分だ。
恐るべき事にW6のエリアポータルのある中央部が近い。
破壊された状態のままの可能性が高いと思われるが。
加えて恐るべき事がある。
キムクイ・スレイブの進軍速度だ。
極端に遅くないか?
「時間が許す限り、魔物狩りはやっておきたいが」
『それは構いませんけど』
『さっきの群れとの戦闘は危なかった!』
「ま、そうだな」
『少し待って下さい。動画を投稿しておきますので』
『あ!私とキースさんの分も一緒でいいのかな?』
「場所は教えてくれるか?」
イリーナの教えてくれた場所に動画を格納しておく。
オレの動画の記録領域からは削除。
では。
今度は魔人狩りだな。
オレのMPバーもさすがに半分近くまで大きく減ったが問題ない。
賄える。
少しずつ、マナポーションで回復を図ればいい。
アデルとイリーナも消耗しているが、まだまだやる気のようだ。
「時間は大丈夫か?」
『今日は3時目標で!』
『せっかくのイベントですしもう少し粘りたいですね』
そうか。
あんな目に逢ってもめげないとは!
ではもうちょっとハードでもいいのかね?
いや。
さすがにこの状況であの魔物の群れに突っ込みはしない。
地道に狩りますよ?
狙うのはレッサーグリフォンと魔人で変更はない。
そうそう、アデルとイリーナがいるうちに戦力の底上げも図ろうかね?
インスタント・ポータルを展開する前に布陣を変更しておこう。
護鬼、クーチュリエ、モジュラス、清姫、言祝とした。
ぶっちゃけ、元に戻しただけだ。
アデルはどうだろう?
ミスティックアイ、レッサーオーガ、銀毛狐、インプ、ビッグスパイダーです。
ぶっちゃけ、一緒だよな?
ではイリーナは?
オオフクロウ、クレイゴーレム、インプ、鬼、ビッグスパイダーだ。
お前もか!
再会のインプが3匹。
無論、クモ2匹も鬼も、レベルアップを狙っているのであった。
否はない。
入ってくる経験値は分散するが、数が多ければリスクが少ないのだ。
今のうち、ですよね?
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は?
午後3時10分です。
アデルとイリーナの予定はオーバーしてるみたいです。
少し急ごう。
言祝のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。
もう1点は生命力を指定する。
言祝 インプLv5→Lv6(↑1)
器用値 7
敏捷値 22
知力値 22
筋力値 4
生命力 5(↑1)
精神力 24(↑1)
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
光属性 闇属性 風属性
ところで。
今の戦闘ではなんとアデルとイリーナのインプが両方とも、レベル8になっていた。
さあ、2人はどんな選択をするのか?
アデルの選択は如何に?
アデルのインプ、いーちゃんはサキュバスになりました。
だが。
怠惰な様子は変わらないようです。
欠伸してるし。
そう言えば、アデル配下のビッグスパイダー、もーちゃんなんだが。
レベル6である。
狙ってるな?
アラクネを狙っているのだろう。
まあ身近に見てしまえば欲しくなるよね?
分かります。
そしてイリーナはどうしたのか。
イリーナのインプ、ナイトウィングはインキュバスになっている。
クレイゴーレムを帰還させ、ブラックウルフのハウルを召喚した。
その狙いは明白だ。
ウェアウルフ。
オレの目の前に全裸の男が現れると、膝を付くかのような姿勢をとる。
そのまま狼形態へと変化した。
ふむ。
装備があったほうがいいな。
イリーナ配下のビッグスパイダー、織姫はレベル7になっている。
そして鬼の双炎もレベル7だ。
特に双炎はレベルアップ間近と思えるのだが。
惜しいな。
だが時間には勝てない。
「では、お先に失礼しますけど」
「キースさんだけだと心配!」
「何が?」
「今日のような無茶をしかねないですし」
「自重しましょう!」
ふむ。
でもね。
リスクをとってここまで来たのです。
やれる範囲で踏み込む事はありますよ?
無論、あの大規模な魔物の群れに突っ込む事はしませんから!
アデルとイリーナがリターン・ホームで跳ぶのを見送る。
では、狩りの続きだ。
インスタント・ポータルを使おう。
布陣はどうしようか?
少し悩んだ。
クーチュリエは帰還させてジェリコを召喚しておく。
言祝もレベル6にまで成長してきている。
インプの回避能力は高い。
MPバーの減りは早いが、まだ4割程余ってもいるし。
夕方まで、粘れるか?
いや、粘って貰いたい。
レッサーグリフォンと魔人の3組はどう対応するか?
それも簡単に決まりました。
1組はモジュラスが糸で動きを封じる。
もう1組は清姫が樹上から飛び降り、巻付きを狙う。
最後の1組はオレがやる。
鍵になるのは?
ジェリコの攻撃力をどれに振り分けるかなのだが。
基本、オレが襲う組に向かわせる。
魔人、それも呪禁道師を仕留めるまでの間、レッサーグリフォンを抑えておいて欲しいからだ。
護鬼と言祝は?
清姫の支援だ。
モジュラスが糸で動きを封じる確率は非常に高い。
任せておける。
では。
罠は既に張ってある。
木工作業でもして待ちますか。
作るのは?
投槍です。
穂先は白象の牙な訳だが。
これがもう大きいし重たいし、意外に難しい素材だ。
普通の槍ならば悩みはない。
投槍だからこそ、悩む。
ここは試行錯誤するしかないのだ。
魔人を狩る事、4戦。
まあまあかな?
目論見通り、いや、目論見以上に戦闘は順調です。
だが。
投槍の作成は芳しくない。
最初の試作品は品質C-だったのもアレだが。
投槍どころか短槍としても使えそうにない件。
木製の柄を抜くと破棄する。
ダメだ。
重量バランスが難しい!
手に持ってそこそこの太さがなければ投げるのに不都合な訳だが。
柄を短くするだけでも上手くいかない。
これは難産になる予感がする。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午後6時20分。
色々とレベルアップしています。
まあ嬉しいのではあるが、やはり落ち込んでしまう。
思った以上に投槍の作成が難しい。
諦めるか?
いや、ここで諦めてなるものか!
言祝のステータス値で既に上昇しているのは知力値だ。
もう1点は筋力値を指定しておこう。
言祝 インプLv6→Lv7(↑1)
器用値 7
敏捷値 22
知力値 23(↑1)
筋力値 5(↑1)
生命力 5
精神力 24
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
光属性 闇属性 風属性
魔人狩りは順調そのものだ。
それなのに投槍の作成で苦戦するという状況か。
納得いかんぞ?
おお、そうだ。
【溶魔法】がレベルアップしている事だし、金剛戟にセットする魔法技能は変更しよう。
【灼魔法】にしておくか。
では続けよう。
魔人狩り。
投槍作成。
どっちに熱中しているのかは明白だ。
何故か投槍作成に力が入っている。
仕方ないよね?
苦難があると燃えちゃうんです。
おっと、今のうちに食事も携帯食で済ませておこう。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『モジュラス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
大活躍が続くモジュラスもレベルアップですか。
まあ妥当な所だろう。
モジュラスのステータス値で既に上昇しているのは器用値だ。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しておこう。
モジュラス アラクネLv2→Lv3(↑1)
器用値 25(↑1)
敏捷値 24
知力値 28(↑1)
筋力値 10
生命力 10
精神力 28
スキル
噛付き 回避 振動感知 反響定位 気配遮断 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 出糸 罠作成 縫製 時空属性 光属性
闇属性 土属性 水属性 毒 麻痺
うむ。
悩ましい。
手詰まりか?
無論、投槍作成の話だ。
どうしようか、これ?
当面の問題もある。
ダツ顎の投槍なんですがね。
穂先のダツ顎は修復の機会を待たずに一気に破損して修復不可能に陥る場合が多い。
そう。
ダツ顎の在庫がなくなってしまいそうだ!
なんという事態!
どうにか、投槍を完成させないと!
気分だけが焦る。
どうにかせねば!
《只今の戦闘勝利で【投擲】がレベルアップしました!》
投げるための技能が成長するのはいい。
だがそれだけでは困る。
投げる武器がないと成立などしない。
ククリ刀もあるんだが、やはり投槍もあった方がいい。
なんとかせねば。
ここは思い切った手段を使うとしよう。
重量の軽量化は度外視で。
重量バランス、即ち投げ易さを優先しよう。
射程は短くなるだろうが、現状では樹上から地上に降り立つレッサーグリフォンと魔人を狙えるなら十分だ。
うん。
そうしましょう。
時刻は?
午後10時20分。
ようやく、納得できそうな投槍が完成した。
これです。
【武器アイテム:投槍、槍】白象の投槍 品質C+ レア度5
AP+19 M・AP+7 破壊力3+ 重量4+ 耐久値420 投擲可、射程30
攻撃命中確率上昇[微] 気絶異常発生確率上昇[微]
白象の牙を穂先とした投槍。短槍サイズで普通の槍としても使える。
石突に黒曜石を組み込み、投げ易さと攻撃力のバランスを取っている。
僅かな確率だが命中率が向上し、相手を気絶に陥らせる事も多くなる。
柄は短めであるが、やや比重の軽いスギである。
手に持つにちょうどいい太さ。
石突に黒曜石を嵌めて、投げるのにいいバランスを取ったのだが。
無論、穂先は重量級である。
射程はダツ顎の投槍に遠く及ばない。
射程は目安であるし、実効のある距離はもっと短いだろう。
だが。
重量級であるが故に破壊力は高い。
攻撃力ではダツ顎の投槍に及びはしないが、破壊力は圧倒的だ。
命中率も少し良くなるようでもあるし、気絶の状態異常も期待していい。
そう。
前向きに考えるべきだ。
道具を如何に上手に使いこなすか。
そこに力を注ぐべきだろう。
では。
予備も作っておこうかね?
2本目はそう時間を掛けずに完成できると思う。
おっと。
そう言えば、魔人狩りもあるんだよな?
忘れてはいけない。
ならば遠慮せずに白象の投槍も試しましょう。
そうしましょう。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午後11時10分。
調子に乗ってました。
白象の投槍が実にいいのだ!
樹上から奇襲で投げ付けるのだから、射程も気にしなくていいし。
呪禁道師を貫通して一撃で仕留めた瞬間など、最高だ!
戦闘が楽になったのは間違いない。
おっと。
言祝のレベルアップ、それにクラスチェンジも大事です。
落ち着け、オレ。
言祝のステータス値で既に上昇しているのは精神力です。
もう1点は敏捷値を指定しておく。
言祝 インプLv7→Lv8(↑1)
器用値 7
敏捷値 23(↑1)
知力値 23
筋力値 5
生命力 5
精神力 25(↑1)
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
光属性 闇属性 風属性
《召喚モンスター『言祝』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》
うん。
今すぐ、します。
クラスチェンジさせますとも。
フューズ・モンスターズの当てなどない。
でもね。
そのまま育てるのもいいと思うのです。
だがらという訳ではないけど、こうしました。
ほぼ即決でしたね。
言祝 インプLv8→インキュバスLv1(New!)
器用値 7
敏捷値 25(↑2)
知力値 26(↑3)
筋力値 5
生命力 5
精神力 28(↑3)
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中](New!)
変化(New!)時空属性(New!)光属性 闇属性 風属性
【インキュバス】召喚モンスター 戦闘位置:空中
小悪魔。悪魔の下位種。
淫乱な夢を見せて女性を堕落させると言われている。
主な攻撃手段は各種属性の特殊能力。
体格は人間よりやや小さい。
《融合対象となる召喚モンスターです。もう1体召喚モンスターが必要です》
うむ。
これでいいかな?
クラスチェンジ後の言祝は、痩身で陰気に見える。
名前にまるで似合っていない。
だが中身はそう大きく変わっていないようではある。
落ち着きがないのだ。
このまま飛び回っていいものなのか、迷っているようにも見えるのだが。
今日は、ここまで。
他に鍛えたい召喚モンスターはちゃんといるのです。
言祝を帰還させて雪輪を召喚する。
雪輪はまだ戦闘すら経験していない、召喚したてのままのミストだ。
僅かな時間しかないが、1つはレベルアップしてくれるかな?
期待したい。
今度は木工作業を行わず、護鬼を相手に対戦をしながら魔人の襲来を待つ。
だが。
なかなか、来ない。
まさか、あれほどの数のレッサーグリフォンが全滅しているとは思えないのですが。
来い。
来なさい!
お願いです、来て下さい。
アイテム剥げなくてもいいので、せめて経験値を下さい。
その思いはようやく叶った。
良く考えると、ミストはレッサーグリフォン相手には非常に相性がいいようなのだ。
物理攻撃は元々、効かないし。
魔人の火吹き男の攻撃を喰らってHPバーが半分以下になったのには焦ったけどな。
配慮すべきなのはその程度だった。
それだけに大胆に攻撃を仕掛けた挙句、MPバーの吸収も出来るという訳だ。
一方的だ。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『雪輪』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
やはり一戦だけでレベルアップだ。
途中で少し焦る場面もあったが、結果的には良かったのだろう。
雪輪のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。
もう1点を筋力値を指定しようとして。
出来ません。
おっと、このミストの場合は出来ないんだっけ?
失念してました。
もう1点は器用値を指定しておきましょう。
雪輪 ミストLv1→Lv2(↑1)
器用値 2(↑1)
敏捷値 4
知力値 18
筋力値 1
生命力 3
精神力 18(↑1)
スキル
飛翔 形状変化 物理攻撃透過 MP吸収[微] 闇属性
水属性
では、続きだ。
とはいえ時刻はもう午後11時40分。
お開きにした方がいいのかね?
そうしようか。
そうしましょう。
インスタント・ポータルは選択せず、リターン・ホームを使う。
今日は危なかったな。
久々に死に戻るかどうかの瀬戸際でした。
でも得られた情報もある。
なんとか、あの大群も狩り尽くしてやりたい所だ。
あれだけの魔物相手に戦っておきながら、得たのは魔石数個だった。
収支は大幅な赤字であろう。
経験値は貰えているにせよ、やはり納得いかないな!
どうにかいい方法がないものだろうか?
どうにも難しい課題だ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv30
職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv16
ボーナスポイント残 9
セットスキル
剣Lv12 両手槍Lv12 馬上槍Lv10 棍棒Lv12 刀Lv12
刺突剣Lv10 捕縄術Lv11 投槍Lv6(↑1)ポールウェポンLv5(↑1)
杖Lv22 打撃Lv19 蹴りLv19
関節技Lv19 投げ技Lv19 回避Lv19 受けLv19
召喚魔法Lv30 時空魔法Lv18 封印術Lv12
光魔法Lv18 風魔法Lv18 土魔法Lv18 水魔法Lv18
火魔法Lv18 闇魔法Lv18 氷魔法Lv17 雷魔法Lv17
木魔法Lv17 塵魔法Lv17 溶魔法Lv17(↑1)灼魔法Lv17
錬金術Lv14 薬師Lv9 ガラス工Lv8 木工Lv12(↑1)
連携Lv21 鑑定Lv21 識別Lv21 看破Lv7 耐寒Lv9
掴みLv17 馬術Lv18 精密操作Lv20 ロープワークLv11
跳躍Lv10 軽業Lv10 耐暑Lv12 登攀Lv10 平衡Lv11
二刀流Lv18 解体Lv17 水泳Lv6 潜水Lv6 投擲Lv9(↑1)
ダッシュLv10 耐久走Lv10 隠蔽Lv5 気配遮断Lv5
身体強化Lv19(↑1)精神強化Lv19 高速詠唱Lv19
魔法効果拡大Lv18 魔法範囲拡大Lv18
耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv6
耐混乱Lv4 耐暗闇Lv4 耐気絶Lv7
耐魅了Lv1 耐毒Lv3
装備
独鈷杵×2 三鈷杵×2 摩尼宝剣×2 玻璃光刀×2
虚空蔵槍×2
呵責の杖×2 珪化木の杖+×2 呵責のトンファー×2
呵責の捕物棒×1 ダツ顎の槍+×1 旗魚の槍+×2
白象の長槍+×1 白象の投槍×2(New!)
鍛鉄の騎士槍×1 獅子賢者の騎士槍+×2 太刀魚の刀×1
雪獣のメイス×1 獅子賢者のフルーレ+×2
獅子賢者のククリ刀+×2 ダツ顎の投槍×1
守護宝鎚×1 宿曜弓×1 金剛戟×1
怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+×1
斑雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×1
殺人蠍の隠し爪×1 雪豹のバグナグ×2
草原獅子のバグナグ×1 牛馬の革鎧+ほか
エインヘリャルの腕カバー×2 天斑馬のミサンガ×2
呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 獄卒の黒縄×1
暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2
召喚モンスター
残月 ホワイトホースLv10→Lv11(↑1)
器用値 9
敏捷値 29
知力値 9(↑1)
筋力値 29
生命力 30(↑1)
精神力 8
スキル
踏み付け 疾駆 耐久走 奔馬 蹂躙 蹴り上げ
騎乗者回復[微] 魔法抵抗[微] 光属性
モジュラス アラクネLv2→Lv3(↑1)
器用値 25(↑1)
敏捷値 24
知力値 28(↑1)
筋力値 10
生命力 10
精神力 28
スキル
噛付き 回避 振動感知 反響定位 気配遮断 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 出糸 罠作成 縫製 時空属性 光属性
闇属性 土属性 水属性 毒 麻痺
言祝 インプLv8→インキュバスLv1(New!)
器用値 7
敏捷値 25(↑2)
知力値 26(↑3)
筋力値 5
生命力 5
精神力 28(↑3)
スキル
飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中] MP回復増加[中](New!)
変化(New!)時空属性(New!)光属性 闇属性 風属性
雪輪 ミストLv1→Lv2(↑1)
器用値 2(↑1)
敏捷値 4
知力値 18
筋力値 1
生命力 3
精神力 18(↑1)
スキル
飛翔 形状変化 物理攻撃透過 MP吸収[微] 闇属性
水属性




