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282

 竹林の中で周囲を照らすように例の人魂が浮いている。

 浮いている、というか漂ってますが。

 さあ来い!

 こっちの戦力も半端なく高いですよ?



《我等は歌う、死した魂を慰めるために》


《我等は祈る、死した精神を受け継ぐために》


《汝等の肉体はここで葬るとしよう》



 不穏なインフォですが、今回は短めでした。

 それはいいんだ、それは。

 ここは竹林。

 数多くの魔物が現れても対応はし易い。

 大軍同士が戦闘を繰り広げるような場所ではないのだ。

 フラッシュ・ライトの光の中、現れたのは?



 白娘子 Lv.3

 イベントモンスター 妖怪

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 化蛇 Lv.4

 イベントモンスター 妖怪

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 白娘子?

 武装した女性だ。

 実に勇ましい格好である。

 普通にしていれば美人さんで済むであろう顔付きは周囲を睨んでいる。

 得物は剣だろう。

 背中から柄が2つ、見えている。



 そして化蛇だが。

 かなり小型のワイアームのようにも見える。

 違うのはその翼だ。

 器用に折り畳んであるようだ。

 つかそれだったら普通にヘビじゃないの?

 でも油断ならない。

 竹に巻き付いて高い所を渡るように移動してやがる。

 空を飛んでいるのとそう大きく変わらないか?

 まあ一番の問題はその数だろうな。

 赤いマーカーで目の前が埋まりそうな気がする。


 でもね。

 空を飛ぼうが飛ぶまいが、どっちでもいいのです。

 数がどれ程、多くてもいいのです。

 やる事は決まっているのだ。


「殲滅するぞ!」


 アデルとイリーナにそう言い残すと前へ。

 無論、オレの目標はボス級と思われる白娘子な訳だが。

 さあ、

 どうなる?




『数、多過ぎ!』


『もうちょっとで半分になるわよ!頑張って!』


 アデルが愚痴をこぼすのをイリーナが諌める。

 まあそれは、いい。

 呪文を使ってくれた方が助かります。


 進捗は?

 芳しくない。

 どうにか白娘子にも迫って攻撃しているのだが。

 回復、してるよな?

 それにある程度のダメージを喰らうと、間合いを外して距離を置くように動くのだ。

 頭上からは化蛇も襲ってくるし。

 イヤな奴等だ。

 やっぱり、あれだな。

 苦戦してしまっているのも全部、竹林が悪い。

 そうだ。

 こんな物があるから戦闘が面倒になるのだ。


 だから戦い方を途中で変えました。

 珪化木の杖を背中に。

 玻璃光刀を抜く。

 普通なら竹が密集する林のような場所で振り回すような武器ではないんだが。

 最初に攻撃したのは?

 竹そのものでした。



「倒れるぞー!」


 竹の据え物斬り?

 ある意味ではそうです。

 平行に斬ってみたり。

 斜めに袈裟斬りにしてみたり。

 刀の切っ先を跳ね上げて逆袈裟に斬ってみたり。

 その結果、地面には幾つもの竹が転がっている訳だが。

 同時に竹林の一部が切り開かれてしまう。

 そして化蛇も何匹か、地面に落ちていた。

 早速、戦鬼達の餌食になってます。


 さて、どうする?

 竹林の奥へと白娘子は移動していく。

 地の利を手放すつもりはない、という意思表示かな?

 それもいいだろう。

 オレは粛々と竹林伐採に励むだけだ。



 あれ?

 違うか。


 目標は飽くまでも妖怪達だ。

 間違えちゃいけないよね?




『キースさん、残りヘビ10匹です!』


『もうちょっとで終わりそう!』


 カウントが正しいのであれば頭数でこっちの方が優勢なのは間違いないだろう。

 オレのすぐ傍でオルトロスと鵺が化蛇を喰い散らかしている。

 弱いかって?

 そんな事はない。

 何気に攻撃力は高いし、動きも速い。

 それに短時間であるが空も飛ぶ。

 無論、こっちには空を飛ぶ召喚モンスターがいるので、空中に飛んでも撃ち落されるだけだが。

 その表面も鱗に覆われているせいか、攻撃が滑るような感じがする。

 それは戦鬼も同様です。

 途中から殴る蹴るはしなくなり、顎の上下を掴んで引き裂く攻撃に切り替えてました。

 単純にして豪快。

 それでいて効果的のようだ。


 オレの場合は?

 刀で両断あるのみ。

 滑るような事はなかった。


 白娘子は?

 護衛役であろう化蛇の数はもう少ない。

 後は数の暴力で仕留めるも良し。

 刀で戦いを挑むも良し。

 その筈でした。



 白娘子の両目が赤く光る。

 両手に剣を構えたまま、宙に浮くように見えたのだが。

 違う。

 下半身だけが蛇に変化しつつある。

 まるでラミアだ。

 その下半身の蛇は真っ白である。


 白娘子の口の中から舌が長く伸ばされていく。

 先端が二又に分かれていた。

 もう完全に蛇でいいよね?

 つか最初からその姿で戦えばいいのに。



 恐ろしい事に、最初の玻璃光刀の一撃は通らなかった。

 おい。

 何かが足りていない?

 呪文で防御力を下げに行くか?

 いや。

 ここはもう一回、試してみよう。


 蜻蛉の構え。

 そこから更に上に、刀を持ち上げるようにして、振り下ろす。

 裂帛?

 いや猿声ですけどね。


「キィヤァァァァァァッーーーーー!」



 何故ですかね。

 一番しっくりと、馴染む。

 その証拠に白娘子の胴体を両断していた。

 手応え?

 あるような、ないような。


 切っ先を跳ね上げる。

 体を右に捌きながら、その先端が白娘子の右肘に吸い込まれていく。

 切断。

 剣を持ったまま、肘から先が吹き飛んでオルトロスの目の前に転がって行く。

 早速、切断面に噛み付いて咀嚼するオルトロスのおーちゃん。

 両断された下半身はバタバタと暴れるだけになったが、鵺の夜吼が抑え込んだ。

 いや、食べ始めた。


 こら、君達。

 真面目に戦えって。

 いや、もう妖怪達の姿は少ない。

 まともに動けるのは白娘子だけ?


 その白娘子も下半身を失い、右腕も失っている。

 詰み、だよな。



 だがそうも行かないようだ。

 右腕が生えつつある。

 腰の辺りからも下半身が生えつつあるようだ。

 しかも高速で。

 なにそれ、気色悪いな!





 既に動いているのは白娘子だけ。

 得物の剣も左手のものだけだ。

 それでいて戦闘力が落ちている感じがしない。

 何といっても、硬い。

 それでいて回復が速い。

 だが希望はある。

 MPバーだ。

 高速で回復する度にMPバーが目に見えて大きく減っているようです。

 ヴォルフの攻撃でも地味にMPバーは減っているみたいだ。

 バンパイア2匹も吸血攻撃でMPバーを減らしている。

 いずれ、決着は着くだろう。


 それにしてもだ。

 18対1なのだ。

 よく粘っている、と言っていい。

 近接攻撃はオレ、戦鬼、それにレッサーオーガのえーちゃんが凌いでいる訳だが。

 その長い下半身に向けて他の召喚モンスター達が攻撃を重ねている。


 そしてバンパイア達は?

 背後から襲っている。

 汚い。

 背後から奇襲狙いとか汚い。

 でもそれがいい。

 素敵だ。



「シャァッ!」


 短く息が漏れる。

 それに伴って放たれた一撃は白娘子の肩口から斜めに吸い込まれた。

 そのまま通過。

 斜めに落ちていく白娘子の胸像は既に再生出来るだけのMPバーは残っていないようだ。

 勝ったか?

 勝った、よな?



《我等は暴く、生きる者達の罪を!》


《我等は嘆く、生きる者達の業を!》


《汝等の魂に安寧はないものと知れ》


《ここは仮初めの安寧を与える、魂の宿木》


《ここに留まるのもまた怠惰なる罪》



 インフォはそこまでだった。

 勝ったんだよな?



《W5のエリアポータルを開放しました!》

《ボーナスポイント4点が加算されます。合計で24ポイントになりました》

《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【ダッシュ】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐久走】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『戦鬼』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ちゃんと勝ってますね、はい。


『おお!色々とレベルアップしてる!』


『さすがにあの数だと何か上がるわよねえ』


 アデルとイリーナも少し興奮気味かな?

 色々とレベルアップもしているのだろう。

 仮想ウィンドウの操作をしているようだ。


 おっと、オレもだよ!

 戦鬼のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定する。



 戦鬼 レッサーオーガLv9→Lv10(↑1)

 器用値 15(↑1)

 敏捷値 24(↑1)

 知力値  6

 筋力値 32

 生命力 32

 精神力  6


 スキル

 打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技

 関節技 自己回復[微]



 宜しい。

 いい感じか?

 だがインフォはこれに留まらない。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『テロメア』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ようやくか。

 レベルアップまでが長かった?

 それは間違いない。


 テロメアのステータス値で既に上昇しているのは精神力です。

 もう1点は筋力値を指定しておく。



 テロメア バンパイアLv5→Lv6(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 25

 知力値 29

 筋力値 17(↑1)

 生命力 16

 精神力 28(↑1)


 スキル

 杖 槌 小盾 受け 回避 飛翔 変化 気配遮断

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] 自己修復[中] MP吸収[小]

 奇襲 吸血 闇属性 火属性 風属性



 まあ相変わらず酷いスキルだ。

 それはいいとして、だ。

 時刻は?

 午後9時30分です。

 アデルもイリーナも大丈夫なのか?



「2人共、時間は大丈夫か?」


『いけます』


『交流会に向けて時間調整済みです!』


「すぐに出発したいがいいかな?」


『ちょっと待って下さい。掲示板へ書き込みとメッセージも送っておきたいので』


 そうか。

 ならば時少し待とう。

 で、ここのエリアポータルの名前は?

 静かなる竹林、となっている。

 そのまんまかよ!

 そうだな。

 待つだけなのもアレだな。

 オレはここでログアウトしておく事にしよう。

 リターン・ホームで戻る際の拠点にしておきたい。

 召喚モンスターを全て帰還させ、テントを設営する。

 そしてログアウト。





 戻ってきました。

 既にイリーナは用件を済ませていたようです。

 では引き続き、西を目指してみよう。

 但しオレは布陣を変更しますけどね。

 ヴォルフ、黒曜、獅子吼、テロメア、逢魔を召喚する。


 アデルとイリーナも布陣をやや変更するようだ。

 オルトロスは帰還、キメラのぺろちゃんが加わる。

 鵺も帰還、バイパーの斑が加わった。

 バイパーはクラスチェンジ目前のようです。

 クラスチェンジ出来ればイリーナの配下にキメラが加わるそうだし。

 うん。

 狙っていい。


 オレも狙うべきかな?

 いや、ラジカルを加えてハンディキャップ・マッチをする方が効率がいいんだろうか?

 今は探索優先でいいか。





 クラウドスライム Lv.3

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中  塵属性 風属性 水属性 氷耐性



『これが厄介なんですよ』


『毒は嫌!』


「まあ確かに毒は厄介だが」


 クラウドスライムとは如何なる魔物か?

 空中を浮遊するスライムです。

 かなり大きい。

 終了。


 いや、本当にそうとしか言い様がないのだ。

 追加する事があるとしたら?

 色は透明だが、中に気泡のようなものが幾つも含まれている。

 ややこしい。

 どれも核みたいに見える。

 動きそのものが遅いのが救いと言えるかもしれない。



『焼きますか?毒は確実に喰らうと思いますが』


『奇陳散は効くだろうけどステータス低下かー』


「燃やそう。対抗策はある」


 テロメアに視線を送る。

 頭上に幾つもの火球が生じて、魔物に撃ち込まれていく。

 盛大に炎に包まれていく魔物。

 そして悪臭だ。

 これはこれでイヤな感じだな!


 エアカレント・コントロールで悪臭を吹き飛ばす。

 焼けて行くクラウドスライムの死体の一部は地面に落ち、何やら煙を発し続けているようだ。

 しつこい!

 毒だっていうのは分かるんだが。


 エアカレント・コントロールで悪臭を吹き飛ばしても毒は喰らうものらしい。

 テロメア、ボーマンの2匹のバンパイア以外、全員が毒状態に。

 こりゃ辛いって!



「デトキシケーション!」


 解毒呪文だ。

 でも対象は16名分である。

 1度に複数の対象を解毒できるからそこまで手間ではないが。


 

『木魔法の呪文のデトキシケーション、便利ですね』


『便利過ぎ!』


「確かに便利だな」


 うん?

 アデルは感心したような様子だが。

 イリーナは呆れてますな。



《只今の戦闘勝利で【耐毒】がレベルアップしました!》



 まあレベルアップすべき技能もあったりする。

 それはそれとして、だ。

 クラウドスライムはその大きな体を炎に包まれながら地面に落ちてしまう。

 少し距離を置いて解毒を続けるのですが。

 毒、もういいかな?

 アイテムに何が残るのか、期待してたんですけど。



【素材アイテム】相克石 原料 品質C+ レア度3 重量2+

 毒を防止する効果があるとされる透明な石。

 石そのものもまた毒であり、粉にして服用すると死に至る。



 これってアレかな?

 毒を以て毒を制するって事か?

 でも服用は無理っぽいし。

 何か別の用途があるのかもな。

 薬師技能はあっても知識が伴っていないとこれだから困る。


 解毒を済ませると、コール・モンスターで周囲を確認してみる。

 クラウドスライムは?

 多くない。

 一番、少ないだろう。

 他の魔物は相変わらずだ。

 いや、群れで行動しているようだから昼間よりも厄介なのは間違いないが。



「2人共、時間は何時まで行けそうかな?」


『午後11時でどうでしょう?』


『午後11時30分まで大丈夫!』


「じゃあ午後11時目標で西へ移動を続けよう」


 まあ無茶はするもんじゃない。

 彼女達も普段とはまるで異なるペースで狩りを続けてきている筈だ。 





 ラクチャンゴはまあいいとして。

 アイラーヴァタ、いや、白象は面白い相手だな。

 強いのは間違いない。

 マイナーグリフォンの群れよりも手強いのは確かだ。

 面白い、というのは?

 空中と地上の両方でまるで性格が異なる。

 オレの感覚では空中から襲ってくれた方が対処し易かったりするのだ。

 この点、アデルとイリーナと意見が分かれる。

 迎撃で木魔法の呪文、ソーン・フェンスがあるからだろうな。

 嵌まれば簡単に詰むのだ。

 楽でいい。


 但し、3頭の群れに襲われた時は大変でしたけどね。

 空中戦力は十分に揃っているのだが。

 あの重量級にしか見えない巨象が空を飛ぶとか、ある意味で怖い存在なのだ。

 クラビティ・プリズンの効きも良くないし。


 だが、何よりも嬉しいのがアイテムだ。

 白象の牙がコンスタントに剥げる。

 2頭狩って1つって所だが、それでも嬉しい。

 何かに使えそうだし。

 明らかに形状的には槍になりそうです。

 アイテム的に重量はそこそこあるのだが、槍としてはもう少し重量があってもいいのかな?

 どこかで作って比較してみるか。



 そしてレッサーグリフォン。

 このマップで一番厄介なのはクラウドスライムで確定だが。

 一番強いのはレッサーグリフォンで決定だな。

 捕捉されたら逃げようがないのも痛い。

 だがまだマシだ。

 騎乗している奴がまだいない。

 アイテムの金鉱石はそう簡単に剥げないのもやや気になる。


 どこかで【解体】の機嫌を損ねたのかな?

 思い当たる事がないんですが。




 時刻は午後10時50分。

 やや早いがインスタント・ポータルを展開した。

 理由は単純。

 イリーナのバイパー、斑がレベルアップしたからだ。

 インスタント・ポータル内でヴェノムパイソンにクラスチェンジ。

 人食いライオンのレオナルドが召喚されて、新たなキメラが誕生した。

 そしてレオナルドの名前を引き継ぐようです。

 これで戦力がまた充実した訳だが。


 2人共、オレが持っているのと同様の呪布を取り出して、装備の修復をしていた。

 いつの間に?



「装備の修復は私達で出来ますけど?」


「ああ、私もその呪布は最近貰えたからな。問題ない。自前でやっておくよ」


「分かりました」


 イリーナは修復を終えると、新しいバイパーを召喚してから辞去していく。

 アデルも修復を終えるとログアウトしていった。


 さて、と。

 少しだが時間はあるよな?

 対戦をするか。

 白象の牙で何か作るか。

 この白象の牙、全部で7本ある。

 アデルとイリーナの分も考慮したら2本までなら使っちゃっていいかな?


 でもここは対戦で。

 ちょっとしたテストをしてみよう。

 黒曜を帰還させて護鬼を召喚する。

 ちょっと、剣を借りますよ?

 そしてオレの対戦相手もやって貰おう。

 護鬼の得物は鉈に盾だ。


 ちょっとだけ鋼の直剣を手にして素振りをしてみる。

 確かに、重たい。

 普段使っている独鈷杵が軽いだけに尚更そう思えるのだろう。

 雪獣のメイスよりも軽いのも間違いないけどね。


 さて。

 本当に【両手剣】は取得可能か?

 【剣】技能レベル12はクリアしている。

 筋力値25以上は呪文による強化を重ねたらクリア出来る。

 フィジカルエンチャント・ファイア、それにグラビティ・メイルだ。

 無論、戦力格差を埋める為に護鬼にも掛けておく訳ですが。

 つかエンチャント系は出来るだけかけておこう。

 対戦相手が手強い方がいいしな。


 では。

 やるか。




《技能リンクが確立しました!取得が可能な武器スキルに【両手剣】が追加されます》



 対戦する事、3戦。

 2つ先行されて1つ勝った所で結構アッサリと取得可能になりました。

 まあ予想通りなんだが、ちょっと困るな。

 勝ち越しを許してしまうとは!

 

 このまま剣で対戦を続けたくもあったが、ここは自重しよう。

 次は【投槍】だ。

 条件はクリアしていると思うのだ。

 実際に槍を投げてみる、か。

 試してみよう。








《技能リンクが確立しました!取得が可能な武器スキルに【投槍】が追加されます》



 やっぱりあった。

 だが少し手間が掛かったかな?

 対戦する事、8戦。

 2勝6敗、の筈だ。

 投げつけた旗魚の槍を回収しながら思う。

 勝ち星、先行され過ぎじゃね?


 それにしても、だ。

 取得に必要なボーナスポイントはさすがに重たい。

 【両手剣】は11になる。

 【投槍】は9だ。

 【重棍】は8か。

 ふむ。

 因みに【鞭】【多節棍】は共に9になっている訳だが。

 武器そのものがない。

 そしてどれも取得して有効化するには重いのだ。

 いずれ、いい武器が入手出来たら取得出来るようにしておく事に意味があるだろう。

 例えば、金剛戟。

 まだ【両手槍】のレベルが足りないが、【ポールウェポン】には興味はある。

 ボーナスポイント次第ですけどね。


 では。

 得物を変えて対戦を続けようかな?

 でも時刻は午後11時50分。

 ここまでか。


 オレと召喚モンスター達の装備の修復をしておいて、と。

 ログアウトはギリギリ、日付を跨がずに済んだ。

 明日も探索行動がメインになるだろう。

 狙うのは引き続き魔人だ。

 前回のイベントに比べると魔人の姿が少なくて、それが逆に不気味だが。

 どこかにまだいる筈だ。

 無論、探索だけで済ませる気はない。

 狩れるだけ、狩ってやろう。


 魔人狩り、だな。

主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv29

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv15

ボーナスポイント残 24


セットスキル

剣Lv12 両手槍Lv11 馬上槍Lv9 棍棒Lv12 刀Lv11

刺突剣Lv10 捕縄術Lv10 杖Lv22(↑1)打撃Lv19 蹴りLv19

関節技Lv19 投げ技Lv19 回避Lv19 受けLv19

召喚魔法Lv29 時空魔法Lv17 封印術Lv11

光魔法Lv17 風魔法Lv17 土魔法Lv17 水魔法Lv17

火魔法Lv17 闇魔法Lv17 氷魔法Lv16 雷魔法Lv16

木魔法Lv16 塵魔法Lv16 溶魔法Lv16 灼魔法Lv16

錬金術Lv13 薬師Lv9 ガラス工Lv8 木工Lv11

連携Lv20 鑑定Lv20 識別Lv20 看破Lv7 耐寒Lv9

掴みLv16 馬術Lv17 精密操作Lv19 ロープワークLv10

跳躍Lv10 軽業Lv10 耐暑Lv12 登攀Lv9 平衡Lv10

二刀流Lv18 解体Lv16 水泳Lv6 潜水Lv6 投擲Lv5

ダッシュLv10(↑1)耐久走Lv10(↑1)隠蔽Lv3 気配遮断Lv3

身体強化Lv18 精神強化Lv18 高速詠唱Lv19(↑1)

魔法効果拡大Lv18 魔法範囲拡大Lv18

耐石化Lv6 耐睡眠Lv5 耐麻痺Lv6

耐混乱Lv4 耐暗闇Lv4 耐気絶Lv6

耐魅了Lv1 耐毒Lv2(↑1)


召喚モンスター

戦鬼 レッサーオーガLv9→Lv10(↑1)

 器用値 15(↑1)

 敏捷値 24(↑1)

 知力値  6

 筋力値 32

 生命力 32

 精神力  6

 スキル

 打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技

 関節技 自己回復[微]


テロメア バンパイアLv5→Lv6(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 25

 知力値 29

 筋力値 17(↑1)

 生命力 16

 精神力 28(↑1)

 スキル

 杖 槌 小盾 受け 回避 飛翔 変化 気配遮断

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] 自己修復[中] MP吸収[小]

 奇襲 吸血 闇属性 火属性 風属性


同行者

アデル&イリーナ

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― 新着の感想 ―
薩摩武士が猿叫上げながら襲ってきたら怖いだろうなぁ… 逃げる事すらできなさそうw
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