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241

増量ちう

 ログインしました。

 そして腹を直撃するいい匂い。

 アデルとイリーナの仕業とは分かっている。

 クソッ!

 いい仕事してやがる。



「おはようございます!」


「キースさん、もう出来てますよ?」


「はいはい、朝食にするよー」


 アデルがヒョードルくん、春菜、此花を呼ぶ。

 どうやら召喚モンスターの間で対戦をしていたようだな。

 地道にレベルアップを図るのはいい事ですね。



 朝飯は以前にも食った事がある煮込み料理のようだ。

 但し香辛料は多目のようです。

 いけるぜ。



「今日で4日目、なんですよね?」


「うん?」


「ああ、そうよね?」


「ヒョードルくんは5つ、レベルアップしてるんだっけ?」


「私と此花ちゃんも、アデルちゃんもイリーナちゃんも一気にクラスチェンジまで来てるし」


「さすがにハードモード!」


「そこまで厳しくないと思うけどなあ」


 やめて。

 イリーナ、その視線はやめて。

 いいじゃん、ここから先に進んでいないんだからさ!



「では今日もここで経験値稼ぎを?」


「だな」


「一応、目標とする所は?」


「ヒョードルくんがクラスチェンジする所までは行きたいかな?」


「え?」


「はい?」


 そう変な顔をするなよ。

 最初の1周は昨日とそう変わらないと思うし。


 今日の予定?

 スフィンクスとスピンクスのペアを相手に戦闘をする頻度を上げるだけだよ!

 無理でも無茶でもない。

 間違いなく、実力は上がっているのだから。



「最初は騎乗戦闘、ですね?」


「そうだ」


「召喚、行きます!」


 そうそう。

 アデルはいつも前向きでいいな!


 おっと。

 オレも召喚しておこう。

 ヴォルフ、残月、ヘリックス、ナインテイル、クーチュリエとした。

 本気ですよ?

 何しろ今日は試したい事が多い。

 昨日は改善した珪化木の杖を試す事が出来た。

 今日は獅子賢者の騎士槍の番だ。

 出来によっては【馬上槍】のスキルを取得してもいい。

 グラビティ・プリズンの呪文も試しておきたいし。


 各々が召喚を終えるとユニオンを組む。

 では。

 やるか。








《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【平衡】がレベルアップしました!》



 ふむ。

 1周してみました。

 上々、というか非常に良好です。

 昨日に比べても神徒との戦闘は非常に短くて済んだ。

 何しろ獅子賢者の騎士槍がいいのだ。

 実に、いい。

 1周するのに40分掛からなかったのだ。


 そして【馬上槍】のスキルは神徒の初戦で取得を決めた。

 ボーナスポイントは7です。

 はいはい、取得取得!

 そしてスフィンクスとスピンクスのペアを倒した所で既にレベルアップ。

 美味しい。


 武技も増えているようで、スピンクス相手に試した。

 ランス・チャージ。

 まあぶっちゃけ単なる突撃なんですがね。

 威力は、凄い。

 その突撃だけで3割近くのHPバーをスピンクスから削ったのだから。

 普通に攻撃した時の倍どころではない。

 突撃には大きなリスクも伴うと思うが、それを引き換えにするにしても、凄い。


 グラビティ・プリズンも中々だ。

 1匹を足止め、その間にもう1匹をピットフォールで嵌めるなど、時間稼ぎに使える。

 何よりも呪文の射程がそこそこあるのがいい。

 近寄るリスクは少なくて済む。

 いや、わざわざ翼を焼いて地上に落とす手間もなくていいのだ。

 戦闘を終始、有利に進められた。

 いける。


 まあおかげで1周する時間を減らせたんですけどね。



「次の周回だが。神徒と3連戦の後で1回、スフィンクスとスピンクスを相手しよう」


『はい?』


『ええっ?』


『やっぱりハードでした!』


 何を今更。

 そうじゃないとオレがつまらんのです。

 知ってるぞ?

 神徒を相手にする場合、バトルホースで蹂躙したら結構楽に倒せるって事を。

 楽を覚えちゃいかんよ?


 そういう事で。

 1周につき1戦、追加しました。

 これで1周50分でどうかな?






 時刻は午前8時50分。

 更に2周してみました。

 やはり馬上槍は、いい!

 それにグラビティ・プリズンもいい!

 動きを止めた所で属性封印を何度か掛けたら特殊攻撃を封じる事も出来る。

 ピットフォールなしでも仕留める例が増えてきているのは面白い。


 その反面、神徒との戦闘が楽になりすぎてもうね。

 面倒なのはトトの神徒のお供の鳥くらいかね?

 それだってストーム・ウェーブの呪文を重ねたら簡単に済んでしまう。

 もっと、魔物が強くなってくれないかね?

 どうも強くなってくるに従ってアイテムを得られる確率が上昇している気がする。

 明らかに昨日よりもアイテムが多く剥げている。

 スピンクスからも獅子賢者の針、スフィンクスからも古代石柱が得られているし。



《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》



 無論、戦果も上々である。

 この周回を終えるまでに、ヒョードルくん、アデル、イリーナがレベルアップしている。

 種族、職業、召喚魔法のいずれもが、である。

 まあ目論見通りだな。

 そしてイリーナが土魔法がレベル10に達したのは大きい。

 ピットフォールの呪文を使えるようになったのだ。

 これでもっと戦闘は楽になる事は間違いない。


 ヒョードルくんもクラスチェンジまでもう少しだ。

 一緒に行動し始めたレベル8の頃から比べると、かなり強くなっていると思う。

 だが。

 まだまだ。

 まだ、終わらんよ?



「よし!一旦休憩!」


『はーい!』


『ログアウト、いいですか?』


「うむ。インスタント・ポータルは私がやろう」


 さて。

 次からは、いいかな?

 そろそろ、いいよな?

 スフィンクスとスピンクスだ。

 あれと連戦してみたい。

 いやいや、まだ早いか?

 もう少し待ってみよう。


 そうだな。

 昼休み辺りで切り替えたらいいよね?




 時刻は午前9時20分。

 オレの密かな企みなど知らぬ様子でログインする面々。

 思い知るがいい。

 またちょっとだけ、ペースを上げますよ?



「では昼まで4周だな」


『容赦ないッス』


『ヒョードルくんガンバ!でもお昼まで4周って分かっているだけいいよね!』


『アデルちゃん、感覚が麻痺してるわよ?』


 うーむ。

 イリーナはまだ慎重だな。

 いや、このまま続けよう。

 互いに損になる話でもないしな。





 戦闘は?

 楽になってしまった。

 つまらん。

 いや、比較したら、なんだけどね。


 イリーナがピットフォールを使えるようになったからだ。

 スフィンクスとスピンクスとのペアを相手に、異様に楽になってしまった。

 主にオレが、だけど。


 獅子賢者の騎士槍も効果が高い。

 こいつには確率が低いものの、毒と麻痺がある。

 何度か攻撃を当ててやると赤いマーカーに小さくマーカーが重なってくれた。

 大抵は毒だ。

 これにグラビティ・プリズンと属性封印を絡めると、ほぼ無力化する所まで持っていける。

 グラビティ・プリズンも上手く使えば、スフィンクスとスピンクスを一緒に嵌める事が出来た。

 そう、対象を複数指定すればいいだけだ。

 便利でいい。


 色々と試す余裕があるというのも凄いな。

 昨日とはまるで違う。

 恐らく、そう感じているのはオレだけではない筈だ。





 4周するのに正午まではさすがに間に合わないかと思っていたんですけどね。

 ギリギリ、間に合ってしまいましたよ?



《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》

《【馬上槍】武技の人馬一体を取得しました!》

《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》

《【封印術】呪文の四聖封印を取得しました!》

《【封印術】呪文の五行封印を取得しました!》

《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナインテイル』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 この周回では随分と成果があった。

 実に満足です。

 やはりスフィンクスとスピンクスのペアは美味しい。


 ナインテイルのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点は知力値を指定した。



 ナインテイル 銀毛狐Lv4→Lv5(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 25(↑1)

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 25


 スキル

 噛付き 回避 疾駆 危険予知 MP回復増加[小]

 光属性 闇属性



 それにオレの方にも収穫が随分とありました。

 武技の人馬一体って何?

 それに封印術の呪文2種も謎だ。


 まあ昼飯を待つ間、ゆっくりと説明を読んでおこう。




 インスタント・ポータルを展開。

 料理はアデルとイリーナに任せておくとして。

 新しい武技、人馬一体とは何か?

 一時的にであるが、騎乗戦闘において、器用値、敏捷値、筋力値、生命力にプラスがあるようだ。

 騎乗時限定の練気法?

 疑問なのは真練気法との重ね掛けが可能なのかどうかなんだが。

 試してみるしかないか。


 で、新しい呪文の方だ。

 【封印術】だが、他の魔法技能とはやや異なる所がある。

 呪文を取得するタイミングが違っている。

 他の魔法技能ではレベル6で得ていたのだが、【封印術】では何もなかった。

 で、レベル8で2つ呪文を取得、と。

 それにこの封印術、魔法効果拡大や魔法範囲拡大が効いているように見えない。

 良く分かりません。


 四聖封印はどんな呪文?

 任意の範囲で味方以外の武技が使用不可になるようです。

 武技封印の全体版でした。


 では五行封印は?

 対象1体の全属性魔法技能が使用不可になるようだ。

 おい、凄いな!

 だがこれにも穴はあるようだ。

 属性封印よりも成功率は低い、とある。

 現状、属性封印のスフィンクスやスピンクスへの成功率は?

 レベル1であれば半々、レベル3であれば3回に1回って所だろう。

 微妙?

 だが成功したら?

 悩ましいな!




 食事の間、春菜と此花からある提案が。

 何でしょう?


「実は召喚モンスターの枠を1つ、余らせているんですが」


「イルカの召喚を予定しているんです」


「ほう」


「海、行って見ませんか?」


「川でもいいんですが」


「確かに水辺があった方がいいが」


 だが問題もある。

 アデル、イリーナ、ヒョードルくんも水中に対応出来る召喚モンスターが少な過ぎる。

 狩りをし続けるのは至難であろう。


 意見を聞いてみた。



「実はマーメイド用の装備、頼んであるんです!」


「オパールですね」


「実は僕も召喚枠は余ってます。マーメイドを予定してまして」


 何だ。

 皆それぞれ予定が合致しているようです。

 まあオレにしてみても利点はある。

 イルカ、見てないし。

 召喚だけしておいてここに戻ればいいだけの話だ。



「そうだな。ヒョードルくんがクラスチェンジしたら海に行ってみるか」


「それ、約束でいいですか?」


「海!」


「でも少し先が長くないですかね?」


「心配ないさ」


 ヒョードルくん、そう心配しなさんな。

 きっと今日の夜の狩り辺りで達成するさ。

 何故ならば。

 昼飯の後はよりハードになるからだ。

 それを伝えるのは今じゃない。


 今じゃないよ?



 再び召喚モンスターの布陣が定まる。

 オレの場合、ナインテイルを帰還させ、幻月を加える。

 幻月にはディメンション・ミラーに相当する能力がある。

 使えばMPバーの減りが大きいのではあるが、まあこれは保険だ。

 何しろ連戦する相手がスフィンクスとスピンクスのペアだ。

 油断は出来ない。



『あの、キースさん、いきなりスフィンクスとスピンクスのペアなんですけど?』


「うん」


『順番間違い?』


「いや、合ってる」


『えっと』


「ここからはスフィンクスとスピンクスのペアだけに絞ろう」


 絶句。

 まあそう心配そうな顔をしなさんな。

 すぐに、慣れるよ。


 さあ、楽しい世界に来るんだ。






 スフィンクスとスピンクスのペアですが。

 レベルはどっちも揃ってくる相手である。

 あの金剛力士や牛頭と馬頭のペアと一緒だ。

 出現するレベルは一定しない。

 今までの所、レベル1からレベル5まで。

 その強さにより戦闘時間は大きく異なる。

 レベル1ならば5分と掛からなかったりするし。

 レベル5ならば10分前後といった所か?


 謎なのはアイテムの残り方だ。

 5匹倒して1個、アイテムが剥げるかな?

 ハッキリ言ってその確率は低い。


 それでいて剥げるアイテムはこれまでの所は2つ。

 獅子賢者の針と古代石柱だ。

 ここで経験値稼ぎをして得ているアイテムは纏めてオレが管理している。

 《アイテム・ボックス》の容量が大きいし、2つあるから管理が楽なので。

 いずれ長期に亘りユニオンを解消する際は精算して分配する事になるだろう。

 神徒から得たアイテムも同様だ。

 闘牛を大量に狩った時のような事態も困るが、少ないのも困る。

 公平に分配するのが難しくなるからだ。

 もっと残ってくれませんかね?






 人馬一体と真練気法の重ね掛けはどうか?

 これはさすがにダメでした。

 ですよね。

 これが可能だったら凄い事になる。


 ステータスで確認したが、人馬一体は器用値、敏捷値、筋力値、生命力の4つのステータスの強化だ。

 底上げの効果は?

 恐らく、10パーセントといった所だろう。

 武技版のグラビティ・メイルだな。

 上昇率はグラビティ・メイルに劣るが、呪文詠唱は必要としない。

 効率は思ってみた以上にいい。

 真練気法から切り替えた程だ。


 検証も交えながら連戦は続く。

 途中、アデルの火魔法がレベル10に到達、エネミー・バーンを使えるようになった。

 オレの負担がまた減る事に。

 間違いなく戦闘時間は短縮される事になるだろう。




 現在、時刻は午後1時半。

 昼食後、8戦して全勝。

 死に戻りもない。

 ステータス異常も喰らっていない。

 実に有意義である。

 幻月の保険も1回で済んだのも僥倖と言えよう。



『まだ続けますか?』


「余裕はある。もう少し粘ろう」


 基準にしているのは当然だがヒョードルくんのMPバーだ。

 彼の負担は最も気にせねばなるまい。

 現在、半分を割り込んだ所だ。


 オレ以外の全員にマナポーションを奢る。

 ここは奢っていい。

 神徒と戦って得たマジックマッシュルームは全て補充用に使う事にしてある。

 問題ない。







 結局、夕方までインスタント・ポータルを使っての休憩なしで挑戦し続けた。

 数は覚えていない。

 イリーナがカウントした数は33回であったらしいが。

 途中、1回だけ危ない場面はあったが、幻月の保険が効いた。

 そのペアはレベル6であったのだ。

 やはり保険は要る。

 獅子賢者の針は13本、古代石柱は1個を加えている。

 これもいい調子だ。


 そして何よりも春菜と此花のレベルアップも大きい。

 彼女達はビックリしてたけど。

 オレもビックリだよ!


 これならば夕方以降の狩りにも期待が持てる。

 当然、スフィンクスとスピンクスのペアに相手になって貰おう。

 他のプレイヤーの姿は、ない。

 存分に挑戦させて貰いましょう。






 夕方、インスタント・ポータルを展開して夕食休憩になった。

 恐るべき速度で様々な強化が進んでいるのが分かる。

 その中でも顕著なのは此花のマーメイドだ。

 ローレライになっている。

 とは言ってもナイアスがマーメイドからメロウにクラスチェンジした時と同じだ。

 外見に大きな変化は見られない。

 変わらず可愛らしい顔付きのままだ。

 だがそのポンチョの中身は果たして。

 想像するだけで恐ろし過ぎる。

 いろんな意味で。



「夕食後も今のペースですか?」


「ああ。時間は区切った方がいいかな?」


「出来ればそうして頂けると助かります」


「ゴールがあった方が絶対に、いい!」


「うーむ」


 少し悩んだ。

 密かに狙っているのはヒョードルくんのクラスチェンジなのだ。

 どれ程で達成できるだろうか?

 読めない。


「では、午後10時30分でどうかな?」


「3時間半って所ですね」


「そんな所か」


 オレにしてみたらかなり余裕のある数字だが。

 MPバーへの負担もマナポーションで賄えるが、あまり遅くまで付き合わせるのも良くない。

 妥協しましょう。

 まあ早めにヒョードルくんがレベルアップしてくれたらいいのだ。

 今日のうちにレベルアップしてくれたら明日は海を目指して移動でいいだろう。



「ではログアウトしてきます」


「午後7時までに集合だねっ!」


「おお、行ってらっしゃい」


 まあ待っている間、先に布陣は変更しておこう。

 ヴォルフを残して帰還させる。

 召喚するのは黒曜、獅子吼、テロメア、ロムルスだ。

 ロムルスを加えるあたり、オレの悩みが見える。

 やはり戦力の底上げ枠が欲しいのだ。

 その分、オレが頑張ればいいのですよ!


 得物は?

 雪獣のメイスにも心が動いたんだが。

 珪化木の杖にしましょう。

 属性破壊に期待する所が大きい。





 最後にログインしてきたのはイリーナだった。

 時刻は午後6時50分。

 全員、時刻前に再度ログインしてきたとは有難い。

 オレが一番、時間を守る事にかけてはルーズだろう。

 見習いたいものだ。



 召喚モンスターの布陣が確定するとユニオンを組む。

 今回の目玉は?

 此花のマーメイド、いやローレライだ。

 その支援効果は如何に?







《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ロムルス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 午後8時前です。

 早くもロムルスがレベルアップ。

 だがまだヒョードルくんのレベルアップは来ない。


 ロムルスのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定する。



 ロムルス ウルフLv3→Lv4(↑1)

 器用値 11(↑1)

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 11

 筋力値 11

 生命力 15

 精神力 11


 スキル

 噛付き 疾駆 威嚇 聞耳



 ここで交代だな。

 ロムルスは帰還させてストランドを召喚する。

 底上げはしておかないとね?

 グラビティ・プリズンと組み合わせたら毒攻撃は有効だろう。



 それにしても、だ。

 おおよそ1時間で10連戦か。

 いいペースだ。

 だがアデルのホワイトウルフがステータス異常を喰らって戦線離脱してしまった。

 何事も完璧には行かない。

 ローレライの歌の支援がなければもっと多かったかもしれない。


「アデル、大丈夫か?」


『少し待って!交代させます!』


 レベルが上がれば交代要員も増える。

 安定した戦力が揃えられるように、戦力の底上げはお願いしたい所だ。

 アデルのオルトロス、イリーナの鵺は間違いなく主力だ。

 もう幾つか、主力になる軸が欲しい所だ。




 時刻は午後9時を少し過ぎた辺りか?

 その主軸が生まれた。

 春菜のタイガーがフォレストタイガーにクラスチェンジした。

 そしてヴェノムパイソンとフューズ・モンスターズによって、鵺になったのだ!

 これは助かる。


『やりました!』


『やったね!春菜ちゃん!』


 そう祝辞を述べていた此花だが。

 彼女の布陣にいるバイパーもクラスチェンジ待ちだ。

 これがクラスチェンジしたら?

 キメラが生まれる事になるのだ。

 期待したい所だ。






《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》



 時刻は午後9時40分。

 レベル7のペアを相手にやや苦戦したが、それを上回る成果が次々と得られました。

 ようやくだ。

 正直、ヒョードルくんがあっという間にレベルアップしていくのは羨ましかった。

 ようやくか。

 感慨深いものがある。



 基礎ステータス

 器用値 19

 敏捷値 19

 知力値 30

 筋力値 19(↑1)

 生命力 19(↑1)

 精神力 30



《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で32ポイントになりました》



 だがこれで終わらない。

 インフォにはまだ続きがあった。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ストランド』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ストランドの毒も結構効果的であったようだ。

 地味にHPバーを削ってくれている。


 ストランドのステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。

 もう1点は筋力値を指定する。



 ストランド シースネークLv6→Lv7(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 15

 知力値 10

 筋力値 14(↑1)

 生命力 21(↑1)

 精神力 10


 スキル

 噛付き 巻付 水棲 熱感知 気配遮断 毒



 ストランドも次でクラスチェンジになるだろう。

 楽しみが増えてくるね!



 そしてオレ以外にも大きな戦果がある。

 此花だ。

 バイパーがクラスチェンジしてヴェノムパイソンへ。

 そしてフューズ・モンスターズを経てキメラが誕生したのだ。

 前衛に頼もしい戦力が加わる事になった。

 益々、戦闘が楽になるのは間違いない。



 では。

 ストランドはここで交代だ。

 ペプチドを召喚する。

 戦力の底上げは続けよう。

 周囲の戦力が上がってきているだけにやり易くなってきている。



 それにしても、だ。

 本命のヒョードルくんのレベルアップが待ち遠しい。

 精霊を繰り出さなければならないほどの苦戦はまだないのが幸いだ。






 時刻は?

 午後10時10分。

 タイムリミットまでもう少し。

 そこに出現するレベル6のペア。

 スフィンクスもスピンクスもこれまでになく強かった。

 途中でヒョードルくんが精霊を召喚する程であったのだ。

 その精霊ズームがいなかったら?

 危なかっただろう。

 あのテロメアがスピンクスの尻尾の直撃を喰らってHPバーが半分にすらなったのだ。

 間違いなく、強い。

 ヴォルフも奮戦した証か、軽度のステータス異常を喰らっていた。

 全体で見ても死に戻りがいなかったのは奇跡だろう。

 オルトロスと鵺といった主力の召喚モンスターを含めて5匹の召喚モンスターがステータス異常に陥っている。

 これ以上の戦闘は回避すべきだろう。

 プレイヤーではイリーナと此花もステータス異常があるようだし。


 全く、危なかったな。

 ヒョードルくん、ナイス判断!

 精霊召喚でやや経験値は削れたのは残念であるが、生き残る方が最優先です。



 そしてこの奮戦は無駄に終わらなかった。

 ヒョードルくんがレベルアップ、クラスチェンジ可能になったからだ。

 間に合った。

 本当に、ギリギリで間に合った。

 危なかったけど。


 そしてその勝利の恩恵はオレにもあった。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 いいね!

 死に戻り以降、着実に戦果を上げてきている。

 特別に蟻人の蜜をやってもいいが、蜜ではお気に召さないのだよな?

 幻影馬の肉にしておこう。

 スライスした肉を与えると黙々と食べてしまう。


 獅子吼の視線が痛い。

 お前は先刻、スフィンクスと戦いながら肉も貪り食っていただろ?

 見てたぞ?


 おっと。

 黒曜のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定する。



 黒曜 ミスティックアイLv7→Lv8(↑1)

 器用値 15(↑1)

 敏捷値 24(↑1)

 知力値 22

 筋力値 15

 生命力 15

 精神力 22


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 夜目 奇襲 危険察知 天耳

 風属性 水属性



 うむ。

 いい感じで揃いつつあるかな?

 だがインフォはこれで終わらなかった。




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『獅子吼』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 これも大きな戦力アップに繋がる事だろう。

 いい傾向だ。


 獅子吼のステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。

 もう1点は知力値を指定する。



 獅子吼 キメラLv3→Lv4(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 23

 知力値 15(↑1)

 筋力値 25

 生命力 29(↑1)

 精神力 15


 スキル

 噛付き 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目

 気配遮断 捕食融合 毒 ブレス 火属性

 [ ](New!)



《捕食融合が発動しました!空きスキルが発生します。スキルを選択して下さい》



 はい?



 捕食融合が発動?



 何それ?



『キースさん、どうかしましたか?』


「獅子吼が妙な状況になっている。少し待ってくれ」


 不思議そうな顔で獅子吼を見るイリーナ。

 そう不安そうにする必要もないと思うのだが。

 少し時間を掛けているのもいけないな。

 さっさと決めてしまおう。


 空きスキルには属性が入るようだ。

 選択肢は?

 光属性、闇属性、溶属性、となっている。


 ここは光属性を選択する。

 理由は単純。

 一番最初の選択肢だっただけです。



 だが。

 何やら音がしている。



「ギィ」



 間違いない。

 空耳ではない。

 皆の視線が獅子吼に集中する。

 奇妙な声の主は、獅子吼であった。



「ギヒィッ!」



 またしても奇妙な呻き声。

 そう。

 これは呻き声だ。

 何か、痛みに耐えるかのような声に聞こえる。




「ギシァァァッ!」



 獅子吼が地面に伏せる。

 その表情は険しい。

 レーヴェであった時も含めて、こんな表情見た事ないよ!

 それに体中の筋肉が蠢いている。

 そして首の左横、肩の辺りの筋肉が。


 爆ぜた。




「ガァァァァァァッ!」



 獅子吼が大きく、天空に向けて、吠えた。

 不思議な事に召喚モンスター達はまるで動じていない。

 冷静なままだ。

 冷静でいられないのはプレイヤー達だけであった。



 獅子吼の肩から何かが生えている。

 それには目があった。

 2本の角もある。

 細長い顔。

 それに口。


 それは山羊の頭部だった。

 なんと奇妙な。

 アンバランスに見えてそうは見えない、不思議な調和。

 山羊の目は真っ赤だ。

 まるで血の色。

 どことなく、不安な気持ちになってしまいそうだ。


 不吉。

 そうとしか表現出来ない。



『うわ!』


『ア、アデルちゃん、そんなに近づいて大丈夫?』


『なにこれ、凄い!この子も欲しいなー』


 一気に脱力する面々。

 アデルが撫でたがるのを制止するイリーナが哀れに思えてしまう。


 これ、間違いなく捕食融合の仕業だよな?

 何というホラー。

 ステータス画面を確認してみよう。



 獅子吼 キメラLv3→Lv4(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 23

 知力値 18(↑4)

 筋力値 25

 生命力 29(↑1)

 精神力 15


 スキル

 噛付き 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目

 気配遮断 捕食融合 毒 ブレス 光属性(New!)

 火属性



 知力値、上がってます。

 謎だ。

 嬉しい謎だ。

 しかしまあ、何だ。

 いきなりだとビックリするじゃないか!

 運営も前もってこういう所にもケアして欲しいのですが。



 獅子吼もかなり落ち着いた様子になったようです。

 触ってみる。

 大丈夫だ。

 先刻までの様子とまるで違う。

 むしろ甘えてくる。

 獅子の頭を、そして山羊の頭を撫でてやる。

 更に擦って来るようにオレに頭を押し付けてくるのだが。

 力、強すぎ!

 吹っ飛んでしまった。



『うおー!撫でていい?いい?』


「いいぞ。だが気を付けろよ?」


『もちろん!』


 断言できる。

 判ってない!

 アデルは反射的に返事をしているだけだ。


 アデルを抑え込んでいるイリーナの視線がオレに向いているんですが。

 頷いてあげるしかないですよね?

 ここは自己責任で。



 意外というか。

 獅子吼はそう暴れる事もなく、おとなしくアデルに撫でられるがままでした。

 さっきのアレは何だったんだ?

 オレの感想はそんな感じです。

 イリーナを始めとした面々も同様だろう。



『うちの子もいずれああなるんですか?』


「可能性はあるな」


 此花が自らのキメラを見ながら呟いている。

 オレも陳腐な回答をするしかない。

 いや。

 他に出来る事もあるかな?


 獅子吼のステータス画面をハードコピーすると転送する。

 参考になれば幸いである。




 さすがに先刻の戦闘の爪跡は無視できない。

 ヒョードルくんもグランドサモナーにクラスチェンジするが、それで埋まるような戦力減ではない。

 ここはスフィンクスとスピンクスのペアに挑むのは中止だ。

 やや予定の時刻には早いが、切り上げる事にしました。


 インスタント・ポータルを展開する。

 無論だがヒョードルくんの消耗は激しいものだった。

 MPバーはもう残り1割ほどだ。

 召喚モンスターを帰還させ、挨拶を済ませるとログアウトして行く。

 まあ時間も時間だし、仕方ないよな?



「明日の予定はどうします?」


「一旦、灰色の森に戻ろう。そこから東を目指せば海はあるのかな?」


「S3E1マップですね。少し距離はありますけど」


「途中までフライを使えば時間短縮も出来るだろう」


「ああ、それもそうですね」


 イリーナと明日の予定を確認する。

 そんな間にもアデルは獅子吼にちょっかいを出していた。

 ヴォルフにも、である。

 自分の召喚モンスターもいるだろ?


 よく見たらライオンのらーちゃんが人食いライオンにクラスチェンジしてやがる。

 うん?

 つまりバイパーがクラスチェンジしたら新たなキメラが生まれる事になるのか?

 いや。

 アデルの頭に乗っかるように、フォレストタイガーのみーちゃんがいる。

 足元でトグロを巻いているバイパーのへーちゃんだが、レベルは7だ。



「アデル、キメラと鵺、どっちにするつもりだ?」


「うー、やっぱりキメラから!」


「そうか」


 アレを見ても、キメラか。

 さすがだ。

 モフモフに掛ける執念を見た。





「では私達はここで失礼します」


「ああ、お疲れ様」


 アデル達も次々とログアウトしていく。

 インスタント・ポータルの中はオレと召喚モンスター達だけになってしまっていた。

 だがまだ時刻は午後10時40分。

 やれる事はある。

 そう。

 対戦、行ってみよう!



 先ずはペプチドからだな。

 どうするかね?

 ここは ハンディキャップ・マッチで。

 相手はテロメアにして、ペプチドの相方は?

 以前と同様、奈落にしておこう。

 黒曜を帰還させると奈落を召喚する。

 試合時間は10分。

 テロメアは特殊能力なしで。

 では。

 ファイッ!

 オレは古代石柱の発掘をしておこう。



 レベル差が縮まっているせいだろうか?

 結構、いい勝負になっているように思える。

 いや、奈落の回復速度がそう見せているのであって、優勢なのはテロメアである事に変わりはない。

 意外にもペプチドの攻撃は何度も命中はしている。

 だが毒状態にならない。

 さすがはアンデッド、何ともないか?

 足元を鋏で固定されかけた時とか、テロメアが劣勢に見えたものだ。

 特殊能力を封印ともなると均衡するものであるらしい。


 おっと。

 見惚れている場合ではない。

 発掘、進めておこう。






《只今の戦闘で召喚モンスター『ペプチド』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 対戦は6回。

 全て時間切れでテロメアの判定勝ちであった。

 それでもペプチドはレベルアップか。


 ペプチドのステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定する。



 ペプチド 大サソリLv5→Lv6(↑1)

 器用値 18

 敏捷値 15(↑1)

 知力値  7

 筋力値 17

 生命力 16(↑1)

 精神力  7


 スキル

 鋏撃 針撃 気配遮断 隠蔽 奇襲 毒



 だが時間がもう遅くなってしまった。

 日付を跨いでしまいそうである。

 仕方ない。

 最後の対戦はオレと戦鬼で。


 無論、呪文で強化してから格闘戦を挑んだのであるが、判定では僅かに戦鬼が勝っていたようだ。

 寝技になる前に殴り合いに付き合い過ぎたか?

 関節技の応酬では終始オレがリードしてたのだが。

 やはりパワーがあると防御も力技になるんだよな。

 細かいテクはいずれ学んで欲しい所だ。

 そのうちに戦鬼を超えるパワーの魔物が出現するであろう。

 ステータスだけでは測れない強さをどう磨くか、今後も課題になりそうだ。


 あと忘れてはならない事がある。

 新たな召喚モンスターを追加出来る。

 だが敢えてここは召喚しない。

 明日、海に到着したらイルカの召喚を見る事になるだろう。

 それからでも遅くはない。

 まあもう1匹、ウルフを追加してオルトロス狙いが本命なのは間違いないのだが。

 ここは保留にしておこう。


主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv26(↑1)

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv11

ボーナスポイント残 32


セットスキル

剣Lv10 両手槍Lv10 馬上槍Lv4(New!)(↑3)

棍棒Lv9 刀Lv9 捕縄術Lv8

杖Lv20(↑1)打撃Lv16 蹴りLv16 関節技Lv16

投げ技Lv16 回避Lv16 受けLv16

召喚魔法Lv26(↑1)時空魔法Lv15 封印術Lv8(↑1)

光魔法Lv15 風魔法Lv15 土魔法Lv15 水魔法Lv15

火魔法Lv15 闇魔法Lv15 氷魔法Lv13 雷魔法Lv13

木魔法Lv13 塵魔法Lv13 溶魔法Lv13 灼魔法Lv13

錬金術Lv11 薬師Lv8 ガラス工Lv6 木工Lv10

連携Lv17 鑑定Lv17 識別Lv17 看破Lv5 耐寒Lv8

掴みLv15 馬術Lv15 精密操作Lv17 ロープワークLv8

跳躍Lv8 軽業Lv8 耐暑Lv10 登攀Lv9 平衡Lv9(↑1)

二刀流Lv15 解体Lv13 水泳Lv6 潜水Lv6

ダッシュLv7 耐久走Lv7

隠蔽Lv2 気配遮断Lv2

身体強化Lv15 精神強化Lv15 高速詠唱Lv16(↑1)

魔法効果拡大Lv14 魔法範囲拡大Lv14


ステータス

 器用値 19

 敏捷値 19

 知力値 30

 筋力値 19(↑1)

 生命力 19(↑1)

 精神力 30


召喚モンスター

黒曜 ミスティックアイLv7→Lv8(↑1)

 器用値 15(↑1)

 敏捷値 24(↑1)

 知力値 22

 筋力値 15

 生命力 15

 精神力 22

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 夜目 奇襲 危険察知 天耳

 風属性 水属性


ナインテイル 銀毛狐Lv4→Lv5(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 25(↑1)

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 25

 スキル

 噛付き 回避 疾駆 危険予知 MP回復増加[小]

 光属性 闇属性


獅子吼 キメラLv3→Lv4(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 23

 知力値 18(↑4)

 筋力値 25

 生命力 29(↑1)

 精神力 15

 スキル

 噛付き 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目

 気配遮断 捕食融合 毒 ブレス 光属性(New!)

 火属性


ストランド シースネークLv6→Lv7(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 15

 知力値 10

 筋力値 14(↑1)

 生命力 21(↑1)

 精神力 10

 スキル

 噛付き 巻付 水棲 熱感知 気配遮断 毒


ペプチド 大サソリLv5→Lv6(↑1)

 器用値 18

 敏捷値 15(↑1)

 知力値  7

 筋力値 17

 生命力 16(↑1)

 精神力  7

 スキル

 鋏撃 針撃 気配遮断 隠蔽 奇襲 毒


ロムルス ウルフLv3→Lv4(↑1)

 器用値 11(↑1)

 敏捷値 27(↑1)

 知力値 11

 筋力値 11

 生命力 15

 精神力 11

 スキル

 噛付き 疾駆 威嚇 聞耳


同行者

アデル&イリーナ&春菜&此花&ヒョードル

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― 新着の感想 ―
遂にサモナーさんが乗馬騎士に!ランスチャージ強いですねー もう完全にサモナーって職業関係なくなってるけどw
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