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 時刻は午前5時20分といった所か?

 テントを出て見回すと、既に何名ものプレイヤーが忙しそうに動き回っている。

 うむ。

 活気があっていい事だ。


 フィーナさん達は?

 いた。

 机を囲んで談笑中かな?

 ミオやレイナは当然だが、ハンネス、東雲、フェイ、御剣、それに与作までいる。

 もう食事は終えているようだ。


「おはよう、キース。昨日は遅かったのかしら?」


「出遅れましたか?」


「朝食ならまだあるよ!」


 ミオの後ろにはアデルがいた。

 イリーナも当然、その隣にいる。

 彼女達は朝食はまだのようで、その手には料理を持っていた。


「あ、キースさんの分も追加でお願い」


「私がやっとく!」


「手伝う!」


 アデルとイリーナがミオとレイナと入れ替わりで机を囲んだ。

 オレはイリーナの隣で朝食を待つ。



「キース、編成の事なんだけど」


「編成、ですか?」


「ええ。基本は各パーティ単位そのままで『ユニオン』を組むのだけど、貴方には別行動をお願いしたいの」


「別行動、ですか」



 よく聞いてみると、昨日の騎乗で色々と感じる所があったようだ。

 平原での機動力。

 これは大きな武器になる。


「私達の移動速度に合わせる事はないわ。むしろ遊撃に向いていると思うの」


 視線をアデルとイリーナに向ける。


「そういう事!」


「私達も遊撃部隊って事になりますね」


「基本、私達は移動しながらの迎撃が基本だけど、貴方達が付き合う必要もないでしょ?」


「はあ。それでいいのなら」


 うん。

 まあ気楽にやっていいって事かな?

 アデルとイリーナであれば連携もそう難しくないだろうし。



「本当はもう少しサモナーがいてくれたら良かったんだけどねえ」


「待ってみた所で停滞するだけで大きな戦力向上にはならないだろうしの」


 東雲の言葉は重たく響いた。

 どうも西方面に来ている他のサモナーは風霊の村や霧の泉にいるそうだ。

 もしくは他のマップのエリアポータルのようです。


 では参加戦力はどうか?

 この中継ポータルから出撃するパーティの数は150を軽く超える。

 風霊の村から出撃予定なのが約90パーティといった所だ。

 N1W2マップからの戦力が30パーティほど。

 霧の泉にいるパーティは魔物に包囲されていて動けないのが痛い。

 それでも総勢で1,500人を優に超えるプレイヤーが参加する戦いだ。

 凄い規模になる。


 それでもこのゲームにおける参加人数を考えたらやや寂しい数字でもあるが。

 そこはそれ、個人の選択だろう。


 タイムスケジュールは?

 正午を目安に風霊の村の南側でインスタント・ポータルを何箇所かで展開する。

 そこで一旦、昼食とログアウトをしてから、本格的な戦闘に入る予定だ。



「問題は追いかけっこになったら面倒だけどねえ」


「それでも構わん。次の日には霧の泉にも出向いて魔物を散らすだけで済む」


 東雲の意見は単純明快。

 納得だ。

 まあオレとしても単純明快でいい。

 機動力で言えばケンタウロスに匹敵するのだから。

 ただ魔物を見つけては狩るだけでいい。

 アイテムを剥ぐ時間がなさそうですけどね。





 時刻は午前7時になろうとしていた。

 参加するパーティが洞窟の入り口の前に集結して移動を開始する。

 壮観です。

 ちょっとした軍隊だ。

 先導するのはフィーナさん、レイナ、ミオに与作、ハンネス、フェイを加えた生産職選抜パーティだ。

 最後衛に東雲が率いるドワーフとエルフの混成チームとなる。

 そして『ユニオン』は5つのパーティを1つの単位として組んでいるそうだ。

 ふむ。

 急場で編成した割りに統率がとれているように見える。

 まあβ版をプレイしていたメンバーは似たような経験があったそうだしな。




「ではこっちも行くか」


『はい!』


『了解です』


 アデルとイリーナを引き連れて出発する。

 マグネティック・コンパスも使う。

 そして広域マップもやや小さく仮想ウィンドウで常時表示とした。


 オレ達は遊撃部隊だ。

 自由に行動して構わないそうですが。

 やっておきたい事は色々とある。


 魔物達の戦力把握。

 それに併せて戦力分布。

 出来れば拠点の有無。

 そして魔人の存在の確認。


 魔人が関わっている可能性は考慮すべきだろう。

 実際に見た、という証言があった事だし。

 統率している指揮官がいるのだとしたら?

 魔人がやっている可能性は当然あるだろう。

 指揮官を潰す事が出来そうなら強行してもいい。

 偵察?

 偵察だけで終わらせるつもりは最初からない。


 どうせやるなら嫌がらせがいいです、ハイ。




 オレの陣容は?

 ヴォルフ、残月、ヘリックス、黒曜、ヘザーである。

 完全に移動と偵察を重視した陣容だ。

 手にする得物は呵責の捕物棒になる。


 アデルも移動重視である。

 白馬、白狼、金毛狐、鷹となっている。

 クラスチェンジしている召喚モンスターを優先していて戦力としても申し分ない。


 そしてイリーナは?

 バトルホース、鷹、狼、フェアリーだ。

 クラスチェンジしているのは騎馬であるローテカイザーだけだが、各々のレベルは高い。

 鷹のホークアイ、フェアリーのミュレはクラスチェンジ直前である。

 戦力が低い訳ではない。

 十分です。


 そして2人とも得物は弓矢だ。

 遠距離攻撃は任せましょう。



 さて。

 向かうのは北西の方角になる。

 ケンタウロス共は西から来た、と考えるのが妥当だ。

 魔物の往来があるかもしれない。



『妙に魔物がいませんね』


『ちょっと拍子抜け!』


「探索範囲を広げよう」


 そう。

 魔物が少ない。

 そしてコール・モンスターでもアンガークレインとフロートアイしか引っ掛からない。

 奇妙であった。

 確かに普段から数はそう多くないものの、ラプターは必ずいる筈なのだ。



 だが。

 どうもその元凶を見つけたかもしれない。

 ラプターが群れている。

 コール・モンスターで確認出来る範囲で、およそ100匹といった所だろうか?

 確認しきれないラプターはどれ程いるのかね?

 よく分かりませんな。

 とりあえず、たくさんいるって事は把握した。


 それに問題は他にある。


『キースさん、あれって』


「近寄るのは一旦中止だ。アレはマズい」


 魔人が、いた。

 恐らく、ではあるが。

 しかもマイナーグリフォンに跨っているようだ。

 距離が遠すぎて【識別】が効かないのは残念だ。



 魔人がもう1人、地上にいる。

 そいつはどうもケンタウロスに跨っているようだ。

 ケンタウロスの数は少ないが、ラプターの群れの中に数頭混じっている。



 ケンタウロスフェンサーがいたので、そいつだけコール・モンスターで呼ぼうとしたのだが。

 出来ない。

 どうしても、出来ない。

 他のラプターも同様だ。

 そして魔物は全て、魔人の支配下にあると思うべきか?


 確かめているうちにマイナーグリフォンは何処かへと飛び去ってしまったようです。

 その方向は、西か。

 こっちに気がついた様子はない。




『凄い数!』


『迂回しますか?』


「面倒だな。潰して先に進もう」


『え?』


『ええっ?』


「あの数なら殲滅して進めばいい。無理でも無茶でもないと思うぞ?」


『キースさんはそう言いますけど』


『普通じゃないですよお!』


 失敬な。

 出来ない、と思うような事は口にしないぞ?



 では。

 呪文で強化を進めておきましょう。

 無論、アデルとイリーナ達にも呪文は掛けておきます。

 勝算はあるのですよ?

 グラビティ・メイルまで加えるのだ。

 能力的にラプター相手には負ける気がしない。 

 問題があるとしたら呪文の効果時間だ。


「さっさと片付けるぞ」


『も、もうですか?』


『戦術はどうするんですかあ!』 


「闘牛とそう変わらないさ。壁呪文の代わりに全体攻撃呪文を使うつもりで」


『激しく違いますけど!』


 アデルのツッコミは途中までしか聞いていませんでした。

 ラプターの群れに馬首を向ける。

 では。

 突撃しましょう。

 蹂躙しましょう。

 そうしましょう。




「真練気法!」


 武技も使っておく。

 そしてラプターの群れの先頭に撃ち込む呪文を準備する。

 溜めを作って2発連続で喰らわせる予定だ。


 距離が縮まる。

 まだ群れの大半はこっちに気がついていないようだ。

 【識別】が効く距離になったかな?



 ラプター Lv.5

 魔物 討伐対象 パッシブ・誘導支配

 戦闘位置:地上



 ケンタウロスフェンサー Lv.3

 魔物 討伐対象 パッシブ・誘導支配

 戦闘位置:地上



 ビーストテイマー Lv.7

 魔人 討伐対象 パッシブ

 戦闘位置:地上



 うむ。

 魔人も確認、と。

 では派手に始めようか?


「ストーム・ウェーブ!」


「アシッド・シャワー!」


 群れの先頭に喰らわせ、そのまま群れを突っ切る。

 先導はヴォルフだ。

 その両翼をヘリックスと黒曜が飛び回って風の刃と水の針を飛ばしまくっている。

 最初の攻撃で仕留めるつもりはない。

 動きを止めない事の方を優先だ。


 そんな中でも重点的に潰しておきたい奴がいる。

 ケンタウロスだ。

 それも弓を持っている奴。

 あれさえ潰せたら後が楽なのだ。



 ケンタウロスが弓矢で攻撃するよりも呵責の捕物棒の攻撃の方が速かった。

 先制攻撃の利点だ。

 狙い討つ事が出来るからな。

 そのケンタウロスはイリーナの騎馬に踏み潰されて詰んだ。



『グラベル・ブラスト!』


『ファイア・ストーム!』


 これに召喚モンスター達も攻撃を重ねていく。

 炎が、土塊が、水の針が、風の刃を周囲に撒き散らす。

 さすがに何頭かのラプターが沈んでいるようだ。

 だがまだまだ。

 まだ、終わらんよ?





 群れを抜けて、後ろを見たら凄い数のラプターが追ってきています。

 うむ。

 もっと、来なさい!


 呪文を選択して実行。

 溜めておいてもう1つ、同じ呪文を用意する。


「壁呪文を使うぞ!止めは任せる!」


『了解!』


『まかされましたあ!』


 では。

 派手に行こうかね?




「マグマ・スクリーン!」


「スチーム・ブラインド!」


 壁は2つ並べました。

 ラプターは次々と突っ込んでくる。

 だがその戦果を確認する暇はない。

 呪文を選択して実行する。

 壁呪文が消えたら窮地に立たされてしまうだろうからな。


 ダメージを喰らって転がってくるラプターに召喚モンスター達も殺到して止めを刺していく。

 アデルとイリーナも矢を次々と放つ。

 壁を抜けてきたラプターは大体、片付いたか?



 呪文詠唱を終える。

 壁呪文はもうすぐ消えるだろう。

 魔物は突っ込んでくる気配を見せない。

 だがそれも想定済みだ。


「今度はこっちから群れに突っ込むぞ!」


『呪文も用意できました!』


『いつでもどうぞ!』


「では、今だ!」


 壁が消えた向こう側は赤いマーカーで埋まっていた。

 なんという数!

 だけど密集してくれていてありがとう。

 再び全体攻撃呪文がいくつも炸裂していった。





 どれほど経過しただろうか?

 そんなに時間は経過していないとは思う。

 呪文の効果はまだ少し残っていたからだ。


 途中、魔人のビーストテイマーはヘリックスが仕留めた。

 だがそれは果たして良かったのかどうか?

 何故ならば、魔人が倒されて暫く経過すると、逃げていくラプターが続出した。

 待て。

 待ってくれ!

 全滅にならないではないか!

 しかも逃げる方向もバラバラで追撃するのは難しいですよ?



『やったよ!イリーナちゃん!』


『どうにか撃退出来ましたね、キースさん』


「うむ」


 だがオレは不満だ。

 もっと倒せたと思うのです。

 どう見ても50頭以上、取り逃がした計算になる。

 それに死体からアイテムを剥ぐのも中止だ。

 広く散乱しているから回収するのに時間が掛かり過ぎる。

 ここは断念するしかないな。



《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【連携】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【精密操作】がレベルアップしました!》



 まあ色々と上がってしまった訳だが。

 オレ以上にアデルとイリーナには実入りがあったようです。


『召喚魔法がレベルアップしちゃった!』


『私もよアデルちゃん。それにミュレがクラスチェンジが出来そう!』


 2人がオレを見る。

 うむ。

 小休止にするか?


「分かった。少し休むか」


『手早く済ませますので』


『私は周囲の警戒をします!』



 では。

 周囲にいるラプターの何頭かはアイテムを剥いでおこうかね?

 多少は古代石が取れるだろう。




 古代石を7つほど得た所でイリーナの用事は済んだようです。


『お待たせしました』


「新しい召喚モンスターは?」


『それは後のお楽しみにしておきます』


「ふむ。で、ミュレはクラスチェンジした訳か」


『はい』


 イリーナの召喚モンスター、フェアリーのミュレはクラスチェンジを果たしていた。

 ヘザーはフェアリーからシルキーへとクラスチェンジした。

 だがイリーナは別の選択をしたようです。

 ピクシーになっている。

 外見は先刻から変わっていないようにも見えるが。


「変わっているように見えないな」


『羽が少し伸びたみたいですね』


「そんなものかね?」


『間違いないです』


「属性はどれだけ揃っているのかな?」


『水属性、土属性とあったんですけど、木属性と風属性が追加になりました』


 ミュレとヘザーは互いに戯れるように飛び回っています。

 まあ何といいますか。

 外見だけでは分からないものだ。

 共に可愛い外見であるが、騙されてはいけない。

 揺るぎない戦力なのであった。



 周囲を警戒する猛禽類4羽。

 そして狼3頭。

 僅かな休憩を挟んで再び駆け出す。

 3つの人馬は風霊の村を目指す。

 今度は村の状況を先に確認しておきたい。

 時刻は午前10時といった所だ。

 まだ、フィーナさん達が村へ到達するまで余裕はある。





 改めて思う。

 どこにこんだけ魔物っていたの?

 補給とかどうしてるんだ?

 指揮命令系統は?

 ま、無粋なツッコミは止そう。


 問題なのはケンタウロスの数だ。

 数えるのがイヤになる。

 動き回ってるものだからそもそも数えるのが無理なんですが。


 どう見積もっても数千頭、いる。

 見えている範囲だけで、だ。

 村を包囲しているのだから、見えていない村の反対側にも同規模の数がいる筈。

 五千から六千?

 さすがに一万頭はいないと思いたい。



『凄い数!』


『どうします?キースさん』


「それを考えていた所なんだが」


『アレに突っ込むのはさすがに無理!』


「うん。一旦、村に逃げ込むのもいいかと思ったんだがね」


『えっ』


『えっ』


「いや、それはやらない。面白くもないし」


 そう。

 あの大群のケンタウロスを駆逐するにはどうすべきか。

 先刻のラプターのように出来ればいいのだが、生憎とケンタウロスは知恵が回る。

 難しい所だ。



「フィーナさん達と村を出た時の事を思い出してたんだが」


『あれは大変でしたね』


『良く逃げ切れたと思うよ!』


「トレイン、だったかな?利用できるんじゃないかな?」


『はい?』


『トレイン行為を利用ですか?』


 そう。

 あのケンタウロス、優勢であればちゃんと追い掛けてきていたよな?

 逃げながら始末するのは大変だった。


 確かに、フィーナさんの率いる戦力があれば村の包囲をどうにかできるだろう。

 だがケンタウロスを駆除する事に直結するとも思えない。

 機動力が違うからだ。



「罠に掛ける事ができたら最高なんだがな」


『トレインで、ですか?』


「フィーナさん達が待ち構えている所まで誘導できれば、だがな」


 それにケンタウロスとは異なる戦力も遠目に見えていた。

 サイだ。

 パンツァーライノ?

 20頭ほどいるみたいだ。

 その1頭の背中に跨る影も見える。

 恐らくは魔人、だな。



「フィーナさんと相談してみるか」


『あの、私達の役割って』


『囮役!』


「そうなるな」


 なんだ。

 理解が早くて助かる。






 結論。

 何をするにしても試してみないとダメって事らしい。

 テレパスは便利だ。

 すぐに相談出来るし。


『罠って言うけど、何を?』


「矢衾、槍衾は基本ですかね」


『つまり迎撃よね』


「ピットフォール、ライト・エクスプロージョン、ダーク・エクスプロージョンとか?」


『後は壁呪文ね』


「ええ。もっと重要な事もありますが」


『そうね。プレイヤー同士の連携、かしら?』


 うむ。

 話が早いのは助かります。


『トレイン中に連絡するだけの余裕はあるの?』


「その時は先にアデルかイリーナを向かわせますよ」


 伝令ってそういうものですからね。

 アデルもイリーナもそんな微妙な顔をしないの!


『細かい事は任せるけど。本当に大丈夫?』


「やってみるだけ、ですよ」


 では。

 やってみましょう。

 何を?

 嫌がらせだ。






『キースさん!魔物が多すぎませんかあ!』


「そのうち多少減るんじゃね?」


『フィーナさんにテレパスを使って連絡しますけど、いいですか?』


「イリーナに任せる。私はもう少し、ちょっかいを出しておくよ」


 トレイン対象は無論包囲しているケンタウロスの群れだ。

 その群れのド真ん中を突っ切って、適当に全体攻撃呪文をバラ撒いただけなんですがね。

 ついでに指揮官であろう魔人の顔を拝みに行きました。

 魔人は5人、いた。

 ケンタウロスに騎乗するのはインサニティバード、レベル4とレベル7だ。

 パンツァーライノは20頭前後の小集団が3つ程いるようです。

 3つの集団に1名、魔人のビーストテイマーがいるみたいだ。

 さすがに村の包囲に半数近くの戦力は残ってしまった。

 それにサイの場合、ケンタウロスと違ってすぐに追い掛けてくるのを止めたようだ。

 まあいい。

 後々、仕留めてあげよう。

 オレはまた戻ってくるからな!





 南へ。

 ケンタウロスの数は気にしない。

 矢を撃たせるように挑発を繰り返す。

 途中、馬達に呪文を継ぎ足して強化もしておく。

 そろそろ飛んでくる矢も尽きたか?

 思ったよりも早かったようだが。


 ヘリックス達にはケンタウロスの後続を任せている。

 追っ掛けてくるように挑発をさせているのだ。

 実際、ケンタウロスのうちの何頭かは激高状態に陥っている。

 魔人の姿は分からないのは少し気になる所だ。



 群れを引き連れて南へ。

 命懸けの鬼ごっこはまだ続きそうである。

主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv22

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv8(↑1)

ボーナスポイント残 6


セットスキル

剣Lv8 両手槍Lv7 棍棒Lv7 刀Lv7 捕縄術Lv7

杖Lv17 打撃Lv14 蹴りLv14 関節技Lv14

投げ技Lv14 回避Lv14 受けLv14

召喚魔法Lv22 時空魔法Lv12 封印術Lv6

光魔法Lv13 風魔法Lv13 土魔法Lv13 水魔法Lv13

火魔法Lv13 闇魔法Lv13 氷魔法Lv11 雷魔法Lv11(↑1)

木魔法Lv11 塵魔法Lv10 溶魔法Lv11 灼魔法Lv11(↑1)

錬金術Lv10 薬師Lv8 ガラス工Lv6 木工Lv9

連携Lv16(↑1)鑑定Lv15 識別Lv15 看破Lv4 耐寒Lv8

掴みLv12 馬術Lv12 精密操作Lv15(↑1)ロープワークLv7

跳躍Lv7 軽業Lv7 耐暑Lv8 登攀Lv8 平衡Lv7

二刀流Lv13 解体Lv11 水泳Lv6 潜水Lv5

ダッシュLv4 耐久走Lv4

身体強化Lv12 精神強化Lv12 高速詠唱Lv13

魔法効果拡大Lv12 魔法範囲拡大Lv12

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― 新着の感想 ―
レイド戦は楽しいですね 弟子コンビとの共闘も会話が有って良い
真っ直ぐ突っ込み大将首も取れたのに逃げる敵を惜しむサモナーさんw そして後半戦は変形だけど釣り野伏せですね…まさに合戦の様相
感想一覧
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