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201

 恐るべき事態だ。

 ナイアスにトップスを渡し、再度装備を促したんですけど。

 ダメだ。

 ナイアスはポンチョの下でゴソゴソと装着を試みている。

 だがどうもサイズが合わないようだ。

 まさか。

 大きくなった、のか?






 ヤバい。

 想像してしまいました。

 アレよりも大きいとか爆弾じゃねえか!

 とにかく、ここはクラスチェンジでどう変化したのか、確認するのは止そう。

 スキルでも呪曲を新たに得ているが、楽器はない。

 保留で。

 ここは涙を呑んでナイアスを帰還させましょう。

 うん。

 涙はポンチョの中身を確認できなかったからじゃないぞ!


 召喚するのはナインテイルだ。

 支援も出来るし、危険察知能力もある。

 ヴォルフ、ヘリックスと併せて念を入れておこう。



 雪原の上には先刻コール・モンスターで呼び寄せたウェンディゴの足跡が残っている。

 向かうのはN2W2マップの中心付近だ。

 ちょうど足跡を辿る様な感じになる。


 ヴォルフ、ナインテイル、それにオレには普段はあまり使っていない呪文で強化してある。

 サイコ・ポッドだ。

 サイレントアーミン対策である。

 ジェリコ、獅子吼、ヘリックスには必要とは思えませんでしたので。

 実際、サイレントアーミンの襲撃はサクサクと済んでいたのですよ。

 アイテムも確率が少ないながらも剥げていた。



【素材アイテム】沈黙獺の皮 原料 品質B レア度3 重量1 

 サイレントアーミンの皮。皮厚は薄くて柔らかく保温性は高い。

 真っ白な毛並みのものは人気が高い。



 10匹と戦って3つ、剥げるような感じです。

 ちょっと微妙な感じがする。

 つかどれも白い毛並みのせいか、どれも品質が高めである。

 品質Cが1つもないのだ。

 これまでは品質Bか品質B-である。

 うむ。

 加工したら何かがありそうです。



 だが魔物はこいつらだけじゃなかった。

 ウェンディゴ、サスカッチ以外にも雪原にいたようです。

 それはこんな奴でした。



 氷食いライチョウ Lv.3

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中 氷属性



 いや、ヘリックスがいて助かりました。

 こいつ等はオレの後方から襲い掛かってきていたのだ。

 しかも、10匹を超える群れだ。

 ライチョウって群れるような鳥でしたっけ?

 解せぬ。



 壁呪文のウィンド・シールドが良く効いたようだ。

 地面に落ちた所をヴォルフと獅子吼が次々と仕留めて回る。

 空中で留まっている奴はヘリックスに任せるとして。

 ナインテイルとジェリコには獲物が回ってこない。

 まあこれは仕方がないか。

 ウェンディゴやサイレントアーミン相手に頑張ればいいのだよ!


 で、ライチョウは予想とは異なるアイテムを残してました。

 こんなのです。



【素材アイテム】雪鳥石 原料 品質C+ レア度4 重量0+ 

 氷食いライチョウの砂肝の中で生成される石。

 氷の魔力を宿す石である事が知られている。



 10匹を超えるライチョウを倒して1個だけだ。

 結構、数を拾うのは厳しいか?

 でもこれでコール・モンスターで呼び寄せる事が出来るだろう。

 試してみたんだが、群れが1つしかいない。

 ついでに呼び寄せて壁呪文を駆使して全滅させる。

 20匹に迫る群れで雪鳥石は2つ。

 かなり拾い難いみたいだ。



《これまでの行動経験で【鑑定】がレベルアップしました!》



 うむ。

 レベルアップはいいんですがね。

 行軍速度は上がらない。

 サイレントアーミンの奇襲を警戒しているのも理由としてはある。

 ジェリコを外す選択肢は今の所は考えない。

 怖いのは雪の下が見えないって事だ。

 ヴォルフとナインテイルが先行してルートの安全を確認しつつ移動しているんですがね。

 安全確認で時間を取られているのだ。

 ジェリコの足でも十分に追い越せるほどだ。

 それに戦闘能力は高い。

 ウェンディゴ相手には相性もいい。

 そう。

 警戒してあったウェンディゴ4匹が迫ってきていた。



 横に並んでウェンディゴが迫ってくる。

 半分、包囲するような構えだろうか?

 知恵は結構あるような感じがする。


 だがウェンディゴ達に最初に浴びせられた攻撃は獅子吼のブレスだった。

 想定外だったのだろうな。

 うん。

 こう言ってはアレだが非常に効果的でした。


「ファイア・ストーム!」


 追撃で火魔法の全体攻撃呪文を重ねてやる。

 あっという間にHPバーが半減以下になった。

 4匹全部がだ。

 その上で思わぬ攻撃を喰らったせいか、地面に転がってしまっていたりするし。

 防御の体勢で耐えていたのは1匹だけだ。


 後はもうやりたい放題になった。

 まあ先制で大きなダメージを与えたとはいえ、そこはさすがにウェンディゴだ。

 生半可な相手ではない。

 でもこっちも半端なメンバーではなかった。

 最後の1匹も獅子吼に喰われながら逝ってしまいましたよ?



《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》

《【封印術】呪文の陰陽封印を取得しました!》

《【封印術】呪文の三元封印を取得しました!》



 おお。

 まあそりゃ色々とレベルアップもするだろうけど。

 陰陽封印?

 三元封印?

 なんじゃそれ。



 簡単な説明によれば。

 陰陽封印は状態異常攻撃を封じる効果と思えばいいようだ。

 レジストされる可能性はあるが、なかなか有効かも?

 あのスタブバタフライにも有効なんだろうかね?

 サイコ・ポッドと組み合わせたら、より心配はなくなるかな?


 三元封印は心技体に働きかけて、相手のエンチャント系の効果を打ち消す呪文らしい。

 これは微妙?

 まあどこかで使う機会もあるだろう。





 サイレントアーミンを仕留め続けながら雪原を行く。

 その積雪量も進むに従い徐々に減っていった。

 高度も下がってきているようなのだ。

 息が少し楽になっている気がする。


 同時にサイレントアーミンの出現が急速に減ってきていた。

 徐々に森の姿も見え始めた。

 雪が積もっていない地面も増えてきている。

 コール・モンスターで見回しても魔物が殆どいない。


 いや。

 何処かにいる筈だ。

 いないように見えるだけだろう。

 まだ知覚出来ない魔物がどこかにいるのだ。

 ここから先は機動力重視で行こうかね?


 ジェリコと獅子吼は帰還させよう。

 残月と黒曜を召喚する。

 さて、と。

 何がいるんでしょうかね?




 残月に騎乗しての移動は快適だ。

 付き従って駆けてくるのはヴォルフ。

 上空をヘリックスと黒曜が周囲の様子も探ってくれている。

 ナインテイルはオレの前に居座っているが、警戒してくれていると思いたいですがね。

 うん。

 順調にN2W2マップの中央部分に迫っている筈なんですがね。

 イヤな予感がさっきからするのです。


 大型の哺乳類がいます。

 但し、黄色のマーカーで、こっちを気にする様子はない。

 結構、近くにまで寄って観察してみた。

 こいつはさすがに何なのか、知ってます。


 マンモスだ。

 マンモスの群れが、いる。



 うん。

 和んでていいのか?

 思い出されるのは今までに遭遇した魔物の数々だ。

 はぐれ馬がいる。

 闘牛がいる。

 お供の形だが暴れ闘鶏がいる。

 イヤな予感がしますよ?




 はぐれマンモス Lv.2

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 氷属性



 うん。

 見なかった事にしたい。




 最初に考えたのは?

 勿論、逃げるという選択肢だ。

 相手は1頭だけ。

 でもね。

 アレを目の前にしたら戦うなんて考えは吹き飛びますから!

 サイズが、明らかにおかしい。

 闘牛とかパンツァーライノが可愛く見えます。


 残月を駆って、とりあえず距離を保つ。

 だが追ってきます。

 しつこいって!

 しかも事もあろうに脚が速い。

 残月にだって呪文で強化はしてある。

 それでも尚、マンモスが迫ってくるのだ。

 残月のスピードで得ているアドバンテージは僅かなものらしい。

 ヤバい。

 ヤバ過ぎる!


 ここは腹を括るしかないか。

 戦おう。

 でもどうやって仕留めたらいいんだ?



 ヘリックスと黒曜が上空からマンモスに襲い掛かる。

 うん。

 大したダメージはない。

 まるで気にしていないのだ。

 黒曜などは頭頂部に止まって何度も嘴で攻撃したりしてました。

 気にしない。

 気にならないようです。

 まあそうかもな。

 でも牽制はお願いしたい。

 ヘリックスが目を狙ってようやく気にするようになった。

 だがオレと残月を追いかけるのを止めることはない。


 でも追撃速度は少し緩んだ。

 呪文を用意する時間が出来た。

 単純な攻撃呪文でどうにかなる相手ではない。

 ルート・スネアで転んでくれるようなら楽でいいんだが。

 壁呪文から行こう。




「ディメンション・ミラー!」


 自らの突進を喰らって動きを止めるマンモス。

 だが。

 大して効いちゃいないでやがる!

 どんだけタフなの?

 次だ、次!




「ファイア・ウォール!」


 炎の壁にマンモスが突っ込んでいく。

 ダメージは?

 うん。

 でもマンモスは止まらない。

 それにダメージは1割にも満たなかった。

 これは時間が掛かりそうだ。


 だが少しだけ、追撃の速度が緩んだのは上々だろう。

 次だ。




「マグマ・スクリーン!」


 溶岩に全身を巻かれながらも突進を止めないマンモス。

 怖いって。

 そしてHPバーは1割も減ってはいない。

 ん?

 ちょっと待てよ?



 呪文を唱えるだけの余裕はあったが。

 その前に何かを見落としているような。

 そう。

 あれを試そう。

 呪文を選択して実行。

 リスクは間違いなくある。

 でも試しておこう。



「ピットフォール!」


 土魔法の攻撃呪文。

 無論、マンモスの巨体全てを落とせる規模になってない。

 だがそれでもいいのであった。


 マンモスは前脚から穴に落ち、穴の中の壁に頭から突っ込んだ。

 下半身は穴の外である。

 うむ。

 いい尻をしているな。



「ディフェンス・フォール!」


 時間は出来た。

 マンモスはなんとか踏ん張ってその巨体を穴から出そうと悪戦苦闘をしている訳だが。

 そう簡単に脱出できるものではあるまい。

 前脚は穴の中を虚しく蹴るのみであった。

 その長い鼻を伸ばして踏ん張っているようだが、その鼻にヘリックスと黒曜が攻撃を続けている。

 踏ん張り続ける事も出来ていない。

 無防備な下半身にヴォルフとオレが攻撃を続ける訳ですが。

 まあ何と言えばいいのか。

 時間、掛かっちゃってます。

 半端なくタフだよ、こいつ!



「属性封印!」


 マンモスの赤いマーカーに小さなマーカーが重なる。

 よし。

 《アイテム・ボックス》からメイスを取り出す。

 最も大きなダメージを与えるであろう武器ならこれだ。

 残月に騎乗していては間合いが保てない。

 降りて攻撃しようかね?


 では。

 フルスイングで。

 攻撃するのは後脚だ。

 それにしても近寄ったら益々その大きさに呆れてしまう。

 往生せいやぁ!






《只今の戦闘勝利で【棍棒】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『残月』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 うん。

 オレが降りた後も後脚で蹴り上げている姿は見てたけどね。

 時にオレがメイスで殴るよりも大きなダメージを与えていたのにビックリですよ!

 それでも仕留めるまで相当な時間が掛かってますけどね。

 ピットフォールも途中で1回、追加しましたし。

 マンモスって凄いのね。

 巨大ってだけで脅威です。


 さて、と。

 残月のステータス値で既に上昇しているのは生命力だった。

 もう1ポイントは筋力値にしておこう。



 残月 ホワイトホースLv3→Lv4(↑1)

 器用値  7

 敏捷値 25

 知力値  8

 筋力値 26(↑1)

 生命力 26(↑1)

 精神力  8


 スキル

 踏み付け 疾駆 耐久走 奔馬 蹂躙 蹴り上げ

 騎乗者回復[微] 魔法抵抗[微]



 それにしても。

 よく仕留めきったよな?

 我ながら無茶だったような気がしたが。

 無論、呪文も駆使しましたよ?

 それでも未だに信じきる事が出来ない。

 本当に、勝ったの?

 このマンモスに?

 そんなまさか、ねえ?



 剥ぎ取りナイフを突き立てたら何が取れますかね?

 こんなのが取れましたけど?



【素材アイテム】マンモスの牙 原料 品質C+ レア度4 重量8+ 

 マンモスの牙。大きく湾曲していて何かに加工するのは難しい。

 そのまま工芸品にする事が多い。



 あの。

 苦労した報酬にしては、微妙?

 確かにマンモスの牙とか、どう加工したらいいんでしょうかね?

 よく分かりません。

 《アイテム・ボックス》に入ってしまう辺り、ちょっと不思議な感覚です。



 さて。

 はぐれマンモスの位置も確認しておこうか。

 コール・モンスターを使ってみる。

 いる。

 さすがにそう多くはないようだが。

 確実に、いるな。

 さっき仕留めた奴はレベル2な訳だが。

 レベル5とかもいるようです。

 なにそれ、おっかないって!


 避けながら進めばいいのか?

 それも面白くない

 どうにか狩りながら進むしかなかろう。





 カーリーラビット Lv.6

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上



 うん。

 こいつは知ってる。

 ウサギです。

 3匹、いました。

 十二神将のお供で出現した奴ですね。

 十二神将の誰のお供であったのかはもう忘れてしまってますけど。


 どうも十二神将の所でお供として認識した魔物はちょっと別の扱いになるようだ。

 コール・モンスターで認識できていなかったし。

 いや、それもあるんだが。

 マンモスとの落差が大きくないかな?



 戦闘開始。

 そしてすぐに考えを改めないといけなくなりました。

 厄介な。

 十二神将の広間は広いようで狭かったらしい。

 カーリーラビットの機動力は凄まじいものであったのだ。


 単に地上を駆けるだけならばヴォルフの方が速い。

 だがこのウサギちゃん達、跳ねます。

 オレの視野からも一瞬で消えてしまう。

 目の前に迫って来て攻撃を仕掛けてきたかと思ったら次の瞬間にはそこにいないのだ。

 残月に乗っていて、である。

 どんだけ速いのか。

 もう目が追いつかない。


 それでもなんとか狩れたのは空中を舞うヘリックスと黒曜の功績だろう。

 いかに跳ねるとはいっても空中で軌道を変える事は出来ない。

 そこを狙っていたのだ。

 1匹は途中でパッシブになり逃げてしまいました。

 うむ。

 逃げられたら逃げられたで何か損した気分です。


 オレも呪文を駆使してみたんだが、どれも不発。

 馬上から呵責の捕物棒を繰り出したんですが、それも効果なし。

 いい所がない。

 これは反省せねば。


 侮っていい相手ではなかった。

 外見だけで判断してはいけないな。



 で、ウサギからは何が剥げたのか?

 こんなのが剥げましたよ?



【素材アイテム】狂野兎の皮 原料 品質C+ レア度4 重量1

 カーリーラビットの皮。まだなめしていない。

 外見は平凡だが強靭な素材として人気がある。



 まあ大した大きさでもないし。

 何か装備を作って貰うにしてもある程度の量が要る。

 今は探索優先だし、コール・モンスターを使うのは止そう。


 まあコール・モンスターは使う必要もなかったのだ。

 その後も何度か襲撃を受けたのだ。

 向こうから勝手に寄って来るのですよ。

 そして何度かの戦闘を経て、学習もしました。

 結局、このウサギ相手には迎撃に徹するしかないって事だ。

 点で攻撃を仕掛けても外れるだけ。

 ならば線で。

 それでもダメなら面で。


 1匹を相手に全体攻撃呪文を使うとか、効率は悪いのだろう。

 でも確実に手早く仕留めるには必要でした。

 全く、別の意味で厄介な奴だ。





 時刻は午後6時に迫ろうとしていた。

 ようやく広域マップでN2W2の中央になろうとしている。

 明らかにおかしな存在が見えていた。

 恐らくは、エリアポータル。

 だがそれどころではない。

 頭上から襲ってくる魔物がまだ仕留め切れていないのだ。


 いや、表現が少し違うか?

 仕留める?

 こっちが仕留められてもおかしくないのであった。



 アルゲンタヴィス Lv.3

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中



 その鳥を最初見た時は、小さいな、と思ったものだ。

 師匠のロック鳥に比べたら。

 うん。

 比較対象が全く適当でないのであった。


 翼を広げた長さはヘリックスの5倍ほどはあるだろうか?

 その胴体だけでも人間の大きさを超えていそうである。

 滑空して迫ってくる恐ろしさといったらもうね。


 無論、ヘリックスも黒曜も、苛烈な攻撃を加えている。

 風の刃を放ち水の針を撃ち込む。

 なかなか命中しない。

 その巨大な姿に似つかわしくない動きをするのだ。

 命中したとしてもダメージが小さい。


 地上からだと更に当たらない。

 命中し易い、と思われるウィンド・カッターもサーマル・エクスパンションも中々当たらない。

 それどころかオレも残月もダメージを喰らう始末だ。

 迎撃しかない。

 より引き付けてから呪文か?

 呵責の捕物棒で何度か突いてもいるが、これも悠々と避けられている。


 もう切羽詰まりました。

 攻撃してくる機会を利用して逆襲してやる。


 呵責の捕物棒を仕舞い込む。

 手にした得物は?

 黒縄だ。



 問題はあの怪鳥がオレを攻撃するのがどっちになるのか、だ。

 嘴か?

 鉤爪か?

 どちらでも構わない。

 念のため、呪文も用意しておこうか。

 準備すべきなのはレビテーションの呪文だ。



 来た。

 来ましたよ?

 間違いなくオレを狙いにきている。

 斜め後ろから接近してきていた。

 敢えて残月には真っ直ぐ駆けさせている。

 上手くいくか?


 鉤爪がオレの上半身に食い込む。

 同時にオレの体は宙に浮いていた。

 想定の範囲内とはいえ、痛いって!

 だが痛みに構っている暇はない、

 狙うのは脚だ。

 呪文を実行。

 オレの口から呪文詠唱が流れていく。

 その時間は短かったのかもしれない。

 長かったのかもしれない。

 だがやるべき作業は終えていた。

 両方の脚に黒縄を縛り付けて、と。

 思いっきり引っ張った。

 怪鳥の脚を炎に巻かれていく。



 視界が大きく反転していた。

 頭上に地面が見える。

 足元には空。

 ああ。

 もうすぐ日が暮れるんだな。

 そんな事を考えてましたよ?


「レビテーション!」


 時空魔法の呪文が効果を発揮する。

 長いようで短い時間が過ぎ、オレは地面に軟着陸していた。

 よし。

 だがこれで終わりではない。

 魔物はどこだ?


 肩に袈裟掛けにしてある黒縄は長く伸ばしてある。

 その弛みが一気に張られた結果、オレの体は吹き飛ばされるように魔物に引き摺られてしまう。

 クソッ!

 痛いな、オイ!


 だが魔物にも犠牲を強いた。

 空中でバランスを失い、地面に激突してしまう。

 頼む。

 頼むぞ、残月!

 ここから先はお前が主役だ。



 魔物の胴体を残月が踏みつけています。

 翼を羽ばたかせようとしているようだが、飛べない。

 さすがに残月の重量は運べないか。

 ヴォルフ達が集まってくる。

 では。

 ここからは反攻に転じましょう。

 しかも、一方的に。

 オレは刀を抜いた。

 切り刻んで差し上げよう。

 既にヴォルフは羽根をむしるように攻撃を加え始めていた。

 ヘリックスも、黒曜も、ナインテイルすらも羽根を剥ぎ取ってますけど。

 怖いのな、君達。

 おっと。

 オレも攻撃しないといけない。

 魔物のHPバーは急速に減っていくのが見えていた。





《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【軽業】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【平衡】がレベルアップしました!》



 なんとか収支は黒字でしょうか?

 よく分かりません。

 結構、ダメージは喰らってしまってますからね。

 仕留めるまで時間も掛かりました。

 結果的にマンモスよりも苦戦したとかどうなのよ?


 さて。

 既に事切れている魔物に剥ぎ取りナイフを差し込んでやる。

 だが意外なものが剥げましたよ?

 魔晶石です。

 魔石の上位アイテムの。


 えっと。

 やっぱり微妙だな、この鳥って!



 既に目の前にはエリアポータルと思われる怪しい存在が見えている。

 巨木だ。

 隣のN1W2マップとはタイプが違う。

 こっちの方が遥かに巨大で枝も横へと大きく広がっている。

 周囲に木々がない所もまるで異なっていた。

 その根元には穴が穿ってあるように見えるのだが。

 怪しい、よね?


 では。

 突っ込んでいく前に小休止しよう。

 インスタント・ポータルを使う。

 陣容の変更も行っておきたいしね。



 さて。

 陣容はどうするか?

 食事は携帯食で済ませておこう。

 とりあえず、悩んでみようか?


 まあ色々な事が起きる可能性があると思うんですよ。

 事前情報が何もないっていうのは困る。

 その分、期待だってあるのだが。


 とりあえず。

 ヴォルフとナインテイルを残して帰還させる。

 ヴォルフには地上における高い機動力。

 ナインテイルには後方支援。

 これらは確保した。

 では、次だ。


 獅子吼とテロメアを召喚。

 前衛、そして空中にも対応可能な後衛だ。

 つかこの2匹はそもそも格が違う気がします。

 保険を掛けておくなら当然の選択だろうな。

 テロメアは装備に不安はあるけど、元々の能力は高いし。


 で、最後に足りていない前衛を加える。

 少し悩んだがジェリコにしました。

 戦鬼もいいんだが、液状化のスキルがある分、保険になりそうだ。


 水で携帯食を流し込むように片付けると、呪文で強化を始める。

 力水も振舞いました。

 そしてスットゥングの蜜酒(劣)もナインテイルとテロメアに与える。

 無論、オレも力水とスットゥングの蜜酒(劣)は使っておくのだが。

 ナインテイルよ。

 追加で蜜酒を欲しがってもダメ!

 結構レアなんよ、この蜜酒って。

 そしてセンス・マジックも使っておく。

 これで準備はいいかな?




 木の根元に近寄るに従ってヴォルフとナインテイルの様子があからさまに変わる。

 獅子吼はむしろ興奮するような感じかな?

 ジェリコとテロメアは変わらない。


 中の様子は?

 最初にまずこれだけどね。


「フラッシュ・ライト!」


 穴の中を明かりで照らしていく。

 では。

 注意して中へ入ってみますか。




 そこは結構広いような。

 いや、狭いのか?

 上を見ると巨木の中は結構酷い有様なのが分かる。

 空洞が続いている。

 明かりで少し上を照らしてみた。

 空洞の中に何かがある。


 ロープ?

 縦横無尽に渡してあるようですが。

 イヤな予感がしてきましたよ?



《客人よ》


《我等は歌う》


《我等は舞う》


《そして汝等の命を捧げ続けよう》


《世界が壊れるその日まで》



 ああ、やっぱり。

 そしてロープの上に何かが出現してくる。

 何だ?



 アクロバットマスター Lv.2

 イベントモンスター 魔人 演技中

 戦闘位置:地上 風属性 水属性



 パントマイムマスター Lv.1

 イベントモンスター 魔人 演技中

 戦闘位置:地上 土属性 水属性



 インサニティバード Lv.1

 イベントモンスター 魔人 挑発中

 戦闘位置:地上 風属性



 インセクトテイマー Lv.7

 イベントモンスター 魔人 挑発中

 戦闘位置:地上 火耐性 風耐性 土耐性 水耐性



 ブラックウィドウ Lv.1

 イベントモンスター 待機中

 戦闘位置:地上 土属性 毒



 ダーククラウン Lv.3

 イベントモンスター 魔人 演技中

 戦闘位置:地上 時空属性 光属性 闇属性



 ある者は笑い声を上げながらこっちを挑発する。

 ある者は一心不乱に何か演技をしているようですが。

 大型の蜘蛛がいるな。

 デニールはかなり大きい蜘蛛だったが、こいつは更に大きい。

 それに、あいつがいる。

 ダーククラウン。

 それにマッドバードの上位っぽい奴までいる。


 呪文リストを急いで見直していく。

 アレだ。

 アレ、使えるんじゃないかな?


 インサニティバードの歌が響きだす。

 それが戦闘開始の合図になった。



「練気法!」「メディテート!」「ブレス!」


 武技を使用。

 すぐさま呪文を選択して、実行。

 ダーククラウンは?

 まだ、ロープの上にいるか?


 先手はこっち側がとった。

 しかも派手だ。

 獅子吼のブレスが上空を薙ぎ払う。

 時間差を置いてテロメアの錫杖の先から炎。

 一気に上空を覆い尽くした。


 魔人達が地面に落ちていく。

 いや、綺麗に着地したようだが。

 ジェリコが、ヴォルフが、即座に動き始める。

 ナインテイルはオレの肩にいて周囲を見ていた。


 地面に落ちた連中の中に、ダーククラウンはいない。


 呪文詠唱は終了。

 溜めにしておき次の呪文を選択して実行。


 ダーククラウンは?


「キィ!」


 ナインテイルの警告。

 どこに、いる?

 後方。

 左斜め後ろか?

 振り返るとそこに奴がいた。


「属性封印!」


 効いたのか?

 腰溜めに構えて刀を抜き撃つ。

 鞘から放たれた一撃は真横に薙いで魔人を捉える。

 手応えが、ある。

 赤いマーカーも見えていた。

 小さく状態異常を示すマーカーもある。

 効いた?



「陰陽封印!」


 インサニティバードに向けて呪文を放つ。

 本当はダーククラウンに向けて使う予定だったんだが。

 これも、効いた。

 歌声が止んだ。

 これは有難い。



「チェェェイ!」


 薙いだ刀を八双の構えから袈裟斬りへ。

 猿声に非ず。

 そこまで余裕ないです。


 ダーククラウンの肩口から切っ先が吸い込まれて行く。

 手応えはある。

 それでいて楽々と肉を裂いて行く。

 だが、まだまだ。


 切っ先を転じる。

 ほぼ直角へ、斜め上に。

 そして逆袈裟斬りへ。

 切っ先の軌道は『〆』の一文字。

 ダーククラウンのHPバーは砕け散った。



 次の呪文を選択して実行。

 オレの傍にいたインサニティバードにナインテイルから光の塊が撃ち込まれる。

 そして獅子吼が追撃。

 あっという間にインサニティバードは地面に転がっていく。

 獅子吼は更に追撃へ。

 あれは、詰んだか。


 で、他の魔人は?

 ブラックウィドウの姿が見えない。

 インセクトテイマーはジェリコ相手に詰んでいるようだ。

 パントマイムマスターは地面に倒されてしまい、ヴォルフに首元を噛み砕かれている所のようです。


 あれ?

 テロメアは何処に行った?



 アクロバットマスターが棒立ちになっている。

 目が虚ろだ。

 その背後に、テロメア。

 アクロバットマスターの赤いマーカーには状態異常を示すマーカーが重なっている。

 目を凝らす。

 どうやら大ダメージを喰らった事によるステータス異常のようです。

 弱った相手から吸血作業中のようだ。

 減っていた筈のテロメアのMPバーが急速に回復している。

 全快には至らなかったようだ。


 その代わりにアクロバットマスターのMPバーが空になった。

 その上で地面に倒れたアクロバットマスターの後頭部を錫杖で殴りつけ、止めを刺しました。

 ああ、なんという素敵な展開。

 敵から補給して攻撃を継続するスタイルは瑞雲で承知済みですがね。

 これ、本当に素敵だ。


 口の周りに付いた血を舐め取る仕草も素敵だ。

 かなり怖いけど。



《客人よ》


《我等の歌は不滅》


《我等は尚も舞い続ける》


《先へ進むがいい》


《更なる絶望を知るがよい》



 インフォはそこで終了しました。

 やっぱり、ここってエリアポータルなんでしょうかね?



《N2W2のエリアポータルを開放しました!》

《ボーナスポイント3点が加算されます。合計で3ポイントになりました》

《只今の戦闘勝利で【刀】がレベルアップしました!》



 ああ、やっぱりね。

 エリアポータルで間違っていないみたいです。

 広域マップでは古代樹の祠、となっている。


 だが少し不満だ。

 呪文で強化してあるんですけどね。

 その効果時間が半分以上、余っているんですよ。

 強化、し過ぎ?

 いや、召喚したメンバーが強過ぎなんでしょう。

 これは勿体無い。



 周囲に何やら蠢く存在が。

 何か?

 どうやら害を為す存在ではないのは黄色いマーカーで判別できた。

 数が、多いな。



 ドライアド Lv.4

 木精霊 作業中

 戦闘位置:地上 木属性



 どうやらこの木の再生をしようとでもいうのか?

 かなりの数のドライアドが、います。

 まあ邪魔しちゃいけないよな?

 外に出ましょう。



 外は外で凄い事になってます。



 マイナーエント Lv.5

 木精霊 作業中

 戦闘位置:地上 木属性



 最初はいきなり低木が生えたのか、と思ってたら違いました。

 マイナーエントです。

 どうやらポータル内で何か作業をするようですが。

 ここは放置で。

 邪魔しちゃいけません。

 ではどうするか?

 無論、狩りをするのだ。

 夜のN2W2マップに何が出るのか、知っておいて損はない。




 最初にコール・モンスターを使ってみた。

 何も引っ掛からない。

 うむ。

 ある意味で恐ろしいな!


 だが悩む事はなかった。

 獲物はちゃんとオレ達に迫っていたのだ。

 想定外ではあったけどね。



 スケルトンマンモス Lv.1

 魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 闇属性 氷属性



 いやいやいやいやいやいや。

 ちょっと待たんかい!



 逃げる暇はなかった。

 昼間と違って残月はいない。

 それがオレにとっての不幸であった。


 このスケルトンマンモス、昼間のマンモスよりは動きは遅いようである。

 慰めにはなりませんけどね。

 だってそれでもオレよりずっと速いんですよ!


 最初の攻撃はジェリコのおかげで避けられた。

 そのジェリコが一発でHPバーを3割ほど削られてしまっている。

 呪文で強化してあるんだが。

 なにそれ!


 だがここで助かったのはテロメアの存在だ。

 背中に大きな蝙蝠の翼が現れると宙を舞った。

 そして炎の塊を次々と撃ち込んで行く。

 やる気満々です。

 さすがにスケルトンマンモスも空を飛ぶテロメアには何も出来ない。

 そして攻撃を受ける度に脚も止まるようだ。

 ナイスです。



「サンシティフィ・アンデッド!」


 更に弱体化を図る。

 これでどうにか、拮抗できるか?

 まだまだ。

 次の呪文を選択して実行。

 やるべき事は多い。



 追い付かれそうになった。

 これはヤバい。


 足元を獅子吼が駆け抜けながら後脚に噛付いた。

 ヴォルフも続く。

 その攻撃は骨を抱きかかえるような格好にある。

 どうもブレス攻撃はまだ使用可能になっていないようだ。

 スケルトンマンモスのHPバーは減ってきているがまだまだ余裕だ。

 その胸に抱える人魂は健在だ。

 頭蓋骨の中にもあるのがチラチラと見えている。

 これじゃ攻撃が届かないぞ?


 至近距離に、スケルトンマンモス。

 では。

 目標は右前脚にしよう。



「ピットフォール!」


 穴の中に片脚だけを落としてしまい体勢を崩すスケルトンマンモス。

 その勢いで転がって行く。

 既にヴォルフも獅子吼も魔物から離れている。


 追撃でナインテイルが光の塊を撃ち込んで行く。

 上空からもテロメアが炎を撃ち込む。

 だがこいつはアンデッドだ。

 HPバーが回復し続けている。

 さすがに弱体化してはいるようで、その勢いは衰えている。

 それでも厄介なのは間違いないが。


 ジェリコが転がった魔物に取り付いた。

 液状化でスケルトンマンモスの肋骨の間をすり抜けて行く。

 そして実体化。

 肋骨を足場にして、次々と骨を砕きにかかる。

 そして人魂にも攻撃を加えていった。


 再び立ち上がろうとするスケルトンマンモス。

 だがジェリコの方が速かった。

 頭蓋骨の中に液状化を駆使して入り込んだ。

 次の瞬間。

 頭蓋骨が、砕け散った。

 一気にスケルトンマンモスのHPバーは消滅して行く。

 そして復活する事はなかった。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナインテイル』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 まあ上がりますよね?

 レベルアップがないと悲しくなりそうな相手でした。


 ここは手早く済まそう。

 ナインテイルのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点は知力値を指定した。



 ナインテイル 銀毛狐Lv2→Lv3(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 24(↑1)

 知力値 24(↑1)

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 24


 スキル

 噛付き 回避 疾駆 危険予知 MP回復増加[小]

 光属性 闇属性



 数字が揃ったのはまあいい。

 問題はスケルトンマンモスだ。

 残したのはこんな奴だ。



【素材アイテム】古代石柱 品質C+ レア度5 重量15

 古き時代から伝わる石柱。中に何かが封じられている。



 重たいって!

 一体、何なんだか。

 古代石と同じパターンか?

 まあ発掘に期待はしておきたいが。


 しかし、だ。

 状況が良くない。

 テロメアもMPバーを半分以下に減らしている。

 派手に炎を撃ちこみ続けていたし、仕方ないんですがね。

 それにアンデッド相手にMP吸収が出来ないのは容易に予想できる。

 スケルトンマンモスとの相性はあまり良くないな。

 獅子吼もまだブレスが使用可能になっていない。

 これもネックだ。


 ここでこのまま狩りを続けてもいいものだろうか?

 ヤバい、よね?



 コール・モンスターを使用して周囲の様子を窺う。

 いる。

 まだスケルトンマンモスが、いる。

 近くにまだ寄っていない。


 ここは、撤退で。

 風霊の村に戻って装備とか整えるべきだろうな。

主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv21

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv7(↑1)

ボーナスポイント残 3


セットスキル

剣Lv7 両手槍Lv6 棍棒Lv6(↑1)刀Lv6(↑1)捕縄術Lv6

杖Lv16 打撃Lv13 蹴りLv13 関節技Lv13 投げ技Lv13

回避Lv13 受けLv13

召喚魔法Lv21 時空魔法Lv12(↑1)封印術Lv3(↑1)

光魔法Lv12 風魔法Lv12 土魔法Lv12 水魔法Lv12

火魔法Lv12 闇魔法Lv12 氷魔法Lv10 雷魔法Lv9

木魔法Lv10 塵魔法Lv10 溶魔法Lv10 灼魔法Lv10

錬金術Lv10 薬師Lv8 ガラス工Lv6 木工Lv9

連携Lv15 鑑定Lv15(↑1)識別Lv15 看破Lv4 耐寒Lv8

掴みLv12 馬術Lv11(↑1)精密操作Lv14 ロープワークLv7

跳躍Lv7 軽業Lv7(↑1)耐暑Lv8 登攀Lv8 平衡Lv7(↑1)

二刀流Lv13 解体Lv11 水泳Lv6 潜水Lv5

身体強化Lv11 精神強化Lv12 高速詠唱Lv13

魔法効果拡大Lv11 魔法範囲拡大Lv11


装備

独鈷杵×2 呵責の杖×2 呵責のトンファー×2

呵責の捕物棒×1 ダツ顎の槍+×1 旗魚の槍+×1

太刀魚の刀×1 雪獣のメイス×1

怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+×1

斑雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×1

雪豹のバグナグ×2

草原獅子のバグナグ×1 闘牛の革鎧+ほか

エインヘリャルの腕カバー×2

呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 獄卒の黒縄×1

暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2


所持アイテム

剥ぎ取りナイフ 木工道具一式


称号 

老召喚術師の高弟 森守の紋章 中庸を知る者

海魔討伐者 瑠璃光の守護者 呪文図書館 格闘師範


召喚モンスター

残月 ホワイトホースLv3→Lv4(↑1)

 器用値  7

 敏捷値 25

 知力値  8

 筋力値 26(↑1)

 生命力 26(↑1)

 精神力  8

 スキル

 踏み付け 疾駆 耐久走 奔馬 蹂躙 蹴り上げ

 騎乗者回復[微] 魔法抵抗[微]


ナインテイル 銀毛狐Lv2→Lv3(↑1)

 器用値 10

 敏捷値 24(↑1)

 知力値 24(↑1)

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 24

 スキル

 噛付き 回避 疾駆 危険予知 MP回復増加[小]

 光属性 闇属性

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魔人相手なのにエリアポータル戦が楽すぎる…恐るべし融合モンスター
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