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 ログインした時刻は午前6時ちょうどだ。

 さすがに昨夜は遅かったからなあ。


 文楽を召喚して簡単に腿の干し肉とパンだけであるが食事を作って貰った。

 少し慌しい感じで食事を終えると文楽は帰還させる。

 砂浜から港町は近い。

 歩いてもそう時間はかからないか。


 ヴォルフ、ヘリックス、ナインテイル、ティグリス、レーヴェを召喚する。

 まあすぐに交代するのだろうが、念の為だ。

 召喚してあるだけでも経験値が入っているようだしな。



「では行こうか」


 思わず声を掛けて港町レジアに入る。

 肉はある。

 小麦粉も調味料も十分。

 ナイアスであれば海の中で魚を獲る事も期待できるだろう。

 野菜を買い込んでおこう。




 港町の朝は活気があった。

 客引きこそいないが、いてもおかしくない勢いはあるな。

 そんな中でプレイヤーがやっている露店を見付けて野菜類を買い込んでおいた。

 ついでだ。

 武器や防具、道具類も見て回っておこう。

 少し悩んではいるのだ、

 ダツ顎の槍です。

 貫通力の高さはあるし、軽くて扱いやすいのではあるが、如何せん壊れ過ぎる。

 軽めの槍はないかな?

 ないです。

 つか長柄とかだと鑑定せずとも分かる。

 扱うには不便だ。



「あれ?もしかして、キースさんですか?」


 何件目かの武器店で銛を眺めていたら声を掛けられた。

 誰?

 いや、顔はどこかで見たような。

 そうじゃなくて。

 装備に見覚えがある。

 肩に掛けているのは投網だ。

 フィッシャーマン?


「失礼。私は宗雄って言います。以前に闘技大会でキースさんと対戦した漁師チームの一員でして」 


「ああ、前衛にいた3人のうちの1人?」


「それです。一番レベルが低かったのが私です」


 ふむ。

 兜を脱いだ状態のほうが分かり難いというのはどうしたものか。

 容姿は普通だ。

 でも装備は隠しようがない。

 片手に銛。

 軽くて良さそうな品だが穂先は金属製っぽいな。

 でも伝手があるかもしれないし。

 少し路地の片隅で立ち話をしちゃいましたよ。



「槍か銛で天然素材ですかー」


「ダツの顎だと脆すぎてねえ」


「ああ、あれって確かに。一番人気は突撃カジキが持っている角なのは間違いないんですが」


「他に槍か銛に出来る素材は?」


「今の所、無いんですよねーこれが。タチウオやノコギリサメの素材だと違うなあ」


 やっぱり。

 ナイアスの持っている槍は結構人気のある品みたいだ。

 どうにか入手しておきたい所なんだが。


「入手できそうな伝手はないかな?1つ欲しい所なんだが」


「人気がある品物だしなあ。いや、譲二さんも二郎さんも持っていたっけ」


 おお。

 聞いてみるものだな。


「いや、待て。そういえばキースさんは海側には狩りに来ているんですよね?」


「まあそうですね。ちょっと鍛えたい技能もあるんで」


「称号は?海魔討伐者はあるんですか?」


「つい最近取りましたよ?」


 いける。

 そう宗雄くんが呟いたのを確かに聞いた。

 何だ?


「少し時間、いいですか?」


「え?」


「取引き次第でどうにかなるかもしれません」




 否は無かったので一緒に移動しました。

 行き先は?

 港波止場だ。

 磯の香りは港町のどこでも匂ってきていたが、ここはより一層匂いが凄い。

 凪いだ港の中に何艘もの小船が並んでいる。

 だがそこはスルー。

 大き目の船の並ぶ区画に向かうようだ。

 3人のプレイヤーが集まっていた。

 全員がフィッシャーマンのようだが。

 皆、鎧兜を装備していない。

 上半身裸のプレイヤーすらいる。

 海の男、だなあ。


「お!宗雄が来たか!」


「二郎さん、揃いましたよー」


 船に向かって叫ぶ面々。

 その船にはプレイヤーが5名。


「宗雄が来たか!じゃあ早速だが攻略に行くぞ!」


「その前に紹介、というか珍しい方が来てますよ?」


 周囲の視線はオレに集中する。


「え?」


「ええ?」


「例の場所の攻略。私達だけじゃダメでしたが、これでどうにか出来ませんかね?」


 互いに顔を見合わせる面々。


「確かに」


「彼なら文句なしの戦力だ」


「つかオレ等よっか強いし」


 互いに頷く面々。


「あ、でもあそこを通るのは大丈夫なのかなあ」


「海魔討伐者はあると仰ってました。ですよね?」


 宗雄がオレの顔を見て確認をとる。

 うん。

 頷きで返すのですが。


「いや。水泳と潜水は?」


「あ」


「忘れてたんかい!」


 宗雄が二郎から軽くツッコミを喰らってました。

 ハリセンがあったら使ってたな、今の。


「水泳と潜水はありますけど?」


「ええ?!」


「そ、それは助かります」


 二郎にヘッドロックを喰らってた宗雄。

 本当に助かったみたいです。




 色々と話を聞いてみたんですが。

 通称は鬼ヶ島、E2マップにある鬼神島の洞窟内に新しい支道が出来たそうだ

 ただそこの攻略はまるで進んでいない。

 突破するのに2つのルートを同時に攻略する必要がある、というのが統一見解らしい。


 宗雄くんがオレを誘った理由がこれか。

 一方を漁師チーム、もう一方をオレ達で受け持てば或いはクリアできるかもしれない。

 そういう事らしい。


 だがそこに行くにも途中で難関があるようだ。

 洞窟が地底湖のようになっている場所が、ある。

 あの場所を思い出してしまいましたよ?


「ステータス値の器用値と【水泳】レベルの合計が20以上あるかな?」


「ありますね」


「では器用値と【潜水】レベルの合計が20以上?」


「なんとかあります」


「うん。行けますよね!」


 急に宗雄が元気になりましたよ?

 それでもヘッドロックのままですが。

 軽く頭の天辺を叩かれてから解放されたみたいです。


「ここは協力して貰うって事で、お願いしてもいいかな?無論、何かしら御礼をしたいが」


「いいでしょう」


 否はない。

 実の所、非常に興味あります。





 互いに改めて挨拶を交わしました。

 彼らは闘技大会でオレと戦ったチームと全く同一のメンバーらしい。


 フィッシャーマンの譲二、二郎、そして宗雄。

 トレジャーハンターは女性プレイヤーでスズラン。

 ハンターは久能、ソーサラーはミハイロフ。

 後衛組のメイン武器は弓矢なのも潔いな。


 そして御礼、というか報酬は前渡しで頂いちゃいましたよ?

 これです。



【素材アイテム】突撃カジキの角 原料 品質C+ レア度4 重量0+ 

 突撃カジキの頭部から伸びる角。

 その先端は鋭く突き刺すのに特化した恐るべき代物。

 かなり丈夫。



 出航準備をしている合間に槍はでっち上げておきました。

 まあ地獄の閂から棒を削りだして角を先端に嵌め込む。

 黒曜石をシェイプ・チェンジで変形させて固定。

 それだけだしね。



【武器アイテム:槍】旗魚の槍+ 品質C+ レア度4

 AP+15 M・AP+0 破壊力3 重量2 耐久値200

 攻撃命中確率上昇[微]

 突撃カジキの角を穂先とした突く事に特化した槍。

 刃がなく斬る事はできない。

 柄が呵責の捕物棒であり、魔法発動にはほぼ寄与しない。

 短槍サイズでかなり軽くて扱いやすい。

 僅かな確率だが命中率が向上する。



 おお。

 これはいいかも?

 ダツ顎の槍と比べてみよう。



【武器アイテム:槍】ダツ顎の槍+ 品質C+ レア度5

 AP+23 M・AP+0 破壊力0+ 重量1+ 耐久値100

 貫通成功時継続ダメージ[微]

 ダツの顎を穂先とした突く事に特化した槍。

 刃がなく斬る事はできず、穂先が壊れやすくなる。

 短槍サイズでかなり軽くて扱いやすい。

 貫通力は高く、貫通すると追加ダメージを与える武器。



 うむ。

 耐久値以上にダツ顎の槍は壊れ易いイメージがあるんだよな。

 暫くは交代で使ってみようかね?

 場合によってはナイアスの持っている槍も柄を変更するべきだろう。




 出航の時刻は午前8時10分。

 陣容は変更しておいた。

 空中を飛べるヘリックス、黒曜、ヘザー。

 これにナインテイルとナイアス。

 では、漁船に乗り込もうかね?



 船は漁港にある船の中では新品のように見える。

 聞けばまだ購入したてなのだそうだ。

 それだけに懐具合はそれなりに厳しいらしい。

 なんと既に養殖を始めているらしく、何名かのNPCも雇い入れているそうな。


 どこの漁協なんだよ。


 まあそれはいいんですが。

 海上移動は楽でいいかって?

 そんな事はなかった。




 暴れ信天翁 Lv.2

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中



 最初はカモメかと思いましたよ?

 でも大きさが違った。

 デカッ!

 アホウドリの魔物のようです。


 飛び回る速度はヘリックスや黒曜に比べたらそう速くはない。

 だがその鉤状の嘴ときたらもうね。

 一撃だけだが喰らってしまった。

 結構、喰らいましたよ?



「魔物の死体に構わず突っ切れ!」


「帆に近寄らせるな!」


 帆の操作に2名、舵の操作に1名、これらはフィッシャーマン組が担当。

 それ以外が迎撃な訳だ。

 矢が惜しみなく魔物に浴びせられている。


 無論、オレも迎撃に参加している。

 風魔法の全体攻撃呪文、ストーム・ウェーブをメインで使う。

 七面鳥撃ちですな。

 いや、相手は七面鳥じゃないけどね。

 近寄ってくる魔物はトンファーで凌いだ。

 さすがに槍で相手をするのは手数が追いつかない。



 ヘリックスや黒曜は大活躍でした。

 魔物相手に常に優位を保ってます。

 特殊攻撃も交えて次々と魔物が落ちていく。

 傍目でしか見てないが、凄い。


 帆を操作する2名はナイアスとヘザー、舵を操作する1名はナインテイルに護衛を任せていた。

 あまり活躍は出来ていなかったようです。

 その前に概ね撃ち落としてたしね。

 ナイアスの歌の支援も必要なかったみたいです。



《只今の戦闘勝利で【平衡】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘリックス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 魔物の襲来が一通り終わった所でインフォが来ましたよ?

 この所、ヘリックスの活躍の機会が少なかったからレベルアップが久しぶりな気がする。

 うむ。


 ステータス値で既に上昇しているのは精神力だった。

 もう1点は器用値を指定する。



 ヘリックス ファイティングファルコンLv3→Lv4(↑1)

 器用値 13(↑1)

 敏捷値 27

 知力値 23

 筋力値 13

 生命力 13

 精神力 15(↑1)


 スキル

 嘴撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲 危険察知 空中機動 風属性



 しかし船上の様子は酷いものだ。

 魔物の死体で足の踏み場も無い。

 そしてアホウドリから剥げるアイテムも予想通りだ。



【素材アイテム】信天翁の翼 原料 品質C+ レア度2 重量1 

 暴れ信天翁の翼。

 一般的には矢羽根に加工されている素材。



 分配は気にせず剥ぎ取っていいみたいだ。

 そこそこの数が入手できたし十分です。



「普段からあんな数の群れがいるの?」


「いや、ちょっと記憶に無いなあ」


「さっきの半分程度なら1回だけあったけど」


 ほう。

 あんなのがそうそうあるって訳ではないのか。



 確かにその後で襲ってきたアホウドリの群れも5羽程度から20羽程度だ。

 こうなるとまるで脅威にならない。


 そして海だが。

 沖にも空を浮かぶ魚の魔物がいますよ?



 ジャンピングフィン Lv.3

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:水中、空中



 これは相手するのが厳しい魔物でした。

 水中を泳いで迫ってきては船上のオレ達に向けて飛び上がってくる。

 まあ迎撃するしかないんですが。



【素材アイテム】跳魚の胸ヒレ 原料 品質C レア度3 重量0+

 ジャンピングフィンの胸ヒレ。扇のように開閉する。

 観賞用に加工する事が多い。



 アイテムも剥げた。

 しかし海の狩りも大変だ。

 結構、厳しい航海になるんですね。

 海の上を行くのも大変みたいです。




「ここが鬼神島です」


 そこは入り江でした。

 この周辺にだけは魔物は出ないそうです。

 ポータルではないみたいだが。


 小船も何艘か、停泊している。

 NPCらしき漁民もいる。

 ここを管理しているのだそうで。


「あの断崖の先が洞窟になっている。目標の場所はその奥だね」


「ほう」


「中には鬼がいる。色んな得物を持ってるから注意して欲しい」


「了解」


 NPCと何やら話し込む久能を尻目に各々が荷物を整理し始めた。

 オレも準備をしよう。


 ヘリックスは帰還させよう。

 黒曜はそのまま探索役で。

 ナインテイル、ヘザー、ナイアスといるが、当然だが前衛が欲しい。

 ここには鬼がいるんだっけ。

 鬼には鬼で。

 護鬼を召喚しておこう。

 だが前衛はもう1枚、欲しいな。

 ヘザーを帰還させてティグリスを召喚しよう。



「ではユニオンを組みますか」


「了解です」


「ミハイロフ、念の為いつでもキースさんとテレパスで連絡できるようにしておいてくれ!」


「分かりました」


 そう。

 ミハイロフとは念の為にフレンド登録しておく。

 ユニオンを組んでおけばウィスパー機能が使える。

 だがこれも視野から外れると機能しない。

 範囲も狭くなっている。

 パーティメンバー同士よりも不便な点があるのだ。

 ミハイロフくんは時空魔法を持っている。

 つまりテレパスの呪文が使えるって訳だ。

 まあ保険だね。



 洞窟の内部は広かった。

 最初にやたらと広い場所に出たかと思ったら、2箇所でプレイヤーが魔物相手に戦闘をしている。

 乱戦?

 そんな感じもするが違うようだ。



 邪鬼 Lv.4

 妖怪 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上



 小さな群れの魔物を適当に【識別】してみた。

 邪鬼、か。

 そして妖怪になるのね。

 得物は様々だ。

 剣、斧、槍、弓矢といった所だな。



「で、ここから先は狭くなる訳なんだが」


「うん?」


「既存のルートはもう分かっているので私達が先行する。結構相手をする数は多いから介入して問題ないよ」


「了解」


「では先行する」


 譲二はそう言い残すとスズランに視線を送る。

 手馴れた感じでスズランが先行した。

 視界はフラッシュ・ライトで確保するらしい。

 ふむ。

 まずは彼らの戦いを観戦するのもいいだろうな。




 すげえよ。

 嬲り殺しって言葉を実感できる。

 それに狩りではなくて漁です。

 間違ってる?

 いや、間違ってない。


 投網っていいな。

 前衛の3名はさっさと投網で動きを封じて数を減らす。

 そして残りの鬼を先に片付けていく。

 最後に投網で身動きがとれなくなった鬼を。

 始末するのです。

 ザクザクと。

 いや、闘技大会で知ってはいますけどね。

 素敵だ。


 オレ達もおこぼれを頂いてますが、支援の必要はほぼない。

 少し戦ってみた感じ、邪鬼はオークよりもコボルト寄りの魔物のようだ。

 強さは?

 単純に比較はできないが、コボルトよりは上かな?

 コボルトファイターよりはさすがに下だろうけど。


 そして倒しても装備は何も残さないようである。

 オレ達も10匹近く倒してはみたのだが、得られたアイテムは1個だけだ。

 魔石である。

 ちょっと微妙かな?



 いくつかの分かれ道はあったが、洞窟の構造としては単純である。

 単独でも辿れそうだ。

 だがオレ達にも試練がない訳じゃなかった。

 広間に出た。

 その出口側に何やら門扉がある。

 その両脇に像があるのですよ。

 どこかで見た事があるような構図だ。

 その像は周囲を何かで照らしているようです。



「この先が中継ポータルなんだがね」


「クリアしていないパーティは強制的に戦闘になる」


 譲二と二郎の表情は硬い。

 どうやら結構な強敵になるらしいな。


「どの程度の強さかな?」


「パーティの強さ次第、かな?」


「オレ達の時はレベル4だったっけ?再挑戦だと下はレベル1から上はレベル6まであった」


「どんな奴?」


「天燈鬼に龍燈鬼。赤鬼に青鬼とも言えるかな?阿吽の一対になってる」


「武器は持ってないが、強い。エンチャント系は事前に使っておいた方が絶対にいい」


 ほう。

 彼らがそう言うのだ。

 ここは使っておこうかね?

 いや、その前に陣容はどうするか?


 黒曜、護鬼、ティグリス、ナインテイル、ナイアスか。

 不安があるとしたらナイアスだが。

 いや、このまま行け!


 呪文で次々と強化していく。

 力水も振舞いましたよ?

 後はオレが練気法を使えばいいだけだ。


「では、やってみよう」


「頼んだ!」


「ガンバレ!」


「キースさんならいけます!」


 まあ死に戻ったら当初の予定ブチ壊しですからね。

 応援も真剣です。


 おっと。

 オレも真剣に戦わないと、な。



 近くで見ると立像は中々の迫力があるな。

 確かに阿吽の一対のようだ。


 右側に阿形の鬼。

 口を大きく開いて怒りの形相だ。

 肌は赤く、顔が鬼の形相でなければ金剛力士のようにも見える。

 像そのものは金剛力士のものよりもやや小さい。

 灯篭を左肩に乗せて左手で支えているようだ。


 左側に吽形の鬼。

 口を閉じ、沈思黙考の表情だな。

 肌は青い。

 やはり灯篭を持っているが頭の上で支えている。


 うん。

 金剛力士に通じるものがあります。

 強い相手であるのは間違いないだろう。



 門扉に手を触れた。

 それがトリガーであったらしい。

 インフォが流れて来ます。



《隠れ棲むは悪意》


《隠れ棲むは欲望》


《我等が照らすは仏前なり》


《その影に潜むは我等が眷族なり》


《心口意を自ら問うべし》



 そして像が動き出す。

 灯篭は何故か消えていく。

 像の頭上に炎が残るが、それもすぐに消える。

 さて。

 どんな感じですかね?



 天燈鬼将・阿形 Lv.2

 妖怪 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 火属性 塵属性


 龍燈鬼将・吽形 Lv.2

 妖怪 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 火属性 溶属性



 あれえ?

 何か凄く強そうだぞ!

主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv20

職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv5

ボーナスポイント残 11


セットスキル

剣Lv5 両手槍Lv3 捕縄術Lv4 杖Lv15 打撃Lv12

蹴りLv12 関節技Lv12 投げ技Lv12 回避Lv12 受けLv12

召喚魔法Lv20 時空魔法Lv11

光魔法Lv11 風魔法Lv11 土魔法Lv11 水魔法Lv11

火魔法Lv11 闇魔法Lv11 氷魔法Lv9 雷魔法Lv9

木魔法Lv9 塵魔法Lv9 溶魔法Lv8 灼魔法Lv9

錬金術Lv8 薬師Lv7 ガラス工Lv6 木工Lv8

連携Lv14 鑑定Lv14 識別Lv14 看破Lv4 耐寒Lv7

掴みLv11 馬術Lv10 精密操作Lv13 ロープワークLv5

跳躍Lv7 軽業Lv5 耐暑Lv8 登攀Lv7 平衡Lv5(↑1)

二刀流Lv12 解体Lv9 水泳Lv4 潜水Lv3

身体強化Lv10 精神強化Lv11 高速詠唱Lv12

魔法効果拡大Lv10 魔法範囲拡大Lv10


装備

独鈷杵×2 呵責の杖×2 呵責のトンファー×2

呵責の捕物棒×1 ダツ顎の槍+×1 旗魚の槍+×1(New!)

怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+×1

雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×1 雪豹のバグナグ×1

草原獅子のバグナグ×1 闘牛の革鎧+ほか

呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 獄卒の黒縄×1

暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2


所持アイテム

剥ぎ取りナイフ 木工道具一式


称号 

老召喚術師の高弟 森守の紋章 中庸を知る者

海魔討伐者 瑠璃光の守護者 呪文辞書 格闘師範


召喚モンスター

ヘリックス ファイティングファルコンLv3→Lv4(↑1)

 器用値 13(↑1)

 敏捷値 27

 知力値 23

 筋力値 13

 生命力 13

 精神力 15(↑1)

 スキル

 嘴撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲 危険察知 空中機動

 風属性

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今まで特に交流の無かった漁師チームとの 連携攻略楽しみ
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