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オレが正対したのは阿形だ。
独鈷杵からは炎を纏った刃が伸びている。
離れている筈なのだが、熱い。
同じパターンだな。
この辺りはもう読めてる。
だからこそレジスト・ファイアは前もって掛けてあった。
でもね。
それでも熱いんだって!
召喚モンスター達は黒曜を除いて吽形に向かわせてある。
当然、レジスト・アースで対抗させてあった。
油断?
まさか。
レベルが1つ下がっても強いって事に変わりはない。
強い、というよりも怖い、と言うべきかな?
だから最初から呵責のトンファーを使ってます。
こいつってば殴れるのはいいのですが。
やっぱデカ!
顔に攻撃なんか当たりゃしない。
そこが不満と言えば不満だ。
それに独鈷杵です。
なかなか、落としてくれない。
いや、仕掛けてはいるのですが。
黒曜も牽制を続けているのだが、まるで気にしていない。
何て奴だ。
今も手首を極めてやったのですが、阿形がもう片方の手でブロックしてくる。
学習してる?
そんな訳もないか。
別の隙を作っているから足を引っ掛けて払うだけで転んでくれる。
いやいやいや。
体格を利して戦うだけで十分強いんだから、無茶はしなくていいと思うのですがね。
今度は突いてくる。
普段ならカウンターを狙う所だが、手首を狙う。
トンファーで挟む。
外側に、捻る。
右腕をそのまま担いで逆関節を極めた。
無論、それで終わる訳がない。
投げた。
同時に阿形の関節は有り得ない方向に曲がった。
折れた、な。
それでも独鈷杵を手放さないのはどういう事だ?
いや、いい根性してるじゃないの。
だがもうまともな武器として扱える状態ではない。
トンファーで脇腹を中心に攻撃を集中させていく。
気をつけるべきは振り回してくる左腕に蹴りだ。
前蹴りが飛んでくる。
体を開いて避けると膝裏を持ち上げた。
それだけで簡単に転ぶ。
股間に蹴りを入れて脇腹にもトンファーを叩き込む。
立ち上がると左腕を振り回して来た。
おお、今のは危なかった。
阿形のHPバーはまだ半分以上、ある。
そしてオレが恐れる攻撃方法をようやく見せ始めた。
体当たり。
そして頭突きだ。
地味?
そんな事はない。
体格で優位であるのならば、来ると分かっていても防ぎきれない、そういった技なのだ。
「ルート・スネア!」
転んでくれたらいいんだが。
ルート・スネアは引っ掛かったが、パワーで引き千切られていた。
そうなると身を削るしかない。
足元に超低空で潜り込んで屈む。
足の甲が体に直撃するのをなんとか耐えた。
ダメージは当然、喰らう。
それと引き換えに攻撃の機会を得た。
背中を見せたまま倒れこんでいる。
好機。
馬頭鬼と同様、足を潰しに行く。
ヒール・ホールドだ。
トンファーを持ったままで使えるのがまたいいんだな、これって。
だがそこはそれ、馬頭鬼よりもこいつは強かった。
足の筋力だけでオレの体重を片足で振り回してくるのだ。
吹き飛ばされてしまいましたよ。
格が違う?
まあそうですけどね。
引き換えに膝と股関節は半分以上、破壊してある筈だ。
もう勢いのある体当たりは出来ないだろう。
阿形はようやく独鈷杵を左手に持ち直した。
そう。
そこに活路を見出すのが正解だろうね。
「グラビティ・バレット!」
呪文を、放つ。
黒曜からも水の針が何本も撃ち込まれていく。
今度はこっちから突っ込んでいった。
呪文による衝撃にこいつは耐えるだろう。
オレの突進などまるで問題にしないだろう。
だがそれが続いたら、どうか?
向かってくるオレに独鈷杵を突いて来たが、その刃先はオレに届かなかった。
呪文の衝撃が突きを鈍らせたようだ。
一瞬、動きが止まる。
黒曜も眉間に攻撃を撃ち込んだ。
オレは再びトンファーで手首を捉える。
そのまま捻って肘関節を極めて、背負った。
今度は、綺麗に折れたようだ。
左手に持つ独鈷杵がようやく地面に落ちていく。
火を纏った刃が消えていく。
ああ、ようやく熱さから解放されたか。
今度は頭突きを食らわせようとしてくるが、もう阿形は死に体に近い。
つか頭が近くに寄ってくれるのは好都合だ。
トンファーで殴れる距離だし。
かなりダメージは喰らいはしたが、なんとか阿形は仕留めきった。
で、吽形は?
またしても奇妙な体勢である。
戦鬼はスタンディングで肩固めのような形になっているが。
それ、吽形にフロントスリーパー喰らってる?
いや、ジェリコが腕を取って固定しながらなんとか耐えているのか。
拮抗してる?
そこはそれ、黒曜が吽形の頭頂を突きまくっている。
首元にはクリープも噛み付いています。
おお。
無茶しやがって。
リグはどうした?
ああ、ちゃんと戦鬼に張り付いているようだな。
ついに戦鬼の左手が吽形の股間に差し込まれた。
吽形を横にして持ち上げる。
そして地面に叩きつけるようにして、投げた。
おお。
ボディスラムだ。
抱え投げ、とも言うが。
ある意味、投げ技はどれも地面を凶器とするものだ。
プロレスでお馴染みで大した威力はないような印象があるだろう。
でもね、これが極めて危険だ。
鍛えてあって、マットの上、しかも技を掛ける方が受身をとりやすくするから成立するのですよ。
ここの床面、石造りなんで。
マジ凶器です。
その一撃は、効いた。
一気に吽形のHPバーが削れて行く。
クリープはちゃっかりジェリコの首元に移動してました。
そして。
ストンピング攻撃が、続いた。
何故だろう、楽しそうだ。
オレも参加してみました。
まあオレの脚力では大して効いちゃいないのだろうが。
吽形は踏み潰されて終了です。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『戦鬼』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
さあ、来ましたよ?
ステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定する。
戦鬼 ビーストエイプLv7→Lv8(↑1)
器用値 11
敏捷値 20
知力値 6
筋力値 26(↑1)
生命力 26(↑1)
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技
《召喚モンスター『戦鬼』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》
宜しい。
では中継ポータルに行こうか。
あれ?何かが違う。
おお、そうだ。
阿吽の金剛力士ですが、ちゃんと変性岩塩(聖)を残してました。
依頼、クリアですね、そうですね。
うん。
何かオレの意識の中では優先順位が一気に下がっちゃいました。
改めて広間に入ってみる。
そこにも金剛力士像が1対、門番として仁王立ちになっている。
文字通り仁王様ですね。
どうやら先程のパーティとの戦闘は終わったようだ。
そしてそのパーティはもう広間にいない。
中継ポータルにでもいるのかね?
中継ポータル内に入ると、4つほどのパーティがいるようだ。
おお、増えたな。
そのうちの1つは先刻戦っていたパーティだな。
さすがに連戦はしない模様。
当たり前か。
さあ。
オレにはお楽しみがあるのだ。
戦鬼のクラスチェンジが待っている。
で、候補は?
2つになってるようだ。
クラスチェンジ候補
シルバーバック
レッサーオーガ
オーガ、来たぜ!
もう内容を確認するまでもなく、心はレッサーオーガに傾いてますが?
まあそれはいい。
中身を見て検討をすべきだろう。
戦鬼 ビーストエイプLv8→シルバーバックLv1(New!)
器用値 11
敏捷値 22(↑2)
知力値 6
筋力値 28(↑2)
生命力 28(↑2)
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技 噛付き(New!)
【シルバーバック】召喚モンスター 戦闘位置:地上
猿獣。主な攻撃手段は手足による格闘と噛付き。
ビーストエイプのボス。
体格は人間を上回る。タフで力も強く身軽でもあり前衛での戦闘に向く。
背中に灰色の毛並みが表れているのが特徴となる。
おお。
強い強い。
で、肝心のレッサーオーガはどうだ?
戦鬼 ビーストエイプLv8→レッサーオーガLv1(New!)
器用値 11
敏捷値 20
知力値 6
筋力値 27(↑1)
生命力 27(↑1)
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技 自己回復[微](New!)
【レッサーオーガ】召喚モンスター 戦闘位置:地上
鬼獣。主な攻撃手段は手足による格闘。
オーガの下位種で。弱いものの自己回復能力がある。
体格は人間を上回る。タフで力も強く身軽でもあり前衛での戦闘に向く。
さあ、どうする?
いや、もう決めてましたけどね。
レッサーオーガにしました。
そう、目指せレッドオーガ、なのであった。
だが問題もある。
体格が変わりすぎていた。
これはサキさんに相談しておかないとダメだな。
オレ以外のパーティだが、どうやら昨夜ここに泊まっていたようだな。
しかも4つあるように見えるパーティのうち3つは共同戦線を張っているようなのだ。
何か話し合いをしているようだが。
まあ、いいか。
こっちはこっちで依頼は済ませた。
後は好きなように経験値を稼ぐのもいい。
牛頭と馬頭に挑むのもいいかな?
そう言えばあの牛頭と馬頭、日を跨いだら復活するんだろうか?
もっと近場に多くいてくれたらいいのに。
しまった、と思ったのは先程とは別の2つのパーティが中継ポータルを先に出たからだ。
慌てて追いかけてみると、広間では既に戦闘が始まっている。
相手は獅子と狛犬だな。
スピードのある相手に苦戦しているのが分かるが、なんとか拮抗しているようである。
ここは放っておこうか。
大きく広間を遠回りして戦闘を避ける。
さて。
どうしようかね?
まだ昼飯にするには早い時間だ。
牛頭と馬頭に戦いを挑むとするかね?
いや、牛頭鬼と馬頭鬼か。
【解体】だがどうしようか?
さすがに牛頭鬼と馬頭鬼も手に余ってくるかもしれない。
セットしたままにしておくか。
方針は定まった。
牛頭鬼と馬頭鬼を狩りに行こう。
オレのMPバーにもまだ余裕はある。
牛頭鬼に馬頭鬼を相手にするのも十分に行けそうだ。
そうだ、黒曜とジーンを交代させておこう。
黒曜のMPバーは半分を大きく割り込んでいたしな。
お疲れ様でした。
すぐ傍の支道の奥にいる筈の牛頭鬼と馬頭鬼はいなかった。
先客がいたのか?
まあいい。
他に出現するポイントはある。
支道同士がメインの洞窟に繋がっている所はどうか?
いた。
いました。
牛頭鬼 Lv.4
妖怪 討伐対象 パッシブ
戦闘位置:地上 光属性
馬頭鬼 Lv.4
妖怪 討伐対象 パッシブ
戦闘位置:地上 闇属性
さあ、呪文で強化しておいて挑むとするかね。
戦闘そのものは実に単純に進んだ。
馬頭鬼の錫杖による攻撃を避けながら、通路の壁に頭から突っ込ませていく。
それを数回繰り返すだけでHPバーが半分ほど吹き飛んでいる。
だが言うほど楽ではない。
突進による体当たりだが、速い。
避けたつもりでいたのだが、数発喰らっているようだ。
無論、呪文で強化はしてあったし、防具も以前よりも性能が上がっているのですが。
それでも3割、削られてます。
強いな。
金剛力士に迫ってきている。
むしろ牛頭鬼の方が簡単に片付いていた。
戦鬼、強くなってます。
リグがカバーして防御をしているのだが、それでも多少は喰らってきている。
そのダメージを戦鬼自身が回復しているのだ。
敵に回したくないスキルなんだよな、あれって。
味方だとこうも頼もしいとは。
トンファーを、振るう。
何度目になるのか、手首を強打してようやく錫杖を手放してくれた。
攻撃パターンが、変わる筈だ。
だが馬頭鬼の攻撃がこれまでと少し違ってきた。
頭突き?
いいえ、噛付きにきてます。
馬とは思えない歯並びを見せて迫ってきました。
何それ、怖いんですけど。
首の下に潜り込んで馬頭鬼の首を担いで、投げた。
形だけなら一本背負い、でも首投げだ。
倒れた所で動きを封じにかかる。
「ブランチ・バインド!」
木の枝が絡んで動きを封じる。
恐らく、その効果は10秒と続かないだろう。
だがそれで十分だ。
首元に両足を絡めてネックロック。
両手で馬頭鬼の顎の下を持ち上げるようにして、絞めて行く。
いや、頭の構造的に言えば極めて行く。
トンファーも腕で抱え込むようにして喉元に食い込ませてある。
それが、良かったかな?
馬頭鬼が息絶えるまで1分とかからなかったと思う。
で、牛頭鬼ですが。
ジェリコに壁に押し付けられた状態だ。
そして戦鬼が腹へ拳を撃ち込み続けている。
イジメだ。
イジメの構図だ。
オレの見ている前で牛頭鬼も息絶えた。
なんとまあ。
戦鬼、強くなってるよね?
《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『クリープ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
おい。
たった2戦でレベルアップ?
まあそれだけ経験値を得ているって事なんだろうし、いいけど。
ステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定する。
クリープ バイパーLv1→Lv2(↑1)
器用値 10
敏捷値 15(↑1)
知力値 12
筋力値 11(↑1)
生命力 16
精神力 10
スキル
噛付き 巻付 匂い感知 熱感知 気配遮断 毒
地味にステータス値が平たい気もする。
その上で数を揃えるのが面倒にも見えるんだが。
さて、妖怪達は何を残しましたかね?
確かに何かが残されているのですが、かなり大きい。
【道具アイテム】地獄の釜 品質C+ レア度5 重量12
地獄で亡者を煮て呵責を与えるための釜。
素材は鉄に近い特性がある。
地獄の炎で鍛えられており、生半可な事で壊れそうもない。
あー、つまりその、何だ。
地獄のアイテムでシリーズ化してる訳だな?
しかもオレには金属アイテム渡されても嬉しさ半分以下なんですけど。
それに重い。
重いよ!
まあジェリコと戦鬼がいるからいいんだけどね。
《アイテム・ボックス》に空きがあって良かった。
さて。
次の牛頭と馬頭に遭遇するとどうなるでしょうか?
検証の機会はすぐに訪れました。
牛頭 Lv.1
妖怪 討伐対象 パッシブ
戦闘位置:地上 火属性
馬頭 Lv.1
妖怪 討伐対象 パッシブ
戦闘位置:地上 火属性
おお。
戻ったみたいだ。
納得ではあるのですが。
何故だろう、すぐに失望に変わってしまった。
理由は単純。
弱すぎるのだ。
いや、十分に強いのだが、牛頭鬼と馬頭鬼に比べたら格が違う。
全員にレジスト・ファイアだけを掛けて挑んだのですが、戦闘は5分も続きませんでした。
3分あったかも微妙だ。
それほどに落差が激しいのである。
いや、こっちも強くなっているんですがね。
戦闘は呪文を碌に使うことなく終わってしまう。
そして獄卒の鼻輪が残されました。
あれ?
レベル2でも同じじゃあなかったかな?
昼飯前までに牛頭と馬頭のペアを3対、狩ってみました。
3対目はレベル3、【解体】をセットして得られたアイテムは獄卒の鼻輪になってました。
確定か?
レベル4では地獄の閂を得ている。
レベル3まで獄卒の鼻輪と考えるべきだろう。
あまり温い戦闘を続けても仕方ない。
とは言っても牛頭と馬頭をチェインするにしても、既に居場所に心当たりのある所はもう少ない。
あるにはあるが、遠征になるし。
金剛力士にしよう。
そうしましょう。
そして目の前にまたも金剛力士像がいます。
私は帰ってきたぞ!
まあ塩だって複数持って帰っても文句はなかろう。
オレのMPバーにもまだ余裕はある。
呪文をケチらずに強化すると、像に触れた。
そして《Yes》を選択する。
またしても激闘の予感。
その予感は外れる事は絶対にないのであった。
金剛力士・阿形 Lv.3
天将 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:地上 火属性
金剛力士・吽形 Lv.3
天将 討伐対象 アクティブ
戦闘位置:地上 土属性
ふむ。
良き敵手である。
目の前で独鈷杵から刃が伸びていく。
阿形の炎を吹き上げる火の刃。
吽形の黒曜石に似た岩で磨かれた石の刃。
だがこっちも対抗手段は講じてある。
戦闘が開始された。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジェリコ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
戦闘は激戦になりました。
つか、そうなるのが最早デフォルトな訳だが。
おかげでジェリコもレベルアップだ。
そう。
レベル8になったのである。
ジェリコのステータス値で既に上昇しているのは筋力値だった。
もう1ポイントは生命力にしておく。
ジェリコ ウッドゴーレムLv7→Lv8(↑1)
器用値 5
敏捷値 6
知力値 5
筋力値 36(↑1)
生命力 36(↑1)
精神力 5
スキル
打撃 蹴り 魔法抵抗[微] 自己修復[微] 受け
《召喚モンスター『ジェリコ』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》
よしよし。
だがインフォは続いていたのでした。
《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》
《プレイヤーがクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、ステータス画面から行って下さい》
何?
いかん、呆然としてしまっていたようだ。
クラスチェンジ?
とりあえず、残されていた変性岩塩(聖)を拾っておく。
落ち着け。
少しは落ち着け。
そうだ。
中継ポータルに移動しよう。
ついでに昼飯にしよう。
そうしよう。
中継ポータルには誰もいなくなっていた。
気が散らなくて済む。
助かった、かな?
クリープを帰還させて文楽を召喚する。
闘牛の腿肉に野菜類、それに例の変性岩塩を渡しておく。
MP回復効果に期待するぞ!
先にどっちを片付けるか?
ジェリコにしておこう。
クラスチェンジ候補
クレイゴーレム
マッドゴーレム
ブロンズゴーレム
おいおいおい。
3つも候補があるじゃないですか!
ジェリコ ウッドゴーレムLv8→クレイゴーレムLv1(New!)
器用値 5
敏捷値 6
知力値 6(↑1)
筋力値 37(↑1)
生命力 37(↑1)
精神力 6(↑1)
スキル
打撃 蹴り 魔法抵抗[小](New!)自己修復[微] 受け 土属性(New!)
【クレイゴーレム】召喚モンスター 戦闘位置:地上
土製のゴーレム。主な攻撃手段は手足による格闘。
動きは鈍く細かな作業は不得手だが、タフで力が強く前衛での戦闘に向く。
疲れを知らない忠実な従僕。
ジェリコ ウッドゴーレムLv8→マッドゴーレムLv1(New!)
器用値 5
敏捷値 6
知力値 5
筋力値 35(↓1)
生命力 35(↓1)
精神力 5
スキル
打撃 蹴り 魔法抵抗[小](New!)自己修復[微] 受け 液状化(New!)
【マッドゴーレム】召喚モンスター 戦闘位置:地上
泥製のゴーレム。主な攻撃手段は手足による格闘。
動きは鈍く細かな作業は不得手だが、タフで力が強く前衛での戦闘に向く。
一時的に流動体に変化している間は物理攻撃によるダメージが半減以下になる。
疲れを知らない忠実な従僕。
ジェリコ ウッドゴーレムLv8→ブロンズゴーレムLv1(New!)
器用値 5
敏捷値 7(↑1)
知力値 5
筋力値 38(↑2)
生命力 38(↑2)
精神力 5
スキル
打撃 蹴り 魔法抵抗[小](New!)自己修復[微] 受け
【ブロンズゴーレム】召喚モンスター 戦闘位置:地上
青銅製のゴーレム。主な攻撃手段は手足による格闘。
動きは鈍く細かな作業は不得手だが、タフで力が強く前衛での戦闘に向く。
金属製である為、回復呪文は更に効き難くなっている。
疲れを知らない忠実な従僕。
悩む。
悩んでしまう。
他に気になる事もあるから尚更集中できない。
とりあえずハードコピー先に取っちゃえ。
それにしてもサモナーからクラスチェンジって何?
いやいや、こっちを先に片付けるべきだろ?
さあ、どれにするんだ?
悩んだけど、マッドゴーレムにしました。
どれも良さそうだったんだが。
頭にあったのはあのサンドゴーレムだ。
液状化がアレに似た現象であるのならば、味方に欲しい所である。
で、ジェリコの見た目はどうか?
元々、顔は分からないジェリコだが、益々分からなくなってしまっていた。
体は泥そのものであるが、人型を成しているとそうは思えない質感がある。
手で叩くとちゃんと硬いのだ。
液状化をして貰う。
するとまるでスライムのように変幻自在の変化をする。
どうやって形状を維持しながら移動しているのか、謎だ。
さて、次だ。
サモナーからクラスチェンジって何があるんだ?
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv15
職業 サモナー(召喚術師)Lv15(↑1)
ボーナスポイント残 19
セットスキル
杖Lv12 打撃Lv9 蹴りLv9 関節技Lv9 投げ技Lv9
回避Lv9 受けLv9 召喚魔法Lv15 時空魔法Lv7
光魔法Lv8 風魔法Lv8 土魔法Lv8 水魔法Lv8
火魔法Lv8 闇魔法Lv8 氷魔法Lv6 雷魔法Lv6
木魔法Lv6 塵魔法Lv6 溶魔法Lv6 灼魔法Lv6
錬金術Lv6 薬師Lv5 ガラス工Lv3 木工Lv5
連携Lv11 鑑定Lv10 識別Lv10 看破Lv3 耐寒Lv5
掴みLv8 馬術Lv8 精密操作Lv10 跳躍Lv5
耐暑Lv5 登攀Lv5 二刀流Lv8 解体Lv6
身体強化Lv7(↑1)精神強化Lv7 高速詠唱Lv9
魔法効果拡大Lv6 魔法範囲拡大Lv6
装備 呵責の杖×1 呵責のトンファー×2
呵責の捕物棒×1 怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+
雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×2 雪豹のバグナグ×1
闘牛の革鎧+ほか
暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2
所持アイテム 剥ぎ取りナイフ 木工道具一式
称号 老召喚術師の弟子、森守の紋章 中庸を知る者
呪文辞書 格闘師範
召喚モンスター
ヴォルフ グレイウルフLv3
残月 ホワイトホースLv1
ヘリックス ファイティングファルコンLv1
黒曜 ミスティックアイLv2
ジーン ブラックバットLv1
ジェリコ ウッドゴーレムLv8→マッドゴーレムLv1(New!)
器用値 5
敏捷値 6
知力値 5
筋力値 35(↓1)
生命力 35(↓1)
精神力 5
スキル
打撃 蹴り 魔法抵抗[小](New!)自己修復[微] 受け 液状化(New!)
護鬼 鬼Lv7
戦鬼 ビーストエイプLv8→レッサーオーガLv1(New!)
器用値 11
敏捷値 20
知力値 6
筋力値 27(↑1)
生命力 27(↑1)
精神力 6
スキル
打撃 蹴り 投擲 受け 回避 登攀 投げ技
自己回復[微](New!)
リグ スライムLv6
文楽 ウッドパペットLv5
無明 スケルトンLv5
ナインテイル 赤狐Lv5
ヘザー フェアリーLv5
ティグリス タイガーLv3
クリープ バイパーLv1→Lv2(↑1)
器用値 10
敏捷値 15(↑1)
知力値 12
筋力値 11(↑1)
生命力 16
精神力 10
スキル
噛付き 巻付 匂い感知 熱感知 気配遮断 毒




