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 ログインしてテントを出たら意外な光景がそこにあった。

 腕を組んで仁王立ちしているミオである。



 ログアウトしようか。

 そんな事を考えながらテントの中に戻ろうとしたのですが。

 テントの中にまで入ってくるなよ!

 よせ!

 襲われちゃうの?オレ。


「塩!」


「はい?」


「全部寄越せとは言わない。実験に使わせて!だから塩!」


「えっと」


「塩!」


 ダメだこれは。

 フィーナさんヘルプミー。



 助けの手はすぐに来ました。

 フィーナ姐御の登場です。

 その傍らに優香がいる。

 呼んできてくれたに違いない。

 多謝。



「ミオ」


「えっと、あの、ゴメンナサイ」


「もう、仕方がないわね」


 そう呟くとフィーナさんがオレに目を合わせる。

 何でしょう?


「個人的な依頼になるけどいい?塩の入手なんだけど」


「えー」


 金剛力士を相手にしなきゃいけないんですよ?

 しかも確実に手に入るかも保証できない。

 オレの運の悪さも半端ないと思いますし。


「まあ依頼するにしてもそれなりに礼がないといけないわよね?正式な依頼にするわ」



《個人指名依頼が入りました。依頼を受けますか?》



 えっと。

 これってどういう仕組みなのかね?

 プレイヤーからこの形で依頼が来るのはラムダくん以来だな。


「なんかインフォが来てますが?」


「報酬設定にボーナスポイントをベットするとそうなるみたいよ」


「へえ」


「で、本題の方。大丈夫?」


 いや、まあいいんですけどね。

 南の洞窟って経験値稼ぎにいいようですし。


「受けます」


「良かったわ。じゃあミオ、ここは一旦引きなさい」



《個人指名依頼を受けました!》



 インフォにはやはり納期がない。

 成程ね。

 そういう依頼の出し方もあるのか。



 フィーナさんはそのまま何かミオと話し込みながら立ち去ってしまった。

 うむ。

 やはりああいった女性は敵に回したくないね。



 文楽を召喚して料理を作らせよう。

 今日は普通の塩を用意した。

 野菜類はまだ余裕がある。

 肉は干し肉だ。


 そして召喚を進めていく。

 今日は何も予定はなかったのだが、依頼がある。

 塩狩りだ。

 南の洞窟に行く事になってしまった。

 まあ経験値稼ぎにもなるだろうし、いいんだけどね。


 当面は移動の布陣だ。

 残月、ヘリックス、黒曜を召喚しておく。

 


 料理は普通に旨かったです。

 刻んだ干し肉と野菜のサラダ。

 バジルとトマトを練りこんで焼いたパン。

 特に余計な効果はないが、十分です。



 そう。

 事件はミーティングを終え、余分なアイテムをフィーナさんの所に預けた後に起きた。


 朝からPKですか?

 しかも堂々と?

 

 事件です。

 構えている弓矢が向いているのは間違いなくオレ、だよな?



 リディア Lv.11

 ソーサラー 警戒中



 誰?

 それよりも、だ。

 警戒とか、ご冗談を。

 威嚇してますって。


 肩に乗っかっているヘリックス、残月の鞍に止まっている黒曜が警戒を強めている。

 明らかな敵意。

 それは間違いない。



「リディア!よせ!悪落ちする気か!」


「ま、待って!それはマズいってリディアちゃん!」


「放して!あいつを殺して私も死ぬ!」


「それ、死に戻るだけ」


 なんだろう。

 オレ、何かしたんだろうか?



 リディア、というプレイヤーは弓矢を取り上げられて、4人がかりで抑え込まれてる。

 恐らくは仲間なのだろう。

 1人、奇妙なまでにクールなプレイヤーがオレに一礼すると謝罪の言葉を述べた。


「お騒がせしました。興奮してるだけなので気にしないでいいです」


「いや、どうしたのかな、と思って」


「ああ、兜が邪魔ですからね。彼女の顔が見えないんじゃ分からなくて当然です」


 リディア、というプレイヤーが兜を外して何かを叫んでいる。

 あれ?

 見覚えがあるような。


「キースって言ったな!勝負しろ!それとも私が怖いか!!」


 あのー。

 せっかくの美人さんが勿体無い言葉遣いはよくないと思います。


 そうじゃなくて、だ。


 やべえ。


 闘技大会でオレが泣かせちゃったあの相手じゃねえか。


 怒ってる顔もいいな。


 美人は得だね!





 そうじゃないだろバカ。

 殺されるかどうかの瀬戸際だったんじゃね?



「お気になさらずに。アレはどうにかなだめておきますので。ご容赦下さい」


 そのクールさが素敵。

 ところで他のパーティメンバーが大変そうですよ?


 まあその言葉は信じておきますか。

 オレはその場を離れる事にした。

 いや、逃げるようにその場を後にした。



 ハンネスの所に顔を出す。

 いいなあ。

 農作物が実っている光景はいいね!


「乳牛に羊も加わりましたから。畑も拡大してますよ!」


 そう。

 畑の面積が広がっているのだ。

 オレがグロウ・プラントの呪文を掛けたのも牧草地である。

 いくつかの畑は休耕としているようだな。

 農耕馬や農耕牛が畑を耕す風景も普通のものになってしまった。

 農家って恐るべし。


「木魔法の使い手は増えている?」


「ええ。ですが不足である事は否めませんね」


 まあ全てが上手くいく訳でもあるまい。

 なんとか頑張って頂きたい。

 あんな事があったし、心を癒したかったのは秘密だ。


 文楽を帰還させてナインテイルを召喚する。

 さて、行くか。



 洞窟に行くまでの間、幾つかのパーティを追い越して行く。

 プレイヤーの数は間違いなく増えている。

 まあプレイヤーが増えるのはいい事だろう。

 少なくとも、逆よりかは健康的だ。


 そのおかげもあってか、魔物との戦闘は少なくて済んだ。

 ラプターだけだ。

 そして古代石も確保。

 少しだけ気分が上向いてきたように思えた。




 洞窟の入り口で残月、ヘリックスは帰還させる。

 済まんなあ。

 お前達にも活躍の場を与えなきゃいけないよね。

 ちょっと心に留めておこうか。


 召喚するのは戦鬼とジェリコだ。

 牛頭と馬頭、それに金剛力士相手に安定して戦果を上げる事ができるだろう。

 そしてナインテイルも帰還させておいて、リグを召喚する。

 前衛重視の布陣だ。

 さて。

 これで戦うか。



 牛頭と馬頭が出現するポイントの前で全員を呪文で強化する。

 【解体】スキルは少し悩んだが、控えスキルに回しておいた。



 牛頭鬼 Lv.2

 妖怪 討伐対象 パッシブ

 戦闘位置:地上 光属性


 馬頭鬼 Lv.2

 妖怪 討伐対象 パッシブ

 戦闘位置:地上 闇属性



 順調に、上がってますよね?

 だがこいつ等とは1度対戦している。

 ジェリコを中心に牛頭鬼を抑えて馬頭鬼をオレが相手をする。

 それでなんとか凌げるだろう。



 パッシブの状況を利用する。

 それも重要であった。

 オレは横合いから馬頭鬼に襲い掛かる。

 黒曜と戦鬼は牛頭鬼だ。

 真っ先に狙うのは得物を奪う事だ。

 先制の利を最大限活用したい。


 馬頭鬼の懐に入る。

 足の甲を踏みつけながら腕の関節を取った。

 そのまま腕返しへ。

 無論、一発で投げる事ができる相手ではない。


 目的はそのまま投げる事ではない。

 牛頭鬼に向けてぶつける事だ。


 牛頭鬼は戦鬼に刺又で攻撃しようとしている所に馬頭鬼が突っ込んだ。

 いや、突っ込ませた。

 互いにぶつかった所で後ろから膝裏を蹴る。

 体勢が崩れた所で馬頭鬼の腰に取り付いて、投げた。

 裏投げ。

 体格がかなり違うのだが、意外に簡単に投げる事ができた。

 そして錫杖を持つ手の甲を踏みつけて腕絡みを仕掛ける。

 同時に首に足を絡めて関節を極めた。

 腕が曲がりきったら完全に決まっていたんだがな。

 馬頭鬼は強引に立ち上がる。

 だがその代償に錫杖を手放していた。


 よし。

 まずは計画通り。


 牛頭鬼には戦鬼が組み合っている所にジェリコが間に合った。

 よし。

 あのペアのパワーならば任せて安心だ。


 足を組んで馬頭鬼の首を捻りにいく。

 そうはさせまいとオレの体を捕まえようとする馬頭鬼だが。

 オレの方が速かった。


 脇の下に馬頭鬼の口元を挟んで固定する。

 足を組んで極めていた首は放した。

 パスガードして体重を移動しながら押さえ込みを狙った。

 脇固めに成功。

 普通なら痛め技にする所だが、こいつ等に痛め技は通用しない。

 だから、抑え込みながら呪文も使う。


「ディフェンス・フォール!」


 馬頭鬼の左腕を両足で挟んで、馬頭鬼の首元に腕を回す。

 久々にまともな関節技だな。

 無論、それで終わらせるつもりはない。


 雪豹の隠し爪を首元に突き立てながら絞めに入った。

 攻めるのは飽くまでも左腕と首だけ。

 そうする事に意味がある。


 馬頭鬼は痛がる様子を見せない。

 だがその動きは完全に封じていた。

 立ち上がろうとする動きを見せる度に首を捻る角度を変える。

 どんなに力のある者であっても、肩甲骨と繋がる腱の影響を受けるのだが。 

 馬頭鬼にも通用するものらしかった。

 右腕は完全にフリーであるのだが、立ち上がろうと腕を使う事だけはさせない。

 オレの腕を外そうとする動きもロックしてあるから無理だ。

 それでも、足掻く。

 そうでなくては、な。


 隠し爪で何箇所も引っ掛けていくうちに馬頭鬼の動きも鈍ってくる。

 呪文も、至近距離から使っていく。

 あの報告書にあった呪文も使ってみた。


「リダクション・タッチ!」


 そう。

 強制的にアルカリ反応を起こす呪文だ。

 本質的には、攻撃呪文ではない。

 それに馬頭鬼は妖怪だ。

 効くかどうかは不明であるのだが。


 これが、効いたのだ。

 手をかざして呪文を放った箇所が肉が徐々に焼けて行く。

 いや、溶けて行く。

 その昔、水酸化ナトリウム水溶液で指の指紋が摩滅したかのようになったのを思い出す。


 またしてもオレを引き剥がそうとする馬頭鬼。

 ブランチ・バインドを使って動きを阻害しながら首元を絞め続けた。

 この攻防は長く感じたが、そうでもなかったのかもしれない。


 結局、馬頭鬼は寝技だけで片付いた。

 いや、その間に使った呪文もそこそこ多かった。

 最初からまともにぶつかっていた方がMP消耗は少なかったかもな。


 でもこの方がリスクは少ないようだ。

 パワーを封じてテクニックで勝つ。

 会心の出来だったと思う。


 牛頭鬼は?

 ジェリコの足元に転がってました。

 もう片付いていたのか。

 素敵です。



 で、忘れてはいけない。

 中継ポータルに至るまでにはもう1組、戦わないと、な。

 今の牛頭鬼の戦いぶりは見てないが、馬頭鬼の感じだけで言えば、金剛力士にはまだ及ばない。

 【解体】スキルはまだ外したままだ。

 次もいけるかな?



 牛頭鬼 Lv.3

 妖怪 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 光属性


 馬頭鬼 Lv.3

 妖怪 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 闇属性



 今度は速攻で行く。

 さっきの牛頭鬼と馬頭鬼との戦闘で掛けた呪文の効果がまだ残っている。

 勿体無い。

 これを利用しなきゃ、勿体無い。


「ルート・スネア!」


 牛頭鬼の足元を呪文で引っ掛けてやる。

 転ぶ所まではいかない。

 だが体勢は完全に崩れていた。


 足で払うだけで簡単に転んだ。

 転んだ先には戦鬼とジェリコがいる。

 ジェリコは牛頭鬼の上半身を跨ってマウント・ポジションへ。

 戦鬼は腕にストンピング攻撃を喰らわせていた。

 レスラーかよ!


 馬頭鬼が錫杖を振り回してくる。

 タイミングを合わせて懐に入ると、腰に抱きついた。

 そのまま体を反転して裏投げ。

 但し、地面に叩きつけるのではなかった。

 壁に打ち付けた。

 かなりの衝撃であった筈だが、馬頭鬼は得物を手放さない。

 天晴れ。


 だが後ろ姿をオレに見せたままだ。

 膝裏を蹴り飛ばして。後頭部にも肘打ちを加えていく。

 まだ呵責のトンファーは使っていない。

 素手でどこまで出来るか、試しておきたかったからね。


 振り返った馬頭鬼の表情は?

 まるで変わっていません。

 でもHPバーは正直だ。

 既に2割近くを削った事になる。


 来い。

 突進して、来い!

 来た。

 オレの望んでいた展開だ。


 薙いでくる錫杖の下をくぐって右足に片足タックルに行く。

 そのままスパイラル・ガードに移行。

 勢いがあるものだから、馬頭鬼は前のめりに倒れてしまう。


 今度は足関節技を使う。

 ヒール・ホールドだ。


 確かに、パワーで上回る馬頭鬼だが、虚をつけば技はかかるみたいである。

 極める。

 そして、捻じり上げる。

 折る。

 数秒の合間に終わる作業だ。


 立ち上がろうとする馬頭鬼だが、自らの右足に起きている事に気がついていないようだ。

 まともに動かない右足で立とうとして、失敗する。

 右手首を蹴り上げると、ようやく錫杖を手放してくれた。


 今度はもう片方の足を狙おう。

 サイドに回りこんで左足の膝裏に蹴りを入れる。

 体勢が崩れるのは簡単であった。

 足首を持ち上げてスタンディングのまま足関節を極める。

 ついでに股間にも蹴りを入れるのだが、それは大して効いたように見えない。

 足首を捻って、破壊する。

 壊したのは足首ではなく、むしろ股関節だ。

 続けて膝を地面に叩きつけておく。

 両足をまともに使えなくなった筈だが?


 馬頭鬼は上半身だけでも戦うつもりの様である。

 だがオレの目には既に死に体に見えた。

 HPバーはまだ4割もあるのだが。


 楽に仕留めてやった方がいいかな?

 呵責の杖を《アイテム・ボックス》から取り出す。

 一方的な滅多打ちになった。

 それはそれで悲しいものがある。

 緊張感が一気になくなるのですよ。


 結局、馬頭鬼はそのまま仕留めきってしまった。

 最後のほうはアレだが、関節技が上手く極められたのは良かった。

 体格の差をひっくり返す展開は気持ちがいい。

 呪文の底上げがあればこそなのですがね。

 現実でこうはいかないだろう。



《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました!》

《同時召喚可能なモンスターの数が最大5匹に増えます》

《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 おお。

 来ましたよ?

 同時召喚は5匹か。

 つまりパーティの人数制限の上限になる。

 ようやく定数に達した、とも言えるが。

 それに新たな召喚モンスターも呼べる事になる。

 目出度い。


 おっと。

 オレ自身のステータスを確認だ。

 何を上昇させるかは決まっている。



 基礎ステータス

 器用値 16

 敏捷値 16

 知力値 22

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 22(↑1)



《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で19ポイントになりました》



 宜しい。

 では中継ポータルに移動して休憩するとしよう。

 召喚モンスターを何にするのか、ゆっくりと悩むのもいい。

 塩?

 ミオには悪いが後回しでいいじゃないの。

 金剛力士は逃げる事はないのだ。



 中継ポータルの手前の広間です。

 本当は中継ポータルに行きたいのですが、広間では戦闘が展開中でした。



 金剛力士・阿形 Lv.1

 天将 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 風属性


 金剛力士・吽形 Lv.1

 天将 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 水属性



 戦っているのは間違いなく金剛力士だ。

 その相手は6名のプレイヤーからなるパーティである。

 間違いなく、攻略組だろう。


 ほう。

 かなり苦戦してますな。

 だがそこはそれ、プレイヤー間で声掛けをしながら互いをフォローしている。

 上手い。

 なんと言っても指示を出している後衛のハンターが上手い。

 戦況を見極め、適宜指示を出しているようだ。

 動きだけで見ていて分かる。


 阿吽の金剛力士だが、HPバーは既に半分を割り込んでいた。

 プレイヤー側も大きなダメージを喰らいながらも回復を適宜行いつつ、戦線を維持している。

 注目なのは壁呪文の使い方だ。

 土の壁で阿吽を分断しながら攻撃を当てている。

 プレイヤーの前衛で壁役は2枚。

 良く耐えていると言えるだろう。

 その壁役2人の間で槍持ちが攻撃を繰り出し続けていた。


 そして後衛。

 中央に指揮官、弓を持ってはいるが、恐らくはソーサラーだな。

 その右脇に弓持ちエルフ、恐らくはハンター。

 左脇には珍しいのがいる。

 楽器を演奏しながら歌っているのだ。

 バードだな。

 闘技大会以外では殆ど見たことがないんですが。


 全滅しかねないようであるならば、介入したかもしれない。

 だがなんとか全員が生き残って勝利できそうではあるな。

 観戦するのもいいが、時間がかかりそうだ。

 金剛力士像はもう1対いるし。


 広間の外側にいる奴を相手にしようか。



 おっと。

 その前に新しい召喚モンスターを何にするか、だ。

 リストだけでも見ておくか。



 ウルフ

 ホース

 ホーク

 フクロウ

 ウッドパペット

 バット

 ウッドゴーレム

 ビーストエイプ

 鬼

 赤狐

 タイガー

 バイパー

 スケルトン

 スライム

 ミスト

 ライオン

 大亀

 フェアリー

 ギガントビー

 ビッグスパイダー



 増えてる。

 また悩ましい事になってるな。

 だがここは悩む事をしなかった。


 前から決めてましたから。

 名前も付けておこうかね。



 クリープ バイパーLv1(New!)

 器用値 10

 敏捷値 14

 知力値 12

 筋力値 10

 生命力 16

 精神力 10


 スキル

 噛付き 巻付 匂い感知 熱感知 気配遮断 毒



 さて、そのクリープなんですが。

 ジェリコの体を這い上がって行く。

 その首にマフラーのようになってます。

 うん。

 ちゃんと収まっているように見えるから不思議だ。


 では準備はいいかな?

 呪文で全員を強化していく。

 そしてオレも【解体】スキルを控えから戻し、セットし直した。


 さあ、挑むとするか。




《金剛力士像に挑みますか?》

《Yes》《No》



 Yesを選択する。


「練気法!」


 オレ自身も強化する。

 呪文だけでは不安なのだ。

 さあ、来なさい!



 金剛力士・阿形 Lv.2

 天将 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 火属性


 金剛力士・吽形 Lv.2

 天将 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 土属性



 今度はレベルが下がってやがる。

 だが侮れる相手ではない。


 さあ、どうなる?

主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv15(↑1)

職業 サモナー(召喚術師)Lv14

ボーナスポイント残 19


セットスキル

杖Lv12 打撃Lv9 蹴りLv9 関節技Lv9 投げ技Lv9

回避Lv9 受けLv9 召喚魔法Lv15(↑1)時空魔法Lv7

光魔法Lv8 風魔法Lv8 土魔法Lv8 水魔法Lv8

火魔法Lv8 闇魔法Lv8 氷魔法Lv6 雷魔法Lv6

木魔法Lv6 塵魔法Lv6 溶魔法Lv6 灼魔法Lv6

錬金術Lv6 薬師Lv5 ガラス工Lv3 木工Lv5

連携Lv11 鑑定Lv10 識別Lv10 看破Lv3 耐寒Lv5

掴みLv8 馬術Lv8 精密操作Lv10 跳躍Lv5

耐暑Lv5 登攀Lv5 二刀流Lv8 解体Lv6

身体強化Lv6 精神強化Lv7 高速詠唱Lv9

魔法効果拡大Lv6 魔法範囲拡大Lv6


装備 呵責の杖×1 呵責のトンファー×2

   呵責の捕物棒×1 怒りのツルハシ+×2 白銀の首飾り+

   雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×2 雪豹のバグナグ×1

   闘牛の革鎧+ほか

   暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2


所持アイテム 剥ぎ取りナイフ 木工道具一式


称号 老召喚術師の弟子、森守の紋章 中庸を知る者

   呪文辞書 格闘師範


ステータス

 器用値 16

 敏捷値 16

 知力値 22

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 22(↑1)


召喚モンスター

ヴォルフ グレイウルフLv3

残月 ホワイトホースLv1

ヘリックス ファイティングファルコンLv1

黒曜 ミスティックアイLv2

ジーン ブラックバットLv1

ジェリコ ウッドゴーレムLv7

護鬼 鬼Lv7

戦鬼 ビーストエイプLv7

リグ スライムLv6

文楽 ウッドパペットLv5

無明 スケルトンLv5

ナインテイル 赤狐Lv5

ヘザー フェアリーLv5

ティグリス タイガーLv3

クリープ バイパーLv1(New!)

 器用値 10

 敏捷値 14

 知力値 12

 筋力値 10

 生命力 16

 精神力 10

 スキル

 噛付き 巻付 匂い感知 熱感知 気配遮断 毒

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イリーナ「やっぱりプロレスじゃないですか」
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