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パーティの布陣は?
言祝、蒼月、折威、スコーチ、アイソトープです。
戦闘がまだ起きる可能性は高い。
探索役のメインはスコーチになる。
常時、シンクロセンスでその目を借りる事にしよう。
『キースさん、魔神の死体が消えました! 何かアイテムが残ってますけど』
「魔神の指輪、だな?」
『ええ。他にも残ってたりしますけど。纏めてフィーナさんに預けておきます』
「任せる。一旦、ユニオンから抜けるから連絡はテレパスかメッセージで頼む」
『了解!』
ゼータくんから朗報、かな?
魔神達の装備していたアイテム、か。
魔神の指輪以外にあるようだ。
当然だけど興味はある。
だが、今は偵察が優先だぞ!
『ログアウトは交代で! 全員、戻って来たら再編成ですよーーーー!』
ユニオンを抜ける直前にミオの連絡も聞こえていた。
時刻は午後2時20分か。
偵察後にも何かがあるとして、問題は?
時間だな。
今回の参加者全員がログアウトから戻って来るとしても、そう長い時間は掛けられない。
戦闘があるとしたら、早々に決着せねばならなくなるだろう。
悠長に格闘戦をしている余裕は無い、よね?
今度こそ、本当に無い。
今からもう、それが悲しかった。
「デカッ!」
思わず声に出てしまった!
眼下に城、そしてウトガルド・ロキの巨躯が見える。
城もかなりの規模がありそうだけど、ウトガルド・ロキの巨躯はそれ以上か?
獣皇亀がいたら大きさの比較が出来ただろう。
だが、結界生成を使っているからその姿は見えない。
残念!
周囲は一見すると唯の山間部に見える。
何か変わった点は?
あった。
天空は昼間同然に明るいのだが、地平線の全てが僅かに夕焼け模様なのだ。
全方位の地平線で夕焼け?
違和感は大きい。
眼下の光景も、地平線もスクリーンショットにして保存。
メッセージに添付してフィーナさん宛に送る。
報告内容はこれだけでいい。
しかしこれではどの方位に進むべきか悩ましいな!
太陽の位置もやや傾いているけど、これを方角の当てにしていいのかどうか。
仕方ない。
背中に城を背負う形で真っ直ぐ進もう。
まずは山を越えた向こう側からだ。
魔物は残っているかな?
偵察行である事は分かっているけど、襲われたら戦うしかない。
うん。
その場合は仕方ないよね!
(テレパス!)
高度を上げ、山を越え、コール・モンスターを使っても反応は皆無。
マグネティック・コンパスと同様に効力が無いのか?
そうも思っていたけど、どうも違うようだ。
嫌な予感がする。
夕焼けの空の更にその向こう側が暗い。
スコーチの目を借りて見てみると?
真っ暗だ。
夜の空ですらない。
そんな闇が迫っている。
問題は?
その下で大地が呑み込まれ、消えて行く!
消失する寸前、大地が割れて崩落しているように見えるのだが。
これって、何だ?
「こちらキース! 緊急連絡!」
『フィーナよ! 何かあったの?』
「ここからの撤収を急いで下さい! ログアウトしてる連中も呼び戻した方がいいです!」
『どういう事?』
「ここの世界が崩壊してます! 動画で記録して別途、送ります!」
『了解、連絡を急ぐわ』
テレパスを切る。
シンクロセンスを通してスコーチの見ている光景を動画で記録を開始する。
もうね、オレ自身を呪うしかないな。
口で状況を正確に説明出来る自信は無い。
いや、この有様をどう説明しろと?
現実離れしている。
ここがゲーム空間であったのだとしてもだ!
《フレンド登録者からテレパスです!会話が可能となります》
『フィーナよ! 今、大丈夫?』
「ええ、勿論!」
『動画で崩壊速度は確認したわ。ここまで来るまで時間的余裕はありそう?』
「どうでしょう、速度は上がってます。先行してテレポートで退避すべきですね」
『そのテレポートが使えないのよ。ここに来ている面々以外とのテレパスもダメだったわ』
「え?」
『このマップであれば使えるようね。九重達はテレポートでここに戻ってるし』
ちょっと、待て。
まさかここに取り残されているって事?
今、迫っている闇に呑み込まれたら一体どうなる?
リスクは高い。
「ここへの侵入経路、城の中はどうです?」
『今、確認を急いでいるわ』
「全員、揃ってますか?」
『ログアウトしているプレイヤーがまだいるわ』
「了解、もう少し観測を続けます」
『危ないようなら早々に切り上げて!』
「ええ、勿論!」
テレパスを切る。
眼下で大地が崩落する様子は?
僅かに加速したかな?
まだその速度は大した事は無い。
この速度で留まるのであれば、城のある地点まで1時間前後って所だろう。
だが、退避する手間も考慮するならば余裕は見ておきたい。
無論、崩壊速度が加速したらその時間も一気に無くなる訳だ。
急ぐべき、だよな?
辺獄、か。
探索してみたかったけど、どうやらそんな余裕は無いようだ。
『脱出ルートは確保出来たわ! 城の広間よ、私をマーカーにしてテレポートで跳んで!』
「了解!」
城の広間か。
あの魔神の王笏が鍵なのかな?
脱出ルートを確保出来たというのは重畳であるのだが。
全員、揃って脱出は出来そうなんだろうか?
(テレポート!)
フィーナさんをマーカーに指定して跳ぶ。
ここは、危険だ。
今や大地が崩壊する速度は凄まじい勢いになっている!
もう数分で山々を呑み込んで城に迫る事になるだろう。
ウトガルド・ロキの巨躯はそのままにするしかない。
結局、魔神が何に利用していたのかは不明だ。
いや、生贄って事は聞いていたけどさ。
予測ならある。
魔物の軍勢を産み出し、ここで編成して送り出していたのだろう。
では、今後も同様の事が別の場所で行われるのだろうか?
そうであって欲しい。
無論、前提として魔神も復活して貰わないと困る。
オレに屠られた事で復讐するだけの理由がまた増えた筈だ。
期待していい、よね?
『状況確認! これで全員退避、よね?』
『全員、揃ってます!』
『それよりもそこは危険です!』
最後に退避したのはオレとフィーナさんであったようだ。
場所はあの浮き島の上、見上げるとロック鳥が旋回しているのが分かる。
『何?』
『その浮き島は落下中です! 退避を!』
「乗って下さい!」
オレは即座に蒼月を駆り、フィーナさんを鞍の後ろに乗せる。
そして空へ。
足場の大地が落下しているからなのか、凄まじい乱気流で上空へと吹き飛ばされている?
軽量のスコーチはオレの肩にどうにか留まっていた。
アイソトープはまともに乱気流に巻き込まれて錐揉み状態になっている!
翼を畳んでどうにか持ち直したようだが、大丈夫か?
オレなら目を回しているだろう。
言祝、折威は無事か?
どうやら蒼月を風除けにして事無きを得ているようだ。
その蒼月もオレという荷物がいるからなのか、安定しているようです。
『浮き島が落下します!』
『下に誰か残ってないでしょうね?』
『誰もいません! 確認してあります!』
眼下の浮き島は大きく2つに割れならが落下を続けている。
乱気流も厄介だが、空気の振動と轟音も凄まじい!
『全員、ユニオンを組んであります! テレポートで跳びますか?』
『見届けた方が良くないか?』
『このまま上昇! 落下を見届けたら直後にテレポート、場所は鶴亀砦へ!』
『『『『『『『『『『『『了解!』』』』』』』』』』』』
耳の奥を叩く音が徐々に収まり、浮き島もまた小さくなって行く。
そして地上に落下したようだ。
火山が噴火したかのように粉塵が生じ、いきなり拡散する!
爆弾が投下された際のキノコ雲もこんな感じなんだろうか?
『テレポート!』
だが、そんな風景も反転する。
一応、浮き島の監視はこれで終了だな。
師匠達から仰せつかった任務は続行不可能だ!
だが、それ以上に気になる。
ここ、N4E28マップはどうなるんだろう?
隣接するマップにも被害が及ばなければいいんだけど。
余計な心配であるかもだが、確信出来る。
このマップは当面、使えないだろうな!
『全員、無事? 再確認を!』
『確認しました。脱落者はいません!』
良かった。
無事に生還出来た事は喜んでいいのだろう。
『各自、ここで一旦解散とします。サキ、リック、手分けして各地の戦況確認をお願い』
『『了解!』』
そうだ。
まだ戦場は他にもある。
ドラゴン達の巣も襲われていたようだが、そっちは期待出来ない。
他の拠点も何箇所か、襲撃を受けていた筈だ。
但しサニアの町のような場所には師匠達が駆け付けている事だろう。
戦闘が終息している可能性は高い。
「キースには渡しておく物があるわ。魔神関係のアイテムなんだけど」
「あの、全部私が引き取っていいんでしょうか?」
「だって魔神は全員、貴方が仕留めているでしょ?」
「はあ」
いいのかな?
確かに魔神を仕留めたのはオレだ。
でもその機会は皆がいたからこそ、とも言えるのだけど。
「大丈夫。皆、納得してくれると思うし」
「そうでしょうか?」
「あれ程の戦闘で死に戻りも無かったのよ? 文句は出ないわ」
「はあ」
いいのかなー?
魔神の指輪ならもうあるんですけど。
まああの筋肉バカの分は預かっているだけだ。
それに魔神の指輪を所有しておくのは悪い事じゃない。
また、以前のように取り戻しに来る可能性がある。
そういう意味では危険物なのだ!
そして希望の星にもなってくれるだろう。
【装飾アイテム:指輪】魔神の指輪 品質? レア度?
M・AP+??? 重量0+ 耐久値???
魔神が固有に所有する誓いのアイテムの1つ。素材は不明。
その台座には粒の揃った邪悪なるダイヤモンドが3つ嵌め込んである。
装備する者によりその恩恵が異なる特殊な指輪。
※効果???
【装飾アイテム:装身具】魔神のピアス 品質? レア度?
M・AP+??? 重量0+ 耐久値???
魔神が固有に所有する誓いのアイテムの1つ。素材は不明。
装備する者によりその恩恵が異なる特殊なピアス。
※効果???
【装飾アイテム:手斧】魔神の斧 品質X レア度?
AP? 破壊力? 重量? 耐久値?
魔力付与品 属性?
魔神が用いる片手用の斧。素材は不明。
凄まじい重量があり普通の手段では持ち運ぶ事すら不可能。
大いなる力を与えるが使用者の体力を奪う呪いがある。
【武器アイテム:弓】魔神の弓 品質X レア度-
AP? 破壊力? 重量? 耐久値?
魔力付与品 属性?
魔神が用いる弓。素材は不明。
木製と思われる。
放つ矢に大いなる力を与えるが使用者の記憶を奪う呪いがある。
【武器アイテム:杖】魔神の杖 品質X レア度-
AP? 破壊力? 重量? 耐久値?
魔力付与品 属性?
魔神が用いる棍棒。素材は不明。
木製と思われる。
その台座には粒の揃った邪悪なるダイヤモンドが5つ嵌め込んである。
大いなる力を与えるが使用者の血肉を奪う呪いがある。
【武器アイテム:剣】魔神の剣 品質X レア度-
AP? 破壊力? 重量? 耐久値?
魔力付与品 属性?
魔神が用いる片手用の剣。素材は不明。
凄まじい重量があり普通の手段では持ち運ぶ事すら不可能。
大いなる力を与えるが使用者の感情を奪う呪いがある。
《これまでの行動経験で【鑑定】がレベルアップしました!》
うむ。
魔神の指輪は6つ、魔神のピアスは数え切れない数がある。
これらはまあいいのだ。
斧、弓、杖、剣のどれもが呪われていませんか?
魔神の棍棒でもそうだった。
全部、まともに使える代物とは思えない。
これでは引き取り手がいなくなっても仕方ないな。
「リック、戦況は?」
「各所で終息しているようです。中には途中で逃げ始めた例もあるみたいですよ?」
「追撃はしたんですかね?」
「魔物は散り散りになってしまってたようだね。ある程度、殲滅させてあるみたいだ」
要するに、獲物は残っていないって事ですか?
それは悲報だ。
悲報と表現するしかないではないか!
「ああ、未確認の場所もあった。キースの拠点は大丈夫かな?」
「確かに」
「キース、援軍が要るなら調整するけど」
「いえ、確認ならすぐに出来ますので」
召魔の森にも、海魔の島にもポータルガードがいるのだ。
シンクロセンスを使えば事足りるだろう。
いや、もっと早くすべきではなかったか?
「いずれにしてもプレイヤーの多くはログアウトしてしまって戻らないわ」
「次のイベントが展開する流れになるには無理がありますね」
「ええ。私とリックはまだログインしているわ。援軍が要るような事態になったら連絡してね?」
「はい」
そうだな。
どうするかはシンクロセンスで状況確認をした上で決めよう。
感覚的にはフィーナさんもリックも、この後すぐにイベントが進行するとは考えていないようだ。
オレも同感です。
そもそも、大激戦がここまで連続するとかどうなのよ?
まあ望んでそうなる展開に飛び込んだも同然ではあるのだが。
一旦、落ち着ける時間を持ちたかった。
何よりも装備の修復をやっていないのだ。
そのリスクは無視出来ない。
「緊急事態の際には連絡を下さい。こっちもまだログインしてますので」
「了解。今日は本当にお疲れ様」
「こちらこそ」
お互いに目礼を残して鶴亀砦で別れました。
早速、シンクロセンスを使うとしよう。
魔物の襲来はあるのかな?
警戒のドラゴン達がいる所に一抹の不安があるのだが。
果たして状況はどうなっているでしょうね?
《これまでの行動経験で【錬金術】がレベルアップしました!》
装備の修復は終了。
さて、どうしようかな?
「あの、まだ警戒を続けるので?」
『紫晶竜殿から念を入れよとの通達だ。我も蒼玉竜も当面は警戒に当たる事になろう』
「それぞれの巣は無事だったんですか?」
『うむ。大した戦力ではなかったようでな』
召魔の森も海魔の島も普段通り、何も無かったかと思っていたら違いました。
翠玉竜曰く、襲撃は召魔の森にも海魔の島にもあったみたいだ。
但し迎撃は既に終了、召魔の森では完全に撃退されてしまっていて獲物は残っていない。
安心すべき結果である筈だが、悲しい気持ちもある。
あれだけ暴れていて、まだ不足か?
オレ自身に語りかけるが、答えは?
うん。
まだ満腹していないようです。
格闘戦成分はある程度満たされているけど、まだ足りていない。
例えるならば、メインディッシュは片付けているけどデザートがまだって所だろうか?
「では、少し狩りに出ますけど」
『うむ、この森の事は我に任せよ。島の方は蒼玉竜がいる。安心して良いであろう』
「はい」
オレは今、確実に微妙な心境を表情に出してしまっているだろうな。
翠玉竜が苦笑しているのが分かる。
だって仕方ないではないですか!
戦闘があるのを期待していたら既に終わっているのです。
この気持ちを解消するには狩りか漁に出るしかない!
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔力察知】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔力遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【無音詠唱】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐睡眠】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐麻痺】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【獣魔化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
オレが選択したのは?
空中戦だ。
召喚したパーティの面々は偵察行こそしていたけど、戦闘はしていなかったからだ。
狩り場はS2W17マップになる。
エリアポータルの相克の山を中心にして大きく旋回する形で移動し続けてます。
相手は各種の魔竜、先刻までの戦闘でも見掛けた奴がいる。
ずっと地上戦で相手をしていたからな。
ちょっと新鮮な感覚を味わえている。
やはり魔竜は空中戦で相手をするのが楽しい。
地上で迎撃となれば、動かなくさせる手間が要る。
それはある意味、魔竜の特性を殺す事にもなるのだ!
大苦戦を望もうと思うのであれば好ましくない。
だからこそ、ここで空中戦にしたのだが。
眼下は雲海、魔竜の死体はその下に落下してしまう。
アイテムを剥ぐ機会は最初から諦めています。
今は仕方ない。
夕方までの僅かな時間を空中戦を楽しむ事が最優先だからな!
言祝のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
言祝 アークデーモンLv91→Lv92(↑1)
器用値 49
敏捷値 95(↑1)
知力値 95(↑1)
筋力値 49
生命力 49
精神力 94
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 気配遮断
魔力遮断 宮中儀礼 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[極大] MP回復増加[大] 変化 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
塵属性 氷属性 雷属性 呪眼 耐即死 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『蒼月』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
今日は朝から連続で大変な戦闘を経ている。
感覚が明らかにおかしかった。
大苦戦なのは間違いないけど、オレ自身の感覚は半ば麻痺しているかのようだ。
突撃していても危機感が無いものだから、結構無茶な攻撃をしていても平気になっている。
より踏み込んだ形で突撃出来ているし、結果的にはより大きな戦果になっているけどね。
戦闘時間の短縮にもなっているだろう。
だが、それだけに危険だ。
ちょっと間を置くべきだ。
時刻は午後6時ちょうど。
夕食の時間だし、いい機会だ。
ここで一旦、区切るべきだろう。
蒼月のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
蒼月 麒麟Lv92→Lv93(↑1)
器用値 58
敏捷値 115
知力値 70
筋力値 58
生命力 58(↑1)
精神力 58(↑1)
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 夜目 強襲 天啓 空中機動
神威 霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中]
自己回復[微] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 時空属性 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 木属性
聖獣変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
夕食はどうしようか?
召魔の森でゆっくり摂るのもいいけど、ここは海魔の島にしよう。
ポータルガードのナイアスに作って貰うとしようかね?
料理を待つ間は港の突堤で釣りでもしながら待っていたらいい。
何、今日は大変な戦闘があった後であるのだ。
多少ゆっくりとした時間を過ごすのも悪くないだろう。
折威のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
折威 アークデーモンLv91→Lv92(↑1)
器用値 41
敏捷値 102(↑1)
知力値 101
筋力値 41(↑1)
生命力 41
精神力 100
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 気配遮断 魔力遮断
宮中儀礼 物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大]
自己回復[中] MP回復増加[極大] 変化 夜目
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性
溶属性 灼属性 暗闇 魅了 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
海魔の島には蒼玉竜達が駐留している。
襲撃はあったものの撃退済みと翠玉竜から聞いているが、蒼玉竜の意見も聞いておきたい。
どうも翠玉竜の感触では物足りなかったようなのだが。
紫晶竜にオレの拠点を警戒する役目を与えられて不平不満を感じていないのだろうか?
翠玉竜は特にそうは見えなかった。
もし、オレがあの立場であったら?
それを思うとちょっと心配になってしまいます。
翠玉竜だからまだ良かった。
水晶竜であったなら間違いなく不平を鳴らしていただろう。
それに蒼玉竜と直接会っておく意味は他にもある。
オレの拠点を護ってくれたのだからお礼を言っておくべきですよね?
スコーチのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
スコーチ ミネルヴァオウルLv91→Lv92(↑1)
器用値 56
敏捷値 112(↑1)
知力値 72(↑1)
筋力値 72
生命力 72
精神力 56
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 透視 反響定位 空中機動 監視 看破
強襲 隠蔽 追跡 気配遮断 気配察知 危険予知
天啓 睡眠 混乱 麻痺 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 耐混乱 耐即死
耐魅了 耐睡眠
では、移動だ。
海魔の島でポータルガードの面々は戻っているかな?
襲撃があったのだし、消耗から回復する為にまだいると思える。
シンクロセンスで確認した際はまだ島にいた。
まあ、いいさ。
テレポートで跳べばすぐに分かる事だろう。
「やっぱり物足りなかったので?」
『しかも途中で逃げ始める有様であった。討ち漏らしがあったのは痛恨事だ』
『も、申し訳ございません!』
『我等も追撃したのですが』
『良い、汝等の責任でもあるまい。そう、もう少し引き寄せてから反撃に出るべきであったな』
恐縮するブルードラゴン達だが、そもそもこの海魔の島に駐留するドラゴン達の数は少ない。
蒼玉竜、エルダードラゴン、それにドラゴンの編隊2つ分だ。
これにポータルガードの面々が迎撃した事になる。
聞けば襲撃は空中と海中の両方から行われたそうな。
ドラゴン達個々の力量は疑いようがないが、手が足りなかったのも確かだろう。
それに海中戦力には隷獣・アスピドケロンと赤えいもいたみたいだ!
戦場を離脱したら姿を消し、行方を眩ます事も容易だろう。
「魔人はいましたか?」
『いた。まだ近海に潜んでいる可能性はある』
「掃討、出来ませんかね?」
『動いてくれたら感知するのは容易い。姿を消していても海流を誤魔化す事は出来んからな』
「成程」
『交代で周辺を掃討する事にしよう。うむ、そうすべきだ!』
マズい。
魔人が率いる戦力を掃討するのは問題無い。
だが、周辺海域には他の魔物もいるのだ!
それらを無視して掃討出来るとは思えません!
「私も参加します」
『キースよ、汝は大変な戦いを経ているのではないのかな?』
「ここは私の拠点ですから。魔人の戦力が残っているというのは落ち着かないので」
『ふむ、道理ではあるな』
いかんな。
大事な話をしているんだが、気になってしまっている。
結構な時間、竿先の反応が無い。
釣り糸を上げてみると?
釣り針にはもうエサが無かった。
港湾内にいた蒼玉竜との会話に夢中だったからな。
アタリを見逃したか、そうでなければカワハギにエサを喰われたかだろう。
焦るな。
釣りで焦ってみた所で碌な事は無いのだ。
「食事の後、手分けして海に行きましょうか」
『そうすべきだな。少々、手も足りぬ。紫晶竜殿には我より助勢を頼んでおこう』
あ!
しまった、そう来るか?
助勢は要らないって!
だが、蒼玉竜に面とは言い出し難い。
いや、言える筈もない!
オレは小心者であるのだ!
そんなオレの鼻腔の奥をいい匂いが直撃している。
ナイアスがオレの目の前で鍋を置き、蓋を取ってみると?
鍋料理だ。
容器は和風だけど、中身はブイヤベースかな?
量的にも文句なしだ!
で、食事を片付けるのはいいとして、残る問題は?
パーティの布陣をどうするかだろう。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv267
職業 サモンメンターLv156(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 65
セットスキル
小剣Lv214 剣Lv215 両手剣Lv211 両手槍Lv216
馬上槍Lv217(↑1)棍棒LvLv212 重棍Lv213 小刀Lv212
刀Lv210 大刀Lv209 手斧Lv211 両手斧Lv212
刺突剣Lv209 捕縄術Lv220 投槍Lv218
ポールウェポンLv218
杖Lv240 打撃Lv251 蹴りLv251 関節技Lv251
投げ技Lv251 回避Lv262 受けLv262
召喚魔法Lv267 時空魔法Lv264 封印術Lv261
光魔法Lv258 風魔法Lv258 土魔法Lv258
水魔法Lv258 火魔法Lv258 闇魔法Lv258
氷魔法Lv258 雷魔法Lv259(↑1)木魔法Lv258
塵魔法Lv258 溶魔法Lv258 灼魔法Lv258
英霊召喚Lv7 禁呪Lv262
錬金術Lv220(↑1)薬師Lv59 ガラス工Lv55
木工Lv113 連携Lv222 鑑定Lv172(↑1)識別Lv238
看破Lv220 保護Lv90 耐寒Lv231(↑1)
掴みLv230 馬術Lv230 精密操作Lv232
ロープワークLv220 跳躍Lv234 軽業Lv240
耐暑Lv223(↑1)登攀Lv219 平衡Lv228
二刀流Lv223 解体Lv167 水泳Lv220
潜水Lv220 投擲Lv230
ダッシュLv229 耐久走Lv228 追跡Lv228
隠蔽Lv225 気配察知Lv229 気配遮断Lv229
魔力察知Lv229(↑1)魔力遮断Lv229(↑1)暗殺術Lv230
身体強化Lv230 精神強化Lv230 高速詠唱Lv247
無音詠唱Lv247(↑1)詠唱破棄Lv250 武技強化Lv241
魔法効果拡大Lv231 魔法範囲拡大Lv231
呪文融合Lv231
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv87(↑7)耐麻痺Lv173(↑1)
耐混乱Lv80e 耐暗闇Lv235 耐気絶Lv231
耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e 耐沈黙Lv225
耐即死Lv137 全耐性Lv170
限界突破Lv130 獣魔化Lv136(↑1)
召喚モンスター
言祝 アークデーモンLv91→Lv92(↑1)
器用値 49
敏捷値 95(↑1)
知力値 95(↑1)
筋力値 49
生命力 49
精神力 94
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 気配遮断
魔力遮断 宮中儀礼 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[極大] MP回復増加[大] 変化 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
塵属性 氷属性 雷属性 呪眼 耐即死 耐魅了
蒼月 麒麟Lv92→Lv93(↑1)
器用値 58
敏捷値 115
知力値 70
筋力値 58
生命力 58(↑1)
精神力 58(↑1)
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 夜目 強襲 天啓 空中機動
神威 霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中]
自己回復[微] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 時空属性 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 木属性
聖獣変
折威 アークデーモンLv91→Lv92(↑1)
器用値 41
敏捷値 102(↑1)
知力値 101
筋力値 41(↑1)
生命力 41
精神力 100
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 気配遮断 魔力遮断
宮中儀礼 物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大]
自己回復[中] MP回復増加[極大] 変化 夜目
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性
溶属性 灼属性 暗闇 魅了 耐魅了
スコーチ ミネルヴァオウルLv91→Lv92(↑1)
器用値 56
敏捷値 112(↑1)
知力値 72(↑1)
筋力値 72
生命力 72
精神力 56
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 透視 反響定位 空中機動 監視 看破
強襲 隠蔽 追跡 気配遮断 気配察知 危険予知
天啓 睡眠 混乱 麻痺 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 耐混乱 耐即死
耐魅了 耐睡眠
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、テイラー、クーチュリエ、ペプチド
守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸
網代、スパーク、クラック、オーロ、プラータ、ムレータ
酒船、コールサック、シュカブラ、シルフラ、葛切
スコヴィル、デミタス、白磁、マラカイト、十六夜
貴船、エジリオ、パイリン、エルミタージュ、ナーダム
海魔の島 ポータルガード
ナイアス、アプネア、アウターリーフ、バンドル
ロジット、プリプレグ、出水、エルニド、アチザリット
アモルファス、魂振、セノーテ、呼子、明石
ヴェルツァスカ、プリトヴィッチェ
召魔の森に駐留
翠玉竜、エルダードラゴン、他ドラゴン2編隊分
海魔の島に駐留
蒼玉竜、エルダードラゴン、他ドラゴン2編隊分