1161
『いかんな。やはり抑えられぬようじゃ』
「え?」
『何、そう時間は要らん。驚くでないぞ?』
転生煙晶竜は何を言いたいのか?
分かる。
クラスチェンジするのだろう。
どうせ偽装もするんだろうけどね。
それでも見所はどんな姿になるのかだ。
グレータードラゴンからクラスチェンジする際の選択肢は多い。
興味はある。
何を選択するのかな?
だが、その変化がかなり違う。
徐々に大型化、その体表の各所に赤い裂け目が生じている!
流血は無い。
それはアイソトープが魔竜化しかかった時と同じだ。
転生煙晶竜はクラスチェンジの際にこういった姿を見せている。
驚きは無かったけど、直面すると緊張するのも確かだ。
このまま魔竜化するんじゃないだろうな?
その場合、オレだけでどうにか対処は可能であるのか?
不安は払拭出来ない。
推移を見守る事しか出来ないのは残念だ。
グレータードラゴンの姿は既に維持出来ていない。
更なる上位のドラゴンに相応しい巨躯へと変貌しつつあるのだが。
さあ、何になったんだ?
偽装であるのだとしても興味は尽きません!
転生煙晶竜 エルダードラゴンLv1
器用値 122
敏捷値 122
知力値 154
筋力値 122
生命力 122
精神力 154
スキル
噛付き 引裂き 体当たり 飛翔 回避
堅守 振動感知 跳躍 疾駆 霊能 霊撃
憑代 反響定位 遠視 広域探査 夜目
水棲 空中機動 突撃 水中機動 連携
地脈操作 自己回復[大] 物理抵抗[極大]
魔法抵抗[極大] MP回復増加[大] 捕食吸収
ブレス 祝福 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 氷属性
雷属性 木属性 塵属性 溶属性 灼属性
毒無効 耐即死 耐麻痺 耐魅了 耐混乱
耐暗闇 耐熱 耐冷 耐圧 全耐性 偽装
看破 回生 加護 法身 霊験 天眼 神足
天耳 他心 宿命 漏尽 結界生成
えっと。
何なの、この化け物は?
いやいやいやいやいやいやいやいや!
勝てない。
こんなの、絶対に勝てないって!
そう思いつつもスクリーンショットに保存する。
この時を待っていたのだ!
『いかん! 連中に気付かれる!』
「え?」
『ちょっと移動を急げんかな?』
転生煙晶竜が選択したのはエルダードラゴン、その威容はメジアンに匹敵している。
その表皮は濃い茶色、地味な配色だ。
光沢も控え目だけど今は派手に見える。
各所に赤い裂け目があるからだ。
そして中身は完全に別物だ。
同じである訳がない!
そして魔竜に変化するのか?
その表皮にはまだ赤い裂け目が各所に残っているが、徐々に閉じて行くようでもある。
どうやら心配は無用であるみたいだ。
ビーコン エルダードラゴンLv1
器用値 60
敏捷値 61
知力値 77
筋力値 61
生命力 61
精神力 77
スキル
噛付き 引裂き 体当たり 飛翔 受け 回避
跳躍 疾駆 夜目 水棲 空中機動 連携
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 捕食吸収 ブレス 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性
水属性 氷属性 溶属性 毒耐性 耐即死
耐魅了 加護
《これまでの行動経験で【識別】がレベルアップしました!》
《これまでの行動経験で【看破】がレベルアップしました!》
既に偽装は終わったか。
赤い裂け目は既に無くなり、その姿は地味なエルダードラゴンでしかない。
だが、オレは見たぞ?
偽装済みのステータスもスクリーンショットで保存してある。
比べてみよう。
仮想ウィンドウに並べて表示、やっぱりだ。
ステータス値は器用値を除いて綺麗に倍の数値になっている。
器用値が例外になっているのは偽装しているスキルが影響しているのだろう。
思い当たる存在がある。
水中機動だ。
このスキルを偽装で隠している分、ステータス値も低めにしているのだろう。
『下へ降りる! 儂の傍に来てくれ!』
「どうしたんです?」
『上を見るがいい!』
上空を見ると?
黒い渦が生じている!
その正体をもうオレは知っていた。
門だ!
黒曜竜の仕業かな?
転生煙晶竜に寄り添うような距離で編隊を組む。
今ならテレポートで跳べるのだが。
その選択肢は無いのかな?
「見付かりそうですか?」
『儂の周囲には既に結界を敷いた。じゃが魔力の残滓は残るのでな!』
「追跡されると?」
『可能性はある。慎重に行動せんといかん!』
いや、ある意味で自業自得だと思えるんですが。
オレは巻き込まれているだけですよね?
転生煙晶竜は湖沼の一角に着水、アイソトープも続く。
オレは蒼月と共に転生煙晶竜の背中の上に着陸。
スパッタはアイソトープの頭上へ、イグニスとノワールは背中へと収まっていた。
周囲に水飛沫、これではバレるのでは?
そうは思ったけど、周囲に蠢く影が幾つか見えているぞ?
アストラルドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
ボイドドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
ユニバーサルドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
こんな奴等が出現してます!
他にもスワンプドラゴン、ストームドラゴン、ハーモニクスドラゴンと魔竜だらけだ!
ザッと見て20体程度の群れ、これだけの戦力に奇襲を喰らうと洒落にならんぞ?
但し魔竜の群れはこっちは無視して上空へと舞い上がってしまう。
その先には?
やはりドラゴンだ!
黒い渦から飛び出したのはブラックドラゴン、フロストドラゴン、フォレストドラゴンか!
相変わらず3体で1つの編隊を構成しているものであるらしい。
続いてブルードラゴン、フレイムドラゴン、クラウドドラゴンだ!
一気に乱戦に突入、オレ達も支援すべきだろうか?
『ゆっくり、逃げるぞ!』
「アレは放っておくんですか?」
『足止めにしかならんじゃろ。それも大した時間を稼げそうにないぞ?』
上空を再度見上げる。
編隊は更に2つ、増えていた!
数では圧倒的に不利のようだが、見ているうちに魔竜が減っているのが分かる。
確かに。
放っておいても魔竜が勝てそうな要素は皆無だ。
それにどうも長達は来ていないのか?
いや、来たぞ!
紫晶竜 アメジストドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
黄晶竜 シトリンドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
金紅竜 ルチルドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
水晶竜 クリスタルドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
黒曜竜 オブシディアンドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
柘榴竜 ガーネットドラゴン ???
??? ??? ???
??? ???
長達が勢揃い、という訳ではない。
それでもかなりの戦力である事も確かだ。
これ、見付かるのかな?
恐らくだが転生煙晶竜は結界生成を使っているように思える。
そうでなければあれだけの数の魔竜が襲って来ないとは考え難い。
『少し急いだ方が良さそうじゃ』
「何で会わないんです?」
『め、面倒事は困るんじゃよ!』
ダメだこの人。
いや、ダメだこのドラゴン!
堕ドラゴンと言うべきか、駄ドラゴンと言うべきか?
ベースがオレ配下のドラゴンパピーだったから問題児、という可能性は無いな。
元々がこうなのだろう。
叡智あるドラゴンって何でしょう?
紫晶竜さんに問い詰めたい。
いや、そう評したのは先代の紅晶竜さんでしたっけ?
少なくともオレには尊敬する要素が皆無です!
戦闘力、それに探知能力に関しては別枠ですがね!
金紅竜と水晶竜と交錯した。
結界の効果で金紅竜と転生煙晶竜が重なってしまう。
何も起きない。
金紅竜の姿は半透明、これはインスタント・ポータルでも体験済みだ。
同様に水晶竜とアイソトープの姿も重なって、そして離れて行った。
こっちでも何も起きない。
気付かれた気配は皆無だ。
『どうにかなりそうじゃな』
「良かったですね」
『さて、どうかのう。まだまだ、油断出来んじゃろ』
金紅竜と水晶竜が飛ぶ。
どうやら新たな魔竜が出現、その掃討に向かうらしい。
だがそれも大した時間稼ぎにならないだろう。
「消えましたね」
『うむ。消えたようじゃな』
ここに出現していたドラゴンの長達は配下のドラゴン達を率いて黒い渦の中へと消えていた。
そして黒い渦もまた消える。
どうにかやり過ごす事に成功したようだ。
「しかしどうして?」
『儂のせいじゃな。力の加減が難しくての、失敗してしもうた』
「えっと」
『済まぬの。じゃがもう大丈夫じゃろ』
何がどう大丈夫なんだか。
本当に信じていいのか、探索を兼ねた狩りを進めてみたら分かるだろう。
ここはまだW16マップの東端、エリアポータルの有無すらも確認出来ていない。
撤退するのは論外なのだ。
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【木魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【呪文融合】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ノワール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
「体は大丈夫そうですかね?」
『儂ならば平気じゃ。それよりも困った』
「何がです?」
『ここの魔竜共じゃよ。全然、美味くない!』
美味くないですか、そうですか。
こう言ってはアレだが、基準が海鮮素材になっているからじゃないでしょうか?
それに美味くないとか言ってますけど、戦闘中は結構喰い散らかしてますよ?
その影響はアイテムの数々に反映されている。
結晶類の一部で品質低めの代物が混入してます。
湖沼地帯に墜落している魔竜の死体はどれも損壊具合が分かり難い。
だが、きっと酷い筈だ。
誰の仕業だろう?
少なくとも転生煙晶竜とアイソトープは魔竜の肉を喰っている。
アイソトープは喰い過ぎているような印象は無い。
少なくとも、戦闘終了後は無い。
戦闘終了後は一切、喰わせていないからだ。
一方で転生煙晶竜は喰っている。
オレの死角を狙ってだ!
実は見えているんですけど?
このW16マップに入って以降ずっと、シンクロセンスを使ってスパッタの目を借りているからだ。
美味くないって?
それでも喰うのは悪食なのだと思います。
ノワールのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
ノワール レッドシールドカーバンクルLv80→Lv81(↑1)
器用値 43
敏捷値 103
知力値 89(↑1)
筋力値 43
生命力 43
精神力 89(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 堅守 掘削 広域探査
夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知
精密操作 地脈操作 水脈操作 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 溶属性
塵属性 灼属性 木属性 耐麻痺 耐混乱
耐即死
「ところで、異常は何も感じませんか?」
『それがな、良く分からんのじゃよ。魔竜があちこちに潜んでおるのが影響しておる』
「そうなんですか?」
『うむ。何か気になっておるのかな?』
「いえ、何でもないんですが」
気になっているのはエリアポータルだ。
W16マップ中央はスパッタの目を借りて見ているが、何も無いように見える。
おかしい。
何も無いなんておかしい!
その一方でオレの体は禁断症状が出ていない。
探索が思ったように進まない一方で、戦闘がどれも激戦続きだからだろう。
アイテムの確保も順調です。
各種結晶類に色空竜の皮と瞳、虚無竜の翼爪は勿論だが星結晶もある。
悪くない。
いや、かなりいい!
品質低めのアイテムがたまにあるのが玉に瑕なだけだ。
「もう少し、この辺りを周回してみます」
『むう、そうか』
転生煙晶竜はやや不服そうな様子を見せたが、否は無いようであった。
確かに魔竜は美味くないのだろう。
だが、暴れる相手に不足はしない筈だ。
時刻は午前10時になろうとしている。
もう少し時間を掛けたい。
本当にここってエリアポータルは無いのか?
粘ってみたい気持ちが強いのには当然理由があった。
このW16マップが非常に好ましい狩り場であるからです!
では、ノワールはここで帰還だな。
命婦を召喚しましょう。
結果的に戦力の底上げも進んでくれている。
エリアポータルが無いようなら拠点を設けてもいいように思えるけどね。
ここは海魔の島から見て、微妙に近過ぎるのだ。
出来る事ならもう少し離れた場所にしたい。
それに新たな拠点を設けたとして、ポータルガードが足りないだろう。
召魔の森に配備している数を半分程度にしたら大丈夫だとは思えるが。
それも何となく、惜しい。
あの拠点は手を抜きたくないのです。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【投擲】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【無音詠唱】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暗闇】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『蒼月』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『どうやらこれかな?』
「何です?」
『これでは気付かん訳じゃな。魔力と地脈の流れが分断されておるようじゃ』
「どっちです?」
『あっちじゃな。だが正確な場所を探るには空を飛んでしもうてはいかんぞ?』
「了解です」
広域マップで場所を確認。
転生煙晶竜が示した方位はどうか。
マグネティック・コンパスでも合致する。
間違いなくW16マップの中央だ!
上空から見た限りではエリアポータルの目印になるような何かがあるように見えなかった。
だが、あるらしい。
これは転生煙晶竜の探知能力ってどうなってるのよ?
そう思える程に優秀だな!
蒼月のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
蒼月 麒麟Lv81→Lv82(↑1)
器用値 55
敏捷値 110(↑1)
知力値 66
筋力値 54
生命力 55(↑1)
精神力 55
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 夜目 強襲 天啓 空中機動
神威 霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中]
自己回復[微] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 時空属性 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 木属性
聖獣変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
このまま湖沼地帯を踏破しないといけない訳だ。
空中を移動するのもここまでかな?
だが、こんな状況でも対応出来るだけの戦力はいるのです。
軸はクォークにしましょう。
他の面々はその支援を考慮したらいい。
何しろ相手は魔竜だらけ、しかもここからは迎撃がメインになる筈だ。
オレもまた支援に重心を移す事になるだろう。
スパッタのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
スパッタ オーロラウィングLv81→Lv82(↑1)
器用値 49
敏捷値 130(↑1)
知力値 70
筋力値 48
生命力 49(↑1)
精神力 70
スキル
嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 看破
追跡 強襲 危険察知 魔力察知 空中機動
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[大] 光属性 風属性 土属性
雷属性 電離 分解 分身 耐即死 耐混乱
耐魅了 偏光
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
エリアポータルも認識し難い場所がありますか。
そういうパターンは初かな?
オレは、ですけど。
魔力が感じ取れない場所を探る、か。
そういう見方で探索をした事は無かった。
コール・モンスターでも湖沼地帯に潜む魔竜の存在を感知するのは至難だ。
高度を下げてどうにか、といった所になる。
でもそれには奇襲の危険が伴ってしまう。
ならば最初から奇襲がある事を前提に迎撃で対応する方が合理的だ。
理屈は分かる。
合理的ですらある。
ただ、面倒じゃありませんかね?
人数を掛けて探索をするならまだしも、こっちはパーティ1つ分でしかないのです!
イグニスのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
イグニス 朱雀Lv81→Lv82(↑1)
器用値 52
敏捷値 110
知力値 74
筋力値 63(↑1)
生命力 63(↑1)
精神力 52
スキル
嘴撃 蹴り 飛翔 回避 霊能 霊撃 遠視
夜目 広域探査 強襲 天啓 空中機動
自己回復[極大] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 火属性 風属性 土属性
溶属性 耐即死 毒無効 加護 獄炎変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アイソトープ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
時刻は午前11時30分、ここで区切って昼食にすべきだ。
お弁当はまだある。
どうでもいい事だが、オレはつまみ食いはしても早弁はしない。
自慢にはならないけどな!
いずれにしてもクォークの甲羅の上で小休止になりそうだ。
転生煙晶竜のサイズでも大丈夫。
アイソトープだって一緒に甲羅の上で休息が可能だ。
だがそのアイソトープもレベルアップか。
結構、交代枠は多くなってくれている。
ならばクォークも楽が出来るだろう。
余り気にしていない様子もあるのだが、移動距離はどうせ大して稼げないのだ。
パーティの布陣は魔竜の迎撃をメインに考えておけばいい。
アイソトープのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう2点のステータスアップは敏捷値と筋力値を指定しましょう。
アイソトープ アポカリプスドラゴンLv2→Lv3(↑1)
器用値 46
敏捷値 109(↑1)
知力値 45
筋力値 83(↑1)
生命力 84(↑1)
精神力 45
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍
転移 疾駆 夜目 水棲 空中機動 突撃
水中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 捕食吸収
ブレス 即死 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 塵属性
毒耐性 耐即死 次元断層
命婦はレベルアップは無かったか。
ならば継続でいいだろう。
交代枠は4つ、1つはクォークでいい訳だが。
メジアン、パンタナール、クォーク、パイリンを召喚しましょうかね?
クォークの背中の甲羅は広い。
でも結界生成は周囲にも有効だ。
場所には困らない筈。
いや、メジアンとパンタナール、それに転生煙晶竜も同時に甲羅の上に収まってくれるだろう。
小休止なのだしゆっくりしてていい。
でもね。
パンタナールはおとなしくしてくれるかな?
周囲は浅い湖が続くような地形だ。
鬼竜変クインテットなどであれば間違いなく周囲で泥遊びをしているだろう。
パンタナールはどうか?
心配だけど、魔竜相手の迎撃戦では軸になって貰わないといけません。
そもそもドラゴン組の中では古株になるのです。
先達として、その威厳を示して欲しいものだ。
『のう、キースよ』
「何でしょう?」
『これはどうにか出来ぬか?』
「いいじゃないですか、微笑ましいですよ?」
転生煙晶竜は甲羅の上でだらしなく横たわっていた。
メジアンはその隣に位置しているのだが、頭を上げて周囲を見ている。
だらけた様子は無い。
そしてパンタナールは?
転生煙晶竜の上に重なるように乗っかってました!
首と尻尾があちこちを動き回ってます。
甘えているのかな?
新しい玩具か、寝具だと思っているのかもしれないな。
パンタナールだってドラゴン種の眷族、立場で言えばお爺ちゃんに甘える孫みたいなものだ。
この場合はお爺ちゃんの方が明らかに劣勢だな。
食事も摂り終え、装備の修復も済んでいる。
いつでもクォークの結界生成を解いてもいいんだが、周囲の様子が結構いいのだ。
所々で葦が茂っていて、単純な湖沼地帯ではない。
美しいというよりも、これぞ自然という趣のある風景だ!
スクリーンショットで保存してありますよ?
時々だけど魔竜がいきなり現れていたりする。
結構、面白い。
海で鯨がブリーチングしているかのようだ!
中々の迫力、しかも近くで見る事すらあるのです!
これもスクリーンショットで確保だ!
だが、ゆっくりしている時間もここまでだな。
そろそろ暴れた方がいいよね?
悩むのはオレが選択すべき得物だ。
今日は空中戦がメイン、最初のうちは蒼月に騎乗してオリハルコンランスで突撃三昧だった。
途中でグングニルに変更してしまっているけどね。
そのままグングニルで通すのも手ではある。
でもね。
楽なんですよグングニル。
投槍なら亜氷雪竜の投槍もあるんだけど、その攻撃力は少々物足りないのだ。
グングニルがあるから困りはしないのだが。
その命中率の高さがいけない。
投げたら当たる。
当たってしまう。
それはそれで面白くないのだ。
かと言って代替品になりそうな素材は少ない。
双角猛蛇神の角なら、ある。
あるけどこれだって今となっては物足りないのだ。
何かを転用出来ないかな?
心当たりがあるとしたら、虚無竜の翼爪。
湾曲しているから、そのまま投槍に加工する事は難しい。
自前で加工するにしても、かなり手間を掛ける事になるだろう。
機会を見て生産職に頼むか。
暇があったらそうしておくべきだろう。
「じゃあそろそろ、出発しますよ?」
『こ、これ! 暴れるでない!』
転生煙晶竜が困っている。
パンタナールがまるで落ち着かない様子のままだからだが。
でもね、メジアンがいるのです。
その頭でパンタナールの頭を小突くと、それだけでおとなしくなってしまった。
やはり躾って大事ですね。
そしてオレの成果ではない事も明白でした!
《只今の戦闘勝利で【重棍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【軽業】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【登攀】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水泳】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【潜水】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【獣魔化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『命婦』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『これこれ、無茶はいかんぞ?』
「いえ、どうにかなってますし」
『キースよ、汝のみで水の中は危ういぞ? 人である事を忘れてはいかんのう』
「いえ、忘れてませんが」
『そうかな? 時に汝が本当に人間であるのか、疑問に思える事があるのじゃが』
失敬な!
これ以上ないって程に人間ですよ?
戦闘に没頭している様子がちょっとアレなのは認めますけどね。
それに今のはちょっとした失敗だ。
選択した得物は蛇王の双杵。
これを手にしてショート・ジャンプを連続使用、落下する勢いも込みで魔竜を殴っていた。
途中で死角から襲って来た尻尾に弾かれてしまったらしい。
多面結界は使っていたんだけどな。
やはり何事にも完璧というのは存在しない。
それだけに更なる工夫の余地がある。
考えろ。
考えるのを止めてはいけません!
命婦のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
命婦 妖狐Lv80→Lv81(↑1)
器用値 40(↑1)
敏捷値 89
知力値 117
筋力値 40(↑1)
生命力 39
精神力 89
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能
霊撃 魔力察知 気配遮断 魔力遮断 夜目
MP回復増加[大] 魔法抵抗[大] 物理抵抗[大]
自己回復[大] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 水属性 土属性 木属性
耐沈黙 耐魅了 耐暗闇 狐火
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パイリン』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
結果、今のオレは全身ズブ濡れだ。
装備も対応しているし問題は無い。
無いけど、泥だらけなのが気持ち悪い事も確かだ。
そんなオレを洗い流すのはパンタナールです。
頭上から滝のような水が浴びせられ、一気に全身に付着する泥が洗い流される。
どう考えても過剰な量だ!
クォークの頭上にいるから巻き込む形になる。
だが、これでいいのかもしれません。
クォークもまた気持ち良さそうに水を浴びているからだ!
意図的なものであるのかな?
まあそれはいい。
広域マップではW16マップの中央だ。
そろそろ、何か変化が起きそうな気がします。
人魂はどこだ?
必ず、どこかにある筈だ!
パイリンのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
パイリン 白澤Lv69→Lv70(↑1)
器用値 34
敏捷値 85
知力値 113
筋力値 34
生命力 67(↑1)
精神力 67(↑1)
スキル
頭突き 体当たり 堅守 回避 疾駆 ダッシュ
夜目 飛翔 空中機動 危険察知 魔力遮断
魔力察知 魔力回収 霊能 念動 騎乗者回復[小]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大] 魔力相殺[中]
MP回復増加[大](New!)弾性強化[小] 祝福
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性 塵属性
溶属性 灼属性 睡眠 耐睡眠 耐即死(New!)
耐熱 聖獣変
『気持ち良さそうじゃの』
「浴びますか?」
『いや。それよりもじゃ、そろそろのようじゃぞ?』
確かに。
センス・マジックで異変があるのが分かる。
それは水中で起きていた。
魔力の流れが一定の範囲で空虚になっているのかな?
それなのに中心には僅かに魔力が感じ取れる。
そして動かない。
魔竜であれば、動き回っているのが常であるのだ。
スワンプドラゴンはジッと動かない上に感じ取る事も難しいけどね。
何にしてもこれは確認しないといけないようだ。
センス・マジックだけに頼る事は無い。
この周囲の水深は数メートルといった所だろう。
クォークが踏破出来る程度の深さだから大した事は無い。
でも人間サイズのオレであるなら溺れてもおかしくない深さでもある。
さあ、布陣はどうする?
命婦とパイリンは帰還させよう。
そして誰を召喚するかな?
ちょっとだけ悩んだけど、海中戦か海上戦のつもりで挑もうか。
ナイアスとハイアムスを召喚しましょう。
『どうやらこの感じは気に入らんな』
「何がでしょう?」
『覚えがある。恐らくじゃが儂は戦いに参加出来ぬのではないかな?』
ああ、それか。
以前もエリアポータル解放戦には参加出来ずにいましたっけ。
今回も多分、そうなる。
でもね、安心して下さい。
そんなに待たせるつもりはありませんからね!
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv234
職業 サモンメンターLv123(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 20
セットスキル
小剣Lv192 剣Lv193 両手剣Lv192 両手槍Lv195
馬上槍Lv193(↑1)棍棒Lv190 重棍Lv191(↑1)
小刀Lv192 刀Lv193 大刀Lv192 手斧Lv190
両手斧Lv192 刺突剣Lv191 捕縄術Lv190 投槍Lv192(↑1)
ポールウェポンLv191
杖Lv207 打撃Lv218 蹴りLv218 関節技Lv218
投げ技Lv218 回避Lv230 受けLv230
召喚魔法Lv234 時空魔法Lv221(↑1)封印術Lv220
光魔法Lv220 風魔法Lv220 土魔法Lv220
水魔法Lv220 火魔法Lv220 闇魔法Lv220
氷魔法Lv220 雷魔法Lv220 木魔法Lv220(↑1)
塵魔法Lv220(↑1)溶魔法Lv220 灼魔法Lv220(↑1)
英霊召喚Lv7 禁呪Lv220
錬金術Lv192 薬師Lv51 ガラス工Lv50
木工Lv86 連携Lv201 鑑定Lv154 識別Lv206(↑1)
看破Lv202(↑1)保護Lv65 耐寒Lv203
掴みLv201 馬術Lv201 精密操作Lv201
ロープワークLv175 跳躍Lv203 軽業Lv206(↑1)
耐暑Lv199(↑1)登攀Lv177(↑1)平衡Lv202
二刀流Lv200 解体Lv154 水泳Lv196(↑1)
潜水Lv196(↑1)投擲Lv203(↑1)
ダッシュLv202 耐久走Lv202 追跡Lv202
隠蔽Lv197 気配察知Lv199 気配遮断Lv199
魔力察知Lv199 魔力遮断Lv199 暗殺術Lv199
身体強化Lv200 精神強化Lv200 高速詠唱Lv150(↑10)
無音詠唱Lv202(↑1)詠唱破棄Lv206 武技強化Lv205
魔法効果拡大Lv201(↑1)魔法範囲拡大Lv201(↑1)
呪文融合Lv201(↑1)
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv201(↑1)耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv138
限界突破Lv92 獣魔化Lv110(↑1)
召喚モンスター
蒼月 麒麟Lv81→Lv82(↑1)
器用値 55
敏捷値 110(↑1)
知力値 66
筋力値 54
生命力 55(↑1)
精神力 55
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 夜目 強襲 天啓 空中機動
神威 霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中]
自己回復[微] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 時空属性 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 木属性
聖獣変
スパッタ オーロラウィングLv81→Lv82(↑1)
器用値 49
敏捷値 130(↑1)
知力値 70
筋力値 48
生命力 49(↑1)
精神力 70
スキル
嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 看破
追跡 強襲 危険察知 魔力察知 空中機動
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[大] 光属性 風属性 土属性
雷属性 電離 分解 分身 耐即死 耐混乱
耐魅了 偏光
イグニス 朱雀Lv81→Lv82(↑1)
器用値 52
敏捷値 110
知力値 74
筋力値 63(↑1)
生命力 63(↑1)
精神力 52
スキル
嘴撃 蹴り 飛翔 回避 霊能 霊撃 遠視
夜目 広域探査 強襲 天啓 空中機動
自己回復[極大] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 火属性 風属性 土属性
溶属性 耐即死 毒無効 加護 獄炎変
アイソトープ アポカリプスドラゴンLv2→Lv3(↑1)
器用値 46
敏捷値 109(↑1)
知力値 45
筋力値 83(↑1)
生命力 84(↑1)
精神力 45
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍
転移 疾駆 夜目 水棲 空中機動 突撃
水中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 捕食吸収
ブレス 即死 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 塵属性
毒耐性 耐即死 次元断層
ノワール レッドシールドカーバンクルLv80→Lv81(↑1)
器用値 43
敏捷値 103
知力値 89(↑1)
筋力値 43
生命力 43
精神力 89(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 堅守 掘削 広域探査
夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知
精密操作 地脈操作 水脈操作 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 溶属性
塵属性 灼属性 木属性 耐麻痺 耐混乱
耐即死
命婦 妖狐Lv80→Lv81(↑1)
器用値 40(↑1)
敏捷値 89
知力値 117
筋力値 40(↑1)
生命力 39
精神力 89
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能
霊撃 魔力察知 気配遮断 魔力遮断 夜目
MP回復増加[大] 魔法抵抗[大] 物理抵抗[大]
自己回復[大] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 水属性 土属性 木属性
耐沈黙 耐魅了 耐暗闇 狐火
パイリン 白澤Lv69→Lv70(↑1)
器用値 34
敏捷値 85
知力値 113
筋力値 34
生命力 67(↑1)
精神力 67(↑1)
スキル
頭突き 体当たり 堅守 回避 疾駆 ダッシュ
夜目 飛翔 空中機動 危険察知 魔力遮断
魔力察知 魔力回収 霊能 念動 騎乗者回復[小]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大] 魔力相殺[中]
MP回復増加[大](New!)弾性強化[小] 祝福
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性 塵属性
溶属性 灼属性 睡眠 耐睡眠 耐即死(New!)
耐熱 聖獣変
ビーコン エルダードラゴンLv1
器用値 60
敏捷値 61
知力値 77
筋力値 61
生命力 61
精神力 77
スキル
噛付き 引裂き 体当たり 飛翔 受け 回避
跳躍 疾駆 夜目 水棲 空中機動 連携
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 捕食吸収 ブレス 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性
水属性 氷属性 溶属性 毒耐性 耐即死
耐魅了 加護
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、守屋
モジュラス、雷文、清姫、スーラジ、久重、テフラ
岩鉄、虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック
オーロ、プラータ、酒船、コールサック、シュカブラ
シルフラ、葛切、スコヴィル、デミタス、白磁
マラカイト、貴船、エジリオ
海魔の島 ポータルガード
アプネア、アウターリーフ、バンドル、ロジット
プリプレグ、出水、エルニド、アチザリット
アモルファス、魂振、セノーテ、呼子、明石
同行者
ビーコン(転生煙晶竜)




