1078
《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【軽業】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
最初のうち対戦は駿河と野々村、それにノワールと交代した言祝で1対3でした。
そのうちにゼータくんが加わり、続けてヒョードルくんとヘラクレイオスくんも追加に。
最終的には折威まで加わってますが何か?
数が多ければ多い程、連携が重要になる。
ある意味、言祝と折威は空中から弓矢での支援に徹しただけで邪魔にはなっていない。
軸はやはり、ヒョードルくん達の連携だ。
どうしてもオレの唐突な仕掛けに対応が遅くなる。
ゼータくんは盾がある分、比較的冷静だ。
ヒョードルくんはスピードがあるだけに惜しい。
動きに無駄が多いのだ。
駿河と野々村は槍の間合いを活かせているとは思うが、まだ不足かな?
ヘラクレイオスくんは距離を置いて指揮、調整役をしているけどね。
より積極的に攻撃参加すべきだと思う。
防御面でオレの手数を飽和させてもいいのだ。
まあオレとの対戦はそう頻繁にやっていなかったからな。
感覚が追い付かなかったのかも?
「おーい、男衆!」
「お茶が入ってますよー」
「み、水がいい!」
「アイスコーヒーならあるよー」
昼食は全員がログインしてから揃って摂る事になっていた。
アデルとイリーナが用意したのは飲み物だけ。
昼食はお弁当があるのだ。
気分はどこかピクニック。
そうピクニックだ。
真面目に掃討しているし、これなら正しく威力偵察と言えるかな?
各人、パーティの布陣は確定させてないが、既に召喚済みなのもいる。
ゴールドシープ達だ。
食事の間もアデルと春菜は愛でる事を止めない。
「N4E26マップのエリアポータルには行ったんでしたっけ?」
「ああ。天井付きの闘技場みたいな所だ。闘争の聖地、という」
「そこが今は使えない、という事は?」
「ま、何かありそうだよな」
雑談に応じつつ思う。
ここの全員で再度、エリアポータル解放戦に相当する戦いになるのかな?
広さは十分だろう。
空中戦力もある程度、投入したっていい。
グレータードラゴンにはちょっと狭いけどね。
その前に辿り着けるかどうかなんだよな。
距離だけを見ればそう遠くない。
問題は遭遇する戦力だ。
「午後は神魔蜂女王の誘引は無しで。移動を優先させたい」
「えっと、掃討戦はしなくていいんでしょうか?」
「闘争の聖地の確認に確保を優先させよう」
「もしかして、私達も?」
「ああ」
オレばかりが大苦戦を楽しんでばかりというのも如何なものか?
それにあの場所であれば相応な大所帯でも大丈夫。
何が待ち受けていてもいいと思います。
「食事を摂り終えたら早速だが移動するぞ」
「はい」
「何かありそうよねー」
アデルの言う通りだとは思うけどな。
ゴールドシープを愛でながらだとまるで説得力が無い。
困った事です。
《これまでの行動経験で【耐寒】がレベルアップしました!》
「どうだ?」
『エリアポータルは視認出来ました!』
『戦闘が展開中、スローンを複数確認してます!』
『魔竜も複数います!』
「何?」
それは朗報だ!
早速、ゼータくんがシンクロセンスで見ている風景を仮想ウィンドウで確認する。
確かに天使のスローンがいる。
しかもこれ、何体いるんだ?
それに各スローンの中央にはセラフィムが鎮座しているように見えるのだが。
当然だがケルビムが次々と出現している。
これは美味しい!
そんな天使の大軍団が戦闘中とか、何を相手に?
半端な戦力であればあっという間に殲滅していないとおかしいぞ!
『天使の群れの相手は大型のドラゴンです!黄色マーカーを確認!』
『NPCドラゴンがこんな所に?』
「チッ!」
『キースさん?』
別の仮想ウィンドウでその姿を見て、思わず舌打ちしてしまった。
その正体が何であるのか、すぐに分かってしまったからだ。
黒い巨躯のドラゴンは雲母竜。
派手な黄金の蝶のようなドラゴンは琥珀竜。
天使の大軍団、それに魔竜の数々を相手にしてまるで動じていない!
「琥珀竜、それに雲母竜か!」
『それって以前にも見たドラゴンですよね?』
『黄色マーカー?』
「戦闘に介入するぞ!」
『キースさん?』
『無茶ですよ!』
「天使と魔竜を掃討する!【英霊召喚】はまだ使えるな?」
『は、はい!天馬疾駆と太公釣魚、両方行けます!』
「両方とも注ぎ込め!私も切り札を使う!」
『りょ、了解!』
『ゼータは天馬疾駆!ヘラクレイオスは太公釣魚を!』
『『了解!』』
「イリーナと此花は上空で戦況の把握と指揮!アデル、春菜は護衛だ!」
『『『『はい!』』』』
「他の面々は私と共に来い!一旦、敵中を突破して反応を見る!」
『『ゲェッ!』』
『本気ですか?』
「ああ!」
急がないと!
雲母竜も琥珀竜も余裕で空中を移動、火力が集中するのも構わず屠り続けている。
スローンが、スローンが危ない!
あのドラゴン達に接触されたら、一方的に屠られてしまうぞ?
スローンを保護せねばならない。
いや、あのドラゴン達に屠られる前に、こっちが屠るのだ!
『天馬疾駆!』
『太公釣魚!』
(レインフォースメンツ・オブ・モンスター!)
(エクストラ・サモニング!)
一気に援軍を増やしました!
アイソトープ以外のドラゴン組は全員参加です。
メジアン、パンタナール、ラルゴ、ジャンダルム。
それにハルヴァ、アルケン、トラフだ。
パンタナールの精神安定剤でナインテイル、そして火力担当でルベルとキュアノス。
ついでにエクストラ・サモニングでストランドも追加だ!
『『『『エクストラ・サモニング!』』』』
『精霊門!』
『『ブーステッド・モンスターズ!』』
皆も各々、切り札を投入して行く。
アデル達がエクストラ・サモニングで追加したのはグレータードラゴンか?
ならばついでに強化もしてやろう。
仮想ウィンドウで追加戦力全てを選択、呪文を使う!
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(クロスドミナンス!)
(アクロバティック・フライト!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
(ファイア・ヒール!)
(ヒート・ボディ!)
(レジスト・ファイア!)
(十二神将封印!)
(ミラーリング!)
これを待っていたかのようにキュアノスが雷の精霊ワキヤンに変化した!
そして恐らくはルベルも精霊門を使っている。
ヒョードルくんの精霊門と見分けるのは困難だが、使っている筈だ!
この両者はMPバーの回復が完全では無かったが、今は戦況が戦況なのだ。
踏ん張ってくれ!
オレが騎乗するアリョーシャの両翼に駿河と野々村が位置する。
だが追い越して行く奴がいる!
天馬を駆る英霊様だ!
「チッ!」
先に行かせてなるか!
出来ればオリハルコン球を取り出して多面結界も使いたかったんだが。
どうもレールガンを使っている余裕は無さそうだ。
早くしないと、スローンが沈む!
ついでにセラフィムもケルビムも、あの雲母竜と琥珀竜に仕留められてしまう!
「最初は一撃離脱で!」
『『『『『応ッ!』』』』』
天馬を駆る英霊様を全力で追い掛けつつ思う。
雲母竜と琥珀竜がいるなら、あの筋肉バカの魔神もいるのかね?
気になる。
どうしても気になってしまう!
闘争の聖地は闘技場だ。
場所としては都合がいいのだが。
いるよね?
でも対戦をするのであれば、天使も魔竜も邪魔だ!
『地表より増援!堕天使にマスティマです!』
『続いて悪魔もいます!かなりの規模です!』
「了解だ!」
太公釣魚の効力で敵勢力の攻撃手段はかなり制限されているのが目に見えて分かる。
雲母竜と琥珀竜もその様子に戸惑っているのは、攻撃の手が止まっていた。
悪いね。
上位の天使達は先に沈めさせて貰いますよ?
「戦場離脱後は高度を上げて合流!」
『は、はい!』
『キースさんは?』
「野暮用もあるんでな!」
雲母竜と琥珀竜に接触してみたいからな。
こればかりは危険で他の面々を巻き込んではいけません。
敵戦力の掃討をある程度、済ませてからになりそうですけどね!
『貴様ッ!』
『汝等がいると邪魔だ!去れッ!』
「あんた達こそ邪魔だよ!」
『自惚れるな!』
『獲物は渡さんぞ!』
雲母竜と琥珀竜は暴れているからであるのか、最初から喧嘩腰です。
売り言葉に買い言葉、オレも口調が荒々しくなってます。
その結果、お互いに攻撃こそしないが罵り合ってますが何か?
全くこの雲母竜も琥珀竜もとんでもない奴!
体躯で圧倒的に上のスローンが紙切れ同然なのだ!
こっちにもドラゴン組が編隊単位でいるんだが、戦果で圧倒されてます!
マズい。
こいつ等の戦力を甘く見てたぞ?
で、筋肉バカの魔神は?
実はいたのです。
スローンの上を駆け回って迫る戦力を屠り続けてやがる!
何て奴!
その役目、オレと代われよ!
((((((ソーラー・ウィンド!))))))
((((((プロミネンス!))))))
((((((ミーティア・ストリーム!))))))
((((((エンブリットルメント・エリア!))))))
((((((アシッドミスト!))))))
(((((デッドリー・ポイズンミスト!)))))
(ミラーリング!)
マスティマが群れになって襲って来る!
ダメージを強いつつ、筋肉バカの魔神が暴れているスローンに向かう。
何が目的なのか?
予想はある。
魔神達を追っているのであるから、今回のイベントも無関係ではあるまい。
嫌がらせって所だろうか?
だが、これはオレにとっても嫌がらせに近い。
獲物を減らすな、このバカ!
『ヌッ?』
『何をする?』
「こいつ等を掃討する!あんた等は邪魔だ!」
獲物は確かに多い。
だが口論している間にも筋肉バカの魔神がセラフィムやケルビムを屠り続けてしまう!
やらせはせん。
やらせてなるものか!
「イリーナ!此花!上空支援を継続だ、乱戦に巻き込まれるなよ?」
『『は、はい!』』
「雲母竜と琥珀竜は無視!攻撃は一撃離脱を徹底させろ!」
『『了解!』』
アリョーシャを駆りスローンの甲板上へ。
ケルビムが筋肉バカの魔神に注意を向けていてこっちに気付いていない?
お前!
こっちを見ろよ!
「ハッ!」
蛇王の戟を側頭部に叩き込む!
続けてアリョーシャが追撃、でもこれで沈むような奴ではあるまい。
((((((エナジードレイン!))))))
((((((フォースド・メルト!))))))
((((((カーボニゼーション!))))))
((((((フォースド・エバポレーション!))))))
((((((サーマル・ニュートロン!))))))
(((((コラプト!)))))
(ミラーリング!)
ケルビムの頭部が消失、多分だが仕留めたと思う。
セラフォムは無事か?
いかん!
筋肉バカの魔神がかなり迫っているぞ?
保護せねば。
いや、先に仕留めねばならない!
「出水!」
後方で追従している出水はグレイプニルがある。
単独で梱包するのは大変だろうから言祝か折威の助力が要るだろう。
『グレータードラゴン編成終了!』
『アデルちゃん!』
『うん!急降下爆撃、行っくよーーーーッ!』
アデル達が上空から支援もしてくれる。
掃討そのものは順調に進むだろう。
問題はやはり獲物が減ってしまいそうな事だ。
魔神め。
先に排除したい所だが、それでは掃討戦が進まなくなってしまう!
それにあの筋肉バカとは地上戦でなければ楽しめない。
困った奴だな!
《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【光魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【火魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【氷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【木魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【連携】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【識別】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【掴み】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『キースさん!』
『こ、これって!』
「下がって、中に退避しておけ!」
『で、でも』
「いいから。中の様子を確認しておいてくれ」
闘争の聖地の前に全員無事に揃っているのはいいんだが。
雲母竜と琥珀竜もまた無事であり、オレの目の前にいた。
マーカーが黄色であるとはいえ、いつこっちを襲いに来る事か!
存在そのもので威嚇されている気分だ。
そして雲母竜と琥珀竜の間に佇んでいるのは筋肉バカの魔神だ。
明らかに不機嫌だった。
こいつの目の前でどれだけの数のセラフィムやケルビムを屠ったかな?
ついでにデーモンロード・プリンスにプリンセスもだが。
堕天使に関してはもう数える気にならない。
恐ろしい事に大した時間を掛けずに全滅出来ていたように思える。
アリョーシャから降りたオレもまた不機嫌だった。
オレの目の前で筋肉バカの魔神が屠ったセラフィムやケルビムは多数に及ぶ。
要するに、お互いにお互いの獲物を奪い合う形だ。
それだけに今の雰囲気は最悪だった。
そして最高だった。
これならば戦いになる。
なりますよね?
言祝のステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
言祝 アークデーモンLv69→Lv70(↑1)
器用値 44
敏捷値 85
知力値 85
筋力値 44
生命力 44(↑1)
精神力 86(↑1)
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 気配遮断(New!)
魔力遮断 宮中儀礼(New!)自己回復[中](New!)
物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大] MP回復増加[大]
変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 塵属性 氷属性 雷属性 呪眼
耐即死 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ユニオン編成から抜けると召喚モンスター達はそのまま控えさせる。
既に援軍も追加召喚した面々もいない。
英霊様も同様だ。
オレ自身はリミッターカットの後遺症でステータス異常はあるが、それだけだ。
ソーマ酒を服用、解消しておく。
さあ、ここからが本番だ。
そうだよな?
折威のステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
折威 アークデーモンLv69→Lv70(↑1)
器用値 37
敏捷値 91
知力値 90
筋力値 36
生命力 37(↑1)
精神力 91(↑1)
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 気配遮断(New!)魔力遮断
宮中儀礼(New!)物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大]
自己回復[中] MP回復増加[極大] 変化 夜目
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性 溶属性
灼属性 暗闇(New!)魅了 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アイソトープ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
アデル達が続々と闘争の聖地の中へと退避して行く。
一応、広域マップで確認すると表示が戻っていた。
あの中であれば多少は安全が確保出来るだろう。
但し、目の前にいる戦力は半端ではない。
本気で潰そうと思えば簡単に出来る、それだけの力量がある。
間違いない!
アイソトープもかなりレベルアップが進んでいる筈だが、格の差は明らかだ。
雲母竜も琥珀竜もだが、敵意を向けているアイソトープをまるで気にしていない。
まあそうだろうな。
この両者はアストラルドラゴンには多少の手数を使ってはいたけど、それだけだ。
アイソトープはオレの支援があった上で、短い時間であればどうにか対峙出来る程度だ。
強さで隔絶しているのは明らかだ。
どれだけ格上であるのか?
空恐ろしい程です。
アイソトープのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう2点のステータスアップは器用値と知力値を指定しましょう。
アイソトープ ウラノスドラゴンLv27→Lv28(↑1)
器用値 41(↑1)
敏捷値 87
知力値 41(↑1)
筋力値 72
生命力 72
精神力 41(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 突撃 水中機動
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 捕食吸収 ブレス 即死
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 塵属性 毒耐性 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アリョーシャ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『仲間の助勢無しでいいのか?』
「つまらない挑発はいい。やるのか?やらないのか?どっちだ?」
『さて、どうするかな?』
筋肉バカの魔神は雲母竜と琥珀竜を交互に見上げる。
何かを確認しているようだが。
何だ?
ちょっと気になります。
アリョーシャのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
アリョーシャ グリフォンロードLv70→Lv71(↑1)
器用値 42
敏捷値 96
知力値 42
筋力値 75(↑1)
生命力 75(↑1)
精神力 42
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 追跡
掘削 空中機動 遠視 広域探査 夜目
威嚇 強襲 捕食吸収 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[小] 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
ブレス 時空属性 光属性 闇属性 火属性
土属性 風属性 毒耐性 耐麻痺 耐気絶
耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『出水』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『時間に余裕はあるようで無いぞ?』
『構わん。肩慣らしになるだろうよ』
「言ったな?」
魔神の笑顔は肉食獣そのもの。
しかも余裕がある事が窺える。
完全に上から目線かよ!
だがこっちもレベルアップを重ね、実力差は縮まっているのは明らかだ。
その態度が気に入らない。
後悔させてやろう!
どうやら時間に制限はあるらしいが、戦えそうな雰囲気があるぞ!
出水のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
出水 デモンズアポストルLv69→Lv70(↑1)
器用値 53(↑1)
敏捷値 104(↑1)
知力値 68
筋力値 48
生命力 48
精神力 68
スキル
噛付き 捕縄術 打撃 蹴り 投げ技 関節技
飛翔 浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動
水中機動 水棲 広域探査 遠視(New!)夜目
反響定位 気配遮断(New!)魔力遮断 捕食吸収
暗殺術(New!)物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
自己回復[大] MP回復増加[中] 変化 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 耐混乱
耐沈黙 呪眼
だが、どうやら何かが起きた。
魔神の顔から笑顔が消える。
そして何故か、雲母竜と琥珀竜が身構えた?
『何者だ?』
『貴様ッ!何を連れている?』
「えっ?」
雲母竜と琥珀竜から放たれる誰何の声はオレの全身を容赦無く叩く!
筋肉バカの魔神の表情には笑顔が戻っていた。
極上の笑顔だ。
だが急激に変化している。
失望を通り越して悲しそうです。
その意味は?
分からない。
分からないけど、何かが起きているみたいです。
しかもオレの後方でだ!
煙晶竜の霊 スモーキードラゴン・スピリット
??? ??? ???
??? ??? ???
『魔神か!それに付き従うのが我が眷族とはな!』
『いかんな。これは殴っても楽しくなさそうだぞ?』
筋肉バカの魔神に言いたい。
そういう問題か?
違うだろ?
そうは思ったけど、今はマズい。
絶対にマズい!
「お願いです!手は出さないで頂きたい!」
『むむ?何故であるか?』
「多分、貴方とは無関係ですから!」
何でオレはこんな事をしなくちゃいけないんだ?
筋肉バカの魔神と戦いたいからです。
煙晶竜さん、どうしてこんなタイミングで出て来たんですか?
いや、その前にだ。
恐ろしい。
まさか、本当にオレに霊となって憑いてたんですか?
『魔神は汝に任せよう。だが眷族の者共め、この有様はどうした事だ?』
「お気持ちは分かります。ですがここは堪えて頂けませんか?」
『むう、納得出来ん!』
煙晶竜の霊は実体が無いと思うのだが。
どうやって戦う気なんだろう?
ミストみたいな感じなんだろうか?
ちょっと見てみたい気がする。
『だがここは譲ろうかの』
「は、はい」
何だか色々と水を差された気分だ。
筋肉バカの魔神もどこか微妙な表情をしている。
何でだろうね?
『あんな霊を憑かせておったとはな。不覚であったわ!』
「ちょっと待て!やっぱり憑かれてたのか?」
『気付いていなかったのか?貴様、不感症か?』
コラ!
人聞きの悪い事を言うな!
オレだって両乳首を同時にこねくり回されたら変な声が出る程度に敏感だぞ!
訂正を要求する!
それも今これから、拳でだ!
「いつ以来かな?」
『さて、な』
筋肉バカの魔神からの威圧感が消える。
間違いなく、これまでと何かが違っている。
だがそれを気にしている余裕は無い!
時間も惜しい。
ここは全力で行かせて貰おうか!
「神降魔闘法!」「金剛法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(クロスドミナンス!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
(ファイア・ヒール!)
(ヒート・ボディ!)
(レジスト・ファイア!)
(十二神将封印!)
(ミラーリング!)
武技を、そして呪文で強化を進める様子を見る魔神の目は、アレだ。
獣だ。
冷徹な狩人でもある。
だが、狂気を孕んだ喜びが見えていた。
全く、何という戦闘狂!
こうはなりたくないものだ!
「ブーステッドパワー!」
ここまで注ぎ込んでしまえばもう後戻りは出来ない。
後は己の望むまま、動くだけでいいのだ!
『ククッ!』
「ハハハッ!」
何故だろう。
お互いに距離を詰めながら、オレ達は笑っていた。
気が合うな。
だが以前のオレと同じと思うなよ?
先刻の舐めた態度は覚えていますからね?
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv207
職業 サモンメンターLv96(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 63
セットスキル
小剣Lv162 剣Lv163 両手剣Lv160 両手槍Lv165
馬上槍Lv172 棍棒Lv166 重棍Lv163 小刀Lv163
刀Lv164 大刀Lv162 手斧Lv161 両手斧Lv160
刺突剣Lv157 捕縄術Lv165 投槍Lv172
ポールウェポンLv173(↑1)
杖Lv188(↑1)打撃Lv192 蹴りLv192 関節技Lv192
投げ技Lv192 回避Lv203 受けLv203
召喚魔法Lv207 時空魔法Lv192(↑1)封印術Lv191
光魔法Lv191(↑1)風魔法Lv191(↑1)土魔法Lv191(↑1)
水魔法Lv191(↑1)火魔法Lv191(↑1)闇魔法Lv191
氷魔法Lv191(↑1)雷魔法Lv191 木魔法Lv191(↑1)
塵魔法Lv191(↑1)溶魔法Lv191(↑1)灼魔法Lv191(↑1)
英霊召喚Lv6 禁呪Lv191
錬金術Lv168 薬師Lv45 ガラス工Lv45
木工Lv81 連携Lv178(↑1)鑑定Lv143 識別Lv177(↑1)
看破Lv151 保護Lv29 耐寒Lv177(↑1)
掴みLv179(↑1)馬術Lv179(↑1)精密操作Lv179
ロープワークLv100e 跳躍Lv179 軽業Lv181(↑1)
耐暑Lv132(↑1)登攀Lv90 平衡Lv179
二刀流Lv175 解体Lv142 水泳Lv145
潜水Lv145 投擲Lv181
ダッシュLv178 耐久走Lv179 追跡Lv178(↑1)
隠蔽Lv166 気配察知Lv177 気配遮断Lv177
魔力察知Lv177 魔力遮断Lv177 暗殺術Lv176
身体強化Lv177(↑1)精神強化Lv177(↑1)高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv179
魔法効果拡大Lv175 魔法範囲拡大Lv175
呪文融合Lv175
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv115
限界突破Lv64 獣魔化Lv90
召喚モンスター
言祝 アークデーモンLv69→Lv70(↑1)
器用値 44
敏捷値 85
知力値 85
筋力値 44
生命力 44(↑1)
精神力 86(↑1)
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 気配遮断(New!)
魔力遮断 宮中儀礼(New!)自己回復[中](New!)
物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大] MP回復増加[大]
変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 塵属性 氷属性 雷属性 呪眼
耐即死 耐魅了
折威 アークデーモンLv69→Lv70(↑1)
器用値 37
敏捷値 91
知力値 90
筋力値 36
生命力 37(↑1)
精神力 91(↑1)
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 気配遮断(New!)魔力遮断
宮中儀礼(New!)物理抵抗[小] 魔法抵抗[極大]
自己回復[中] MP回復増加[極大] 変化 夜目
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性 溶属性
灼属性 暗闇(New!)魅了 耐魅了
アイソトープ ウラノスドラゴンLv27→Lv28(↑1)
器用値 41(↑1)
敏捷値 87
知力値 41(↑1)
筋力値 72
生命力 72
精神力 41(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 突撃 水中機動
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 捕食吸収 ブレス 即死
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 塵属性 毒耐性 耐即死
アリョーシャ グリフォンロードLv70→Lv71(↑1)
器用値 42
敏捷値 96
知力値 42
筋力値 75(↑1)
生命力 75(↑1)
精神力 42
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 追跡
掘削 空中機動 遠視 広域探査 夜目
威嚇 強襲 捕食吸収 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[小] 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
ブレス 時空属性 光属性 闇属性 火属性
土属性 風属性 毒耐性 耐麻痺 耐気絶
耐即死
出水 デモンズアポストルLv69→Lv70(↑1)
器用値 53(↑1)
敏捷値 104(↑1)
知力値 68
筋力値 48
生命力 48
精神力 68
スキル
噛付き 捕縄術 打撃 蹴り 投げ技 関節技
飛翔 浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動
水中機動 水棲 広域探査 遠視(New!)夜目
反響定位 気配遮断(New!)魔力遮断 捕食吸収
暗殺術(New!)物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
自己回復[大] MP回復増加[中] 変化 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 耐混乱
耐沈黙 呪眼
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、クーチュリエ、極夜、守屋、スーラジ
久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代、スパーク
クラック、オーロ、プラータ、イソシアネート、ムレータ
酒船、コールサック、シュカブラ、シルフラ、葛切
スコヴィル、デミタス、白磁、マラカイト、パティオ
十六夜、貴船




