1068
ポータルガードのうち、祝福でステータス異常が回復しきれなかったのは逢魔だけでした。
交代でイソシアネートを配備しよう。
火輪も交代させていいかもだが、それよりも気になる。
アデルと春菜は召魔の森にゴールドシープを1頭、ポータルガードにして残すみたいだ。
他にも配備するようです。
アデルはタロス、玄武、オーケアニス。
春菜は羅喉、ゴーレム・オブ・リキッドメタル、サイレンクイーン。
しかしどういった心境の変化だ?
戦争中だからオレが留守になる事を見越しての事なのかね?
まあいいか。
地下洞窟に行くだけの余裕は無いかもだが、闘技場で一緒に対戦する事はあるかも?
それに一緒に対戦をする事で促成栽培になるだろう。
任せておけ。
結果がどうなるかは保証出来ないが、急成長する事だけは保証してもいいぞ?
「よし。じゃあユニオンを組んで岩雲城に跳ぶか」
「「「「はい!」」」」
「それにしてもこの展開、どうなるんですかね?」
「イベントのラスボスっているのかなあ」
ラスボス、ですか?
そんな存在に心当たりは大いにあるけどね。
ただ、どんな形になるのかが読めない。
そもそも戦力の展開範囲が広過ぎて収拾に向かってくれるかどうか。
各方面での掃討次第だろう。
「やはり掃討戦ですか」
「昨日と規模は一緒。貴方もその方がやりやすいでしょ?」
「そりゃそうですが」
オレは横目でレイナ達が率いる生産職の面々を捉える。
結構な数じゃありませんかね?
特にハンネスが率いているファーマー達が不気味だ。
円陣を組んで何やらゴソゴソと会議中のようです。
「新たなエリアポータルを一通り使えるようにするんだもの。手は抜けないでしょ?」
「掃討にマンパワーを振った方が良くないですか?」
「そうだけど、そのマンパワーを十全に発揮させるには拠点の存在も大事よ?」
「テレポートが使えても、ですか」
「ええ」
まあ理屈は分かりますがね。
オレとしてはこの戦争をさっさと終結させたい気持ちがある。
いや、総大将格を仕留めたくなっている。
ああ、今も叫びたい!
どうせ魔神なんだろ?
出て来いよ!
『えー、割り振りは昨日と一緒です!』
『ゴールドシープへの同乗は1名のみで交代です!順番は守るように!』
何故だろう。
アデル、イリーナ、春菜、此花は各々の騎乗馬がゴールドシープだ。
いや、羊だから騎乗羊だ。
2名騎乗するのは楽だし、やろうと思えば3名が騎乗する事も出来るだろう。
昨日も騎乗希望者は多かった。
今日も同じ展開が続くのか?
戦争とは思えない微笑ましい光景を見る事になるだろう。
それはそれで悪くは無いのだが、緊張感は大事だぞ!
「パーティの召喚モンスターの確定をする前に注意事項がある」
『全員、傾聴!』
『作業中の方はそのまま聞いて下さい!』
「今日はここ、虚無の沼地から西へ掃討を進める予定だ。だが我々は東へ極端に突出している」
一旦、言葉を切る。
全員が相応に緊張しているのが分かる。
だが難しい話をするつもりは無かった。
「目的は西にある岩雲城、更に西のサニアの町までの補給線確保だ。誘引を使い一気に進めるぞ!」
『あ、やっぱり!』
『要するに、全力で掃討するって事ですね』
「昨日とやる事は変わらない。だが、目的意識は各自で持っておいてくれ」
そう。
ここが肝心だ。
唯々諾々と指示に従って行動する、歯車のような生き方を部下に持つのは確かに便利だろう。
でもそこには革新性は無い。
それでいて指示に従わず、全体を窮地に陥らせるような勝手な行動も困る。
だからこそ、個々に目的意識を持たせる事が重要になるのだ。
オレだって鬼じゃない。
一方的に駒を使い捨てにするような戦い方はしないつもりだ。
やり方がハードなのは認めるけどさ。
「では、各自の布陣を確定後、西へ移動しつつ掃討を進める。ユニオンを組むぞ!」
『『『『『『『『『『『『『『『『はい!』』』』』』』』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『『『『『『『了解!』』』』』』』』』』』』』』』』
さて、オレは布陣をどうするかな?
移動は急がないからどうとでも組める。
昨日のようにアードバークの背中に乗って戦う事も出来るだろう。
だが、別の戦い方をしたくなっていた。
それは何か?
突撃だ。
誰が何を言おうと、突撃だ。
昨日も【英霊召喚】の呪文、天馬疾駆で出現した天馬を駆る英霊様を見ている。
うらやましかった。
あんな風に突撃して天使に悪魔、堕天使を屠れたら気分がいいだろうな!
サンタなど、形が残らなくしてやるのに!
そんな物騒な事を考えていたのは内緒だ。
それに多面結界にはもう少し慣れておきたい。
片手に突撃槍を持って駆け回る事になるからレールガンとの併用は難しいだろう。
だが、それでも突撃だ。
これは譲れません。
【呪文融合】で組んだ広域攻撃呪文を多めに使えばフォローは可能だろう。
オレの布陣は?
蒼月は確定だ。
得物のオリハルコンランスも確定だ。
問題なのは残り4枠の召喚モンスターを何にするかなのだが。
ドラゴン組の戦力底上げも兼ねてしまおう。
ノワール、メジアン、パンタナール、出水を召喚しました。
周囲にグレータードラゴンは相応の数がいて珍しくはない。
そんな中でパンタナールはやたらと目立っていた。
白くて線が細く、女性的な印象の美しいドラゴン。
未だにノーブルドラゴンはパンタナール以外に見掛けない。
ウラノスドラゴンもだ。
魔物としてならウラノスドラゴンは見た事があるけどな。
召喚モンスターとしてはまだアイソトープだけだ。
攻撃と防御の軸になるのはドラゴン組にロック鳥、ガルーダ達だ。
何よりも誘引が使える神魔蜂女王が肝となるだろう。
その神魔蜂女王を召喚したのはモンフォートというプレイヤーだった。
但し彼の布陣は神魔蜂女王1体に神魔蜂が4体。
ボーナスを得る為とはいえ、極端な事をする奴だな!
それだけにフォローも大変だ。
彼自身、普段であればフライの呪文を使うそうだが今日は大規模ユニオンだ。
ゼータくん配下のロック鳥に便乗する事になっている。
他にも昨日と異なる事があった。
確実に戦力は底上げになっているからだ。
プレイヤーは同じ面々であるのだからレベルアップしている者もいる訳で当たり前だね!
召喚モンスターも同様にレベルアップしている。
特にドラゴン組は分かり易い。
昨日までドラゴンだったのがグレータードラゴンになっていたりするのだろう。
今日はドラゴンの方が少数派になってます。
『【英霊召喚】の使用可能リストの確認は終了しました!いつでもどうぞ!』
『了解。モンフォート、誘引宜しく!』
『ラジャー!』
『広域警戒は継続!高度上げます!』
オレは全体の指示を最初に出しただけだ。
それでいてイリーナと此花が中心になって大規模ユニオンは遅滞無く統率が出来ている。
素晴らしい。
これならオレも突撃に専念出来る。
オレの目標は天馬を駆る英霊様だ。
絶対に負けたくないのです。
それは蒼月も同様であるに違いない!
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【精密操作】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【跳躍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【呪文融合】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ノワール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『最後のスローンが沈みます!』
「よくやった!各自、HPバーの回復を急げ!全方位の警戒は継続!」
『了解!』
『プレイヤーのステ異常の報告を最優先!祝福を使います!』
最後に残ったスローンだが、こいつを沈めるのにオレは関与していない。
アデル達にも支援させなかった。
ある程度ダメージを喰らった状態からではあったけど、皆で仕留めた実績は自信になる。
それは経験値以上の成果になるだろう。
ノワールのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ノワール レッドシールドカーバンクルLv67→Lv68(↑1)
器用値 40
敏捷値 100
知力値 83(↑1)
筋力値 39
生命力 39
精神力 83(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 堅守 掘削 広域探査
夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知
精密操作 地脈操作 水脈操作 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 溶属性
塵属性 灼属性 木属性 耐混乱 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『出水』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『キースさん!予定の時間が近くなってます!』
「分かった、小休止にしよう。インスタント・ポータルは私が使う」
『了解!』
時刻はもう少しで午前9時だ。
今日はいい感じの難易度で戦闘が続いたな。
誘引で寄ってくる戦力とこの大規模ユニオンの戦力がいいバランスになっている。
偶然だとは思うが、有り難い話だ。
天使のスローンはまあいい。
体躯が巨大過ぎるのが徒となって攻撃するのに都合がいいからだ。
魔竜もアラバスタードラゴンならいい相手だ。
個々のサモナー系プレイヤー単独で相手にするには厳しいようだけど、対応は容易い。
ボイドドラゴン、ユニバーサルドラゴン、アストラルドラゴンには注意を要する。
時にやたらと強い個体がいるからだ。
集っている召喚モンスター全てを逆に駆逐しかねない!
そういった相手は事前にオレが仕留めに行くようにしている。
しかも天馬を駆る英霊様も同様の行動をするものだから困る。
競争になるのだ!
英霊様ってオレを挑発しているの?
どうなの?
余裕があれば対戦も兼ねて問い詰めたい所だが、大抵は時間切れなのも困る。
身内にも敵は潜んでいるようだ。
優勢になっても気は抜けません!
出水のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
出水 デモンズアポストルLv67→Lv68(↑1)
器用値 52
敏捷値 103
知力値 68(↑1)
筋力値 47
生命力 47
精神力 68(↑1)
スキル
噛付き 捕縄術 打撃 蹴り 投げ技 関節技
飛翔 浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動
水中機動 水棲 広域探査 夜目 反響定位
魔力遮断 捕食吸収 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
自己回復[大] MP回復増加[中] 変化 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 耐混乱
耐沈黙 呪眼
『回復終了です!』
『全員の着陸を確認しました!』
「了解!」
(インスタント・ポータル!)
掃討そのものは順調だ。
寄って来る数も十分、オレ好みの強敵もいるから飽きはしない。
突撃も楽しめています。
だがどこか余裕のある戦闘になっているのも事実だ。
毎回使用している【英霊召喚】の呪文、天馬疾駆と太公釣魚の影響もある。
やはり午後からが本番かな?
この編成で大規模ユニオンによる掃討戦はまだ2日目なんだが。
オレってもう飽き始めているのか?
それはそれで困り者です。
『ユニオンはここで解散です!小休止は午前9時20分までで!』
『配給分の支援物資があります!まだ受け取ってない方は春菜か此花の所まで来て下さい!』
各自への連絡事項も遅滞は無い。
混乱するような所も見えなかった。
ところでオレの両肩にいる妖狐と白狐は誰の配下だ?
尻尾で視界が塞がれている!
「ゲヘッ?」
見えていないけどノワールと出水はここで帰還だ。
ナインテイルと鞍馬を召喚しましょう。
鞍馬を相手に対戦するとしても時間的に言えば3戦って所かな?
それでも、やる。
僅かな時間でも格闘戦はしておきたいものだ。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『鞍馬』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
最後の最後で負けたか。
それでも満足です。
途中で力勝負の展開になったのもオレの選択だったからな。
不利な条件でどう戦うか?
そう思えばこそ、自らを窮地に陥らせる。
理由はそれだけだ。
面白かったらそれでいいのです。
鞍馬のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
鞍馬 神将Lv68→Lv69(↑1)
器用値 65
敏捷値 65
知力値 35
筋力値 96(↑1)
生命力 96(↑1)
精神力 35
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン
棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾
重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相
自己回復[中] 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性
4戦目は?
止めておこう。
観客の数を見たら分かる。
小休止はそろそろ、終わるのだろう。
「相変わらず、豪快な!」
「いや、負けているんだけど」
「それでも神将を相手に呪文も武技も使わずですよ?真似したくても出来ませんから」
ゼータくんの言葉には同意しかねる。
それはすぐに言葉になってます。
「いや、ゼータくんなら出来ると思うんだが」
「普通に無理です」
「そうか?鍛え方が足りないようなら相手をしようか?」
「無茶ですって!」
そうかなあ?
納得出来ない。
すぐにでもゼータくん相手に確かめたくはあったが、もう出発予定時刻が迫っている。
次の機会にするか。
「全員、揃いました!出発準備を進めて下さい!」
「誘引は引き続きモンフォートが担当です!彼以外で召喚モンスターの制限はありません!」
さて、オレも準備を進めておこうか。
鞍馬はここで帰還だ。
言祝を召喚する。
視線を転じるとパンタナールの頭上は妖狐と白狐で毛玉が出来上がっている。
きっとその中にはナインテイルもいるのだろう。
いや、アデルもいた。
妖狐と白狐の集りようは尋常じゃ無いのは明白だ。
まさかと思うが餌付けでもしているのか?
「アデル、何をあげているんだ?」
「蜂蜜!」
「程々にしておけよー」
蜂蜜か。
アデルだけじゃなく、地上でももう1つ毛玉になっているのが見えている。
春菜を中心に集っているのはキメラ系か鵺系の召喚モンスター達。
こっちも餌付けしているのだろう。
今日は猪肉が余っていて、全部渡してあったからな。
どう使ってもいいんだけどね。
生で喰わせて大丈夫なのかな?
「ユニオン申請を全員に出します!」
「ヘラクレイオスは先導をお願い!」
イリーナと此花が指示を出している様子を眺めつつ、オレも蒼月に騎乗する。
プレイヤー達のレベルアップも進んでいるのだ。
もう少し、難易度を上げてもいいのかな?
「モンフォート、聞こえるかな?」
『はい、何か?』
「誘引のスキルを長めで頼む。掃討をより進めたいからね」
『あの、気持ち長めでいいですか?』
「明確に、長めで頼む」
『『『『『『『『『エーーーーーーーーーーッ?』』』』』』』』』
オレが指示すべきなのはこれだけだ。
難易度を上げる事はあっても下げる事はしません。
当然、目的は大苦戦だ。
いや違った。
掃討であるのだ。
その為に必要な事なのです。
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナインテイル』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『キースさん!戦闘終了しました!』
「了解だ。リザレクションは間に合った、そっちに合流する」
目の前でグレータードラゴンが目を開ける。
頭部を擦りつけて甘えた様子を見せるが、オレにして見たら体当たりに近い。
転びはしたけど、まあいいか。
ダメージは無いしな。
ナインテイルのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
ナインテイル 白狐Lv68→Lv69(↑1)
器用値 41
敏捷値 98(↑1)
知力値 85
筋力値 41(↑1)
生命力 41
精神力 85
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能
霊撃 夜目 MP回復増加[極大] 魔法抵抗[大]
物理抵抗[中] 自己回復[小] 時空属性
光属性 闇属性 風属性 水属性 土属性
氷属性 木属性 耐即死 耐混乱 耐魅了
陽炎
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『他に死に戻りはありません!ステ異常の数は未確定です!』
『祝福による回復は続行中!』
『時刻は午前11時20分です、掃討を続行しますか?』
「引き上げよう。点呼と回復を続けてくれ」
『『『『了解!』』』』
掃討戦の難易度は高くなったのは確実だろう。
その分、被害は拡大した。
死に戻りも出ているけど、その全てはリザレクションでフォロー出来ている。
激戦続きで皆も満足した事だろう。
オレとしても満足すべき?
でもね、まだ足りません。
運営さん、もっとセラフィム級を寄越してくれてもいいんですよ?
言祝のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
言祝 アークデーモンLv68→Lv69(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 85
知力値 85
筋力値 44(↑1)
生命力 43
精神力 85
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 魔力遮断
自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大]
MP回復増加[大] 変化 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 塵属性 氷属性
雷属性 呪眼 耐即死 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『メジアン』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
ステータス操作を続けつつ、蒼月に騎乗して空へと舞い上がる。
午後はどうする?
アデル、イリーナ、春菜、此花は午後からは各々のゴールドシープを鍛えたいらしいが。
このまま掃討を兼ねてしまえばいいじゃないの。
希望者を募ってみようか?
ユニオンの規模は縮小しても大丈夫。
誘引を併用しなければ難易度が極端に上がる事もあるまい。
メジアンのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう2点のステータスアップは筋力値と生命力を指定しましょう。
メジアン グレータードラゴンLv26→Lv27(↑1)
器用値 44
敏捷値 73(↑1)
知力値 44
筋力値 73(↑1)
生命力 73(↑1)
精神力 44
スキル
噛付き 引裂き 体当たり 飛翔 回避 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
捕食吸収 ブレス 火属性 風属性 土属性
水属性 氷属性 雷属性 木属性 溶属性
毒耐性 耐即死 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パンタナール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
午後はどうする?
やりたい事ならある。
虚無の沼地から更に東に行ってみたい。
魔人は各国に何らかの形で浸透しているように思える。
竜騎士の本拠地では王弟。
高位の法騎士もそうだったな。
では、天馬騎士は?
同様に上層部で魔人と通じている可能性は否定出来ない。
疑って然るべきだろう。
パンタナールのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう2点のステータスアップは敏捷値と生命力を指定しましょう。
パンタナール ノーブルドラゴンLv26→Lv27(↑1)
器用値 58(↑1)
敏捷値 58(↑1)
知力値 58
筋力値 58
生命力 59(↑1)
精神力 58
スキル
噛付き 引裂き 飛翔 回避 堅守 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
捕食吸収 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性
毒耐性 耐即死
「午後だが更に東へ行く。同行を希望する者は正午に虚無の沼地に集合!」
『『『『えっ?』』』』
「希望者だけだ。時間の調整がつく者だけでいい」
さあ、どれだけ集まるかな?
N4E25マップは未知の領域になる。
オレだけなら自己責任で済むけどね。
ユニオンを組んで掃討をする事をもう少し続けてもいい。
虚無の沼地近辺から見て西側は相応に掃討は進んだと思える。
だが、東側は進んでいない。
少しでも掃討は前倒しでやっておくべきなのだ。
ついでにN4E25マップを目指すのは悪くない選択肢だろう。
虚無の沼地にテレポートで跳んだ訳だが。
この時点でユニオンの規模は半分に減っている。
各々のプレイヤーにだって予定というものがあるのだ。
そこを調整して掃討作戦に参加してくれているのだし、文句は無い。
それに残った面々もどれだけ参加するかな?
オレが確信しているのは直立不動で並んでいる連中だけだ。
「殊勝な事だ、何か言う事でもあるのか?」
「「「「「「「「サー!イエス!サー!」」」」」」」」
「宜しい。拝聴するとしよう」
「「「「「「「「サー!午後も同行させて下さい!サー!」」」」」」」」
「そうか。ところで貴様達は同行して何をしに行くつもりだ?」
「「「「「「「「サー!敵を見付け殲滅します!サー!」」」」」」」」
「殲滅?殲滅とは何か。答えろ!」
オレは駿河の目の前で立ち止まり質問する。
顔を寄せ、表情を窺う。
「サー!敵を全て屠る事です!サー!」
「屠る、か。だが屠るだけではつまらんな。どうしたらいい?」
「サー!更なる敵を見付けます!サー!」
「宜しい」
並んでいる連中には共通点がある。
睡蓮洞でお楽しみだった面々だ。
オレの怒りがまだ解けていないのだと思っているのだろう。
ある意味、もういいんだけどさ。
このノリは好きだ。
大好きだ。
彼等も半分以上、ノリで行動している節がある。
オレも付き合ってしまおうと思う。
列に何故かナインテイルが並んでいる。
そして妖狐と白狐もだ!
その後方にパンタナールまでもがいた。
正対するが訓示する言葉を失う。
これ、どうしろと?
「キュッ?」
ナインテイルが短く、そして鋭く鳴く。
そして首を傾げた。
召喚モンスター達一同が首を傾げている様子は微笑ましくはある。
でも緊張感は皆無だった。
引き締まっていた雰囲気が台無しだよ!
「では、解散!午後の戦いに備えよ!」
「「「「「「「「サー!イエス!サー!」」」」」」」」
同時にオレの目の前は尻尾で埋め尽くされる。
おいおい!
蜂蜜でも欲しいのか?
こ、こんな事でオレを籠絡出来ると思うなよ?
どうにか毛玉騒動から解放された所で布陣を見直しておこう。
蒼月は残して全員、帰還だ。
逢魔、鞍馬、ラルゴ、ジャンダルムを召喚しました。
ドラゴン組のレベルアップを意識的に狙ってます。
レインフォースメンツ・オブ・モンスターで援軍として活躍はしても経験値は得られないからだ。
今は戦争中だけど、機会を見て少しでも経験値稼ぎを進めておきたい。
逢魔と鞍馬を召喚したのは言うまでもないが、対戦の相手だ。
このまま待つのは面白くない。
今のうちに格闘戦成分を追加で補充しておこう。
だが、どうやら来客かな?
オレの背後に立っている奴がいる!
「誰だ?」
「ま、待って下さい!怪しい者じゃありませんから!」
声が震えているのが分かる。
怯えているのか?
振り返ってみれば、そこにいたのはデッカー。
中身は誰なのかは知らないが、後ろに立つなって。
こっちも警戒するだろ?
PK職なのだから習い性で背後に立ちたがる気持ちは分かるけどね。
「進展はあったのか?」
「ええ、まあ」
「このままじゃ都合が悪い。ユニオンを組んで話そう。いいか?」
「わ、分かりました」
「それにフレンド登録。いいか?」
「そ、それって!い、いつでも私の所に跳べる事になるじゃないですか!」
「例の件の事がある。連絡するのに不都合があるだろう?」
「そりゃあそうですが」
デッカーの背後に逢魔と鞍馬が回り込む。
逃げ場は無い。
オレだけでも逃がすつもりは無いけどな!
「逃げるなって。大丈夫、襲ったりしないから」
「ほ、本当ですね?」
「信じてないな?」
全く、今回のデッカーの中の人はかなり臆病であるようだ。
でも臆病である事は悪いとは思わない。
それは裏を返せば慎重である事にも通じる。
「ユニオン申請はこっちで出す。そのまま観戦しているフリをしていろ」
「えっ?」
対戦は逢魔と鞍馬でやらせよう。
本当はタッグを組ませてオレと戦う予定だったんだがな。
この場合はもう仕方ない。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv204
職業 サモンメンターLv93(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 50
セットスキル
小剣Lv162 剣Lv159 両手剣Lv159 両手槍Lv159
馬上槍Lv171(↑2)棍棒Lv163 重棍Lv157 小刀Lv162
刀Lv162 大刀Lv161 手斧Lv161 両手斧Lv154
刺突剣Lv157 捕縄術Lv164 投槍Lv167
ポールウェポンLv169
杖Lv183 打撃Lv190 蹴りLv190 関節技Lv190
投げ技Lv190 回避Lv200 受けLv200
召喚魔法Lv204 時空魔法Lv188 封印術Lv188(↑1)
光魔法Lv187 風魔法Lv187 土魔法Lv187
水魔法Lv187 火魔法Lv187 闇魔法Lv187
氷魔法Lv187 雷魔法Lv188(↑1)木魔法Lv187
塵魔法Lv187 溶魔法Lv187 灼魔法Lv187
英霊召喚Lv6 禁呪Lv188(↑1)
錬金術Lv165 薬師Lv43 ガラス工Lv45
木工Lv81 連携Lv175 鑑定Lv142 識別Lv173
看破Lv146 保護Lv25 耐寒Lv170(↑1)
掴みLv176 馬術Lv176 精密操作Lv176(↑1)
ロープワークLv100e 跳躍Lv176(↑1)軽業Lv178
耐暑Lv115(↑6)登攀Lv89 平衡Lv176
二刀流Lv172 解体Lv142 水泳Lv137
潜水Lv137 投擲Lv178
ダッシュLv175 耐久走Lv176 追跡Lv174
隠蔽Lv165 気配察知Lv174 気配遮断Lv174
魔力察知Lv174 魔力遮断Lv174 暗殺術Lv174
身体強化Lv174(↑1)精神強化Lv174(↑1)高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv176
魔法効果拡大Lv173(↑1)魔法範囲拡大Lv173(↑1)
呪文融合Lv173(↑1)
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv113
限界突破Lv62 獣魔化Lv88
召喚モンスター
ナインテイル 白狐Lv68→Lv69(↑1)
器用値 41
敏捷値 98(↑1)
知力値 85
筋力値 41(↑1)
生命力 41
精神力 85
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能
霊撃 夜目 MP回復増加[極大] 魔法抵抗[大]
物理抵抗[中] 自己回復[小] 時空属性
光属性 闇属性 風属性 水属性 土属性
氷属性 木属性 耐即死 耐混乱 耐魅了
陽炎
言祝 アークデーモンLv68→Lv69(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 85
知力値 85
筋力値 44(↑1)
生命力 43
精神力 85
スキル
刺突剣 槌 弓 小盾 爪撃 飛翔 浮揚 回避
呪詛 堕天 反響定位 空中機動 魔力遮断
自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[極大]
MP回復増加[大] 変化 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 塵属性 氷属性
雷属性 呪眼 耐即死 耐魅了
鞍馬 神将Lv68→Lv69(↑1)
器用値 65
敏捷値 65
知力値 35
筋力値 96(↑1)
生命力 96(↑1)
精神力 35
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン
棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾
重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相
自己回復[中] 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性
ノワール レッドシールドカーバンクルLv67→Lv68(↑1)
器用値 40
敏捷値 100
知力値 83(↑1)
筋力値 39
生命力 39
精神力 83(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 堅守 掘削 広域探査
夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知
精密操作 地脈操作 水脈操作 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 雷属性 溶属性
塵属性 灼属性 木属性 耐混乱 耐即死
メジアン グレータードラゴンLv26→Lv27(↑1)
器用値 44
敏捷値 73(↑1)
知力値 44
筋力値 73(↑1)
生命力 73(↑1)
精神力 44
スキル
噛付き 引裂き 体当たり 飛翔 回避 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[小]
捕食吸収 ブレス 火属性 風属性 土属性
水属性 氷属性 雷属性 木属性 溶属性
毒耐性 耐即死 耐魅了
パンタナール ノーブルドラゴンLv26→Lv27(↑1)
器用値 58(↑1)
敏捷値 58(↑1)
知力値 58
筋力値 58
生命力 59(↑1)
精神力 58
スキル
噛付き 引裂き 飛翔 回避 堅守 跳躍
疾駆 夜目 水棲 空中機動 自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
捕食吸収 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性
毒耐性 耐即死
出水 デモンズアポストルLv67→Lv68(↑1)
器用値 52
敏捷値 103
知力値 68(↑1)
筋力値 47
生命力 47
精神力 68(↑1)
スキル
噛付き 捕縄術 打撃 蹴り 投げ技 関節技
飛翔 浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動
水中機動 水棲 広域探査 夜目 反響定位
魔力遮断 捕食吸収 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
自己回復[大] MP回復増加[中] 変化 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 耐混乱
耐沈黙 呪眼
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、ティグリス、クーチュリエ、獅子吼
スコーチ、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑
蝶丸、網代、スパーク、クラック、オーロ、プラータ
イソシアネート、ムレータ、火輪、酒船、コールサック
シュカブラ、シルフラ、葛切、スコヴィル、デミタス
白磁、マラカイト




