1050
召魔の森のポータルガードは見直しだ。
獅子吼、イソシアネート、火輪、十六夜、貴船を外しました。
火輪がいなくなった時の春菜の表情は?
玩具を取り上げられた子供ですね、ハイ。
安心しなさい。
代わりにパティオを配備するから!
他の面々は極夜、雷文、タペタム、風花です。
地道に経験値を稼いで貰おうか。
「少し出掛けてくる。朝食までには戻るから」
「はい!」
「ごゆっくり、どうぞ」
いや、それじゃダメだろ?
此花にそう言いたくなっちゃうよ!
やはり釘は刺しておくべきだろう。
「ポータルガードを加えて対戦はやっておいてくれよ?」
「は、はい!」
「でもこの闘技場、強化が進んでいるんですよね?」
「ああ。最初は魔石辺りからでいい。感覚を掴んでおくといい」
此花がいるのだし任せておこう。
サボるとは考え難い。
まあ多少は息抜きしててもいいけどさ。
さて、次は睡蓮洞だ。
配備するのは?
これはもう決めてあった。
ロジットです。
駿河と野々村はナイアスを希望しているようだがダメだ。
支援の事を考慮すると、前衛もある程度任せられるロジットの方が合理的なのだ。
「キースさん、そこを何とか!」
「お願いします!」
睡蓮洞に来ています。
そして駿河と野々村は、いた。
例によって懇願です。
周囲には他のプレイヤーの目もあるんだが。
必死過ぎる!
気持ちは分かる。
でもね、ロジットだってかなりの美人さんだと思うぞ?
駿河と野々村の背後で不気味な笑みを浮かべている。
無論、人間形態ではない。
半人半獣です。
ある意味、駿河と野々村が心配だ。
「今日の活躍次第、かなあ?」
「活躍次第、ですか?」
「ああ。頑張ったらご褒美に考えておくよ」
駿河と野々村がお互いの顔を見ている。
真剣だ。
真剣な、男の顔だ。
動機は不純なのが残念だ。
「あ、今から召魔の森ですか?」
「同行してて、いいですかね?」
「ああ」
どうやら今日は彼等のアピールを身近に見る事になりそうだ。
悪くない。
大いに奮戦して貰うとしよう。
「合流は夜明けでいいって?」
「ええ」
「一旦、撃退はしてありますし主力は北上してますから」
「今日は探索中心になりそうですね」
オレの隣で駿河と野々村が残念そうに溜息だ。
安心していい。
暴れる機会ならきっとある。
ある筈なのだ。
無いなら作ればいいだけです。
「サニアの町に攻め込む様子は無い?」
「無いみたい、よね?」
「未確認ですが、夜間に襲撃があったようだと報告がありますね」
イリーナの視線を真正面から受け止める勇気は無かった。
その代わりにお茶碗を差し出し、おかわりを要求する。
一杯目は納豆だけで食べ尽くしてしまっていた。
「大きく迂回して攻め込んでいる戦力は他にいないのかな?」
「昨日から各所で警戒してますが、兆候は無いですねえ」
ヒョードルくんとゼータくんの視線が忙しく動いている。
掲示板情報を確認しているのだろう。
「今日はこの10名で遊撃を任せるみたいですよ?」
「ほう、そうか」
ならば駿河と野々村にもチャンスはあるだろう。
頑張って頂こうかね?
「布陣は空中戦前提ですよね?」
「ああ。それについてだが今のうちに詰めておきたいが」
「それはいいんですが」
「キースさん、まだ食べ終えてませんよ?」
そうだった。
オレだけが大盛り、その上で会話までしていたんじゃ食べ終える筈もない。
今日は競争相手の与作も東雲もいない。
早食いをするには惜しいんだけどな。
朝の定番和食メニューなんだし、たまにはゆっくり堪能したかった!
「何か変更でも?」
「支援を手厚くしてみたい」
「支援、ですか?」
何、そう変な事をするつもりは無い。
駿河と野々村のモチベーションを少し刺激してやるだけだ。
実に簡単な方法があるのです。
「あ、あの!」
「私達のパーティも見直していいですかね?同乗させたいんですが」
「うん?いいよ」
簡単な方法、それは何か?
オレの布陣を見れば一目瞭然だ。
ナイアス、蒼月、アチザリット、サンダーチーフ、アードバークになってます。
そう、人魚系召喚モンスターのナイアスとアチザリットは通常の方法で空中戦は出来ない。
だが、ロック鳥のアードバークの背中に同乗は可能だ。
呪歌や呪曲で支援は出来るのは勿論、各種属性による攻撃も期待していい。
それに得物にグングニルがある。
ナイアスには以前から与えてあったが、今日はアチザリットにも与えてある。
投槍はスキルにない両者だが、グングニルであれば普通に投擲して使えるのだ。
自動で戻って来るからアポーツの呪文要らずで効率もいい。
駿河と野々村だけではない。
アデル達も各々、布陣に変更を加えているようだ。
エンジェルナイト、アークエンジェルが各々3体に増えた。
ナイアスとアチザリットを加えた事が明らかに影響している。
呪歌は合唱となる事で相乗効果がある。
それは数が増える程、顕著になるのだ。
アードバークの背中には結局、オーケアニスとサイレンクイーンが各々2体が追加だ。
これだけでも相乗効果は相当な代物になる。
それにロック鳥がいる時点で色々と察しているようだな。
移動を重視していない事が明らかだ。
それ故に自然とグレータードラゴンも比率が高くなった。
探索役は?
いる。
遠視と広域探査が使える召喚モンスターは十分揃っているし問題にならないだろう。
気にしなきゃいけないのは天候の方だろう。
昨日は酷かったからな。
「じゃあ先に集合場所に行くか。ユニオンを組もう」
「「「「はいっ!」」」」
「「「「「了解!」」」」」
では、移動だ。
情報を仕入れたら偵察行になるのだろう。
もうオレは諦めた。
戦闘にせず情報だけを収集するなんて、無理!
こうなったら情報が無駄になってもいい。
数を削りに行こう。
続けていればいずれ全滅出来るかもしれないしな。
全体ブリーフィングで得た情報は芳しくなかった。
法騎士の残存兵力はどうにか合流を果たしたようだ。
サビーネ女王の意向は追撃せず、国に帰って貰う事であるそうな。
甘い。
極甘だけどもう決定は覆らないだろう。
そしてフィーナさんから皆に提案されたのが広域の探索だ。
理由も明確に示されていた。
魔人だ。
そう、今回の戦争ではまだ魔人も、魔神も、彼等が従えているであろう戦力も見掛けない。
不自然だ。
痕跡の有無も含めて探索する事になったようです。
そんな中で幾つかのユニオンには別の指示がある。
遊撃。
いや、この場合は残敵掃討だ。
統率が取れて撤退するならまだいいが、そうじゃない可能性の方が高い。
実際、先遣部隊の場合は指揮官が真っ先に逃げ出す有様だったのだ。
『要するに、昨日とそう変わらないって事ですよね?』
「ああ。それだけに天候次第だなあ」
天気の心配は無いみたいだけどね。
それ以上にN6E20マップの地形が気になる。
九重の得た情報によると、森だ。
しかも相当に深くなっているのだとか。
森か。
逃げ込まれたら掃討するのが手間になる。
だが、気付かれずに戦力を削るには好都合かもしれない。
まあ、いい。
オレとしてはやれる事をやろう。
出来もしない事を出来るように偽るのはもう止めだ!
「納品がこれかー」
「依頼しとったのを忘れておったとはな!」
「戦争が始まっちゃったからねえ。仕上げは急いだけど手は抜いてないよ?」
「助かります」
出発前に少しだけ問題が発生?
オレの目の前には剣呑な武器の数々が並んでいた。
全てに共通するのはオリハルコン製って事だ。
そしてリックが難しい顔で精算している。
オレの意向はジルドレとカヤと共通していた。
出来るだけ妙見秘鎚と冥府の槌で賄う事だ。
【武器アイテム:棍棒】オリハルコンメイス 品質A+
レア度10 AP+62 M・AP+12 破壊力7±α 重量5+
耐久値3250 魔力付与品 クリティカル発生確率上昇[大]
気絶異常発生[中]
素材の全てがオリハルコン合金製のメイス。
使用者の体格と筋力により破壊力に大きな差が生じる。
使用者の魔力に呼応してその色が変化する。
【武器アイテム:両手斧】オリハルコンペレクス 品質A+
レア度10 AP+70 M・AP+14 破壊力7±α 重量11+
耐久値3800 魔力付与品 クリティカル発生確率上昇[大]
攻撃命中率上昇[中]
素材の全てがオリハルコン合金製の両刃斧。
使用者の体格と筋力により破壊力に大きな差が生じる。
使用者の魔力に呼応してその色が変化する。
【武器アイテム:片手斧】オリハルコンラブランデス
品質A+ レア度10 AP+58 M・AP+9 破壊力4±α
重量4+ 耐久値2240 魔力付与品
クリティカル発生確率上昇[中] 攻撃命中率上昇[中]
素材の全てがオリハルコン合金製の片手斧。
使用者の体格と筋力により破壊力に大きな差が生じる。
使用者の魔力に呼応してその色が変化する。
【武器アイテム:馬上槍】オリハルコンランス
品質A+ レア度10 AP+76 M・AP+15 破壊力7±α
重量7+ 耐久値3200 魔力付与品
攻撃命中率上昇[大] クリティカル発生確率上昇[中]
素材の全てがオリハルコン合金製の馬上槍。
使用者の体格と筋力により破壊力に大きな差が生じる。
使用者の魔力に呼応してその色が変化する。
【素材アイテム】オリハルコン球 部材 品質A+
レア度10 重量0+
オリハルコン、ミスリル銀、鉄の合金製鉄球。
真円に近いもの程、品質は高い。
形状故に爪先に落とす事故がある。取り扱い注意!
「これだけの装備だ、戦争でも出来そうだねえ」
「いや、もう戦争だし」
カヤの呟きにツッコミを入れておき、内心で悩む。
オリハルコンランスは2本、これはオレとヘザーで使えばいい。
オリハルコンペレクスは1丁だけだし、これはオレが使おう。
オリハルコンラブランデスが2丁。
オリハルコンメイスは3本。
これもそれぞれ、選択肢が多い。
そもそも今の時点で布陣を変更してまで手間を掛ける事はない。
後回しだな!
それにこのオリハルコン球の数は何だ?
数えてみたら19個もある。
「じゃあ、これで。カヤ、ジルドレは魔水晶を幾つか出して」
「ああ」
「仕方ないな」
「ちょっと待った!このオリハルコン球の数は何?」
「余ったんだよ。新たに武器を何か作るには時間が足りなくてねえ」
「それに鋳つぶして再加工は出来るしな」
何とまあ。
オレとしては2個あれば十分なんだけどな。
いや、1個でも運用出来る。
アポーツを活用したらいいだけなのだ。
予備にするにはこの数は多いな。
ま、何かに使えるかもしれない。
アイデアは今の所、ありませんがね!
「済まなかった、そろそろ出発しよう」
『『『『はいっ!』』』』
『『『『『了解!』』』』』
妙見秘鎚と冥府の槌がそこそこ減ったが、惜しくはない。
いずれ増えてくれるアイテムなのだ。
今は法騎士の軍勢を追うとしよう。
N6E20マップへと撤退するならさせておけ、とも思うけどさ。
戦争を仕掛けて来ておきながら、このまま逃がす手は無い。
来る者は迎撃で。
この段階はもう過ぎてしまったな。
去る者は追撃だ。
今、すべき事はこれだね!
今日は遊撃として法騎士戦力を削るのが役目になる。
削るなんて!
全滅を狙おう。
そうするには戦力が多いし、広範囲に展開もしている。
それだけにやり甲斐もあるだろう。
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔力遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『サンダーチーフ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
「どうだ?」
『壱式が1体、沈みました!弐式の防御陣はそのままの模様!』
『弐式に変化!弓持ちがいます!』
「高度を上げろ!」
『ヤァ!』
爆撃は何度も続けていたが、移動が止まらない!
インスタント・テクトニクスやヴォルケーノも使っているんだが、何者かが相殺している。
そもそも、センチネルゴーレムが敷く防御陣が堅い!
堅過ぎる!
それでも行軍から外れた戦力を見逃す事はしない。
削れるだけ削っている。
主導権を握れているのだからやりたい放題だ!
何しろセンチネルゴーレムだが空中戦力の伍式と陸式がいない。
いるのかもだが、上がって来ない。
色々と疑念があるけど、今は爆撃を続けるべきなのだが。
ここで区切るべき?
時刻は午前9時20分だ。
小休止すべきだろう。
サンダーチーフのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう2点のステータスアップは生命力と精神力を指定しましょう。
サンダーチーフ ガルーダLv53→Lv54(↑1)
器用値 42
敏捷値 92
知力値 42
筋力値 68(↑1)
生命力 68(↑1)
精神力 37(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 回避 遠視 広域探査
強襲 危険察知 空中機動 捕食融合
捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス
火属性 風属性 土属性 雷属性 溶属性
水耐性 毒無効
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アードバーク』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
『布陣変更して再度爆撃しますか?』
「先に小休止をしよう。まだ焦る事は無い」
『『『『了解!』』』』
『場所、どうします?』
「任せるよ」
先導するヘラクレイオスくんに指示を出しつつ、眼下を見る。
天気はやや崩れそうな気配があった。
そして撤退を続ける残存兵力の狙いも透けて見えていた。
N6E20マップは森だ。
センチネルゴーレムを引っ込めてしまえば身を隠しつつ撤退が可能になる。
森に潜まれたら厄介だ。
無差別に絨毯爆撃をするような真似はしたくない。
非効率だ。
何よりも仕留めた実感は皆無になる。
正直、面白くないのだ!
アードバークのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう2点のステータスアップは敏捷値と筋力値を指定しましょう。
アードバーク ロック鳥Lv53→Lv54(↑1)
器用値 32
敏捷値 79(↑1)
知力値 32
筋力値 79(↑1)
生命力 99(↑1)
精神力 32
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 巡航 遠視 広域探査
夜目 強襲 危険察知 魔力察知 運搬 掴み
空中機動 天耳 捕食融合 騎乗者回復[小]
自己回復[大] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[微] 土属性 火耐性 耐気絶
『降下します!』
ヘラクレイオスくんの先導に従い、高度を下げて行く。
さて、この後も爆撃になるのかな?
オレ達が小休止している間に主力は移動距離を稼ぐ事になるだろう。
周囲に散っていた残存兵力も移動しながらだが集結しつつある。
まだまだ、屠れる相手は多い。
これは時間との勝負だ。
森の中に逃げ込むまでに、どれだけ戦果を出せるか?
法騎士側にしてみたら、どれだけの戦力を確保して撤退出来たかになる。
現時点では法騎士の残存戦力を僅かに削っただけに過ぎない。
やはりあの防御陣は強力だ。
結界だってある。
正攻法で一気にどうにかなる目標ではない。
それだけに攻略をどうするのか、考えるのが面白い。
同時に面白く感じていないオレもいる。
理由は明白、空中戦で攻略出来そうな手段が限られる事だ。
色々と手は打ったが、対抗されている。
これは手強い。
それが嬉しかったりするのがオレの厄介な所だったりします。
「では、ログアウトして来ます!」
「焦らなくていいから。敵は逃げているけど、そう速くないしな」
「はい!」
アデル達がログアウトしている間に当面の課題を解消しておこう。
一時的に蒼月を帰還させ、ヘザーを召喚する。
オリハルコンランスを与えておく。
これは悩みの範疇にすら無い。
オリハルコンメイスは?
1つはオレが使うとして、2つを与える相手は誰がいい?
候補は護鬼、鞍馬、赤星だ。
護鬼にはレーヴァテインもあれば羅喉刀もあるからな。
鞍馬と赤星に与えよう。
オリハルコンラブランデスは?
手斧がスキルにあるのは護鬼と石津だが。
召魔の森にいる人形組も守屋、スーラジ、久重、網代、オーロといる。
これは人形組の誰かに与えておこうと思う。
生産活動にも活かされると期待出来るからだ。
残る課題は?
得物の感触を試したいのだが。
オリハルコンランスはある程度、試せている。
間合いでは亜氷飛竜の騎士槍に及ばないが、双角猛蛇神の騎士槍よりもやや長い。
重さはあるけどバランスが取れているから扱うのも容易だった。
感覚も掴めている。
与えているダメージは明らかに双角猛蛇神の騎士槍よりも上だ!
様々な効果がスポイルされてしまう所が残念ではあるが、威力の向上は有り難い。
亜氷飛竜の騎士槍も双角猛蛇神の騎士槍も予備に回す事になりそうだ。
他の得物は?
空中戦で試すような武器じゃない。
これはお楽しみにしておくとして。
問題はオリハルコン球だな。
この数は明らかに多い。
レールガンの弾にするにしても、同時に放つ事が可能なのは2つまで。
しかも両方を狙い通りに投げて命中させられる程、オレは器用じゃない。
別の利用方法を考えたい所だ。
アイデアがあるかと言えば、ある。
アポーツの呪文でオリハルコン球の回収の手間を省く、そういう使い方だ。
たまにだけど迂遠に感じる事がある。
出来たとしても僅かな時間になるのだし、大きな意味は無いかもだが。
10個を超える数を携行出来るか?
そこをどうにか工夫したい。
考えろ。
何か、あるんじゃないかな?
呪文リストを眺めつつ、使えそうな手があるのに気が付いた。
でもこれって大丈夫かね?
時空魔法の呪文、テレキネシス。
使う機会はそんなに無い。
重たい荷物を運ぶのに使った記憶があるけど、曖昧になっている。
お馴染みじゃないのは確かなのだ。
「あのー、キースさん?」
「うん?どうした?」
「マジシャンか何かにでもなったんでしょうか?」
真っ先に戻って来たイリーナにはどんな姿に見えるのか?
確かに何かマジックを披露しているように見えるだろう。
オレの周囲にはオリハルコン球が浮かんでいる。
しかも等間隔でだ。
最初は1個で、テレキネシスの基本を確認。
掌の上で浮かべるのは造作も無い。
浮かべる位置の調整も可能だ。
そして移動も指定出来る。
だが、オレの狙いはこれを複数のオリハルコン球で行う事だった。
テレキネシスだが、基準点となる物体の位置との相対距離を指定して浮かべる事が出来る。
その指定と応用は確かに最初が少々厄介だった。
だが、すぐに慣れた。
そして遊び始めたオレがいる。
オリハルコン球を4個使用して正四面体の頂点の位置になるよう、オレの周囲に展開。
その正四面体の頂点に位置するオリハルコン球を移動させてみた。
大丈夫でした。
それにこれ、数を増やしたら防御に使えそうですらある。
オレを中心に相対位置も固定してやれば、移動していても連続使用は可能だ。
正多面体で増えに増えてしまい、今は正十二面体になっている。
使用しているオリハルコン球は20個。
意図的に1個だけを外すと美しい回転が維持し難くなるけど、正二十面体に戻すと安定する。
オレ自身の運用の腕次第だろう。
それに回転をより加速させるにはもう一工夫が必要だった。
オリハルコン球は相応に重たいからだ。
その全てにレビテーションを使っておけばかなり負担は軽減されるようです。
持続出来る時間も相応に長いようだ。
まだ途切れてないから、どれだけ連続で使用出来るのか確認が要るだろう。
「遊撃はこのまま、同様に爆撃を続けますか?」
「ああ」
「了解です。じゃあ今のうちに掲示板情報を見ておきますね」
情報収集はイリーナに任せて、オレはもう少し遊んでいよう。
いや、遊んでいるというのは少し違うな。
これ、戦闘ではどんな感じで使えるのか?
試してみたい。
そう、これは遊びではないのだ。
そもそも、ここはゲーム世界であるのだし遊んでいて問題は無いよね?
そう自分に言い聞かせつつ、オリハルコン球を周囲で回転させ続けていました。
「じゃあ続きだな」
『『『『はいッ!』』』』
『キースさん、もしかして飽きてませんか?』
『結構、厳しい戦闘だったんですが』
「ん~?そんな事ないよ?」
嘘だ。
飽きてます。
同じ展開が続くであろう事は読めている。
爆撃し、センチネルゴーレムの防御陣から脱落する戦力を削ぐ。
または合流しようとする戦力を削ぐ。
その繰り返しになるだろう。
伍式と陸式がいないというのもいけない。
温い。
対空攻撃の手段は先方にもあるから油断は出来ないけどさ。
観察を絶やさずに戦い続けていれば対応は簡単なのだ。
『昼までは継続ですね?』
「ああ。そろそろ広域マップも常時、表示しておいてくれ。隣のマップが近いからな」
『了解です!』
そろそろだ。
正午前後であの残存兵力はN6E20マップに突入するだろう。
それまでにどこまで、戦力を削れるかな?
それに森に逃げ込んだとしても終わらせるつもりは無い。
時間が許す限り、追撃させて貰おうか!
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アチザリット』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『敵本隊がN6E20マップに入りました!』
「センチネルゴーレムはどうだ?」
『減ってます!今、消えました!』
時刻は午後1時20分だ。
出来るだけ行軍速度を落とすように嫌がらせはしたんだが、これが限界であったか?
ま、十分だろう。
お楽しみはこれからだ!
アチザリットのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
アチザリット サイレンクイーンLv65→Lv66(↑1)
器用値 62(↑1)
敏捷値 61
知力値 80
筋力値 57
生命力 57
精神力 62(↑1)
スキル
両手槍 回避 受け 水中機動 水棲 変化
聞耳 危険察知 振動感知 夜目 怨歌 怨声
呪怨 連携 自己回復[中] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 水属性
闇属性 土属性 木属性 耐沈黙 耐暗闇
耐魅了 共鳴
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『サンダーチーフ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
『森ですけど、追撃しますか?』
『上空から爆撃してもいいかも?』
「一旦、森の上空を確認。そのままN6E20マップを北上しよう」
『『『『えっ?』』』』
森に逃げ込まれた時点で空中戦を継続する意味は薄い。
かと言って森林戦に移行していきなり戦闘にするのも癪だ。
連中が拠点にしている場所がきっとある。
そこを確認してからでも遅くないだろう。
待ち伏せだって出来るしな。
追撃ではなく迎撃にしてしまうのも一興。
それにアデル達には時間がそんなに残っていないのだ。
区切れそうな事を済ませてしまいましょう。
サンダーチーフのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう2点のステータスアップは器用値と精神力を指定しましょう。
サンダーチーフ ガルーダLv55→Lv56(↑1)
器用値 43(↑1)
敏捷値 93(↑1)
知力値 42
筋力値 69
生命力 69
精神力 39(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 回避 遠視 広域探査
強襲 危険察知 空中機動 捕食融合
捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス
火属性 風属性 土属性 雷属性 溶属性
水耐性 毒無効
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アードバーク』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
『北へ行くんですか?』
「ああ。各自布陣を移動優先に変更、N6E20の中心を確認だ」
『エリアポータル、ありますかね?』
『あるならきっと、法騎士が拠点にしていそうですね』
そうなのだ。
エリアポータル、あると嬉しいな!
出来れば法騎士の戦力が防衛に残っていたりしたら助かる。
アードバークのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう2点のステータスアップは敏捷値と生命力を指定しましょう。
アードバーク ロック鳥Lv55→Lv56(↑1)
器用値 32
敏捷値 81(↑1)
知力値 32
筋力値 81(↑1)
生命力 101(↑1)
精神力 32
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 巡航 遠視 広域探査
夜目 強襲 危険察知 魔力察知 運搬 掴み
空中機動 天耳 捕食融合 騎乗者回復[小]
自己回復[大] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[微] 土属性 火耐性 耐気絶
昼食を兼ねた小休止はしてある。
アデル達はもう少し、粘れると思う。
急行しましょう。
先にナイアスとアチザリットを帰還させる。
アードバークの背中から召喚モンスター達の姿が消えたのを確認。
そしてサンダーチーフとアードバークを帰還させました。
召喚するのは?
黒曜、ヘザー、スパッタ、イグニスです。
北へと急行しよう。
『布陣変更、完了しました!』
「よし、全力で飛ばせ!」
『了解!先導するよ!』
アデルを先頭にして高度を上げつつ北へ向かう。
眼下の森では残存兵力が潜んでいる事だろう。
待っているがいい。
少なくともオレは必ず、戻って来るからな!
楽しい楽しい森林戦をやろう。
きっとそうなるに違いない。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv195
職業 サモンメンターLv84(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 32
セットスキル
小剣Lv155 剣Lv155 両手剣Lv154 両手槍Lv156
馬上槍Lv161(↑2)棍棒Lv156 重棍Lv156 小刀Lv156
刀Lv160 大刀Lv161 手斧Lv153 両手斧Lv154
刺突剣Lv157 捕縄術Lv157 投槍Lv162
ポールウェポンLv162
杖Lv177 打撃Lv185 蹴りLv185 関節技Lv185
投げ技Lv185 回避Lv193 受けLv193
召喚魔法Lv195 時空魔法Lv181 封印術Lv180
光魔法Lv179 風魔法Lv179 土魔法Lv179
水魔法Lv179 火魔法Lv179 闇魔法Lv179
氷魔法Lv179 雷魔法Lv179 木魔法Lv179
塵魔法Lv179 溶魔法Lv179 灼魔法Lv179
英霊召喚Lv6 禁呪Lv180
錬金術Lv161 薬師Lv43 ガラス工Lv45
木工Lv81 連携Lv168 鑑定Lv139 識別Lv161
看破Lv133(↑1)保護Lv20 耐寒Lv156(↑3)
掴みLv170 馬術Lv169 精密操作Lv170
ロープワークLv100e 跳躍Lv170 軽業Lv172
耐暑Lv80e 登攀Lv64 平衡Lv171
二刀流Lv166 解体Lv139 水泳Lv132
潜水Lv132 投擲Lv170
ダッシュLv168 耐久走Lv168 追跡Lv163
隠蔽Lv150 気配察知Lv168 気配遮断Lv167
魔力察知Lv168 魔力遮断Lv160(↑1)暗殺術Lv169
身体強化Lv167 精神強化Lv167 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv169
魔法効果拡大Lv165 魔法範囲拡大Lv165
呪文融合Lv166
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv108
限界突破Lv56 獣魔化Lv83
装備
金剛杵×16 降魔秘剣×16 天羽々斬×16
生大刀×8 迦楼羅剣×13 布都御魂×15
火焔光輪刀×16 七星刀×14 羅喉刀×15
護霊樹の杖×1 神樹石の杖+×2
如意輪錫杖×10 神樹石のトンファー+×2
亜氷雪竜の投槍+×1
双角猛蛇神の長槍+×1 グングニル×2(↓1)
亜氷飛竜の騎士槍+×1 双角猛蛇神の騎士槍+×1
オリハルコンランス×1(↓1)(New!)
亜氷飛竜のパイク+×1 天沼矛×13
蛇王のメイス+×1 ミョルニル×1
オリハルコンメイス×1(↓2)(New!)
転生獅子のレイピア+×1 亜氷飛竜のエストック+×1
神鋼鳥の小刀+×2 神鋼鳥の刀+×2
神鋼鳥の斬馬刀+×2 神鋼鳥のコラ+×2
神鋼鳥のククリ刀+×4 虚無竜のデスサイズ+×2
怒炎蛇竜神の小剣+×2 蛇王の双杵+×1 蛇王の戟+×1
妙見秘鎚×7(↓7)星天弓×16 生弓矢×6
オリハルコンペレクス×1(New!)オリハルコンラブランデス×2(New!)
ダイダロスのペレクス×9 ダイダロスのラブランデス×10
冥府の槌×7(↓2)天魔の琵琶×10 天詔琴×5
怒りのツルハシ+×2 オリハルコンの首飾り+×1
老蠍獅子神の隠し爪+×2 老蠍獅子神のバグナグ+×2
色空竜の革鎧ほか 金毛羊革のコート×1
黒のローブ×5
蘇芳羂索×10 グレイプニル×2 レーヴァテイン×4
千宝法輪×1 千宝相輪×1 色空竜のベルト
背負袋 アイテムボックス
召喚モンスター
アチザリット サイレンクイーンLv65→Lv66(↑1)
器用値 62(↑1)
敏捷値 61
知力値 80
筋力値 57
生命力 57
精神力 62(↑1)
スキル
両手槍 回避 受け 水中機動 水棲 変化
聞耳 危険察知 振動感知 夜目 怨歌 怨声
呪怨 連携 自己回復[中] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 水属性
闇属性 土属性 木属性 耐沈黙 耐暗闇
耐魅了 共鳴
サンダーチーフ ガルーダLv55→Lv56(↑1)
器用値 43(↑1)
敏捷値 93(↑1)
知力値 42
筋力値 69
生命力 69
精神力 39(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 回避 遠視 広域探査
強襲 危険察知 空中機動 捕食融合
捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス
火属性 風属性 土属性 雷属性 溶属性
水耐性 毒無効
アードバーク ロック鳥Lv55→Lv56(↑1)
器用値 32
敏捷値 81(↑1)
知力値 32
筋力値 81(↑1)
生命力 101(↑1)
精神力 32
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 巡航 遠視 広域探査
夜目 強襲 危険察知 魔力察知 運搬 掴み
空中機動 天耳 捕食融合 騎乗者回復[小]
自己回復[大] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[微] 土属性 火耐性 耐気絶
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、クーチュリエ、極夜、雷文、守屋、スーラジ
久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック
オーロ、プラータ、タペタム、風花、ムレータ、酒船、コールサック
シュカブラ、シルフラ、葛切、スコヴィル、デミタス、白磁
マラカイト、パティオ
睡蓮洞 ポータルガード
ロジット、エルニド、魂振、セノーテ、呼子、明石




