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『ダメです!何も見付かりません!』
「こっちもだ!」
『高度を上げましょう!』
雲海の下は?
台風には程遠いけど荒れた天気でした。
そして海上も相応に時化ている。
島影はどこにも見えない。
ここのマップはエリアポータルが無い可能性が高いな。
海中にある可能性は僅かにあるけど、それを確認している余裕が無い。
いや、そこまで手間を掛けるのが惜しい。
どうせならこのまま西に進んで別のエリアポータルを確保した方がまだいい。
それにここは気に食わない。
天気が荒れているからであるのか、何も襲って来ない!
『先行します!』
ゼータくんがモノペガサスを駆って急上昇、雲の中に突っ込む。
フィーナさん達を乗せたロック鳥もゆっくりと続く。
スパッタ、イグニス、サンダーチーフ、アードバークも追従しているのだが。
お前達、ロック鳥を雨を避けるのに利用しているだろ?
いいんだけどさ。
それに雲の上に出たら注意だ。
いきなり戦闘になっておかしくはない。
奇襲に注意して欲しいものです。
一番危ないのは先導しているゼータくんとオーロラウィングだ。
ここで相手をしている魔物は難易度的に物足りない程ではあるのだが。
違和感がある。
W9マップ、W10マップと比べたら明らかに温い。
これって何か意味があるんだろうか?
気になってしまいます。
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『サンダーチーフ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前8時40分です。
もう少しでW12マップだ。
やや戦闘になる機会が増えたけど問題ない。
戦闘の相手にロック鳥とガルーダがいたとしても、秒殺になってしまうからだ。
フェアリークイーン、ホーライの方がまだ手間になる。
特にフェアリークイーンは小さい。
突撃するのも憚られる。
いや、蒼月を駆って突撃するとしても、直撃させるのは困難を極める。
試したから間違いない。
実際、当たらない。
小さ過ぎるというのも欠点もあるだろうけど利点にもなる、いい例だろう。
そして弱体化した天使に悪魔、オーロラウィングはいい相手だ。
当然だけど【封印術】の呪文が効いていないとサンダーチーフとアードバークには厳しい。
いや、効いていても厳しい。
スパッタとイグニスの支援が必須だ。
そういう形であっても連続のレベルアップが止まらない。
促成栽培にちゃんとなってます。
そしてこれで次のクラスチェンジになるだろう。
サンダーチーフのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
サンダーチーフ バトルホークLv11→Lv12(↑1)
器用値 14
敏捷値 29(↑1)
知力値 26
筋力値 19
生命力 19(↑1)
精神力 14
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲
危険察知 空中機動 火耐性
《召喚モンスター『サンダーチーフ』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》
サンダーチーフとアードバークはここまで同じバトルホークであった訳だが。
僅かながらも差別化を意識してステータス値を振っている。
さて、この先でどうなりますかね?
概略は分かっている。
実際、目の前にはゼータくん配下のガルーダとロック鳥がいる。
いずれ、こうなるのだ。
実に分かり易い!
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アードバーク』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
差を付けたのは1点、生命力だ。
より大型化が進む筈のアードバークだが、生命力の強化は正解だと思われる。
当面はこれでいい。
サンダーチーフが攻勢を好むのに対して、アードバークは要領がいい。
狡猾とも言える。
安定した攻防を好む所は好ましくもある。
どうもサンダーチーフにはスパッタの影響が大きいらしい。
そしてアードバークはイグニスだ。
ある意味、納得の影響力かな?
そういう教官役を選んだのはオレだ。
後悔はしません。
アードバークのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
アードバーク バトルホークLv11→Lv12(↑1)
器用値 15
敏捷値 28(↑1)
知力値 22
筋力値 18
生命力 23(↑1)
精神力 15
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲
危険察知 空中機動 火耐性
《召喚モンスター『アードバーク』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》
《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》
おっと。
今は急ぐとしよう。
もう少しでW13マップだ。
新たな展開があっておかしくないのです。
サンダーチーフ バトルホークLv12→バルドイーグルLv1(New!)
器用値 14
敏捷値 30(↑1)
知力値 26
筋力値 22(↑3)
生命力 22(↑3)
精神力 14
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 強襲(New!)
危険察知 空中機動 自己回復[微](New!)
火耐性 風耐性(New!)
【バルドイーグル】召喚モンスター 戦闘位置:空中
魔物化が進んで大型化した鷲。主な攻撃手段は嘴と脚爪。
時に魔物や人間すらも鉤爪で捕らえて空中へ連れ去る危険な存在。
高地で見掛ける例が多い。
《融合対象となる召喚モンスターです。もう1体召喚モンスターが必要です》
アードバーク バトルホークLv12→ゴールデンイーグルLv1(New!)
器用値 15
敏捷値 31(↑3)
知力値 22
筋力値 20(↑2)
生命力 25(↑2)
精神力 15
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲
危険察知 空中機動 物理抵抗[微](New!)
土属性(New!)火耐性
【ゴールデンイーグル】召喚モンスター 戦闘位置:空中
魔物化が進んで大型化した鷲。主な攻撃手段は嘴と脚爪。
大空の王者と称するに相応しい威容を備える。
各地で目撃されるが、基本的に人間を襲う事は少ない。
広域の縄張りがあるとされ、同種で争う事も目撃される。
《融合対象となる召喚モンスターではありません》
ステータス値の構成は置くとしよう。
スキルの構成で分かり易い差が出来たように思えます。
体躯の大きさは?
共に教官役のスパッタとイグニスを上回っている。
まあ大きさはいいんだ、大きさは。
まだまだ、機動力不足は明らかだし支援が絶対に要る。
大型化した分、小回りが利かせられるかどうかも心配だ。
その外見は明らかに見分けられる。
バルドイーグルとなったサンダーチーフは頭部が白い。
そして目付きがより険しくなった。
誰かに似ている、と思ったらアリョーシャです。
ま、似ていてもおかしくない。
アリョーシャも半分はバルドイーグルの系統でもあるのだ。
ゴールデンイーグルとなったアードバークは?
頭部が白くない以外、サンダーチーフとの差を見抜くのは難しい。
だが、スキルに土属性が備わった。
ここから差別化がより明確になるのだろう。
特にロック鳥となってからアードバークは巨大化がより進む筈。
期待したい。
『一気に第3段階まで来ましたね』
「ああ」
ゼータくんの配下のガルーダ、ロック鳥、オーロラウィングもいる。
こうして見ると大きさに激しい差があるけど、ちゃんとした編隊に見える。
グレータードラゴンも馴染んで見える所が面白い。
ここまで、探索は順調と言える。
W13マップではどうなるのか?
またしても雲海の上を移動しそうな雰囲気なのがどうも気になる。
そういうマップ構成なのだろうか?
謎だ。
そしてそうだとしたら運営の意図は何だ?
明らかにするにはもう進むしかないだろう。
「下だっ!何かが来る!」
『了解!上昇します!』
オレが気付いたのは偶然だっただろう。
眼下の白い雲海の中で蠢く影。
かなり巨大だ!
巨神級かな?
そうであってくれると有り難い。
本格的な空中戦にならないのだとしても、ここまで苦戦すら無いのです。
ロック鳥やガルーダに突撃三昧もいいけど物足りないのだ!
だが。
これ、巨大過ぎませんか?
巨神と言えば?
淤母陀流神之影、阿夜訶志古泥之影、天之常立神之影。
意富斗能地神之影、大斗乃辧神之影、宇摩志阿斯訶備比古遅神之影。
共工の影もだな。
出現するのが海になるし巨神じゃないけど、ヨルムンガンドの幻影も加えていいだろう。
比較出来るのはそんな所だろうか?
アンタイオスやアルゴスも巨神であるようだが自在に大きさを変えるからな。
比較するには適当じゃない。
これはまさに壁だ。
目の前に白い壁?
雲海の中から突如として屹立する柱のようだが。
上昇するだけでは把握出来ないな。
旋回するか後退して距離を置くべきだろう。
『キースさん、上!』
「ッ?」
紅蓮くんの声だ。
上?
見上げたら何があるんだ?
恐る恐る見上げたオレの視界に飛び込んで来たのは?
顔だ。
しかもこれは、仏様なのか?
如来ではないようだ。
旅装の僧侶のようにも見える。
雰囲気だけであれば菩薩様のようだ。
《よくぞここ迄、来た》
その声はオレの体を震わせるかのようだった。
響く。
体の芯に、響く!
そして骨を伝わり、脳を揺さぶっていた。
頭上のマーカーがあるけど、遠過ぎて【識別】も効かない。
一体、何者なんだ?
《だが、ここより先に汝等に辿るべき道は無い》
目の前に存在するのは余りにも巨大に過ぎる立像。
その両腕がゆっくりとした所作で動く。
いや、速い!
大きいからゆっくり見えているだけだ!
合掌したかと思うと、巨像の目が閉ざされた。
空気の流れが止んだ。
全ての音が消える。
何か、巨像が呟いているように見えたが。
耳に伝わって来るのは重低音の読経。
次の瞬間、周囲の風景が切り替わる!
全身を叩かれるかのような衝撃の後、目の前が暗くなってしまっていた。
目の前は?
真っ暗だった。
徐々にだが光が差し込むようになり、視界が回復する。
オレの傍には蒼月がいた。
但しマーカーには状態異常を示すマーカーが重なっている。
どうやら気絶しているらしい。
少し離れてスパッタ、イグニス、サンダーチーフ、アードバークもいる。
漏れなく気絶しているみたいだ。
視線を転じると巨大なロック鳥が地面に突っ伏していた。
他のゼータくん配下の召喚モンスター達もやはり気絶しているみたいです。
ゼータくん自身もモノペガサスの傍で眠っているかのように動かない。
だが死んでいる訳じゃない。
召喚モンスター達の姿は消えていないからだ。
そしてフィーナさん達もロック鳥の傍で気絶しているようです。
回復させねばならない。
それにはこれだな。
(リフレッシュ!)
(ミラーリング!)
蒼月の状態異常は?
回復したようだ。
でもすぐには起き上がれない様子です。
おっと、ところでここはどこだ?
見覚えはあるけど広域マップで確認しておこう。
罪人の島になってます。
マップ2つ分を一気に越える距離なのに、どうやって飛ばされたんだ?
何をされたのか、分からない。
恐ろしい。
理解の範疇を超えているというのは、恐ろしい。
だが耐えねばなるまい。
それに今はやるべき事がある。
気絶している面々を全て回復させないといけません!
「あれ、菩薩様ですかね?」
「マーカーは見た?」
「ええ、黄色でしたけど分かるのはそれだけでした」
そう。
マーカーは赤くなかった。
だからこそこの仕打ちは納得出来ない。
ちょっと強引過ぎませんかね?
「どうします?」
「時間が時間だし、まずは小休止。一旦、ログオウトしましょう」
「方針を決めるのは再度ログインしてから、ですね」
フィーナさんの意見に異論は出なかった。
時刻は?
午前9時50分になっている。
朝、出発してから小休止はしていない。
確かにいいタイミングだろう。
オレはどうする?
短い時間だが、サンダーチーフとアードバークを促成栽培させてもいいのだが。
この周囲だと剣呑過ぎる天使や悪魔が沢山いる。
大丈夫かな?
きっとオレの支援次第だろうけどね。
サンダーチーフとアードバークの両方を同時に見ていられる余裕があるだろうか?
ちょっと無理。
ゼータくんやフィーナさん達とのユニオンが必須だろう。
それに先刻、酷い目に遭ったばかりなのだ。
ここで無理をする事もない。
おとなしくしておこう。
おとなしく、対戦でもして待っていましょう。
一時的に蒼月は帰還、鞍馬を召喚しました。
さあ、やろうか。
得物はお互いに無しでいい。
そう、格闘戦だ!
《只今の戦闘で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【精神強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で召喚モンスター『鞍馬』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
以前の対戦では全勝したものだが。
マズいな。
意趣返しではないだろうが、何戦か落としている。
オレが勝ち越しているのはいい。
最後の最後で負けたのが気分的にスッキリしないのだ!
体格の差は致し方ない。
そこを工夫して攻略出来ていたのだが、どうも鞍馬もオレの手の内を読んでいる。
それは以前から変わっていないのだが、より深い読みをしているように思えます。
鞍馬は神将、言わば仏像シリーズの一角と言っていい。
狩りでは上位とも言える明王級の相手とも互角以上の戦いをして見せる。
並ではない。
オレの当初の意図は対戦相手だった訳だが、期待以上の成長だ!
ところで、召喚モンスターの全てに共通するんだけどさ。
より上位にクラスチェンジって無いのかね?
鞍馬の場合、神将の上であるなら確実に明王級がいる。
天使、それに悪魔にだって上位の存在が幾らでもいる。
先行でレベルアップしている最古参のヴォルフのレベルが66か。
期待すべきなのは4の倍数、72って所だろうか?
それにオレ自身の事もある。
多分、無いとは思ってますけど。
サモンメンター、要するに導師だ。
これより上があるとは思えない。
一旦、サモナーに戻って別系統に進むべきなんだろうか?
それもどうかと思ってしまいます。
鞍馬のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
鞍馬 神将Lv64→Lv65(↑1)
器用値 64(↑1)
敏捷値 64(↑1)
知力値 34
筋力値 94
生命力 94
精神力 34
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン
棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾
重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相
自己回復[中] 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性
「最後、残念だったわね」
「ええ」
しかも今の負け試合をフィーナさんとリディアに見られてました。
お恥ずかしい次第です。
オレだって常勝って訳じゃないのだ。
「全員、揃ったわね」
「さて、これからどうしますか?」
全員の意見で一致したのは、このまま西へ向かうのを避けるという点だった。
それ以外の案は?
単純です。
迂回してW13マップを目指す。
合理的な案ですね!
少し意見が割れたのは出発点をどこにするかだ。
ここ、W10マップのエリアポータル、罪人の島か?
隣のW11マップのエリアポータル、雲海の島か?
オレの意見はW11マップから北上か南下です。
確かに例の巨大な観音様が出現したのはW13マップに突入してすぐだった。
近い分、リスクは高いだろう。
「時間も限られるし、雲海の島から北上しましょう」
「エリアポータルの有無を最優先、ですね?」
「ええ。それでいいと思う」
異論は出なかった。
実際、有力な対案は南下するといった程度の差でしかない。
北上して上手く行かないようなら南下したらいいのだ。
妥当な選択だと思えます。
オレも布陣を変更せねば。
鞍馬を帰還させ蒼月を戻す。
サンダーチーフ、それにアードバークはこのまま継続だ。
無論、スパッタとイグニスも継続です。
ついでに促成栽培を進めてしまいましょう。
普段とは異なる形だし、遅々として進まない点もあるけど仕方がない。
今回は探索行であるのだ。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【氷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『サンダーチーフ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
N1W11マップに来ました。
出現する魔物はW11マップと変化は無い。
難易度はやや高めのようだ。
それはある意味、申し分ない。
サンダーチーフとアードバークにはいい塩梅であっただろうからな。
オレにとっては物足りないのは相変わらずです。
どうにか我慢出来ているのは鞍馬との対戦があったからだ。
格闘戦成分の補充は大切だな。
MPバーの補充も大切だけど、こればかりはゲージで目視して確認出来ない。
今回は探索行だ。
僅かな時間を見付けて補充すべきだろう。
戦闘が、戦闘が温過ぎる!
サンダーチーフのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
サンダーチーフ バルドイーグルLv9→Lv10(↑1)
器用値 16
敏捷値 36(↑1)
知力値 28
筋力値 25
生命力 25
精神力 16(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 回避(New!)遠視
広域探査 強襲 危険察知 空中機動
自己回復[小](New!)物理抵抗[微](New!)
火耐性 風耐性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アードバーク』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『どこか適当な島に着陸しませんか?』
『賛成!』
そう、ここの地形は海だ。
多少の雲が出てはいるけど天気はむしろいい。
魔物の死体は海面に墜落、アイテムの剥ぎ取り作業もせずに移動を優先している。
そしてここ、N1W11マップにエリアポータルは無いらしい。
そこも残念だが、本番はここからだ。
既に西に転進、N1W12マップを目指しているのだが、通過出来るのかどうか。
そこが問題だ。
アードバークのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
アードバーク ゴールデンイーグルLv9→Lv10(↑1)
器用値 16
敏捷値 35
知力値 23
筋力値 24(↑1)
生命力 32(↑1)
精神力 16
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲
危険察知 運搬(New!)空中機動 自己回復[微](New!)
物理抵抗[小](New!)土属性 火耐性
時刻は午前11時50分だ。
このマップは基本海だが、大小様々な島が点在している。
マップ中央にあった島がエリアポータルだと勘違いしたのは当然だ。
人魂は無いし、広域マップにエリアポータルの表示も出なかった。
時間をある程度、浪費してしまったけど妥協すべきだろう。
これも運営の小さな罠と思えば腹も立たない。
いや、正直に言おう。
腹立たしいって!
(インスタント・ポータル!)
全員が着陸したのを見越してインスタント・ポータルを展開。
早速、昼食としたい所だが。
その前にサンダーチーフとアードバークの様子を再確認したい。
空を飛んでの空中戦の様子はもう見ている。
でもゆっくり観察出来ている訳じゃないからな。
両者共に巨大化が進んでいる。
サンダーチーフの場合、既に蒼月を超えそうだ!
そしてアードバークは更に大きかった。
教官役のスパッタとイグニスが小鳥に見えてしまう。
でも格上なのは小さい方なのだから不思議なものだ。
千宝相輪は?
片脚に装備されたままだ。
大きさはある程度の自由度があるみたいなんだが、このままでいいのかね?
もう少し様子を見よう。
バルドイーグル、ゴールデンイーグルと別系統に分かれ差別化は進んでいる。
それは確かだ。
そしてイメージは概ね固まっている。
ガルーダもロック鳥もゼータくん配下の召喚モンスターとして長く行動しているからだ。
ガルーダはその体躯を活かした直接攻撃を得意とする。
海中戦で言えば、ゴッズオルカのアウターリーフに近い形だ。
これは分かり易い。
ロック鳥はより巨躯であり、空中に在って要塞のような役目になるだろう。
これは師匠のロック鳥でもそうだった。
パーティ2つ分であれば楽々と運べるから輸送機みたいなものだ。
海中戦で言えばアスピドケロンのプリプレグに相当するかな?
当然だけどスパッタやイグニスと戦闘スタイルがかなり異なる。
だからこそ、途中から編成を少し変えさせて貰ってます。
ゼータくん配下のガルーダにサンダーチーフを付けた。
ロック鳥にはアードバークだ。
両者共、意図的に戦闘爆撃機の愛称を与えたのだがアードバークは少しズレたか?
ガンシップのイメージになってしまいそうだ。
でも反省はしない。
概ねオレの想像通りに成長してくれているからだ。
気になるのは今日のうちにどこまで成長出来るのかだが。
この探索行は午後2時を目途に切り上げる事になる。
出来れば迂回ルートを進められそうなのか、確認出来ればいい。
それは小休止を終えたらすぐに明らかになるだろう。
《よくぞここ迄、来た》
《だが、ここより先に汝等に辿るべき道は無い》
予想外です。
N1W12マップに突入したと思った、次の瞬間。
またしてもあの巨大な菩薩様だ!
今度は海中から出現、全身から海水が飛沫となって周囲撒き散らされていた。
陽光が乱反射していて、ある意味で美しい光景なのだが。
この後、何が起きる?
菩薩様が合掌しようとしている!
『衝撃に備えて!』
『また、これかよ!』
フィーナさんの警告。
オレも当然、衝撃を喰らう覚悟が出来ていた。
菩薩様のマーカーは?
黄色だった。
だが【識別】は間に合わず、黄色のマーカーは遥かな高みにある。
確認しに行きたい所だが、合掌の方が早い!
オレも脳内で盛大な舌打ちをしつつ思う。
今度は、気絶してなるものか!
せめてもの抵抗はしておくべきだ。
いや、本当に僅かな抵抗に過ぎないけどな!
視界は維持出来ていた。
気絶しなかった事に僅かな自負心を慰めつつ、広域マップを確認する。
現地点は?
またしてもW10マップのエリアポータル、罪人の島だ。
だが、仮想ウィンドウに表示された広域マップ以上に気になる物がオレの視界にあるんだが。
丸い。
丸くて大きい何かがオレの顔を押し潰している?
これって何だ?
持ち上げようと両手で支えてみる。
感触が変だ。
掴んでみると柔らかい。
どけるにしても力が込められる場所を探してまさぐるがどこも柔らかい。
それに結構重たいぞ?
これって何だ?
『ッ?』
「うん?」
急にその物体の重みが消え、オレの視界から遠のく。
次に見えたのは?
兜を脱ぎ捨てたリディアがそこにいた。
その紅潮した顔を見てオレは全てを察してしまった。
えっと。
もしかして、事故ですか?
事故なんですね?
これってオレの責任ですか?
絶対に違うと思うんですけど!
『何か、言う事はある?』
「安産型だね」
オレは観念するしかなかった。
何を言ってもこの場合は無駄だろう。
兜を脱ぎ捨て、直立不動。
そして目を瞑る。
さあ来い。
今、この瞬間だけオレはマゾになってやろう!
『キースさん、大丈夫ですか?』
「どうだろうな」
リディアの平手打ちを甘んじて受けたのは果たして正解であったのか?
ジンジンと右の頬が熱い。
虫歯とはまた異なる痛みだが、耐える事は出来る。
そして両手にまだあの感触が残っていた。
こればかりはスクリーンショットみたいに保存出来る訳じゃない。
事故は事故だが。
頬に一発貰ったからには感触を反芻しておこう。
無駄にする事はない。
そして祈ろう。
これは間違いなく事故だ。
アカウント停止や削除になりませんように!
「どうします?」
「S1W11マップへ南下しても同じですかね?」
「もっと大回りで迂回すべきかもしれないわね」
こうなると今できる選択肢は絞られてしまう。
何しろ時間も限られるからだ。
出来る事も当然、限られてしまう。
大きく迂回するには時間が足りない。
しかもエリアポータルが確保出来るかどうかも不明だ。
インスタント・ポータルを使いながら数日掛けて進む事も出来るのだが。
ここにいる面々だけで踏破するには面倒に過ぎる。
「今日はS1W11マップに南下、そこからS1W12マップを目指してみましょう」
「了解です」
「妥当な所でしょうね」
否は無いようだ。
そして気にしちゃいけない。
リディアの視線が痛い。
しかもオレの視線とぶつかると顔を真っ赤にして顔を逸らしてしまう。
気まずい。
だが今は念頭から消し去ろう。
まだまだ、探索行に続きはあるのだ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv188
職業 サモンメンターLv77(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 18
セットスキル
小剣Lv150 剣Lv152 両手剣Lv150 両手槍Lv152
馬上槍Lv153 棍棒Lv150 重棍Lv151 小刀Lv153
刀Lv157 大刀Lv152 手斧Lv148 両手斧Lv149
刺突剣Lv150 捕縄術Lv153 投槍Lv151(↑1)
ポールウェポンLv152
杖Lv172 打撃Lv179 蹴りLv179 関節技Lv179
投げ技Lv179 回避Lv186 受けLv186
召喚魔法Lv188 時空魔法Lv173 封印術Lv172
光魔法Lv170 風魔法Lv170 土魔法Lv170
水魔法Lv170 火魔法Lv170 闇魔法Lv171
氷魔法Lv171(↑1)雷魔法Lv171 木魔法Lv170
塵魔法Lv170 溶魔法Lv170 灼魔法Lv170
英霊召喚Lv6 禁呪Lv172
錬金術Lv157 薬師Lv43 ガラス工Lv45
木工Lv80 連携Lv162 鑑定Lv136 識別Lv153
看破Lv124 保護Lv8 耐寒Lv129(↑3)
掴みLv164 馬術Lv160 精密操作Lv164
ロープワークLv100e 跳躍Lv165 軽業Lv166
耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv164
二刀流Lv158 解体Lv135 水泳Lv120 潜水Lv120
投擲Lv163
ダッシュLv162 耐久走Lv162 追跡Lv154
隠蔽Lv141 気配察知Lv162 気配遮断Lv159
魔力察知Lv161 魔力遮断Lv120e 暗殺術Lv162
身体強化Lv163(↑1)精神強化Lv163(↑1)高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv161
魔法効果拡大Lv158 魔法範囲拡大Lv158
呪文融合Lv158
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv102
限界突破Lv49 獣魔化Lv77
召喚モンスター
鞍馬 神将Lv64→Lv65(↑1)
器用値 64(↑1)
敏捷値 64(↑1)
知力値 34
筋力値 94
生命力 94
精神力 34
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン
棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾
重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相
自己回復[中] 物理抵抗[大] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性
サンダーチーフ バルドイーグルLv9→Lv10(↑1)
器用値 16
敏捷値 36(↑1)
知力値 28
筋力値 25
生命力 25
精神力 16(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 回避(New!)遠視
広域探査 強襲 危険察知 空中機動
自己回復[小](New!)物理抵抗[微](New!)
火耐性 風耐性
アードバーク ゴールデンイーグルLv9→Lv10(↑1)
器用値 16
敏捷値 35
知力値 23
筋力値 24(↑1)
生命力 32(↑1)
精神力 16
スキル
嘴撃 爪撃 飛翔 遠視 広域探査 奇襲
危険察知 運搬(New!)空中機動 自己回復[微](New!)
物理抵抗[小](New!)土属性 火耐性
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、逢魔、守屋
スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代
スパーク、クラック、オーロ、プラータ、ムレータ
火輪、酒船、コールサック、シュカブラ、シルフラ
葛切、スコヴィル、デミタス、白磁、マラカイト
十六夜、貴船
睡蓮洞 ポータルガード
振魂、セノーテ、呼子、明石




