表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
受験嫌いで未知の世界へ  作者: 航作裕人
第二章 受験に対する思い
9/18

8 何か異常な展開

 翌日のこと。俺の日常と言うものは、とても大変だ。

 最終的には、受験で楽をすることが、これだけの大変さをうむなんて思ってもみなかった。

 これこそ、マジで勉強できない奴から見ればきついの一言で片付くものだろう。

 それに、朝が早い。きつい。

 それに、ハードな授業。体力がいくつあってもすべて使い果たしてしまいそう。

 校則はまあまあ普通。でも、携帯電話使っていいよ的な感じであるから俺はここにいられるのかもしれない。

 

 寮を出るとき、俺は急ぎ足。なぜなら、寮と校舎が遠すぎだから。登校時間は、8時20分。

 現在の時刻、


 ――8時10分。


 10分で間に合うかの問題が生じる。

 ――マジでやになる。

 グチをこぼしたいほどだけど、俺の頭では到底行けるところはないだろう。

 その点では、いいのかもしれない。お金が掛からない分の労働みたいなものと考えれば楽になる。

 だから、俺はそう考える。


 何とかついた学校。何とか間に合った自分。

 よかったよかった。

 なんてもっちゃだけだろう。自分で突っ込んでしまった。

 それだけ、今は頭がくるっているということ。これだけはどうにもできない。

 誰のせい。自分のせいだ。

 すると、教室に鳴り響くサイレン。

 何かあったのだろうか。

 先生は冷静に、

「みんな机の所にあるものを腕につけてくれ」

「「わかりました」」

 みんなは一斉につけ始めた。

 それから先生の指示がとぶ。

「じゃあ、つけたら赤いボタンを押してくれ。それをすればなぜ警報が鳴ったかがわかるぞ」

 ボタンを押すと、

『緊急事態発生。学園町第三地域である学校の所にロボットの集団が発生。新魔界都市の中社独立共和国のペヤンからの進撃です。これは、学園町の最先端技術を使うことを命じます』

 俺にはどのような状態なのか全然理解できない。

 新魔界都市? 

 中社独立共和国?

 ペヤン

 どこかで聞いたことがあるものが含まれている。それは、中国のことだろう。その都市である北京のことだと感づいた。

 それだけ、敵対心が強いということだが、なぜここが狙われたのかはわからない。それで、最先端技術を使うなどと言ったことも分からない。

 すると、また語る

『それでは、皆さんは戦うのです。敵と……。敵を倒すために、操縦するのです。爆弾兵器を……』

 理解に困ると思った。

それはすべての説明を破棄してやれということであるが、できるわけがない。初心者の俺には……。

 ――これだけで使いこなせるとかかみっている人しかいない。

 俺はこう思ってしまう。それに、先生たちも論外だ。こんな時はおしえるべきだろうなんて思うのは、俺だけだろうか。

 ふつう思うのが、筋だが……。

 まあ、そんなのことは置いておいて

 それにこの学園の目的と言うものが全然わからない。いろいろとぶっこみすぎてどんな学園ですら明確ではない。

 ――少しちゃんとやってくださいよ

 なんて思ってしまうのだ。

 ふざけるのもいいかげんにしろよ。

 まったくなんちゅう学校。

 その時、最先端技術を使いならしている奴がいた。

 異常だ。なぜあんなことで使いこなすことができると思いきや、全員が使いこなせているじゃないか。

 みんな異常すぎだ。普通に考えて使いこなせるわけねぇ――だろ。

 そう思いきや、俺でも使いこなすことができた。

 

 ――なんじゃこりゃ。


 叫びたくなる。それに突っ込みたくなった。意外すぎて……。

 意外と簡単だった。

 何とかレバーを引けばどうにかなったということ。

 俺がとてもバカに見えた。

 なんだか、俺だけその時は浮いていたようにも感じた。それが、あくまでも訓練だったのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ