5 入学式で驚き
次の日。今日は入学式。
すべてがわかる日でもある。
――なんだか、入学式は緊張するなぁ~。
それに人数が半端ではない。
このホールは、客席が5000人分あるらしい。最強でもあるホールだ。
俺はそこの場所で行っているわけだ。
さすがに、人が多すぎて全然ステージが見えない。相当だ。
そんなことを思っていると、客席が階段式へと変化した。まるで映画館のようだ。
俺はここでも驚いてしまった。
入学式の始まる。
ここで学園長からの挨拶だ。
「こんにちは、それとご入学おめでとうございます。学園長の中塚です。みなさんはいろいろな問題できた生徒もいると思います。そんなわけで、楽しんでください」
学園長の話はまだ続く。
「この学園の運営は、未座絵カンパニーと言う会社です。寮の名前は変な名前なのは、この未座絵カンパニーで将来あなたたちは働くことになることを忘れないでください。逃げても無駄ですから。以上で終わります」
なんか寒気がした。とても恐ろしい学園に入ってしまったと思った。
入学式の前に、クラスの発表があった。俺は1年普通10組だ。明石も雄介も同じクラスという幸運の俺らだ。
運命的だ。相当な数の教室がある中で、みんな同じなんて偶然で片付けられない。
この学校の科は、普通科、商業科だ。クラスで考えると、相当だ。
全学科のクラスは、28クラスある。
そのクラスが、この学校には存在するから、驚く。
誰もがそんなにあったら、腰を抜かすほどだということ。
都会のど真ん中でもこんなにはクラスは存在すらしないだろう。
だけど、この中でおれは普通科にした。なんだかというと、パソコンが全然使えないということが理由。
入学式終了後、俺は自分たちのクラスへと向かう。
クラスはドアは2つあり、横開きである。
それで俺が一番驚いたのは、机だ。最先端技術で作られたということ。
それにこの学校は専用機を持たされるそれが電子マネーだ。でも、普通の電子マネーとは違う。画面を使わずとも残金や出席数、単位の獲得数までわかるすぐれもの。
机には、その機械がついていて、かざすと出席ということになる。
ハイテクすぎてついていけないやつこそこの俺だ。
みんなはすぐに使い慣れたというのに、まだ使えない機械オンチだ。
これのせいで俺の心はボロボロ。
何もできないということが、現実であるのだから。
クラスの見学をして、俺は自分の席へ付き、明日からのことを連絡を受ける。
学校が終わった。学園運営者から外出許可が出た。自由に学園町を見学できるようになった。
俺は今までは無断で出ていたので、焦りが解消された。
俺は明石とショッピングセンターへと向かった。
明石は驚く。
「ここって、あの大きな会社のビオンじゃないか。さすがだな、こんな田舎に作るなんて相当な私立だよな」
「そうだな、言われてみればそうかもしれねぇ――」
俺も少し驚く。
「そういえば、この学園町とか言う奴はさぁ、そうとうのもんじゃねぇ――。広いし、なんでも揃うとかちょっとしんじらんねぇというかな」
「そうかもな。それは普通だと思うぜ。こんなにも田舎の場所でよく言えるよな」
「まあな、それよりもゲーセン久しぶりにいっちょ、遊ぼうぜ」
「そうだな」
俺と明石は2階にあるゲーセンまで走っていった。
俺と明石は遊ぼまくった。不思議なくらい昔のゲームもあった。
遊びまくり、疲れた日であった。
でも、久しぶりにゲーセンに行ったような気がする。
前の日に行ったとしても、友達と行くのは格別だと思う。
俺はショッピング~をした後に電車に乗った。
その電車はアナウンスがやばかった。
「つ~ぎの駅は、カンパニー前カンパニー前です~。ここは名のない学園を運営しているおんぼろ会社です(笑)。そんなわけでこの先、学園がみえてき~ま~す。ごらんくださいませ」
俺は何で冗談を入れるのかが疑問だった。
「それ~で~は、こちらをご覧ください。ここは未座絵学園付属大学です。本列車はこちらに駅を持っております。ですので、通学にはどうぞごりようくだちゃいませ」
――なんで、赤ちゃん言葉入れるのか。
これはこの町の列車なのかと思う。それに、この音声は機械でやっているというのだから、驚きだ。人間そのもの。2050年は相当すごい。
電車に乗り、最南端まで行った後は、自分たちの寮に戻るために、バスを使用して戻った。
37年もたつといろいろと変わるということは普通のことだが、それを体験できたことはとてもよかった。
明日の準備をして、今日の疲れをいやすのだった。