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受験嫌いで未知の世界へ  作者: 航作裕人
第二章 受験に対する思い
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2 とおるの不安!

 今日は、集合する土曜日の当日。

 このような受験がある学校などに行かないことを決め、母と話し合ってから自分の学校の校庭へと向かう。

 でも母から持ち物を持って行けと言われ、服とパソコンと教科書とゲームと本を持っていった。

 校庭に集まる時間に来たとき校門は空いていたが、先生の車や部活をしている姿もなく異変に思った。

 そんなことで10分を回ると、ジェット機がこちら目掛けてやってきた。

 普通は、ジェット機はすぐには止まれないが、このジェット機は特殊とくしゅであったのですぐに目的の校庭へ降り立った。 

 俺はさすがに、これはすごいなと感心。

 誰もが思う。

 それで、ジェット機から教師みたいなやつがやってくる。なんだと思い、近くへよることにする。

 

 俺はこの教師みたいなやつに話しかけられる。

「ねぇ、もしかして本学園の生徒を希望の生徒かぁ。まあ、今回の募集の中ではよっぽど立派な生徒だといえるな。服はボロボロだが、髪の毛は整髪料をつかっていない。外見から分析するととてもいい感情の持ち主か」

 俺は教師みたいなやつが話を続けるので、話に割り込んだ。

「すいませんが、どちら様ですか。学校の先生だということはわかっていますが、何で俺のことを分析してるんですか」

「たしか君は、貧乏びんぼうだというね。それにしても制服もボロボロで外見からして、不良にしか見えないなぁ~」

 何故、俺の家庭が貧乏だというのがわかったのかが、不思議でたまらない。

 

 そこで、俺は勇気をふりしぼって、聞いてみる。

「すいませんが、お名前はなんていうんですか。俺の名前は高崎とおるです」

「あぁ、すまないな。俺の名前は伊作雅紀いさくまさのりだ。この学園の派遣部に所属している。すべての生徒を迎えに行っている身だ。そういえば、自分の名前を言うのは久しぶりだ。まぁ、俺のことは先生ではなく、伊作学園派遣員と呼んでくれ。よろしく」

「よろしくお願いします」

 なんかとてもいいような人に見えた。でも、これはさすがに、いい学園に行けたような気がした。

「じゃあ、早速。出発と行きますか。それで持ち物だけど、すべて本学園が用意するから気にしないでね」

「了解です」

「あとそれと、卒業後は本学園の運営会社に就職してもらうから、それを心に刻んでおいてね」

「分かりました。伊作学園派遣員」

 

 俺は戸惑いはあるが、受験がなければいいやと、商業系の勉強ができればいいと思いながら、俺はジェット機に乗り込む。

 乗っていると直ぐに、学園の専用のヘリポートに下りる。このジェット機は別に滑走路などいらない品物らしい。

 そんなわけで、学園の寮にいく。

 ここの寮の名前は、『美座絵みざえ学園高等特別マンション』というらしい。

 なんだか、ずっと暮らせるみたいな感じの名前だ。でも寮だから、お正月と夏休みは帰れると思っている今の俺は全然桁違いだということに気がつかされるのは、入学式終了のホームルームだった。

 そんなわけで、この日は一日目が終了。入学式は3日後の


 ――4月7日。


 俺はこの学校の実態のことを知ることになる日でもあるかもしれない。

 ここからは向こうの学園に行ってからの物語です。

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