3 とおるの知らないこと!
その美人は、俺を何かの秘密室みたいなところに連れて行ったが、これは校舎内。こんな場所があったことにびっくり。
それに、この人物の名は、関根結衣というらしい。
俺はなぜここに連れてこられたのかわからなかった。
「どうして、こんな場所に連れてきたのですか?」
「それは、この時代で生きてく上でのことを教えるためだよ。それと、気にも同級生は、この時代では、50歳以上だ」
俺は、思った。しるよしもないことを……。
まだ話は続く。
「それにだ。お前の同級生に松田裕香という名前はいなかったか?」
「いましたけど、どうして聞くんですか?」
俺は疑問に思ったが、ハッと思った。
――もしかして、あの裕香の子供に当たるのか。マジか。
俺は思うに、口にしてみた。
「もしかして、子供ですか。裕香の……」
「そうだよ。それに孫だったらおかしいでしょ。この年で……」
すると、俺の脳内に電撃がはしった。
――ここで、女性の年を聞いてもいいのだろうか。どうする俺!
俺はなんだか勇気がなくって、聞くことはしなかった。
だけど、相手は普通に年を答え始めた。
「私は、もう28歳くらいかな。うちの母は、25歳に生んだらしいから」
俺はこの人が普通に年を答えるので、びっくりしてしまった。
――なんで、この人自分の年を普通に答えるんだ。おっかしいだろ。
俺は心の中で思ってしまった。
そんなことで、話を戻すことにした。
「それで、俺をこの時代に生きていけるようにするとは、具体的にどんなことをするの?」
結衣はなんか、不快な気持ちみたい。
「自分が年上だとわかると、普通に話すとは、やっぱり聞いていた通りの男だな。それはあの時に好きになるわけだ」
俺は最初の方はすごくよく聞こえたが、後々になって、全然聞こえなくなってしまった。
なんか、こそこそと話している様子だったが、なんのことだかは俺にはわからない。
「なんか、話してた?」
俺は言ってみた。
「い……いや、なんでもない」
「そう。じゃあ、本題へ。俺がこの世界で暮らすにはどんなことを注意するんだ?」
「それは、この時代の君に逢わないことと、あまりこの時代のことでおどろかないことかな。それだけできれば、どうにかなるだろう」
結衣は何気なく忠告をした。
俺はそれに気づいたが、何も反応をしなかった。
それに、それだけ簡単な事だったら、呼ぶなと思ってしまうほどだからだ。
これだけは、正論だと思う。
それか、ほかに言うことでもあるのだろうか。
その所は俺には、わからない。それは、俺に人間の心を読むという能力がないからだ。
すると、結衣が、
「ほかに、呼んだ理由と言うものがあるんだ。それはね、この場所でしか教えられないことだからだよ。理解してくれたかな?」
「そうか。それで、何のこと?」
結衣は息をのみながら、
「それは、この学園で日本を守るための実践を行うためなんだ。これを行わないと、ある意味自分の命を落とすことにもつながる」
俺は別に大丈夫だろうなんて思っているとき、結衣は続きを話し始めた。
「それに、ふざけているとすべてが失われてしまう可能性もある。だから、この先はちゃんと、実践を積んでほしいんだ。わかったか?」
「了解」
「よし、それでいい。実践期間は2か月。だけど、2日で終わるよ。だって、この世界ともう1つのパラレルワールドへ行けばいいことなのだから」
俺は結衣が何が言いたいのか、全然理解ができなかった。
俺には、『パラレルワールド』、『もう1つの世界』、さっぱりわからない状態。
だけど、それがわかる日が来ると思う。
早速俺は実践のため、そのパラレルワールドと言う場所へと向かうことになった。
それで、その場所は異次元空間に存在するというのだ。
だから、特殊な機械で、転送するしかないらしい。帰りは、腕に付けた時計が2か月を過ぎた瞬間に、この元の世界へと戻してくれるらしい。
だから、俺はそれを信頼した。
それでも、異世界と言うのは、未知の世界でもあり、知らないことだらけ。
そんな危険な場所へ行こうと思ったのは、誰なのか知りたくなった。
それが、思うこともない真実だということを知らずに……。




