表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何故か狂いだしたいつもの日常  作者: FSA
いつもの日常風景:始
5/6

第3話

徐々に、ね?徐々に・・・

いつも通りぼーっと過ごす。何気ない日常。


-キーンコーンカーンコーン-


4時間目も終わりか…。とりあえず食堂に行くか。これもベタと言えばベタだけどな。…ん?


コツコツコツ…

菫「…あの、よろしかったら昼食…ご、ご一緒しません…?」


まぁ、これも予想範囲内ではあった、うん。

しかし、困るものでもないな…と考え、むしろ好都合だな。


「あぁ、いいぞ……あ、でも今日は弁当無いんだわ。売店行ってくっから。」

菫「あぁ、そうなんですか。」

「そそ。で、どこで食べんの?教室?」


真紀となら教室、たまに屋上だが…あ、話つけとかなきゃ…


菫「それなら、屋上とか、どうです…?」

「ん、屋上ね。了解了解。適当に待っててくれ。」

菫「はい!」


クールな、落ち着いた感じのイメージだったが、こんなにも笑うんだな。とりあえず、売店に買いに行きますか。


ガラッ


と、扉を開けて踏み出したら目の前には真紀が…いやー嫌な予感はしたのさ。

ていうかベタな展開にしか出来ないのか。まぁ、それが理想っちゃ理想ではあるけども。


真紀「烈火!食べましょ!!」

「んーあー…今日は別のやつと食べようと思うんだわ。で、今から売店に行くつもり。そだ、真紀も来るか?」

真紀「え…?」


なんだこの落ち込み具合…


「いや、だからさ、別の人と食べるから、来るかって話なんだが」

真紀「いや、いい…遠慮しとく」

「あ、そう。なんか、ごめんな…」

真紀「烈火は悪くないよ。」

「じゃ行くから。またあとでな。」


「…うん」と聞こえるか、聞こえないかくらいの返事が返ってきた。


真紀、なんでだ。いつもはこんなじゃないのに…

そりゃ俺だって別の人と食べることもある。ただし、稀だが。

いつもはこんな落ち込み具合じゃない。むしろ「あ、そう。ごめんね」くらいで返してくる。

しかし、今回に至ってはおかしいな…


まぁ、そんなこんな考えつつ売店に並びパン2個とコーヒー牛乳を買う。そして少し早足で屋上へ。

菫さんが気づいたようだ。


菫「あ、烈火君…遅いじゃないですか待ってたんですよ。」

「わりぃわりぃ少し混んでて…それじゃ食べるか。」

菫「はい。」


菫さんの弁当はいかにも女の子がこれくらいは食べるという感じの可愛らしい弁当だった。


「それって菫さんが作ったの?」

菫「あ、はい。そうなんですよ。……食べてみます?」

「あ、いや、悪いから遠慮しとく。」

菫「おかずの1品くらい大丈夫ですってば。ささ、どうぞ?」

「んー…じゃあまぁ、お言葉に甘えて。」


とりあえず無難に、ベタに、卵焼きを取って食べた。もちろん素手だ。

普通にうまい。


「おいしいな。こんぐらい作れるんなら彼氏さんとか幸せだろうな。」

菫「え、やだ…そんな彼氏とか…///」

「いないん?ほら、前の学校でとかさ。」

菫「いませんよ。」


ほぼ即答だった。びっくりするぐらい。


菫「いる訳ないですよ。だって…私、烈火君のことが好きだったんですもの。昔から。」


なんだこの衝撃的カミングアウト!これは冗談だろ。とかで返したらやばいフラグが建ちますね。本当にあr(ry


と、まぁ、そんなことは置いておいて、だ。

顔は多少笑ってるが、目は笑ってない。濁ってる。

俺は本能的にやばい、と 感じてる。

そして俺の頭は真っ白。とりあえず何か返事しないと…


「…え、と……まぁ、色々と話たいけど、とりあえず、昔から?俺のことを?どこかで会ったっけ?え?」

菫「………やっぱり覚えてないんですね…。ふふっ、でもまぁ、いいです。あとからゆっくり話てあげますから。」

「え、あぁ、そう?」

菫「はい、その時から、烈火君のことを忘れたことなんてありません。」

「あぁ、そう…なの…」


たぶん、今の顔は自分でも何してんだと思うくらい間抜けな顔だっただろう。


-キーンコーンカーンコーン-


菫「じゃぁ、教室…戻りましょうか。」

「…あ、あぁ、そうだな。」


この時には菫さんのあの笑顔は消えていた。

そして初めてチャイムに感謝をした。心の中で。


それから教室に戻って5時間目だが、教師が来るまで質問攻めだった。

すいませんがあちらで投稿してるのがここまでです、ここから新しく書いていきます。もし読みにくいなど脱字、誤字ありましたら書いてもらえると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ