僕と野菜と食いしん坊 その②
今、僕は格闘中である。
相手はかなり手強く正直勝てる気がしない。
だけど僕にはこの相手を無視する事は出来ない何故なら・・・・
この相手に刺さっている
包丁とナイフ無しでは・・・
他の料理が出来なくなってしまうからだ!!!(半泣き)
僕は良く料理はしていた。と、思う。(たぶん)
その証拠に野菜を見てると何品かの料理とその手順が思い浮かぶからだ。
これから先、僕はどうなるかは分からないが現在助けて貰った上に絶賛居候中の身。
何かお礼をしたい!!!
そして、追い出されたく無いとも思っている。(←本音)
その為にも料理で役に立とうかと考えたわけだ。しかし初っ端からつまずいてしまった。
カボチャって硬いよね〜だからって抜けなくなるとか反則だよね~。
てっぺん付近に斜めに刺さったナイフ反対側にも斜めに包丁が刺さっている、そしてどちらも抜けない。まな板が無くて仕方無くぬれ布巾を敷いた上で切ろうとしてこの有り様である。
カボチャの様な硬いものは切るのにコツがあってそのコツさえ分かれば僕でも切れる。
はずなんだけど・・・
踏み台があればまだ力を入れやすくなるんだが無い。
物置に脚立はあったけど流石に脚立でなんて不安定だし第一邪魔だ。
ダイチさんのバスルームから椅子を・・・とも一瞬考えたがそれも止めた。
風呂場の物を使うのは衛生的に無しだろう。
どうしよう・・・
悩む悩む悩む悩む悩む****
「トシキ何してるん?」
「!!!!っわ!!」
びびびび、ビックリしたー!!
「わぃわりぃ脅かしちまったか?(笑)で?何してんの?」
ダイチさんはドコかで買ってきたであろうアメリカンドッグをモグモグしながら聞いてきた。
「あの・・・野菜を貰ったので料理しようかと・・・・」勝手なマネして・・・とか怒られる・・?かな?
「マジ!?料理出来んの!?やった!楽しみ!!」
めちゃくちゃ喜んでいる。(まだ何にも出来てないよ?!)
「で、でも材料とか、調理器具とかあんまり無くて大した物は作れないかと・・・」
「ん〜・・そっか、なら必要な物があれば買ってくるぞ?」
「良いんですか?!・・・じゃあ何か主食になる物と後にんにくチューブとごま油それと豚肉少しと卵があれば・・・」
「そんだけで良いん?なら直ぐに行って・・」
「っその前に!!」
「ん?」
「・・コレ抜いてもらえますか・・・」
カボチャに刺さった2本の聖剣・・・では無く。2本の刃物の引抜き作業をお願いした。
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ササッと刃物を抜いたダイチさんは「スグ戻る!!」と言うと行ってしまった。
本当にアッと言う間だったので怪我とか熱とか大丈夫なのか心配だ。
出来るだけ期待は裏切りたくない。
僕は改めて料理に取り掛かる事にした。
先ずは最強の敵を片付けよう!




