95話
「それで、誤魔化してるつもり?
どうしても、
言いたくないのならいいけど...
私、親友として
そんなに頼りないかな?」
サラにそう言われ
「そっそんな事ないよ!
ただ、話してしまったら
サラを巻き込む事になるから...」
私が、そう言うと
「巻き込んでくれた方がいいわ!
親友が、悩んでいるのを
気づいていて、
何もしてあげられない方が
私にとっては、すごく苦しい...。
だから、1人でなんでも
抱え込まないで!」
サラに、ここまで言って貰えたのに
隠す訳にもいかず
私は、全てサラに話した。
「ミアや、クレアや
アイザックにも、誰にも
相談が出来なくて...。
私、1人が気をつかえば
済む話だから、大丈夫って
初めのうちは思っていたんだけど...
どこで、誰に監視されてるか
気になっていくうちに、
気疲れしちゃってたの...。
でも、今こうして
サラが話を聞いてくれて
少し楽になったよ!
ありがとう。」
私が、そう言うと
「ありがとうじゃないわよ!!
なんで、もっと早くに
相談しないのよ!
こんな事を1人で背負って
いたなんて...
それに、そんなに
気疲れするくらいになるなら
先にみんなに相談したほうが
良かったんじゃないの?」
サラは、そう言い
心配してくれた。
「できないよ!
マフィアのみんなには
いろいろ助けて貰ってるのに
これ以上は、助けてなんて
絶対に言えない
だからサラも、今聞いた事は
誰にも言わないでほしいの。」
私が、そう言い
サラにお願いすると
「はぁー...仕方ないわね!
でも、その代わり
私も話を、聞いた以上
姫華をフォローするからね!
その時に、気は使わないでよね!」
サラは、そう言ってくれた。
「ありがとう、サラ。
正直、避け続けていたから
そろそろ、変に思われそうだったの。
だから、サラがフォローしてくれると
本当に助かる。
迷惑かけて、ごめんね。」
私がそう言うと
「私は、私の意思で
姫華をフォローするんだから
ごめんも、ありがとうも
親友だから、いらないからね!」
サラは、そう言い
微笑んでくれた。
そして、その日から
サラは、私がマフィアのメンバーと
あまり関わらないでいいように
間に入って、フォローを
してくれるようになった。
正直、サラのおかげで
かなり、助ってる。
でも、それでも監視が
緩むことは無かった...
私の、気のせいかなのか
むしろ日に日に、監視が
増えたように感じた。
特別授業以外は、
みんなとは、合わないのに
その間も、どうにかして
連絡はとってないか
邸にいる間は、いつも通り
遠慮なく話しているんでは無いか
たまに、合えば
呼び出しそう聞いてくる。
聞いてくるならまだしも
周りに、お金を払い
特別授業以外も
私の、日頃の会話さえも
探らせるようになった。
事の発端は、サラと話をした
あの日の放課後
たまたま、お金を貰って
引き受けた2年の生徒が
私に話しが聞こえる距離で
探るための作戦を、立てていたのだ。
探られているのが
分かった以上、普段の教室でも、
気を使わなくては、いけなくなった。
そんな、気疲れがあっても
授業は頑張らないと
いけないわけで...。
なおかつ、その疲れを
表に見えないようにしないといけない。
そして、隠し続けなきゃいけない。
あれからまた、1週間がすぎた。
いつものように、朝目が覚め
学校の支度をする。
「姫華様?大丈夫ですか?
最近ずっと、心ここにあらずって
感じですけど.....」
そう言い、アンナが
心配してくれた。
「えっ?あっ!大丈夫だよ?」
私が、そう言うと
「私も、心配です!
姫華様は、疲れが
たまっているように見えます!」
そう言い、エイミーも
心配してくれていた。
「2人とも心配してくれて
ありがとう!
2人のおかげで
今日も1日、頑張れそうだよ!」
私がそう言うと
「本当に、無理は
しないで下さいね!」
そう言い、アンナもエイミーも
まだ、心配していた。
そして、いつも通り朝食を終え
馬車で、学校へ向かう。




