91話
「全く、本当にやばんね!
まぁ、いいわ教えてあげる!
私は、貴族の令嬢なのよ?
ロアン様が、元王族なのも
知っているし
なんでロアン様が
自ら王族を抜けたのかも
知っているの!
もし、そう言う噂を
私が流せばどうなると思う?
学校での立場や、
街での立場も
無くなる可能性があるわよ?
それに、王族の耳に入れば
強制的に連行させるでしょうね!」
その先輩は、そう言うので
「そんな事、言いふらしたら
許さないですよ?」
私が、そう言うと
「殴るなり、首の骨をおるなり
好きにするといいわ!
でも、そんな事したら
真っ先に疑われるのは、
貴方じゃなくて、マフィアの幹部達よ!
あっ!そうだいい事思いついた!
ロアン様の話以外にも
マフィアの方々のある事ない事
たくさん噂を流そうかしら?」
先輩は、楽しそうに話をする。
「人の事を噂して楽しいですか?
その人が、傷つく事とか
気にしないんですか?」
私が、そう怒って言うと
「あら!私は貴族だから
少し噂を流すだけで
みんなが信用するって
教えてあげただけじゃない!
あなたが、どんなに弁解しようが
平民より、貴族の話を
みんなは、信用するわよって
教えてあげたのよ!」
先輩が、そう言うのに
さらに私は、イライラしてしまった。
「何を考えてるんですか?!
そもそも、何がしたいんですか?!」
私がそう言うと
「ここまで言っても分からない?
あなたの態度次第って
言ってるの!
貴方、一応は
マフィアのボスの娘みたいだし
一切関わらないのは
無理だと思うから
そうね...
マフィアの方々との距離感を考えて
あまり近づかないでほしいわね!
貴方が、それだけをしてくれれば
ロアン様の話も、てきとうな噂も
流したりはしないわ!
悪い話では無いでしょ?」
先輩にそう言わてた。
「.....本当に、私がそれだけを
守ればいいんですね?
でも、特別授業では
みんなとは、同じグループですし
住んでる場所も一緒なので
完全に避ける事はできませんよ?」
私がそう言うと
「私も、そこまで子供じゃないから
その辺は理解してあげるわよ!
ただ、貴方も分かるでしょ?
マフィアの幹部の方々は特別なの!
だから、距離感には
気をつけてほしいだけよ!
じゃないと私、
口が滑っちゃいそうなのよ。」
先輩は、そう言い笑を浮かべながら
私に話した。
「分かりました!私が
彼らとある程度、距離を
取ればいいんですね?
そしたら、何もしないんですよね?」
私が、そう言うと
「あら!頭が悪いと思ったら
話がわかる子で助かったわ!
これからは、仲良くしましょうね?
姫華さん」
先輩は、そう言い
取り巻きを連れて
女子トイレから出ていった。
あの人は、距離感って言葉で
言っていたけど
要は、ある程度は
みんなを避けれって事なんだろう。
目が全然笑って無かった。
それにしても、
彼女や彼女の取り巻きも
みんなマフィアの人達が
好きなんだろうな...。
私の世界で言う
アイドル的な存在なんだろう...。
本当にめんどうな人達だな...
でも、確か前に
学校でアラン王子と会った時
ロアンも、そんな事を
言っていたような...(68話)
なんらかの事情はありそうだし...
やっぱり!ロアンや
マフィアのみんなが悪く思われるのも
変な噂をされるのも嫌だし
何がなんでも、みんなを守らなきゃ!
私は女子トイレから出て
1人で考えながら歩いていたら
「姫華!!遅い!
心配したんだから!」
そう言いミアが走ってきた。
「ごめんごめん、どこの席に
座っていたか忘れちゃって
ノートを見つけるのに
時間が、かかっちゃった...」
私がそう言うと
「それなら、いいけど...
ここに来る前に、
あの、わざとぶつかってきた
先輩達を、見かけたから
心配してたの!」
ミアがそう言い
「そーなの?
心配してくれてありがとう。」
ミアに、本当の事を
言える訳もなく
私は、誤魔化した。
「それより、みんな
待っているんだよね?」
私がそう言うと、ミアが頷いた。
「それなら、急がないとね!」
私はそう言い
急ぎ足で、みんなの待っている
待ち合わせ場所へ向かった。
「遅くなってごめんね。」
私がそう言うと
「遅かったなー
なんかあったのか?」
グレンが、そう聞いてきた。
「ノートを探すのに
時間かかっちゃって
ごめんね、待たせて。」
私が、そう言うと
さっきの先輩の取り巻きだった
1人が、こちらを見ているのが見えた。
その時、さっきの事を思い出した。
あの先輩なら、取り巻きの人や
それ以外の人にも
監視を、させてる可能性は
十分にありえる!
私が、ちゃんと気をつけないと
ロアンやみんなに迷惑が
かかってしまう...。
私が悶々と考えていると
「姫ちゃん?大丈夫?
顔色悪いよ?」
ロアンがそう言い
「えっ?あっ大丈夫だよ!
早く帰ろ!」
私は、そう言い
「みんな、また明日ね!」
私は、ミアや、クレア、サラや
アイザックに、そう言い
ロアンを少し避けて
馬車に乗ってしまった。




