75話
巨大な、箱のような物が現れた。
それに、半透明で
箱の中に仕切りが見えて
1つ1つが、部屋のようになっている。
以前、リアムが作った
防御の四角い箱のような物と
少し似ている...。
「なんとか、上手くいったね。」
ロアンがそう言い、
リアムと一緒に話していた。
「それより、説明しろよ!
なんだよ?これは?」
みんなが気になっていた事をグレンが、
先に聞いてくれた。
「これは、リアムと防御魔法の壁と
異空間転送の魔法陣をあわせた魔法でね、
ここから見ると、半透明な塊に
仕切りがあって、4つに分かれている事は
確認できるよね?
実は、あの中の空間が
異空間になっていて、どんなに
魔力を放出させても
外には、何の影響もないんだ!
おまけに、仕切りまであるから
各々、練習はできるし
仕切りには、扉も付いているから
いつでも、外に出れる用になってるよ!
それに、別のペアの所にも
行けるように、なっているからね!」
ロアンは、そう言い説明してくれた。
「おおー!!!」
みんなが、そう言うと
「さて、練習を始めようか!」
ロアンにそう言われ
私達は、ペアに別れて練習を始める事に
中に入ると、外から見るのと同様に
見た目は普通だし、半透明のままだ!
「これ本当に、異空間になっているのかな?」
私がそう言うと
「なら、私が試してみましょうか?
“エペラスルーク”」
リュカはそう言い、魔力を解放した。
そして、リュカは
インプットしていた魔法道具を取り出した。
取り出した魔法道具は
大きなマシンガンのような銃で
リュカは、それを構えた。
「いくわよ!」
リュカはそう言い、銃を
隣で練習しているグレン達側に撃ち始めた。
「ちょっと!!リュカ!!」
私が、そう言い止めようとしたが
リュカは、魔力を多めに込めたのか
勢いよく撃っていて、銃の音で
私の声が届いていない。
リアムの防御魔法が
どんなに、すごくても
さすがに、魔力を多く込めた銃で
同じ所に撃ち続ければ
グレン達の所へ届きそうで
私は、思わず目を閉じた。
「姫華、姫華、見てみなさいよ!
おもしろいわよ!」
リュカにそう言われ、恐る恐る目を開けると
「目を閉じないで、
ちゃんと見ときなさいよ!」
リュカは、そう言い
また、銃を撃ちだした。
慌てて止めようとすると
リュカの撃った銃の弾が
途中で、どこかに消えてしまった。
「えっ?どういう事?消えたの?」
私がそう言うと
「グレン達側の壁のギリギリまで行って
横から見てきなさい!
その方が、見やすいと思うわよ!」
リュカにそう言われ、グレン達側の壁に近づき
リュカの攻撃を、横から見る事にした。
「いくわよ!」
リュカがそう言い、撃った弾が壁に近づくと
透明な膜のような物に吸収され
弾が、壁に当たらなかった。
それどころか、吸収された弾は
消えてしまった。
「本当に、消えてる?!!
撃った弾は、どこにいったの?」
私は、直ぐにリュカの所へ戻り話をした。
「それがね、私も消えたと思って
ロアンに、弾が無駄になるって怒ろうと
思っていたんだけどね...
んー...そろそろかしら?」
リュカが、そう言うと
リュカの後ろの方で、微かに音が聞こえたので
覗いてみると、異空間からなのかは
分からないが、透明な膜が現れ
そこから弾が次々に出てくる!
それも、撃つ前の状態で...。
「えっ??異空間魔法って時間も戻せるの?」
私が、戸惑っていると
「ここからは、私の憶測なんだけどね
多分ロアンは、どの魔法道具を
使って練習をしたとしても
対応出来るように、異空間魔法とか
時空間魔法とか、いろいろと
魔法陣に、組み込んだんじゃないかしら?」
リュカの話を聞いて、例え憶測だとしても
やっぱりロアンは、すごい人なんだと
実感させられた。
「それにしても、本当にそうだとしたら
ロアンも、また腕を上げた事になるわね...
よしっ!私も、姫華に教えながら
一緒に練習するわ!!」
リュカはそう言い、私と練習を始めた。
基礎から、やり直したり
一定の魔力を、キープするやり方を
いつもの5倍の魔力でやってみたりなど
割とハードな練習をし続けていた。
そして、私は立てない程に
足に力が入らなくなった。
「姫華、大丈夫?
私のペースに合わせすぎよ!」
リュカは、そう言い
直ぐに駆け寄って来てくれた。
「分かってるんだけど
リュカが、頑張ってるのを見てると
自分も頑張ろーって、思っちゃって...
それに、他の種類の魔法も
使えるようになりたいから
頑張りたいの!!」
私が、そう言うと
「......まったくこの子は...
いいわ!一緒に頑張りましょう!
でも、その代わりしっかり休んで
また、練習を再開しましょ!!」
リュカは、そう言い
一緒に、横になって休憩してくれた。




