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神隠しだと思ったら、異世界に召喚された!  作者: 桜ゆい
第四章 魔法学校へ
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71話


「ミアと、クレアは、ゆっくりしてて!」


私は、そう言い部屋のドアを開けに行った。





「夜遅くに、わるいな...

少し部屋から出れるか?」


そう言って訪ねて来たのは

ジーク先生だった。



「えっ?あっはい!

わっ分かりました!


少し待っていてください。」



私はそう言い、一度寝室へ戻った。


「ごめん、ちょっと呼ばれたから

少し部屋から出るけど

先に、寝てていいからね!」


私が、そう言と



「マフィアの娘って

やっぱり大変そうね。


私達の事は、気にしなくていいわよ!」


ミアは、そう言い

少し勘違いをしていたが

()()()()()()()()と言ってくれた。


「ありがとう!」


私は、そう言い部屋から出た。





「ジーク先生、お待たせしました!」


私が、そう言と


「とりあえず、テラスまで行くか?」


ジーク先生に、そう言われ

2人で、テラスへ行く事になった。


久々にテラスへ行くと

やはり星が、すごく綺麗に見えた。


「きれい...。」


私が、星に見とれていると


視線を感じ、ジーク先生の顔を見ると

凄く優しい顔をして、私を見ていた。


見つめられている気がして

ドキッとしてしまった。


そして、私は思わず目をそらした。




「そういえば、友達のサラだっけか?

あいつから手紙を預かったぞ!」


ジーク先生は、そう言い

私の真横に来て手紙を渡した。


「あっあいがとうございます!」


勝手に1人で、ドキッとしていたなんて

恥ずかしいと思った私は

お礼を言う時に噛んでしまった。



すると、ジーク先生は

何も言わず、私の頭を撫でて

優しく微笑んだ。



「てっ手紙の中を、

みっ見てみてもいいですか?」


照れ隠しをしたくて

咄嗟に、サラからもらった手紙を

読むことにした。



《 姫華へ


姫華のおかげで、学校にも通えて

同じクラスの子達とも

少し仲良くなれた気がします。


病院の仕事は、時間をずらしてもらって

これからも続けていくつもりです!


なので、一緒に帰れない事のほうが

ほとんどです。


前に、話したよね?

私、この仕事が好きなの!って

それでね、せっかく学校にも

通えるようになったから

看護婦ままじゃなくて、女医さんを

目指そうと思います!


初めて、自分でやりたいと思った夢を

一番の友達である姫華に伝えたくて

手紙を書きました。


私の友達になってくれて本当にありがとう!


サラ 》



涙が出てきた。


私にとっても、サラは

この世界で、初めてできた友達で

今は、一番の友達だと

本気で、思っているからこそ

すごく嬉しかった。




泣いている私を見てジーク先生は

“スっと”ハンカチを渡してくれた。





なんだろう....。

人から優しく、されればされるだけ

九条組の、みんなの顔が浮かぶし

いずれ私は、この世界の人間では

無くなると思ってしまって

涙が、またこぼれてくる。


九条組のみんなに会いたいのに...

この世界の人達の事も

同じだけ、自分の中で大きくなっている

いつかは、別れがくると思うと

涙が止まらない。


考えないでおこうと、思えば思うほど

涙が止まらなくなる。




すると、ジーク先生は

何も聞かずに、何も言わずに

私を抱きしめてくれた。



「ッ!!!!ジーク先生?」


私がそう言うと



「嬉しいのか、悲しいのか

分からねーけど、涙が出る時は

無理に、止めようとするなっ!


泣きたいだけ、泣けばいんだよ!」



ジーク先生は、そう言い

私を強く抱き締めてくれた。



やっぱり、ここの人達は

みんな、温かくていい人ばかりだ。


みんなの役に立てるように

もっと、もっと頑張ろう。

例え、別れが辛くても...


ここの人達や、この世界の人達のために

私が、やれる事を精一杯やろう。



ジーク先生のおかげで

たくさん泣いた分、少しスッキリしたし

もっともっと、魔法を

使えるように頑張ろう!と思えた。



「あの...もう、大丈夫です...

ありがとうございました。」


泣いてた分、気まずそうに

私が、言うと



「5分だけ待っていてくれ!」


ジーク先生は、そう言い

どこかへ、行ってしまった。










それから、5分後

ジーク先生が、戻ってきた。


走って来たのか、すごい汗をかいている。

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