69話
「俺さ、魔力はある方だと思うんだけど
コントロールが、苦手で...。
いつも、魔法道具に頼って
どうにか誤魔化している状態なんだ。
そのくせ、体力は無い方だし...。
だから、俺に魔力のコントロール仕方とか
体力をつける方法とか教えて欲しい!」
アイザックは、そう言い
私に頭を下げた。
「アイザック待って!!
私も、習った身だから
人に教えられる事なんてないし...
んー...どうしよう...」
私が、悩んでいると
先生が、教室に入ってきた。
「とりあえず、後からまた話そうぜ!」
アイザックは、そう言い
自分の席に戻った。
その後、先生から
今後の授業の流れなどの説明があった。
「本格的に、授業に取り組むのは
1週間後からです。
それまでは、上級生、下級生との
交流のみ行っていきますので
どうしても、先に勉強をしたいという人は
教科書に、目を通すだけならいいですよ!
それでは本日は、これにて終了ですので
また、連休明けにお会いしましょう!」
フレディ先生に、そう言われて
「先生ばいばーい!
「先生また、連休明けね!」
そう言いみんなが、次々に帰っていく。
「さっきの話の続きなんだけど、
本気で、頼みたいんだ!」
アイザックは、そう言い
また、頭を下げてきたので
「......わかった!ただ私では、
教えれないから、ちょっとついて来て!」
私はそう言い、みんなと帰りに
待ち合わせしていた場所に向かった。
ミアとクレアも帰りがけに、
そこを通るので一緒に行くことになった。
「姫ちゃん、遅かったね。
道にでも迷っていたの?」
そう、優しく訪ねるロアン。
「あれ、ミアじゃないか?どうした?」
そう言って、レオも話に入ってきた。
「ごめんね。私が連れて来たの!
えっとね、実は...」
アイザックに頼まれた事、
ミアとクレアは、途中までの一緒に
来てくれた事など、すべてを説明した。
「それでね、お願いがあって、
誰か、アイザックに
教えてあげて欲しいの!」
私が、そう言と
「えっ!?そんな恐れ多いって!
それに、皆さん忙しいと思いますし...。」
アイザックは、そう言い
みんなに、遠慮していた。
「んー...なら、合宿みたいな感じでやる?
3日間だけで!!それに、ちょうど明日から
3連休だし、僕達もそれなら
教えられると思うよ!
なんなら、ミアちゃん達も
お泊まり気分で、参加してもいいよ!」
ロアンが、そう言うと
「えっ、本当にいいんですか?
お泊まりしたいです!」
ミアがそう言うと
「私達まで、一緒でいいんですか?」
クレアも、そう言い
「もちろん!!」
ロアンが、そう言と2人とも
凄く喜んでいた。
そんな中、アイザックが
方針状態だった。
「アイザック?どうしたの?」
私が、そう聞くと
「本当に、いいのか?
憧れのマフィアの人達に
教わる事が出来るなんて...
俺の、一生分の願いが叶った気分だ!
ありがとな、姫華!」
アイザックは、そう言い
私の両手を握って、お礼を言ってきた。
「おい!こいつに簡単に触るな!」
そう言って、私の手から
アイザックの手を離したのは、グレンだ。
「まぁ、とりあえず帰りがけながら
どこかのお店に寄って帰ろう!」
ロアンが、そう言と
その後、みんなで馬車に乗り
一輛目は、先に邸に戻る事になり
二輛目に、私と、ロアン、グレンと
アイザック、ミア、クレアの
6人で馬車に乗った。
その後、私達は
お泊まりに必要な物を買ったり
お家に、取りに行ったりして、邸に向かった。
「お前、なんでそこまで
魔力のコントロールや、体力を
気にしてるんだ?」
馬車の中で、グレンが
アイザックに、そう尋ねると
「あっ、えっと、俺
マフィアのメンバーに、
入れてもらう事が夢なんですよ!
だから、そのためには
マフィアの皆さんみたいに
完璧でありたいんです!」
アイザックが、そうグレンに言うと
「なんだよ、そんな事を
この歳から気にしてんのか?
俺は、今でも魔力のコントロールが
苦手だけどよ、それでも
マフィアの幹部にまで、なったんだから
大丈夫だと思うぜ?」
グレンが、そう答えると
「本当ですか?!
それなら、俺の頑張り次第では
マフィアの人からのスカウトが
来ますかね?!」
そう言い、アイザックは
すごく嬉しそうにしていた。
その後、私達は少し遅れて邸に着いた。




