68話
そして、魔力の塊をどんどん
大きくしていった。
地面が揺れ始め、
地鳴りがし始めてた頃
「姫華、そこまでだ!」
ジーク先生の声で、私は
魔力を自分の中に戻した。
静まり返った空気の中
「今のは、限界じゃないからな!?
これで、分かっただろ!
とりあえず、姫華は急いで
テントまで来てくれ!」
ジーク先生に、そう言われ
私は、テントに向かう事にした。
「姫華、すごいよ!
治癒魔法だけでも驚いたのに
あんなに、魔力を
秘めていたなんて!」
ミアは、そう言い興奮していた。
「本当に、凄かったわ!
もっと話したいけど
今はダメよね?
また、後で
いろいろ聞きたいわ!」
クレアもそう言い
私を見送ってくれた。
「お待たせしました!
ジーク先生!」
私は、走ってテントの方まで
駆けつけて、そう言と
「わるいな、テストを中断させて」
ジーク先生は
私にそう謝ってきたので
「気にしないでください。
私も、テントに
並ぶ列が多いと思って
気になっていたので!」
私が、そう言と
「ありがとな!早速なんだが
あっちの子に
治癒魔法をお願いしたい!」
ジーク先生に、そう言われ
私は、ジーク先生と一緒に
次々に治癒魔法を
使い、治していった。
その後、各学年のテストが
無事に終わり、私も
みんなの所へ
戻ろうとしていた時
「姫華、ありがとな!
おかげで、症状が重くなったり
ケガが、悪化した人は
1人もいなかった。」
ジーク先生に、そう言われ
「私でも、役に立てたのなら
良かったです!
では、私もそろそろ
みんなの所へ戻りますね?」
私が、そう言い
みんなの所へ、戻ろとしたら
「これにて、テストは終了する。
明日、魔法強化用の
クラスを発表する。
それでは
各自教室へ戻るように!」
学校長が、マイクを使って
最後のあいさつをしたので
教室に戻る事にした。
私が、教室に向かおうとしたら
「ねぇ、姫華ちゃんだっけ?
少しいいかな?」
後ろから走って来たのは
王族の...確か
アラン王子って
呼ばれていた人だ。
「えっ?あっ、はい。」
私は、咄嗟に返事をしてしまった。
「いきなり、ごめんね。
君の、治癒魔法といい
魔力の大きさといい
どらも、素晴らしいと思ってね
良ければ、卒業後に
王族の担当の
専属医にならないかい?」
アラン王子の、急な申し出に
戸惑っていると
「君にとって
いい条件を揃えてもいい!
だから是非、前向きに
検討してみてくれないか?」
アラン王子にそう言われた私は
「どうして、私なんですか?
ジーク先生の方が
優れていますよ!
それに他にも
治癒魔法を使える方は
いると伺っています!
私は、まだまだ見習いですし
卒業後も、ジーク先生ほど
優秀には、なれないかも
しれませんよ?」
私がそう言うと
「確かに、ジークは優秀だが
彼は、既にマフィアと病院で
専属医をしているからね...
それに、君も同じくらい
優秀になると思ったから
声をかけたんだよ?」
アラン王子に、そう言われ
話していると
「何をしているのですか?
彼女は、マフィアの人間ですよ?」
そう言って話に
入って来たのはロアンだ。
「やぁ、ロアンじゃないか!
久しぶりだね
元気にしていたかい?
たまには、顔を
出しに来てくれても
いいんじゃないか? 」
アラン王子は
ロアンと知り合いなのか
ロアンに、会えて嬉しそうだ。
「はぁー...アラン兄さん
いい加減にしてください!
僕は、もう王族とは
関係無いのですよ?」
ロアンが、アラン王子の事を
兄さんと呼ぶということは、
2人は、兄弟なのかもしれない。
よく見ると、少し似ているし
名前だって似ている...。
「それは、ロアンが相談もなく
勝手にしたことで
誰が、なんと言おうと
僕の弟は、お前だけだよ?
王族とか、王族では無いとか
僕にとっては、そんなもの
どうでもいい話だ!」
アラン王子が、そう言と
ロアンは、
少し暗い顔をしていた。
「とりあえず、僕達生徒は
教室に戻らないといけないから
もう、行くよ...
姫ちゃんも、急がないと
先生が探しに来ちゃうよ!」
ロアンに、そう言われ
私は、アラン王子に
一礼だけして
急いで教室へ戻った。
「姫華、お疲れ様!
魔力も凄かったし
治癒魔法も、初めて見れたし
かっこよかったよー!」
ミアは、そう言い
褒めてくれた。
「それにもう、
2種類の魔法が
使えるなんて、スゴいね!」
クレアも、そう言い褒めてくれた。
「姫華!お前に頼みがある!」
そう言って、アイザックが
私の席の前に来た。
「頼みって??
私に出来る事なら
いいんだけど...。」
私が、そう答えると




