65話
今日は、いつもより
早く目が覚めた。
というよりかは、
緊張からか、昨夜は
あまり寝れなかった。
この日の為に、
たくさん頑張ってきて
みんなにも、協力してもらい
ここまで、魔法を
使えるようになったが
まだまた、不安は多い。
今日も、いつも通り
朝食を食べ終え
その後、みんなで
ロビーに集まった。
みんなの制服姿を見るのは
初めなので、少しドキッとした。
「みっみんな、かっこいいね!」
私が、そういうと
みんな、少し
照れくさそうにしていた。
「今日から、一緒だねー!」
ノア君が、そう言と
「ノアは、いつも元気だね!
姫華ちゃんも、
今日から学校だけど
大丈夫そうかい?
不安な事とか
困った事があれば、
いつでも、私や
ここにいる誰かに、相談して
1人では、抱え込まないようにね?
学校や、外では
私の娘と言う事に
なっているが
私は、マフィアに
いるみんなの事を
本当の子供として、
家族として思っているから
遠慮しないで、
いつでも頼るんだよ?」
アルトゥールさんは、そう言い
私の事を、心配してくれた。
「さぁ、みんないっておいで!」
そうして、私達を見送ってくれた。
「姫ちゃんは、こっち!」
ロアンに、手を引かれて
馬車に乗ると
グレンと、
リュカが先に乗っていた。
そうなると、もう1輌には
リアムと、ノア君、
レオと、リオが
乗っているのだろう。
そう考えいる間に、
馬車は出発した。
緊張で、外の景色すら見ずに
黙っていた私に
「姫華、もしかして緊張してる?
ちょっとロアン、
私と席変わりなさい!」
リュカが、気を使い声を
かけてくれたが
なぜか、私の横に座った。
「大丈夫よ!
そんなに、固くならなくても
今まで、この日のために
たくさん頑張ってきたんだから
もっと、自信を持ちなさい!」
リュカは、そう言い
私の手を握ってくれた。
「ほら、見なさい!
もう、街の中心部よ!」
リュカは、そう言いながらも
手は握ったままだった。
「おい!!いい加減離せよ!」
グレンが、リュカにそう言と
「確かに、握りすぎじゃないかな?」
そう言って、ロアンもリュカに言と
「なによ!?うるさいわね!
自分達が、手を
握れなかったからって
拗ねてんじゃないわよ!」
リュカが、そう言うと
「なんだと?」
グレンがそう言と
「そこまで言うなら、
席戻そうよ!」
ロアンまで、リュカに言い
みんなで、言い争いをしていた。
その言い争いの間に
いつの間にか、
私とリュカの手が
離れている事に
誰も気づいていなかった。
私が、クスクス笑っていると
それに気づいたリュカは
「どうしたのよ?
何笑ってるのよ!?」
リュカが、そう言いその手が
離れている事に
ロアンも気づいたようで
「ははは!僕達は、
何を言い争っていたんだろね?」
ロアンが、そう言うと
「そんなの、こいつがずっと
手を握りっぱなしだから
言い合いに、なってんだろ?」
グレンがそう言と
「そうよ!この手の事を...あっ」
リュカがそう言と
「なんだよ?...あっ」
リュカも、グレンも
気づいたようで
その後は、みんなで笑いながら
会話を楽しんだ。
みんなのおかげで
いつの間にか、
緊張が無くなっていた。
そして、外の景色を見る余裕さえ
出てきていた。
「ねぇ、ここって病院とは
逆に進んでいるよね?
なんていうか、あの大きな
お城に近づいている気がする。」
私がそう言と
「よく、気づいたね!
学校は、病院とは逆の方にあって
あの、お城がある辺りは
王都なんだよ!
魔法学校は、王族の人が
見学に、来たりするから
王都の近くに、
学校があるんだよ!」
ロアンは、そう言い
説明してくれた。
そうして話てる間に
魔法学校へ到着した。
馬車から降りる前から
黄色い声援が聞こえてくる。
そして、馬車の扉が開き
ロアン、リュカ、
グレンの順で降りて行く。
最後に私が降りると
「誰よあれ?」
「もしかして噂の子?」
「誰かの彼女とか?」
黄色い声援から、一気に
空気感がかわった。
すると、みんなが
私を囲うように立ってくれて
この前の、病院の時と同じように
かばってくれた。
「姫華!遅かったじゃない?」
そう言って声をかけてきたのはサラだ。
「えっ?どういう事?
ちょ!待って
制服着てるって事は...。
サラもここの生徒だったの?」
私が、そう聞くと
「聞いてないの?!
この前、あなたの父親が
家に来たのよ!
それで、初の学校で
不安だろうから
友達と一緒がいいと
思うと言って
編入手続きも、学校の準備も
全部、手配してくれたのよ!
家庭の事情で、
学ぶ事を諦めていたから
本当に、嬉しかったの!
だから、お礼を言いたくて
ずっと待っていたのよ!」
サラに、そう教えてくれた。
父親と、言うことは
アルトゥールさんだ!
そんな事まで
やってくれていたなんて...
帰ったら、お礼を言おう!
私が、そう考えていると
「あれ?この前の
可愛い子達じゃない?
えっ?ここの生徒だったの?
ていうか、見れば見るほど
やっぱり、可愛いね!」
そう言って私とサラに
近づい来たのは




