52話
それから、私達は
ジーク先生の病室に戻った。
「姫華様!やっと戻って来ましたね!
ずっと待っていたのですよ?」
エイミーは、そう言い駆け寄ってきた。
「只今、紅茶とお菓子の用意をしますので
少し休まれてはいかがですか?」
アンナにそう言われ
一度みんなで、ジーク先生の仮眠室へ行き
少し休む事になった。
「そういえば、今日当直になったから
俺は、帰らねーけど
お前らは、どうする?」
ジーク先生がそう言うと
「そんなの、帰るに決まってるだろ!
なぁ?」
グレンは、そう答えて
私に、共感を求めてきた。
「ジーク先生さえよければ
私は、ここに残りたい。」
私がそう言うと
「いけません!
そんなの、絶対ダメです!」
アンナが、少し厳しめに言うと
「俺も、賛成できねーな!」
グレンにも、反対され
諦めて帰るしか無いと思った時
「姫ちゃんは、どうしてここに、残りたいの?」
ロアンだけが、そう聞いてくれた。
「今日、病院で、いろんな事を学んで
いろんな人と接して、治癒魔法を使って
もっともっと治癒魔法を上達させたいの!
その為には、病院でジーク先生に
教わりながら、身につけていく方が
早いと思うし
それに学校も、そろそろ始まるって言うから
それまでには、なんとか
上達させたくて...。」
私が、そう言うと
「わかりました!そういう事でしたら
私達も一緒に残ります!」
アンナが、そう言うとエイミーも
頷いてくれた。
「なら、僕も残るよ!」
ロアンも、一緒に残ってくれるようだ。
「それなら、俺も残ってやる。」
さっきまで、帰ると言っていたグレンまで
残ってくれる事になった。
「俺達も、本当は残りたいんだけど
明日は、朝から仕事を頼まれているから
帰る事になるけど、それまでは
何でも手伝うからね!」
レオとリオは、予定があり残れないけど
それでも、帰るギリギリまで
ここに居てくれるようだ。
「勝手に、みんなして
ここに泊まる話を進めるな!
一応、ここは、俺の仮眠室だぞ?」
ジーク先生がそう言うと
「え?別にいいでしょ?!
俺らが、よくここに泊まるから
寝具は、多めにあるし
それにここと、そっちのソファーは
ソファーベッドになるし
それに、隣の空き部屋も使えるじゃん!」
レオが、そう言って、ジーク先生を
説得してくれた。
「旅行じゃないんだから
泊まる以上は、ちゃんと働けよ!」
ジークは、そう私達に言ったが
みんなで、泊まるとなると
修学旅行のようで、ワクワクが止まらない。
「よし、そうと決まれば
レオとリオは、空き部屋の清掃をしてこい!
綺麗だとは思うが、一応な!」
ジーク先生は、そう言い
レオとリオに、隣の空き部屋の清掃を頼み
「ロアンとグレンは、買い出しに行ってこい!
みんなで泊まるなら
それなりに、必要な物が多すぎるかな! 」
そう言い、ジーク先生は
慌ててメモを書き、そのメモを
ロアンとグレンに渡した。
「女共には、飯の担当をしてもらう!
食料庫から、好きなだけ使ってくれて
構わないし、何を作ってもいいからな!
他に、何か欲しいのがあれば
グレン達のメモに書き足してもらえ!」
ジーク先生に、そう言われ
何を作ろうか考えていると
「あの、姫華様も買い出しのメンバーに
入れてもらう事ってできますか?」
エイミーがそう、ジーク先生に頼んでいた。
「俺は、別に構わねーよ!
ただ、何となくで振り分けただけだからな!」
ジーク先生が、そう言うと
エイミーは、私の元へ駆け寄ってきた。
「良かったですね!姫華様!
買い物ついでに、明日、着るお洋服も
選んできてくだいね!」
エイミーや、アンナは、
私が、街の様子が気になっていた事を
レオから、こっそり聞いていたようだ。
「んーでも、料理のほうが大変そうだし」
私がそう言うと
「大丈夫ですよ!それに
姫華様のお召し物も、とても大切な
買い物の1つですので!
ゆっくり、選んで来てください。」
アンナまでも、言ってくれたので
私は、グレンとロアンと一緒に
街へ行くとにした。
「俺は、診察室に居とくから
何かあれば、連絡をくれ」
ジーク先生は、そう言うと
診察室へ行ってしまった。




