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神隠しだと思ったら、異世界に召喚された!  作者: 桜ゆい
第三章 学校が始まるまで
45/138

45話


「これは、ここに!

この魔法道具はここに...。」


ジーク先生は、そう言い

私が、手伝いをしていると


「そういえば、アザレアと直ぐに

打ち解けられて良かったな!」


そう言い、ジーク先生は

私の頭を撫でた。


ジーク先生は、

アザレアを知っているようだ。





「レオとリオは、これを

診察台の横まで移動させてくれ!」


ジーク先生は、そう言い

レオとリオには力仕事をお願いしていた。


ジーク先生の指示通りに

3人で、手伝っていると

思いのほか、準備が早く終わり

後は、患者の到着を待つだけとなった。





“バンッ”

勢いよく、診察室の扉が開く。




「ジーク先生、失礼します!

急患の患者様です。


王族、護衛兵士の方1名です。


見習い生とのことで

訓練中に、魔法道具の剣が

腹部に刺さってしまったらしく

出血多量のため、応急処置は

ここにいる救急隊の方が

してくれたそうです。」



女医さんだろうか、女性の方が

患者さんの状態を

ジーク先生に、説明すると



「わかった!診察台に、患者を寝かせてくれ!


患者の名前、年齢、性別は?」


ジーク先生が、そう言うと



「わかりました!救急隊の方

こちらに、患者さんを寝かせてください。


ジーク先生、こちらが患者さんの

名前、年齢、性別をメモしたものです!」


女性の方がジーク先生に

メモを渡そうとすると



「姫華!そこの女医さんから

メモを受け取って


患者の、名前、年齢、性別を

声に出して読みあげろ!」


ジーク先生にそう指示をもらい

女医さんから、メモを貰おうとすると



「えっ?どうしてこんな子に?!


(小声)もしかして、この子が噂の....。」


女医さんが、ブツブツ何かを

言っているようだ。


急患の患者さんが、

手の前にいるというのに

メモを渡そうとしない女医さんに

しびれを切らした私は


「あのっ!」


そう、言いかけた時



「おい!カミラ何をしている?

早く、メモを姫華に渡せ!」


ジーク先生が、そう女医さんに怒っていると



“スッ”


レオは、女医さんが持っていた

メモを、取りあげて

私に、渡してくれた!


「ほら、翻訳魔法をかけといたから

早く先生に教えておいで!」


レオにそう言われ、私は

直ぐに、先生のそばへ駆け寄った。


「名前は、クリス・ロドリス

年齢は、18歳、性別は男性です!」


私は、急いで、患者の情報を

ジーク先生に伝えた。




「(小声)あんた、仮にも医者だろ?

私情はさんで、

患者が助からなかったらどうすわけ?」


リオが、女医さんと話しているようだが

私達には、その会話の声は

聞こえている訳もなく


それよりも、患者さんの事で

頭がいっぱいだった。



「なっ!...。もういい!」


私が、ジーク先生のそばにいる間に

リオと女医さんが、もめたのか

女医さんは、怒鳴って出て行ってしまった。



「あの、出て行かれましたけど

いいんですか?」


私が、ジーク先生にそう言うと


「構わない!モタモタしていたカミラに

リオが、怒ったか、

何かだろうから放っておけ!!


それよりも今から、

治癒魔法を使うから俺の前に来い!」


ジーク先生は、そう言い私の手を引いて

自分の前に、私を立たせた。



「えっ?えっ?」


私がそう、焦っていると



「魔力を解放し、目を閉じて

魔法道具と、話した時と同じように

心で聞いて、心で感じろ!いいな!!」


ジーク先生は、そう言い後ろから

私の手の上に、自分の手を重ねてきた。


「えっ?!あっはい!!」


ドキッとしたけど

今は、患者さんの事の方が最優先なので

ジーク先生に、言われた通りに

するため、魔力を解放した。


「“エペラスルーク”」


魔力解放し、目を閉じて

心で聞く準備をした。




(おい!姫華聞こえるか?!)


ジーク先生の声が聞こえてくる。



(はっはい!聞こえます!)


私が、そう答えると



(そのまま、アザレアを読んでみろ!)


ジーク先生からの指示を受け

私は、アザレアを呼んだ。



(アザレア?聞こえる?

力を貸してほしいの!)


私がそう問いかけると


『はい!聞こえています。主様!

一緒に()られますのは、ジーク様ですね?』


(えっ?ジーク先生が分かるの?)


『はい!もちろんです!』


(2人とも話は後だ!

アザレア、悪いが患者の腹部の

治療をしたい!姫華に力を、貸してくれ)


ジーク先生が、私とアザレアの会話に

入ってきたのにも、驚いたが

それよりも、患者さんの

治療をするべく、今は治療の事に

集中することにした。



『わかりました!では、行きますよ!』


アザレアがそう言うと、

指輪から、魔力が溢れる感覚がある。



(姫華、感覚を覚えろよ!)


ジーク先生は、そう言い

重ねた私の手を、自分の手と一緒に

患者さんの傷口に添えていく。


左から、ゆっくり、ゆっくり

右にずらして行く感覚がある。



(何?すごく苦しい。)


私がそう言うと


(耐えろ!今は、それを耐えてみろ!)


重ねた、ジーク先生の手からも

魔力が溢れている感覚が

私の手に伝わってくる。


(姫華!目を開けてみろ!)



そう言われ、私が目を開けると

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