37話
「!!??
なんか、すごいのが出たんだけど!
えっ!?的は?どこいったの?」
私が、そうビックリしていたら
「フッ...アハハハハ
姫ちゃん、いきなり魔力強すぎだって!
少しづつ強めるのかと思ってたのに
まさかの4分の1くらいの魔力を
弾に込めたでしょ?!
あんな、れっ練習用の的なんか...フッ
形もろとも無くなるって!!」
ロアンは、笑いながらそう言っていた。
他のみんなも、凄く笑っていた。
「ごめん 他に思いつかなくて。
的も、無くなっちゃた...どうしよう。」
私がそう言うと
「姫華!あんた最高!!
たくさん笑わしてもらった
お礼に、いい事教えてあげるわ!
魔力は、込めれば込めるだけ
パワーがますの!
だから、撃ったとき
太い光の光線みたいな物が出たでしょ?
魔力が大きければ、大きいほど
弾にその魔力が伝わり
それが、形として銃から出るってわけ!
だから、さっきのは
少し強すぎたのよ!
的の厚さや、大きさを
もっと観察してみなさい!」
リュカは、私にアドバイスをすると
その後も、ずっと
私の傍に立って、色々教えてくれた!
私は、その後も練習を続けて
何枚か的に、穴を開けていくうちに
ある事が気になった。
「ねぇ、私の気のせいかもしれないけど
初めはね、的が大きいものは、
魔力を強くしたらいいのかな?とか
勝手に予想してみたけど
上手くいかなくて
むしろ、小さい的のほうが
当てにくいのに、魔力が多く必要な
気がするんだけど....
そのくせ、勢い任せにやったら
最初の時見たく、的そのものが無くなるし
大きい的は、簡単に当てれそうに見えて
不規則に動いて当てにくいのに
それにさらに、微調整の魔力が
必要だと思うの!
他にも色々、気になるけど
結局は、魔力の微調整で
銃を扱えるようにならないと
意味が無いってことだよね?多分…」
私がそう話すと
「......」
リュカが何も言ってくれない。
それどころか、みんな答えてくれない。
「もしかて、違ってた?
私なりに観察したつもりだったんだけど。」
私がそう言うと。
「違ってないわよ!それどころか
よくこの短時間で
そこまで見抜けたわね?!
大した子だわ!まったく!
あんたの、洞察力は、
ルーカスくらいあるんじゃない?
本当に、元の世界で何者だったの?
いい加減教えなさいよ!」
リュカは、私そう言い
問いただそうとしていたので
いつまでも、隠し通せるものでもないし
そもそも、極道とか通じるのかさえ
分からないが、話す事にした。
「わかったから!全部話すから
私は、極道の...ううん
九条組の1人娘なの。
この世界には、極道とか
ないかもしれないけど
分かるように説明するとね
国の裏側の人間でね
裏で街の治安を、護ったりしていても
みんながみんな感謝してくれるわけもなく
どうでもいい存在、なくていい存在。
それが私達、極道の人間だよ。
それでも、みんなが幸せで
笑っていられるように
街の治安を護ったり
法で裁けない人達を
裏で、裁くのも私達の役目だった。
それにね、極道同士の交戦もよくあるから
自分の身は、自分で護れるように
銃や刀の使い方も、教わってたの。
汚れ仕事ばかりで、
冷たい目で見られるなんて日常だけど
それでも街には、私達組の人間に
お礼を言ってくれる人もいれば
声を掛けてくれる人だっている。
だから、私は街の人達が好きだし
それを、護る九条組は、もっと好き!
これが、元いた世界での私!」
私がそう話すと、
沈黙の時間が、流れた。
「引いてもいいし、幻滅してもいいよ!」
私がそう言うと
「幻滅なんかしないわよ!
むしろ、無神経に
話をさせてしまってごめんなさい。
でもね、聞けて良かったわ!
姫華のご両親は、きっと素敵な方なのね!
その証拠に、あんたは
すごく優しい子に育ってるじゃない?
それでも、みんなが好きなんて
なかなか言える言葉じゃないわよ!」
そう、私がリュカの言葉に
涙が出そうになっていると
グレンが、話に入ってきた。




