31話
「魔力を使わずに、運動したり
トレーニングとかやれば
体力は、ついてくるけど
もしかして姫ちゃんは、
自分が体力ないと思ってる?
初めてで、魔力の解放も
それを自分の中に戻すのも
体力がない人が
たった1回で
成功したりしないものなんだよ!
さっき、リュカも聞いてたけど
元いた世界で
何か特別な事とかしてた?」
ロアンは、私にそう聞くが
極道の娘でした!
日頃から、私一人だと別の組の人に
狙われたりするから
護身術という名の、喧嘩を習ったり
他にもいろいろ習って
なるべく、自分の身は自分で
守れるようにしてました!
なんて、言えるわけないし....。
そもそも、極道なんて
どう説明したらいいか....。
「....。
なんていうか....
それなり、護身術みたいなものとか
そっち系を習ってた....
みたいなぁ?!」
どう説明していいか
分からない私は、少し曖昧に答えた。
「えっ!姫華ちゃん
護身術とかできるの?
かっこいいね!」
レオが、話に入ってきた。
「そっち系って事は、
もしかして姫ちゃんって武闘派?
もし、そうなら魔力を使わない
状態のままだと
僕達、姫ちゃんに負けるかも!」
ロアンも、そう言いうが
武闘派どころか
ただの血なまぐさい喧嘩です....。
相手の急所を的確に狙う
喧嘩の仕方を習っただけです....。
なんて、言えるわけもなく
私は、笑って誤魔化した。
「そんな事より
だいぶ休んだし、そろそろ
魔法の練習をしたいんだけど!
それに、本当に体力ある方なのかな?」
私が、ロアンにそう尋ねると
「さっきも言ったけど
姫ちゃんは、ある方だよ!
体力が、無いと思ってるみたいだけど
多分、身体に慣れが、必要なだけ
だと思うんだ!
魔力のコントロールだったり
ある程度魔法が、使えるようになれば
自然と身体も、慣れてくると思うよ!」
ロアンは、そう言ってくれたけど
やっぱり体力への不安は、あるし....。
自分なりに、時間をつくって
適度な運動をやっていこうと思った。
でも、魔法に関しては
結局、身体に慣れさせないと
いけないわけで....
やっぱり今、成功したものも
何度でもやった方がいいのかも!と思い
「ねぇ?さっきみたいに魔力を解放したり
身体に戻したり、何度かやっていたら
私の身体にも
少しは慣れがでてくるのかな?」
私がそう質問すると
「私も初めの頃は、成功しても
何度も繰り返したわよ!
何度も、繰り返しやっていれば
必ず身体に、少しづつ慣れが
でてくるわ!」
リュカがそう、励ましてくれた。
「練習したいんだけど!
さっきと同じようにしたらいいの?」
私がそう質問すると
「いや、次はさっきと逆だよ!
一度解放の呪文“エペラスルーク”を
つかって、身体の中に
魔力を戻す作業をした時点で
“エペラスルーク”を
使いこなせれるように、なっているから
次からは、魔力を解放したい時に
“エペラスルーク”と唱えて
魔力を、身体に戻す時は、
身体の力を抜いてみて!
そしたら、自然に中へ戻っていくから」
そう、レオが答えてくれた。
「分かった!ありがとう!
やってみるね。
“エペラスルーク”」
私の中から魔力が溢れ出る。
さっきほどではないが、
やっぱり少し、体力が....きつい。
そして、ゆっくり力を抜くと
自然に体の中へ魔力が、戻ってきた。
そして、それを
何度か繰り返してるが
まだ、初日だからか
今のところ慣れは感じない。
それでも、何度も、何度も
繰り返してやっていたら
“ドサっ”
「痛っッッ!」
足の力が、入らなくなり
足をケガしてしまったのだ。




