27話
「ジーク先生より、濃厚なキスを
するって言ったでしょ?
グレンに隙をみせた
姫ちゃんが、悪いんだよ?」
そう言いロアンは、私の顔に手を当てる。
「ロアン....まって....」
ロアンは、私の言葉を聞かずに
私の太ももに触れる。
そのロアンの手が
徐々に上の方へ上がってくる。
「おっお願い。まって!!」
強く目を閉じロアンに言う。
「えっ?」
ロアンは、濃厚なキスでは無く
私の額にキスをした。
「僕は、無理やり女の子を
襲う趣味はないからね!
これに懲りたら、男を簡単に
部屋に入れない事!!いいね?
次は、本当に食べちゃうからね!」
そう言い、ロアンは
押し倒した私の手をとり
起き上がらせてくれた。
「ジーク先生より濃厚なキスするって
言ってたから、少し戸惑ったけど
....ありがとう。
こらからは、気をつけるから!」
途中で止めてくれた
ロアンに、お礼を言うと
「もしかして、ジーク先生より
濃厚なやつを期待してた?
もし、そうなら今からでも
僕は全然いいけど?
それに、なんなら
キスより先もいいよ?」
ロアンは、そうやって
私の事をからかった。
「じょっ冗談は、やめてよ!!
期待なんかしてるわけないでしょっ!!
ジーク先生といい、グレンいい
ロアンまで、ここの男の人達は
キス魔か何かなの?!」
私が少し怒りながら言うと
「ん???ジーク先生や、僕は
分かるけど....グレン?
グレンにもされたの?キス?
さっき、一緒に寝てしまっただけ
って言ってなかった?
ひめちゃん?、どういう事か
偽りなく、説明してくれるかな?」
ロアンは、笑顔でそう言うが
やはり、目は笑ってなく
怒っているのが、分かってしまった。
「あっいやー....えっとー
キスっていうか....」
私がそう、話をはぐらかそうと
していると....
「姫ちゃん、僕はね、
偽りなく話してほしいって
お願いしたんだよ?
まっ、姫ちゃんが
話してくれないなら、グレンに
聞きに行くけどね!」
ロアンは、私にそう言うが
きっと、グレンに聞きに行けば
間違いなく今以上に、怒る気がして
私は、偽りなく
グレンが私の額にキスした事と、
それ以上は、本当に
何も無かった事を話した。
「なんで、グレンは姫ちゃんに
キスしたくなったんだろうね?」
話を聞いた上で、私に問いかけるロアン。
「えっ?そういえば、なんでだろう?」
考えてみたら私にも
分からなかったので、そう答えた。
「グレンと同じ所って....
それに、グレンのほうが僕より
先っていうのも気に入らない。
(小声)」
ロアンは、何か
小声で言っていた。
「ん?何か言った?
ごめん!!
よく聞き取れなくて...、」
私がそう言うと
「いや、なんでもないよ。
ただ、姫ちゃんが可愛くて
隙だらけだったから
グレンは、キスしたのかな?と、思って」
そう言うロアンに私は
「別に!私は
すっ隙なんか作ってないよ!」
私が、ムキになって答えると
「やっぱり、姫ちゃんには
もう少しお仕置が必要だね!」
そう言いロアンは
私の頬に手を当て迫ってきた。
ロアンに、キスされると思った時
“トントン”
「姫華様ー!ただいま戻りました。」
アンナの声が聞こえた。
アンナとエイミーが
部屋に戻って来たようだ。
「残念!続きは、また今度だね?」
そう、私の耳元で囁いて
ロアンは、寝室から出て行った。
何なの?!どういうつもり??!
ここの世界の人は、
だれかれ構わず“キス”するわけ?
私が、寝室で
1人でモヤモヤしていると




