26話
グレンが起きたのだ。
「シーッ!声出すなよ!」
グレンは、手で私の口を塞ぎ
「俺は隠れるから、
お前は、うまく誤魔化せよ!」
そう、小声で言い、グレンは
掛け布団の中へ潜ったのだ!
「ちょっっと!そこは....」
“トントン”
寝室の扉が開く。
「姫華様!
こちらに、いらしたのですね?
悲鳴が聞こえたので
心配してたのですよ?」
エイミーが、とうとう寝室へ
入ってきてしまった。
「ごっごめんね!怖い夢見たから
思わず声が出てしまって
とっ飛び起きたの!」
私は、そうエイミーに答えた。
グレンは、掛け布団の中で隠れているし
おまけに、抱きつかれたままだし
どーしよ。誤魔化せるかな?
私がそういろいろ考えていると
「?!!」
グレンが、掛け布団の中で
イタズラしてきたのだ。
「姫華様??どうかしましたか?」
エイミーは、そう言い
私の不自然さが気になったようだ。
「うっううん!なんでもないよ!」
私がそう答えると
「さっきの悲鳴も
本当に、何も無かったのですか?」
心配してくれているのは、分かるが
答えられる訳もなく、誤魔化していると
“バンッ”
勢いよく部屋のドアが開く音がする
「姫華様!ご無事ですか?」
アンナがあわてて寝室まで来た!
「姫ちゃん!大丈夫?」
ん?!!ロアンまでいる!
「怖い夢をみて、叫んで
飛び起きたみたいなんです!」
そう、エイミーが2人に説明する。
「それなら良かったです!
てっきり何かあったのかと思い
あわてて、ロアン様を
お呼びしたのですよ?」
アンナは、心配していたようだが、
エイミーに、悲鳴の理由を聞き
ホッとした様子だった。
(ごめん...みんな...)
そう心の中で思っていると
「そっか!何も無くて良かったよ!
それよりさ、怖い夢って
そんなに怖わかったの??
なんなら、僕がその夢を
忘れさせてあげようか?」
ロアンはそう言い、なっなんと
ベッドに座ろうとして....
「いってー」
ロアンが、グレンの手を踏んでしまい
グレンは、思わず声が出てしまったのだ。
「??!!!」
ロアンとアンナは、目を合し
あわてて掛け布団をめくった!
すると、私に抱きついたままの
グレンの姿を見て
「こっこれは、どういう事ですか?!
グレン様っ!!」
アンナの怒りの声に、あわてて
起き上がるグレン....
そして、昨日の事を大まかに説明する。
もちろん、額にキスした事は内緒のまま
ロアンとアンナに、説明をするグレン。
「わっわるい!ついそのまま
寝ちまって....
ハハハハ....ハ....ハ....」
笑って誤魔化すグレンに
「ロアン様、姫華様と少々
お待ち頂けますか?
グレン様には、きつーい
お説教が必要ですので!」
そう言いアンナは、エイミーと一緒に
グレンを連れて部屋から出た。
「姫ちゃん!僕が言った事忘れたの?」
(23話)
そう、ロアンは笑顔で言うが
目は笑ってない。
「忘れてた....わけでは....ないよ?
それに、ジーク先生みたいな事は
されてないよ!
グレンは、ただ、
隣で寝てしまっただけで..
その....それ以外は何にも....
ごめんなさい。
私もつい、そのまま寝てしまって...」
実は、忘れてしまっていたので
言い訳をしたのだけれど
通用する気がしなくて、素直に謝った。
「まったく!今回は、何も無かったにしろ
男と2人でベッドinなんて
何かあっても、文句言えないよ?」
そう言いロアンは、私に注意をした。
「ごめんなさい。」
私が謝ると
「姫ちゃんにも、お仕置が必要だね!」
そう言いロアンは、私を押し倒した。




