20話
「そっか!そうだよね?
不安だよね?
そこまで、気が
回らなくてごめんね...。
でも俺達、経験者だけでやるから
大丈夫だよ!
まれにね、幼い時に魔法が
使えるようになっても、身体の中で
まだ、内なる魔力を秘めている人が
いたりする場合があってね、
そういう人達は、12歳以降になれば
もう一度、魔力を
共鳴させてもらえるんだ。
それで、その共鳴させる場に
俺達幹部は、行って
協力させてもらった事が
何度かあるんだよ!」
そう、レオがいい話をしてくれた
おかげで、少し安心できた。
「遅くなって、ごめんね。
あれ?レオとリオがいる!
ノアとリアムは?」
そう言って
駆け寄って来たのは、ロアンだ。
その後ろから
リュカと、グレンが一緒に
歩いてくるのが見える。
「ノアは、書庫へ行って
リアムは、アルトさんの所!」
そう、レオが答える。
「そっか! それで?
2人して姫ちゃんと
楽しく何の話をしていたのかな?」
ロアンが、からかいながら
そう言うと
「はぁ?別になんも
楽しい会話なんかしてねーよ。」
リオは、相変わらず
言い方が強い気がする。
「共鳴の話をしていたんだ。
早い方がいいと思って
アルトさんから許可は
もらってるんだけど、
どうする?今日、やる?
それとも、日にちをちゃんと
決めてから、改めて
予定を立ててもいいよ!」
軽い感じで言うレオに
少し不安になっていたら
「姫ちゃんはどうしたい?
不安なら、心の準備が
できてからでもいいよ?
僕達は、いつでも大丈夫だから!」
ロアンは、優しくそう言い
頭を撫でてくれた。
「不安じゃない....とは
言えないケド...
覚悟ならできてるよ!」
私がそう言うと
「分かった。それなら
今日やろうか!
準備を、するから
少し待っていてね!」
ロアンは、そう言い
何かを、やり始めた。
「僕が、魔法陣を書いたら
姫ちゃんは、その魔法陣の
中央に立ってね!
ただ、僕もさっき魔力を
使ったばかりだから、今回は
ここにいるみんなでやるね!」
ロアンが、そう私に
話していると
「そういえば、
5人でやるのは、初めてよね?
人数が多い分、魔力が
大きくなるから
早く共鳴ができそうね?」
リュカは、そう言い
レオ達と話をしていた。
「よしっ!
レオはここ、リオはここ、
グレンはあっちで、リュカはこっちに!」
そういい、ロアンはみんなに
指示を出し準備を始めた。
すると、突然グレンがこっちに
向かってくる
「....大丈夫だから!」
そう言い私の手を握った。
するとリュカもやってきた。
「あら、震えてるじゃない!?
怖がらなくて大丈夫よ!
なんたって
私が参加するんだから!」
すると、レオとリオも来た。
「そうだよ!大丈夫だよ!
ほらっ、リオも!」
そう優しく言ってくれるレオは
リオにも、何か言えと
言わんばかりに、合図をした。
「....しっ失敗した事ないし
別に、大丈夫なんじゃない?」
リオは、そう言い
仕方なさそうに
声をかけてくれた。
リオが、初めて
優しく見えた瞬間だった。
もしかしたら、以外に
優しい人なのかも
と、考えてるうちに震えが収まった。
「さぁ!準備が出来たよ!
みんな、ちゃんと
配置について!
姫ちゃん、絶対に
失敗しないから、安心してね!」
ロアンの言葉にもホッとした。
みんなに励まされ
震えも止まったし、これなら頑張れる!
そう思い、ロアンの言葉に頷き
私も配置についた。




