17話
その間、気になっていた事を
聞いてみた。
「あっちは、たった3人でよかったの?
ロアンは、元に戻さないといけない!
って、言ってたけど
いくら、魔法が使えても
3人って....
大変そうな気がするんだけど....」
私がそう尋ねると
「あっそっか!姫華ちゃんに
言ってなかったよね?
ロアンってね、このマフィアで
アルさんの次に強いんだよー!
だからね?本当は、あんなの
1人で直せるの!
でもね、グレンとリュカが
責任感が強いのを
ロアンは、知っているから
一緒にやるって
言ったんだと思うんだー!」
そう、ノア君が説明してくれた。
「そっか!」
そんな話を聞いたら
さっきまでロアンに、
散々からかわれたけど
なんだかんだ優しいんだなぁ。
と思ってしまう。
「そーいえば、リアムにも
聞きたい事があるんだけど...いいかな?」
私がそう尋ねると
「ああ。なんだ?」
口数は少ないが
答えてくれるようだ。
「さっき、出してた防御魔法?って
他のみんなには、できないの?」
私は、リアムが防御魔法のために
わざわざ呼ばれて
1人で防御魔法を使っていた事が
少し気になっていた。
「いやみんなも、使える。」
リアムがそう答えると
「違ーう!!リアム!
答えになってないよ!それっ!」
ノア君が会話に入ってきた。
「あのねーリアムは、このマフィアで1番
防御魔法が得意なの!
今回見たあの防御魔法も
普通の人なら、一瞬であんなに大きい
防御魔法は出せないんだよ?」
ノア君がリアムに変わって
説明してくれた。
「そうなの?
それってすごいじゃん!!」
マフィアで1番ということは
アルトゥールさんよりも
防御魔法が使えるという事になる。
そんな、すごい事なのに
リアムは、決して自慢する事なく
むしろ、気にもしてなさそうだ。
「それにねリアムは、守りに特化した
魔法がすごく得意なんだ。
どの国でもね、防御魔法は
使える人が少ないの!
そもそも、繊細な魔法で
すごく難しいから
使える人がいても
人1人分か、それ以上出来ても
近くの仲間を守れるくらいの
防御魔法しか使えない人が
ほとんどなんだよ?
それなのに、リアムは
マフィアだけじゃない。
この街全部を囲えるくらいの
防御魔法が、使えるんだよー!
それに、今回だって
繊細な魔法なのに
あの一瞬であの大きさまでに
持っていくって、かなりの
魔力とコントロールが必要なんだ!」
そう、ノア君が興奮しながら
説明してくれた。
リアムがマフィアで1番の
防御魔法が使える事を
誇らしそうに話すノア君が
とても、可愛く見えてきた。
「ふふふ。あんまり
誇らしそうに話すから
つい笑っちゃた。 ごめんね。
でも、ノア君は
リアムがすごく好きなんだね!」
私がそう言うと
「うん!大好きだよ!
僕が魔法が上手く使えなくて
落ち込んでた時に、毎日一緒に
練習してくれたのが
リアムなんだよ!
何も言わず、何も聞かずに
ひたすら、一緒に練習してくれて
そのおかげで僕は、強くなって
幹部にもなって、指揮官にまで
なったんだよー!」
ノア君が、リアムを
すごく慕っているのが伝わった。
「リアムって、すごく優しいんだね!」
私がリアムにそう言うと
「たったまたま
一緒に練習しただけだ!」
少し照れているように見えるが
そこは、触れないでおこう。
口数は少ないけど、ノア君に慕われて
リアムも嬉しそうだ。
「ねぇねぇ、もう1つだけ
聞いてもいい?」
私がそう聞くと、リアムは
頷いてくれた。
「繊細な魔法はリアムが1番でも、
1番強いのは、アルトゥールさんで
その次がロアンっていうことは
リアムより魔力があるって事?」
私がそう聞くと
「ああ。そうだよ!
攻撃系の魔法は
特に、魔力の消費がすごいから
かなりの魔力が必要なんだ。」
口数の少ないリアムだから
丁寧に説明してくれた。
「あのね、このマフィアはね
攻撃系の魔法が
得意な人のほうが多いけど
それでも、リアムの魔力は
3番目に多いんだよー!
だからね、すごいの!リアムは!」
ノア君が、またもベタ褒めで
リアムが少し照れている。
「2人とも、いろいろ教えてくれて
ありがとう。」
私が、お礼言い
そうやって、3人で
楽しく会話をしていると
「あれー?3人だけ?」
そう言って声をかけて来たのは....。




