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神隠しだと思ったら、異世界に召喚された!  作者: 桜ゆい
第六章 交換留学
138/138

番外編

129話の番外編つづき







「......ねぇ、グレン?

嫌かもしれないけど

我慢してね!」


姫華は、そう言い

自分の口に水を含んだ。



?!!!


姫華は、そのまま

口移しで、俺に水を飲ませた。


さっき痛すぎて

飲めなかった水が

何故か、喉に通っていく



こんな形であれ

こいつから、キスされたら

気持ちなんか、

抑えられるかよ!



「おっおい!」


はっ?!なぜか

声も出せるようになっている



「お前、俺に何をしたんだ?」


俺が、声をかけると

姫華は、倒れていた。


「はっ?どういう事だよ?

おい!しっかりしろよ!」


俺が、声を掛けても

全然目を覚まさねー...。


うそだろ?!

何がどうなってんだ?!




「ただいま!姫ちゃん

ごめんねー遅くなって」


ロアンが、そう言い部屋へ

入ってきた。


そして、ジークと、樹と

ロイも、部屋に入ってきた。


「グレン?!もう具合は

大丈夫なの?」


そう言い、ロアンは、

俺を心配して

声をかけてきた。


「おいっ!ジーク!

俺の事なんかより

こいつを!

こいつの事を

診てくれねーか?」


俺が、そう言うと


ぐったりする姫華の

異変に気づいたジークは

迷う事なく

治癒魔法を施した。


その様子を初めて見た

樹や、ロイは驚いていた。



「んっ...ん...。」


意識が戻ったのか

姫華のその声に、樹は

今にもジークに

殴りかかる勢いだった。



「おいっ!!待て!

お前の気持ちは、

すげー分かる!

俺も、前にそれで

ジークを殴ろうとしたからな...


でも、ジークのあの

治癒魔法のおかげで

あいつが元気になっている

姿を、見た事がある以上

今は、ジークの治癒魔法を

信じて、託すしかねーんだ!」


俺が、そう言うと


「はぁ?こんな意識が

朦朧としているやつに

キス(あんな事)をして

それが、治癒魔法って?


そんなの納得

できる訳ねーだろ?!」


樹は、そう言い

キレていた。


「それなら、俺を殴れよ!

こいつは、俺を治そうとして

意識を失ったんだ!」


俺が、そう言うと


「......けんな...

ふざけんな!


殴れだと?!

言われなくても

そうするつもりだ!」


樹は、そう言い

思いっきり俺を殴った。


「ーッ。」


パンチのスピードも

パワーもケタ外れだ。


たかが一発で、

口を開けれないほど

中が、切れてやがる...


魔力を解放してない状態で

こんなに、重たいパンチを

打てるのかよ...




「ちょっと樹!落ち着きなよ!

姫華ちゃんを見てみなよ!


顔色が、良くなってきてるよ!」


ロイが、そう言い

樹を止めていた。


「姫ちゃんが、

どんな事情があって

グレンに治癒魔法を

使ったかもまだ、

分かってないのに

これ以上、グレンを

殴りたいのであれば

僕が全力で相手になるよ?」


ロアンは、そう言い

魔力を解放して俺の前に立った。


「ちょっと!待って!

みんな、落ち着こうよ!


それに、これ以上は...」


ロイが、そう言い

話している途中で

ジークが、間に入ってきた。


「おい!お前ら、

何やってんだ?!


姫華なら、もう大丈夫だから

これ以上モメるは

さすがに、お互い

まずいんじゃねーか?


まっ!それでも、

モメたいなら

俺は、止めないけどな!」


ジークは、そう言い

姫華を抱えて、

部屋から出て行った。


「えっ?ちょっと!

どこ行くんですか?」


ロアンが、そう言い


「おい!待てよ!」


樹も、そう言い


俺らが、ジークの後を

追うように

部屋から出ると


ジークは、姫華の部屋に

入って行った。


「ここって、姫華ちゃんの

部屋なんだよね?


えっ?まって?

勝手に入っていいの?」


ロイは、そう言っていたが

俺らは、そんな言葉を無視して

そのまま姫華の部屋に入った。


「なんだ?結局

ついて来たのか?」


ジークは、そう言い

姫華を、ベッドに寝かせ

タオルや、水を用意していた。


「おい!お前ら

黙ってるけど

この部屋に、入った以上

さっきみたいにモメるなよ!


大丈夫とは、言ったが

まだ、目も覚ましてねーし

安静なのには

分かりねーからな!」


ジークが、そう言うと

みんなそれを聞くように

おとなしくなっていた。



「グレン少し来い!


わるいが、姫華の事

少し見ててくれ!」


ジークは、そう言い

姫華の寝室から出たので

俺もその後をついて行った。


「それで?姫華と

何があった?」


ジークは、そう俺に

尋ねてきた。


「なっ何って、別に

なんもねーよ!」


姫華に、口移しで水を

飲ませて貰ったなんか

言えるわけねーし


「ふーん...そんな顔を赤くして

なんも無いようには見えないが?


......

わかった!それなら

聞き方を変える!

お前、姫華にキスされたか?」


ジークの質問に

俺は、戸惑ってしまった。


「はっはぁー?

なんだよ!急に!?」


俺が、そう言うと

ジークに頭を叩かれた。


「うるせーよ!馬鹿!


理由は、分からねーが

姫華にキスされたんだろ?


それなら、今の姫華の状態も

納得できる!」


ジークが、そう言うので


「やっぱり、俺のせいで

あいつは倒れたのか?」


俺は、そう聞いた。



その後、ジークから

俺に、治癒魔法を使った事が

原因だと聞いた...。


ただでさえ、迷惑かけたのに

これじゃ、合わせる顔もねーよ。


「俺、やっぱり部屋で

休んどくわ!」


俺は、そう言い

姫華の部屋から逃げるように

自分の部屋に戻った。






そして、それから

姫華が回復しても

俺は、未だに目を合わす事すら

出来てない。


ダサいのは、自分で

分かっている...

それに、悪いと

思う気持ちも確かだ!


けど、それと同じくらいに

あいつに口移しして

貰った事が、何より

情けなくて、

顔なんかまともに、

見れるわけがねぇ。



...俺って、クソダセェな。



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