11話
グレンの部屋の前で
「私、ここでまってるよ!」
さすがに部屋の中まで
ついて行く訳にも
行かないと思い、私がそう言うと
「はぁー?ここまで来たのに
待っててどーすんだよ?
中に入れよ!見せたい物もあるしな。」
グレンはそう言い
強引に私を自分部屋へ
招き入れた。
“ガッチャン”
扉が閉まる
「ほら、来いよ!」
そう言いグレンは私の手を引き
部屋の奥へ連れていく。
「えっ!ちょっと!
さすがに男の人の部屋に
1人でって....」
私が言いかけてる途中で
「何を勘違いしているんだ?
....。
あっ!
お前、エロい事考えてたな?」
グレンは、ニヤけながらいう。
「べっ別に!そっそんなんじゃ
ないけどっ!
ただ、男の人の部屋へは
1人で入ってはダメだって
樹に言われてたのを
思い出しただけっ!」
グレンの言う通り半分は
そうだけど....。
樹に言われたのも事実だ。
「あぁ?いつきって誰だよ?」
グレンが、なぜか
怒りながら聞く。
「えっ?樹?
ごめん!とっさに
名前が出てたみたい。
樹はね、九条組....
うーん....私の家の
お世話係の人だよ!
お世話係って言っても
歳なんて、2つしか違わないから
お兄ちゃんみたいな人なんだー。」
私がそう言うと
「??? 世話係が男だったのか?
お前....世話係つったら....
着替えとかも手伝うだろ?
お前、そういうの
平気なタイプだったのか?」
グレンは、びっくりしながら言う。
「そんな訳ないでしょっ!
着替えとか、
自分の身の回りの事は
だいたい、自分でやってたよ!」
私が怒ってそう言うと
「んだよ!じゃー世話係って
言わねーじゃんっ!」
グレンは、まだ不思議そうに言う。
「あのね!ここのマフィアみたいに
なんでもやってくれる人だけが
お世話係とは、限んないの!
遊び相手だったり
話や相談相手だったり
それぞれの家には、それぞれの
お世話係やお手伝いさんが
居たりするの!」
私はわかりやすいように
説明した....つもりです。
「ふーん。 そんなもんなんか?
やっぱり俺には分かんねーなっ!
俺らにだって、
世話係みたいな奴らはいるけどよ
そいつらは、従者としても
俺の傍にいる奴らだからなー。
とりあえず、お前とっては
兄妹みたいに思えるほど
大事な人なんだな?
俺にとっても従者だろうが
仲間は、大事だからな!
その点は、理解してやるよ!」
なぜか、上から言うグレンに
呆れながらも、あ・え・てそこには
触れないことにした。
「それよりさ、早く道具持って
裏庭に行かないと
ロアンに怒られるんじゃない?」
私が、そう言うと
「すっかり忘れてたな。
ちょっとこっち来いよ!」
そう、グレンが
手招きをする所へ近づいた。
ウォークインクローゼット前だ。
「ん?グレンの部屋は
ウォークインクローゼット
2つあるの?」
私は、疑問に思い聞くと
「お前の部屋ほどでかくないからな!
それに、服と魔法道具で
分けてあるから、2つあるんだよ!」
そう言い左側の
ウォークインクローゼットの
扉を開けるグレン。
「ほら、見てみろ!
これが魔法道具だ。」
グレンがそう言い覗いてみると、
「すごい!こんなに?
あっ!この前手に付けてたやつだ!
召喚の魔法道具なんだっけ?」
中には、すごくたくさんの
魔法道具が入ってた。
銃や剣、盾や鎧までも
これも全部、魔法道具だと思うと
本当に、私の世界とは違うのだと
改めて思う。
「よく覚えてたな!
こっちが、召喚用で
こっちが、召喚場所のやつな!
他にも武器をストックして
持ち歩くために
武器をインプットしとく
やつも、あるぞ!」
自慢気に楽しそうに話すグレン。
「それは、そうと
早く準備してよっ!」
私が急かすと
「おぉー!そーだな!
ここに座って
待ってていいぞ!」
そう言うと、私を
ソファーまで連れていき
グレンは、そのまま
魔法道具を取りに行った。
10分後
「わりー!遅くなっちまって
よし、急いで行くぞ!
ほら、来い!」
そう言うと、急に
グレンが私をお姫様抱っこをする。
「ちょっと!
何してんの?
急ぐんでしょっ?」
私が言うと
「振り落とされたくなければ
しっかりっ!掴まってろよ!」
そう言うグレンは、
何を考えているのか
さっぱり分からない。
「えっ?まって!どういう事?」




