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神隠しだと思ったら、異世界に召喚された!  作者: 桜ゆい
第五章 始まった学校生活
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99話



「彼女に再会してから

父は彼女の事が気になって


ある日使いの者に、彼女は

今、幸せにしているのか

あの後、辛い思いをしなかったかを

調査させたんだ。


父は、政略結婚とはいえ

子供にも恵まれ、それなりに

幸せだと思っていたからこそ


彼女も、それなりに

幸せであってほしいと

思ったみたいでね...


それから数日後、使いの者は

彼女の、あの後から

今の状況の調査結果を父に報告した。


そして、父は衝撃な事実を

知る事になったんだ。


彼女は、父と別れさせられた後に

自分の父親より

歳上の貴族に嫁がされて

毎日、暴力を振るわれ

奴隷のような生活を

送っている事を知って

父は自分を攻め、それと同時に

彼女を今すぐにでも

救いたいと考えたんだ...


それから、父は偶然を装い

また、彼女に会いに行き

そこで、彼女に一緒に病院へ

行こうと誘ったらしい。


暴行された後の診断書があれば

今の旦那とは、すぐに別れるられるし

その後の生活も住む場所も

全て面倒を見ると

彼女へ申し出たようでね...


もちろん、初めは彼女も

遠慮をして

断っていたみたいなんだけど


父は、自分の罪滅ぼしを

したかったのか

遠慮する彼女へ、それなら代わりに

メイドとして、邸で働いてくれと

彼女へ頭を下げたみたいでね


彼女も王族に、頭まで下げられ

無下にすることができず、

彼女は、父の言う通り

父と一緒に病院へ行き

診断書を貰い、父の協力の元

離婚をして、邸でメイドとして

働く事になったんだ。


もちろん、名前も父に言われ

偽名を使い彼女は、メイドの仕事を

全うしていたんだけど


父は、彼女を助けていくうちに

また、一緒にいる時間を

愛おしく思ってしまって

超えてはならない一線を

超えてしまったんだ...


それで、彼女のお腹には

小さな命が宿ったんだ。


それからも、父は母よりも

彼女といる時間に

依存して言ったんだ。


それから、少しして

彼女の、お腹が目立つようになり

元々2人の関係を疑っていた

僕の母は、それを

見逃す事は無かった。


すぐに、遺伝子検査をさせるように

手配をし、もちろん

検査結果は決まっている。


その後、お腹の子が父の子と判明し

母は、異常な程に父を責めた。


そして、遺伝子鑑定の時に

妊娠周期も調べる事になり

色んな検査をしている中

彼女は、難病にかかっていて

余命がわずかしか無い事も

医師に、告げられたが


彼女は、父へも

ましてや僕の母にも

余命の事だけは黙っていたんだ。


それから、お腹の子が

安定期がすぎている事を知り

僕の母は、怒りでおかしくなり

その後、月日は流れても

父と母は、何度も

言い争いをしていた。


そして、とうとう

お腹の子が生まれる

1ヶ月前になり

そこで父は、たまたま検診に

付き添い、そこで医師

彼女の余命の事


出産は、リスクがある物だから

もしかすると、産んだと同時に

亡くなる可能性があるという事


それを聞かされ

父は頭が真っ白に

なったそうで...


その後、彼女と話し合う中で

彼女は、それでも


“この子を産みたい

愛した人との子だから

自分の命が尽きても産みたい”


そう言う彼女の目は

凄くまっすぐしていて

キラキラしていたんだって。


そして、その1ヶ月後

小さな男の子が産まれたんだ。

それが、ロアンだよ。


そして彼女は、ロアンを産んだ後も

何とか無事だったんだけど

かなりの病弱になってしまって

寝たきりの生活が増えたんだ。


それでも、ロアンは

幸せそうだったよ。


僕は、毎日、毎日辛かった。

母は、僕に興味を示す事は無く

父親に、構ってもらうための事にしか

興味を示さない。

おまけに、ロアンや、ロアンの母親の

愚痴だけを僕に言い

僕の話は一切聞いてくれなかった。


だから次第に、ロアン達親子が

僕の中で嫌いになった。


ある日、お手伝いさんが

“弟君ですよ”ってロアンを

僕に紹介したんだ。


想像より、凄く小さくて

僕もロアンも父親にだったからか

僕は、アムバムの中の

自分を見ている気分だった。


それでも、ロアンを可愛いなんて

思える事は無かったんだけど

そんな僕にロアンは、懐いてくれて

僕が、あっちへ行けって言っても

少し意地悪をしても

“お兄ちゃん、お兄ちゃん”って

毎日、僕の後を追ってきてたんだ。


そんなロアンが、少しは

可愛いと思い始めた頃

たまたま、僕が

ロアン達親子の部屋を

訪れた時があったんだ。


部屋を開けると、ロアンは

自分の母親に甘え、彼女も

凄くロアンを

可愛がっているのが見えた。


僕は今だに母親に

興味も示してもらえないのに...

羨ましくも、憎くもなった僕は

その場で泣いてしまったんだ。


そしたら、寝たきりで

歩くのもやっとのロアンの母親が

僕の所へ来て、何も言わずに

僕を抱きしめてくれたんだ。


その時、僕は初めて

()()()()()()っていう物を

貰った気がしたんだ。

そして、涙が止まらなくてね...

ロアンが、オロオロしながら

心配してくれたのを

今だに、覚えているよ!


そして、僕の中で

ロアン達親子が、嫌いから

好きに変わった。


そして毎日、ロアン達親子の元へ

遊びに行くようになり

ある日それが、

母にバレてしまったんだ。」


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