98話
「校舎内に入れたのはいいですけど
みんな、どこにいると思いますか?」
私が、そう尋ねると
「そうだな...ここからだと...」
ジーク先生が、そう言いかけると
「ここから1番遠いのは
生徒会室だと思うけど...?
違いますかね?」
そう、アイザックが言い
会話に入ってきて
ジーク先生に、尋ねた。
「生徒会室?...
確か、1番上の端にあったな!
行ってみるか!」
ジーク先生は、そう言い
学生だった頃の記憶を頼りに
生徒会室へ向かう事に決めた。
ジーク先生と、アイザックが
先頭で歩き
私達3人も、その後に続いた。
「生徒会室で間違いないようだぜ!
ほら、見てみろよ!」
ジーク先生が、そう言うので
みんなで、覗いてみると
扉の前に、兵士さんが
立っているのが見えた。
「もしかして、あれって...」
クレアがそういうと
「そうだ!あれが
王族護衛部隊だ!
生徒会室の前で立っている以上
間違いなく、あそこで
話し合いをしていると思う。
こそこそしてても
怪しまれるだけだから
そのまま行くか!」
ジーク先生は、兵士さん達がいる方へ
そのまま、歩き出した。
そして、私達も後から続く。
「なんだ?!!お前らは!!?
直ちに校舎から出なさい!」
兵士さんが、そう言うと
「俺は、ジーク!
マフィアの専属医をしている者だ。
ここにいるこいつは、
マフィアのボスの娘だぜ?
中の奴らに用事があるんだよ!
だから、入れて貰えないか?」
ジーク先生が、そう言うと
兵士さん達は、顔を見合わせた。
「でっですが...」
1人の人がそう言いかけると
「マフィアの関係者方だと
いうことを、中の人達に
尋ねて参りますので
少し、お待ちください。」
そう言いら1人の兵士さんが
扉を開け中へ入っていった。
すると、扉の中から
ロアンが出てきた。
「...姫ちゃん。」
ロアンは、そう言い
私の元へ駆け寄って来てくれた。
そして、強く
抱きしめられた。
「ちょっ、ちょっとロアン!」
私が、そう言い
ロアンを引き離そうとすると
扉の向こうから
リュカとグレンも出てきた。
そして、リュカも
私に駆け寄って来てくれて
ロアンに抱きしめられている私を
ロアンとまとめて抱きしめた。
「ちょっ...リュカまで」
2人から抱きしめられて
困っていると
「おいっ!苦しそうだぜ!」
グレンが、2人にそう言うと
「ごめん。ついつい。」
そう言い、2人は、
私を抱きしめていた手を離した。
「もう、大丈夫なのか?」
グレンは、そう言い
私を気づかってくれた。
「うん!大丈夫だよ!
それから、...
迷惑かけて、ごめんね...。」
私が、そう言うとらや
「迷惑所か、こっちこそごめんね。
巻き込んじゃって!!
それから、僕や
みんなを守ろうとしてくれて
ありがとう。」
ロアンが、そう言い話していると
「今回は、僕がもっと
貴族の管理をしていれば良かったね。
巻き込んでしまって
本当に、すまないね。」
そう言い、
扉の向こうからきてくれたのは
アラン王子だ。
「あっ、いえ、そんな...。
私が、勝手にやった事なので...。」
私が、そう言うと
「中で、当の本人達を待たせているし
ロアンは、そろそろ行っておいで!
話がまとまったら
また、僕を呼びに来てくれるかな?」
アラン王子が、そう言うと
「分かりました。」
ロアンは、そう言い
グレンと、リュカと一緒に
中へ戻って行った。
「ごめんね。中に入る前に
少し話がしたいんだ。
ジーク先生、ここにいる子達は
みんな、信用出来ますか?」
アラン王子がそう
ジーク先生に尋ねると
「はい。信用できますよ!」
ジーク先生は、そう答えた。
「それなら、少し話をしようかな!
ただし、今ここで聞く話は
一切口外しないでね。」
アラン王子に、そう言われ
私達は、頷いた。
「ロアンはね、元王族なんだ...。
僕達の父親はね、若い時に
大恋愛をしてね。
でも、その彼女とは
身分の違いから
周りからは、反対され
それでも駆け落ちをしてでも一緒に
なろうとしたんだよ...。
でも、もちろんそんな事が
叶うはずも無く
周りの大人たちが、
無理やり別れさせたんだ。
そしてそれから数年後、僕の母親と
父は、政略結婚をしてね...
そして、その5年後に
僕が誕生日したんだ。
僕が生まれて、5年がたった頃
父は、あの時大恋愛をした彼女と
偶然にも再会してね...
その後、軽く会話をして
彼女は笑顔で父に手を振り
姿を消したそうだ。
でも、この偶然の再会が
僕達家族に、
亀裂が入る原因になったんだ。」




