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神隠しだと思ったら、異世界に召喚された!  作者: 桜ゆい
第一章 はじまり
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01話


「みんなが明日も、笑顔で

無事に過ごせますように。」


組のみんなが大好きな私は

いつものように帰宅途中に、

神社へ行きお参りをする。


お参りをして目を開けると



辺りはうす暗く

なんだか、いつもより

不気味な空気に怖くなり

学校で聞いた噂話を

不意に、思い出してしまった。



怪談話の好きなクラスメイトが

この神社には、神隠しがあると

話していた。


怪談話や怖いものが苦手な私は

ただの作り話だろうと思い

聞かなかった事にした。



嫌な噂話を思い出した私は

急いで帰ろうと振り返る




すると、周りが見えなくなるほど

真っ暗に。




「えっ、?何これ?」



手足に力が入らない。




怖さのあまり思わず目を閉じる



もしかして、神隠し?

頭の中で考えている間に

少し手足に力が入るようになった。




そして、おそるおそる目を開ける





「えっ?ここはどこ?」


きれいな海に白い砂浜



「私さっきまで、神社にいたよね?」


何がなんだか、混乱していると




「おーい!大丈夫かー?」


大きな声をだし、こちらに

走ってくる男の人




「ごめんな。召喚の魔法陣を

間違えてしまって

邸の庭に呼ぶつもりが

裏の海に呼んじまった」


と、笑いながら話をしてくる男の人



何を言っているのか

理解ができない私は


「召喚?魔法陣?失礼ですけど、

何を言っているのか分かりません。」



「これは、イタズラか何かですか?」


「そもそも、ここはどこですか?」


「そして、あなたは誰?」


混乱している私は次々に

質問をした。



「ははは。お前面白いな。」


「そんなに一気に聞かなくても

1つずつ教えてやるよ!」


そういうと、彼は笑いながら

優しく微笑んだ。



「俺の名前は

グレンバード・フォーレンだ!

グレンって呼んでくれればいい。」


「この国は南に位置する

ダイヤモンドフォリスだ。


ついでに言うと、お前のいた世界と

この世界は違う!」


「そして、残念ながら

イタズラではなく現実だ!」



彼は淡々と私の質問に答えてくれた。

それでも、納得出来てない私をみて彼は


「次は俺からの質問だな!

お前名前は?」


「えっ?あっ九条姫華(くじょうひめか)です。」


急に名前を聞かれ

戸惑って答える私をみて

彼はまた、優しく微笑んだ。



「わかった。姫華だな!

不安かもしれねーけど

1つずつ説明していくからな。」



すると、彼は1つずつ丁寧に

教えてくれた。



この世界は皆、魔法が使える事。


魔力の大きさは大きい人もいれば

小さい人もいるらしい。


そして、グレンは

マフィアに所属し


すぐ近くにある邸は

マフィアのみんなで

住んでいるようだ。


マフィアと言っても

悪い事をする訳ではなく


この国の平和のために、

裏から支えているようで


そういう話を聞くと

九条組のみんなを思い出す。


九条組も、地域の人から頼られる

存在だったから、思い出し

涙が出そうになるが


涙をこらえて

1番気になる事を聞いてみた。



「話はだいたいわかったけど。

どうして、私はこの世界に?」



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