【人生ってものは、どうしてこう全てが理不尽に思えてしまうのだろうか】
このお話はしっかりとした小説として書いていません
絵でいう「落書き」のような気持ちで書きました
なので、誤字や表現ミス、文章がおかしいところも沢山あると思いますが気にしないで頂きたいです
受験生が嫌なことを吐き出していると思って見ていただけると違和感はさほどないかもしれません
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とある夏の日の夕暮れ
水平線と空が薄い赤紫色になる頃
なんとなく気分が晴れなくて
屋上に行くとそこに1人の少女がいた
まだ小学生ぐらいだろうか、身長は小さく黒くて長い髪に白いワンピースを着ていて、サンダルを履いていた
少女はこちらに気づいてはいないようだった
少女は遠い空と海の間を見つめていた
こんな時間にこんなに小さい少女がなぜこんなところにいるのだろう
家族などはいないのだろうか、もしかしたら迷子かもしれない
そんなことを考えていると少女はサンダルを脱ぎ、金網をよじのぼる
僕が気づいた時にはもう遅かった
少女は飛び降りた
飛び降りた、はずだった
少女は自分の隣にいた
驚いて少女の飛び降りた方を見る
しかし脱いだサンダルは消え、地面にあるはずの少女の死体はなく
確かにその少女は今、自分の隣にいる
少女は自分のことを見上げ、不思議そうな顔をしている
自分が疲れていえ見間違えただけだろうか
少女と階段を降り、建物を出る
そして、ふと少女の方を見ると
その少女は消えていた
【人生ってものは、どうしてこう全てが理不尽に思えてしまうのだろうか】
僕は疲れるといつも海が見える高層ビルの屋上に来る
海と空を眺めていると少し心が落ち着くからだ
しかしここ最近は忙しすぎてここにくる時間もなかった
もう死んでしまおうか
一瞬頭に浮かんだ言葉を取り消す
いいや、まだ何かいいことが待っているかもしれない
…そう思い続けなければ自分は生きていけないだろう
何もない、平凡な日々だ
ただ少し他の人より勉強できる環境がなくて、ただ少し学校で悪口を言われ、ただ少し周りが羨ましいだけだった
そんなジリ貧な人生に僕は疲れてしまった
周りを見ればずっと楽しそうな奴や少し辛いと言えば助けてもらえる幸せ者ばかりだった
こんなことは思ってはいけないんだろうけどそう思わざるを得ない程、自分の精神状態は崖っぷちだった
受験生になってからここには来ていなかった
夏休みになって課外が終わった後、ようやく来れるようになった
そこで僕は少女と出会ったのだった
━━━━━この日以降、自分は毎日のようにこの少女に会うことになる
夏の間の夕暮れに、あのビルの屋上で
少女は一体誰なのでしょうか
死んだはずの少女は死んでいなかった
主人公は見間違いだったかもしれないと思っていますが、実際はどうだったのでしょうか
今後も気まぐれに投稿したいと思います