表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

始まりの…

 ぴちゃん、と水が滴る音が聞こえる。


 周りの様子は音一つ無い静寂の空間。


 多くの人が地面に倒れている。見た目は、完全に山賊である。しかし、一部にはボロボロだが高貴な衣装の者もいる。


 そして全員が息をしていない。しかし、近くに安堵の表情で眠っている、ボロボロな高貴な衣装を纏った数人は息をしていた。


 多くの屍の中、中央に一人の八歳ぐらいの少年が立っていた。


 月の光に照らされて幻想な輝きを放つ銀髪に透き通るようなサファイアの瞳、真っ白な肌に女の子と見間違える程の美少年。


 だが、彼の体には傷は一つも無いのに血だらけの体だった。


 ぴちゃん、とまた水が、否、血が滴る音が聞こえた。


 彼はゆっくりと口を開き、この世の不条理を嘆いた。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ