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神殺しと呼ばれた男  作者: 鳴神
『《リヴァ》騒乱編』
13/29

鑑定師3

「皆様のスキルを見るのははじめてですね。

あまり全員で動くこともあまりありませんし、この機会に把握しておくのも悪くありませんね」


「そもそも、全員で動く事案なんてそうそうないことを祈る」


そうなると我の出番も出てくるので宿主の言う通り、御免被りたいものだ。


では、スキルステータスを見るとしよう。



————————————————————————


氏名 イース ガイ ヴォルフ


種族


クラス 白鷹


クラススキル

遠視 飛行 弱 状態異常耐性


種族固有スキル

継ぐ者


先天スキル


後天スキル

双魂


通常スキル

魔法、精霊魔法使用不可

マナ統制

近距離激化


————————————————————————


「相変わらず、おかしいスキルステータスじゃのぉ」


「ほっとけ」


ルーの言葉にふてくされるがロイとガルが無言のまま、宿主のスキルステータスを見ていた。


「まず、空欄がありますが?」


それについては宿主もルーも発言せず、鑑定師の老婆も語ろうという気配は見られなかった。


「双魂もセクトの存在でなんとなくわかるが魔法使用不可?魔力統制?なんの冗談だ?」


「こやつは見ての通り、魔法は使えない変わりに周囲のマナを操ることができる。

似たようななスキルに精霊使役があるがこれは精霊を使役して魔法を発現できる。

保有者は無詠唱者などと呼ばれてはおるが贄たる魔力なしで動かすので最強というわけではないから乱発はできん」


「俺たちでいう栄養補給たる食事なしで動くようなもんだ」


宿主が補足するとルーがさらに続けた。


「精霊使役はそれだけではないがそれはまたの機会じゃ。

マナ統制は精霊が発現した力を霧散させたりできる」


「イースの弾薬で時折、この武器で《ロスト》を討伐しているのが気になっていましたがまさか?」


「あぁ、そうだ。

爆発前に指定区域、といっても爆発の周囲に火の精霊とマナを誘爆させて通常より大きく爆発させ、物理と魔法効果の両方のダメージを与えている」


「半物理魔法みたいなところですね。

手榴弾にも種類はありますがイースが好むのは破片を撒き散らすタイプのようですが両方といっても魔法ダメージのほうが大きいですかね?

色々と応用ができて、戦闘の幅が拡がりますし、魔法を主に使う者とは相性がよさそうですが相手からしたらたまったもんではないですが…」


基本的に手榴弾には破片を撒き散らすタイプと爆発の衝撃波のと二つある。


前者は広範囲に破片を撒き散らし殺傷させるのに対して後者は爆発の威力のみだが前者より有効射程範囲は狭いものの使い勝手が良く市街戦などで主に使用される。


宿主は破片タイプを主に使用し、マナ統制で爆発の火力を上げる。


物理耐性と魔法耐性の両方を保有しているのはあまりいないのでどちらか一方のダメージが通る計算になるので使用できない魔法の代わりに手榴弾を使用している。


また、宿主のそのマナ統制は珍しく欲しい者もいるとは思うがその反面か宿主場合は魔法使用不可だ。


他に保有している者を見たことがないので宿主だけなのかはわからない。


さらに統制———任意のマナを操るので奇襲や不意をつかれたときは勿論、魔法を無力化できるということもできない。

評価していして頂けると励みになりますので今後ともよろしくお願いします!

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