元々作っていた作品をウェブに投稿するということ。
【元々作っていた作品をウェブに投稿するということ。】
俗に言う『ウェブ向けに作られていない作品』を手直しして投稿するという試みを行っています。
現在投稿中の家神荘の異界術師(『若年最強の異界術師はノリで婚約した女神様から服従を迫られている』http://ncode.syosetu.com/n1012ez/)は、小説家になろうやアルファポリスなどのウェブ小説サイトを知る以前に考えていた作品をリメイクした作品です。
いわゆるタイムリープ系の題材であること以外は、ウェブ向けではないのでプロットとハコガキだけそのままで眠らせている状態でした。
ですが、人間の頭の中に詰まったデータは、いずれ外に出さなくては入れ替えが出来ない状態になるのでは……と考えるようになりました。
ウェブ用に追加した工夫としては『甦りを死に戻りという表現に変更』した事くらいです。タグに死に戻りというものがあるので、ウェブ小説では甦り系を死に戻りと呼んでいるのだろうと解釈しました。
今のところ長く連載している作品は『アースプラネットクロニクル』http://ncode.syosetu.com/n4518dc/という異世界転生RPG風小説のみです。この作品は、最初からウェブ小説向けに作っている作品なので正確には『家神荘の異界術師』より後に考えた作品になります。文字数調整の改稿と9月の半ばから再開する連載で、そのうちは100万文字に到達したらいいなぁと考えている作品です。
ですが、新しく更新するストーリーを考えるにあたって、過去に考えていた別作品のプロットが『アースプラネットクロニクル』の先のストーリーと混同してしまいハコガキが作りにくくなってしまう事がたびたび起きました。
異界術師をアースプラネットクロニクルより先に出さなかった理由は、作品のテイストがあまりウェブ向きではなかったからという事です。
殆どの作者の方は、ある程度ウェブ向けに作ったものを中心に投稿していると思います。おそらくそっちの方が賢い投稿方法なんだと思います。
ですが、アイデアというものはウェブの人気に噛み合わないものもあるし、それを一生眠らせておくのも抵抗が出てきました。
私の場合は、それ以前に考えた作品は自分が普段読んでいた作品の影響が強く出たものが多く感じます。なので、ネットで受けるかどうかではなく、自分のアイデアのデトックス作業として役に立てば良いと結論づけました。
他にもいろいろタイミングなどもあり、本来は世間に出す予定のなかったものを出す事になりましたが、過去に考えていたものを出し切って新しい作品作りに役立つようになれば……と思っています。
石川ユノ(yuno ishikawa)